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薬屋のひとりごとの相関図はどうなるのか
結論から言うと、猫猫と壬氏を中心に、後宮の妃・羅の一族・馬の一族・子の一族・緑青館という5つのまとまりが重なった形です。
この作品は、人の名前が漢字で並ぶうえに読み方が独特です。壬氏を「じんし」と読めるようになるまでに時間がかかった方も多いはずですし、羅門(ルォメン)や鳳仙(フォンシェン)となると、初見で読める人のほうが少ないでしょう。しかも似た立場の人物が同時に何人も出てきます。この記事では、主要25人を5つのまとまりに分け、読み方を全員に付けたうえで、誰と誰がどうつながっているのかを一度に並べていきます。
⚠️ この一覧は、原作の最終回までの内容をふくみます。アニメの先を楽しみに取っておきたい方は、ご注意ください。
📺 アニメ『薬屋のひとりごと』の放送情報
- 放送開始:2026年10月2日(金)23時から、日本テレビ系
- クール:分割2クール。第2クールは2027年4月から
- 原作のどこから:公式は未発表。報道では小説5巻から
この記事でわかること
- 主要25人の読み方と、それぞれの立場
- 後宮の妃が誰と結びつき、誰と対立しているのか
- 猫猫の本当の家族が、どこにいる誰なのか
- アニメ3期にあたる原作5〜6巻で、どの関係が動くのか(カイの読み)
目次(押すとその節へ飛びます)
中心にいるのは猫猫と壬氏の2人
物語の芯にいるのは猫猫と壬氏です。猫猫は花街で薬師をしていたところを人さらいに遭い、後宮の下級女官として売られました。この作品は、そこから始まります。
壬氏は後宮を取り仕切る宦官として現れますが、これは表向きの姿です。阿多妃(アードゥオひ)が産んだ現皇帝の子であり、生まれてすぐ別の子と入れ替えられて育ちました。宦官のふりをした皇弟、というのが壬氏の正体です。
| 名前 | 読み方 | 立場と関係 |
|---|---|---|
| 猫猫 | マオマオ | 花街育ちの薬師。1話で人さらいに遭い後宮へ |
| 壬氏 | ジンシ | 宦官を装う皇弟。実の母は阿多妃 |
2人の距離は、原作ではすでに大きく動いています。小説5巻の終話で唇を重ね、文庫7巻18話では壬氏が求婚し、文庫8巻20話では自分の脇腹に焼印を押して皇位を継ぐ道を自分で塞ぎました。15巻では帝から直接皇位を問われ、これを断っています。
それでも猫猫は求婚を受けていません。壬氏が嫌いだからではなく、受ければ玉葉后(ぎょくようこう)の敵と見なされる立場になるからです。
僕はこう読む
壬氏はプロポーズも焼印も自分から差し出しているのに、猫猫は一度も「嫌だ」と言っていません。
断っているのは気持ちではなく、受けたあとに起きることのほうです。
この2人の相関図は、線を1本引いて終わりにはできません。引いた線の上に、玉葉后の立場と後宮の力関係がそのまま乗っているからです。
猫猫が計算高いのではなく、この世界では好きだと言うことが政治になってしまう。そこが窮屈で、面白いところだと思っています。
相関図|人物の関係を図で見る
表だけでは、誰と誰がどうつながっているのかが見えにくいところがあります。恋愛・家族・主従・宿敵の4つに分けて、主な関係を並べました。
線の色は関係の種類です。カードを押すと、その関係をくわしく書いた記事に進みます。
恋愛
家族
猫猫羅漢実の父。相貌失認で、猫猫の顔だけは見える
壬氏阿多妃生母。我が子を守るため子を入れ替えた
楼蘭神美母の神美を撃たせたのは娘の楼蘭
高順馬閃父と子。馬閃は壬氏の乳兄弟
師弟・主従
宿敵
後宮の妃は、誰が誰と対立しているのか
後宮の上級妃は四夫人と呼ばれます。物語が進むにつれて顔ぶれが入れ替わるので、ここがいちばん混乱しやすいところです。
| 名前 | 読み方 | 立場と関係 |
|---|---|---|
| 玉葉妃 | ギョクヨウひ | 猫猫を侍女に迎えた妃。のちに皇后へ昇る |
| 梨花妃 | リファひ | 当初は玉葉妃と対立。猫猫の治療で命を取り留める |
| 里樹妃 | リーシュひ | 最年少の妃。5巻の西都で馬閃と出会う |
| 阿多妃 | アードゥオひ | 壬氏の生母。我が子を守るため子を入れ替えた |
| 楼蘭妃 | ロウランひ | 後宮で子翠と名乗っていた張本人。子の一族の娘 |
読者がいちばん驚かされるのは楼蘭妃でしょう。猫猫が後宮で親しくしていた下級女官の子翠(シスイ)が、実は上級妃の楼蘭妃その人でした。しかも砦から落ちて生死不明とされたあと、玉藻(たまも)と名乗って生きていたことが明かされます。簪に丸く穿たれた跡が残っていて、あれが弾を受け止めていたからです。
子翠が鬼灯(ほおずき)を食べていた場面も、正体が分かると意味が変わります。鬼灯の根には子を流す作用があるとされていて、猫猫はその知識を持っていました。妃でありながら、子をなさないことを自分で選んでいたということです。
僕はこう読む
妃の相関図でいちばん効いているのは、敵と味方の線が途中で引き直されることだと思っています。
梨花妃は玉葉妃を追い落とす側にいたのに、猫猫に命を救われてから位置が変わりました。
楼蘭妃にいたっては、友人として並んでいた線がそのまま最大の対立線に化ける。
この作品の相関図を一枚の絵で描ききれないのは、線が固定されていないからです。図で覚えるより、誰がいつ立場を変えたかで覚えたほうが早い。
羅の一族の家系図|猫猫の本当の家族
猫猫を育てたのは羅門(ルォメン)で、作中では養父にあたります。ただし血のつながった父と母は別にいます。
| 名前 | 読み方 | 立場と関係 |
|---|---|---|
| 羅漢 | ラカン | 猫猫の実の父。奇人と呼ばれる軍師 |
| 鳳仙 | フォンシェン | 猫猫の実の母。緑青館の妓女 |
| 羅門 | ルォメン | 猫猫を育てた養父。元は宮廷の医官 |
| 羅半 | ラハン | 羅漢の養子。数字に強い算術の男 |
| 羅半兄 | ラハンあに | 名前で呼ばれない兄。農業に通じている |
羅漢には生まれつき人の顔を見分けられないという特徴があります。相貌失認と呼ばれるもので、目鼻立ちの違いが認識できず、誰もが同じ顔に見えてしまいます。その羅漢にとって、顔が顔として見えるのは鳳仙と猫猫の2人だけです。
羅漢は鳳仙を身請けしますが、鳳仙はすでに梅毒を患っていて鼻が欠けていました。そして身請けの1年後にあたる原作6巻で亡くなります。
僕はこう読む
羅漢が奇人として描かれるのは、周りから見た姿でしかありません。
顔が見えない世界で、たった2人だけ顔が見える。そのうちの1人を迎えに行くのに何年もかかり、間に合ったのは最後の1年だけでした。
猫猫が父を長いあいだ拒んでいたのは、母を迎えに来るのが遅すぎたからでしょう。
相関図では「実父」の一本線で済んでしまうところに、この作品はいちばん重い話を置いています。
馬の一族と子の一族は、守る側と崩す側
壬氏のそばを固めているのが馬の一族です。対して、後宮を内側から揺らしていたのが子の一族でした。
| 名前 | 読み方 | 立場と関係 |
|---|---|---|
| 高順 | ガオシュン | 壬氏の補佐役。馬の一族の当主 |
| 馬閃 | バセン | 高順の息子で壬氏の乳兄弟。19歳で次期当主 |
| 子昌 | シショウ | 楼蘭妃の父。子の一族を率いた人物 |
| 神美 | シェンメイ | 楼蘭妃の母。飛発の暴発で命を落とす |
神美が死ぬ場面は、この一族の関係をそのまま映しています。飛発(ひはつ)の試作品が暴発して死ぬのですが、それを撃つように煽ったのは娘の楼蘭でした。
馬閃のほうは、里樹妃との関係で覚えておくと相関図がつながります。5巻の西都で出会い、6巻で塔から身を投げた里樹妃を受け止めたのが馬閃です。14巻では祖父に挨拶をしていますが、結婚にはまだ至っていません。
緑青館と後宮の周りにいる人たち
猫猫が育った花街の妓楼が緑青館です。ここには三姫と呼ばれる3人の高級妓女がいます。
| 名前 | 読み方 | 立場と関係 |
|---|---|---|
| 梅梅 | メイメイ | 緑青館の三姫のひとり |
| 女華 | ジョカ | 緑青館の三姫のひとり |
| 白鈴 | パイリン | 緑青館の三姫のひとり |
| 小蘭 | シャオラン | 後宮で猫猫と親しくなった下級女官 |
| 紅娘 | ホンニャン | 玉葉妃の侍女をまとめる筆頭 |
| 李白 | リハク | 猫猫が頼ることの多い武官 |
| やぶ医者 | やぶいしゃ | 後宮の医官。猫猫の同僚にあたる |
皇帝と皇太后の安氏(アンシ)を加えて、主要25人です。安氏は現皇帝の母であり、壬氏にとっては祖母にあたります。
西都と異国の人物
原作の後半では、西都と異国の人物が物語を動かします。西都で玉鶯を討ったのは陸孫でした。
| 名前 | 読み方 | 立場と関係 |
|---|---|---|
| 玉鶯 | ギョクオウ | 西都の人物。11巻で拓跋を刺した直後、陸孫に殺された |
| 陸孫 | リクソン | 玉鶯を殺した男 |
| 天祐 | テンユウ | 8巻が初登場。14巻で華佗の子孫と分かる |
| 愛凛 | アイリン | 死亡していない。巫女の人質として捕らえられたまま |
アニメ3期で動くのは、この線です
第3期は2026年10月2日(金)の午後11時から、日本テレビ系のフラアニ枠で始まります。分割2クールで、第2クールは2027年4月から。劇場版『亡妃の秘宝』は2026年12月11日公開です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2026年10月2日(金)23時から、日本テレビ系 |
| クール | 分割2クール。第2クールは2027年4月から |
| 原作のどこから | 公式は未発表。報道では小説5巻から |
| 主題歌 | OPはヨルシカ |
| 劇場版 | 『亡妃の秘宝』は2026年12月11日公開。完全新作 |
| くわしく | 3期はいつからなのか/劇場版は原作のどこなのか/2期の最終回はどうなったのか |
ここで1つ、押さえておきたい区別があります。西都へ行く話は2回あって、別の出来事です。1度目が原作5〜6巻の「壬氏の花嫁探し」で、2度目が9巻の往路から12巻までの「西都編」にあたります。3期の範囲として原作5巻からと報じられているのは、このうちの1度目のほうです。公式は範囲を発表していないので言い切ることはできませんが、区別しておくと相関図の見え方が変わります。
1度目の西都で動くのは、里樹妃と馬閃の線です。2人が出会うのがここで、6巻で里樹妃が塔から身を投げ、馬閃が受け止めます。そして猫猫と壬氏の線も、5巻の終話で大きく動きます。
羅の一族の線も同じ範囲にあります。鳳仙が亡くなるのが原作6巻だからです。
僕はこう読む
相関図を「西都編」とひとまとめにしている説明をよく見かけますが、5〜6巻と9〜12巻では動く線がまるで違います。
5〜6巻で動くのは、里樹妃と馬閃、猫猫と壬氏、そして鳳仙という私的な線ばかりです。政治の線ではありません。
花嫁探しという名目で出かけた旅で、結ばれる話と死に別れる話が同時に進む。次の放送でいちばん効いてくるのは、そこだと思っています。
テーマから探す
人物の表に入りきらなかった記事を、テーマごとに並べました。物語の流れ、猫猫と壬氏、アニメと原作に分けています。問いを押すと、その答えを書いた記事に進みます。
物語の流れ
後宮と子の一族
| 知りたいこと | 答えの手がかり |
|---|---|
| 子翠はなぜ鬼灯を食べた? | 子を流す作用があり、アニメ43話の場面です |
| 子翠はその後どうなった? | 生きていて、48話で玉藻と名乗ります |
| 猫猫はなぜさらわれた? | 1話の人攫いと、41話の拉致は別です |
西都と嫁選び
| 知りたいこと | 答えの手がかり |
|---|---|
| 西都編は何巻? | 1度目は5巻の花嫁探し、2度目が9〜12巻の本編です |
| 嫁選びは何話? | 原作5巻の西都編で、アニメ3期で描かれる見込みです |
人物をもっと知る
猫猫と壬氏
| 知りたいこと | 答えの手がかり |
|---|---|
| 猫猫の簪の意味は? | 簪は「この娘は私のもの」という印。壬氏の簪はプロポーズの暗示 |
| 王母の廟の色盲の謎とは? | 王母は色の区別ができなかった。猫猫はそこから正しい扉を選んだ |
| 壬氏の焼印は何話? | 文庫8巻20話です。脇腹に押し、皇族を辞める意思を示した |
| 壬氏のプロポーズは何話? | 文庫7巻18話です。なろう版には入っていません |
| 猫猫はなぜ求婚を受けない? | 嫌いだからではなく、玉葉后の敵になりたくないから |
作品のしくみ
アニメ・劇場版・原作
| 知りたいこと | 答えの手がかり |
|---|---|
| 完結したのか? | していません。小説16巻・漫画は17巻と22巻で続いています |
| 漫画はどっちが人気? | 部数はガンガン版1600万部、巻数はサンデー版22巻 |
| 猫猫が踊る曲は? | 1期OPの花になってです。3期はヨルシカが歌います |
新しく加わった記事
| 知りたいこと | 答えの手がかり |
|---|---|
| 声優は誰なのか? | 猫猫は悠木碧、壬氏は大塚剛央、3期の新顔は上田麗奈 |
| 死亡キャラは誰なのか? | 東宮・風明・神美・子昌・鳳仙ら一覧、楼蘭は生存 |
| 翠苓の正体は何者なのか? | 先帝の孫で、壬氏を狙ったあと死を偽って生きています |
| 上級妃は誰なのか? | 四夫人は入れ替わり、23歳の梨花妃だけが残ります |
| 三姫の身請け事情とは? | 梅梅は棋聖に身請け、女華は引退、白鈴はまだ |
| アニメはどこで見れるのか? | 3期は毎週土曜0時から、1期2期と無料で追う方法も |
まとめ
薬屋のひとりごとの相関図は、猫猫と壬氏を中心に、後宮の妃・羅の一族・馬の一族・子の一族・緑青館の5つが重なった形です。
覚えておくと迷わなくなる決め手を並べます。
- 壬氏は宦官ではなく、阿多妃が産んだ皇弟
- 後宮の子翠は、上級妃の楼蘭妃その人
- 猫猫の実の父は羅漢、実の母は鳳仙、育ての親が羅門
- 馬閃は高順の息子で、壬氏の乳兄弟にあたる
- 西都へ行く話は2回あり、5〜6巻と9〜12巻は別物
僕はこう読む
この作品の相関図が一枚に収まらないのは、人物が多いからではないと思っています。
線のほうが動くからです。
友人だった子翠が妃になり、敵だった梨花妃が味方になり、奇人と呼ばれた羅漢が父になる。
だから図を覚えるのではなく、誰がいつ立場を変えたかを覚えたほうが、結局は早く頭に入ります。
子翠を「猫猫の友人」と見るか「楼蘭妃の仮の姿」と見るかで、後宮の場面はずいぶん違って見えます。
——あなたは子翠を、猫猫に近づいた友人だと思いますか。それとも役目を持って動いていた妃だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
25人を並べてみて、読み方でいちばんつまずくのは壬氏と羅門と鳳仙の3つだと感じました。ここでまとめて片付けておきます。
Q. 壬氏はなんと読むのですか。
A. 「ジンシ」と読みます。後宮を取り仕切る宦官として登場しますが、実際は阿多妃(アードゥオひ)が産んだ現皇帝の子で、宦官のふりをしている皇弟です。
Q. 猫猫の家族は結局どうなっているのですか。
A. 実の父が羅漢(ラカン)、実の母が緑青館の妓女・鳳仙(フォンシェン)、育ての親が羅門(ルォメン)です。鳳仙は羅漢に身請けされたあと、原作6巻で亡くなります。
Q. 子翠と楼蘭妃は同じ人物ですか。
A. 同じ人物です。後宮で下級女官として猫猫と親しくしていた子翠(シスイ)の正体が、上級妃の楼蘭妃でした。砦から落ちたあとも生きていて、のちに玉藻と名乗ります。
相関図の次は1人ずつ。嫁選びの話数、里樹妃の相手、子翠のその後まで。
嫁選びの話数嫁選びは何話なのか?原作5巻の西都編で、アニメ3期で描かれる見込みです!嫁選びは原作5巻の西都編です。
里樹妃の相手里樹妃の相手は誰なのか?馬閃です。14巻で祖父に挨拶、結婚はまだしていません!里樹妃の相手は馬閃。14巻で祖父に挨拶しました。
子翠のその後子翠はその後どうなったのか?生きていて、48話で玉藻と名乗ります!子翠は生きていて、48話で何と名乗るのでしょうか?
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月22日


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