【キングダム】朱海平原の戦いは終わらない!?秦VS趙の激闘の意外な結末とは? | 漫画コミック考察ブログ

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【キングダム】朱海平原の戦いは終わらない!?秦VS趙の激闘の意外な結末とは?

キングダム 信 究極の戦い!
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この記事を読むとわかること
  • 蒙恬が紀彗軍を急襲した
  • 李牧が麻鉱を奇襲で討取る
  • 岳嬰を信が一刀両断した

実に13巻に渡って繰り広げられた鄴攻めが遂に終了しましたね。

鄴攻めの大激戦地となった朱海平原

序盤から終盤までの代表的な場面を紹介していきます。

 

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【キングダム】李牧ワープ成功で麻鉱戦死

朱海平原の戦いは、秦左翼蒙恬対趙右翼紀彗の戦いから始まりました。

楽華隊五千に対して紀彗軍は三万、実に六倍もの戦力差でした。

しかしこの戦力差を蒙恬はものともしませんでした。

騎馬での機動力を活かし、紀彗軍の右側から急襲と離脱を繰り返し紀彗軍の戦力を削いでいったのです。

蒙恬を只者ではないと気づいた紀彗は、三万全軍を楽華隊が急襲している右に方向転換し、楽華隊を力ずくで叩き潰しにかかったのです。

しかしこれが完全に裏目にでます。

紀彗が方向転換した途端、それまで正面であった左側から突如秦の大軍が現れたのです。

大軍の正体は中央にいたはずの麻鉱軍でした。

その数五千騎。

その後ろには更に五千の騎馬隊が迫っていました。

騎馬隊の後ろには五千ずつの歩兵が二軍迫っていました。

いきなりの急襲を受けた紀彗軍は数で勝っていながら、隊形も整っておらず更には波状攻撃によって次々に襲いかかる秦軍を、自軍の三万以上の攻撃と勘違いし、士気がダダ下がりしていったのです。

そこに秦軍別働隊として飛信隊が八百騎で乱入してきたのです!

狙いは紀彗の首!

麻鉱は一気に残りの兵士も突撃させ、総攻撃を始めたのです。

怒涛の攻撃を展開する秦軍に対して、劣勢のはずの紀彗軍でしたが、紀彗は何故かその場を離れようとしませんでした。

今の形を崩すわけにはいかなかったのです。

秦軍総攻撃によって、秦軍右翼大将である麻鉱の守りが手薄になった今の形を。

王翦が紀彗を討ち取る為に飛信隊という別働隊を放ったように、李牧も麻鉱を討ち取る為に別働隊を放っていたのです!

麻鉱の後方に現れた必殺の別働隊。

それは李牧本人でした!

まさに電光石火の奇襲でした。

李牧はまともな反撃の機会を与えず麻鉱の首をはねたのです。

一つの軍の総大将が、少数で敵陣に突っ込むなど前代未聞です。

前代未聞の奇襲によって、秦軍はいきなり有能な将を討ち取られるという大打撃をうけてしまったのです。

 

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【キングダム】岳嬰を一刀両断した王騎の矛

秦側の兵糧が尽きかけてきていた朱海平原の戦い九日目に、秦右翼は趙四将を個別撃破する作戦をたてます。

趙左翼には大将がいない為に、四将のうちの誰を討ち取っても総崩れにならないのです。

しかし四将が横並びという事は、個別撃破されやすいという弱点もあり、秦右翼はその弱点を利用する事にしたのです。

最初のターゲットは、四将の中でも力が劣ると思われている岳嬰でした。

岳嬰軍に対してまず飛信隊が攻撃を仕掛け、岳嬰が出てきたところで玉鳳隊が突撃を開始する作戦でした。

しかし他の三将が強すぎるだけで、岳嬰は決して弱いわけではありませんでした。

特に元主である慶舎を討ち取った飛信隊に対しては、並々ならぬ憎悪を抱いていたのです。

「黒羊四日目のあの苦痛を思い出せ!にっくき飛信隊を殺りまくれぇ!」

岳嬰がそう叫ぶと岳嬰軍は、凄まじい勢いで飛信隊に襲いかかります。

士気の高い岳嬰軍は飛信隊に対して優勢に戦いを進めます。

岳嬰軍が徐々に前線を押し上げると、必然的に岳嬰も前に出てきます。

この時を待っていた玉鳳隊が、攻撃を仕掛け始めます。

玉鳳隊の攻撃により勢いの弱ったところで、後方に待機していた信が満を持して突撃し始めると飛信隊が勢いを取り戻してきます。

徐々に信と岳嬰の距離が縮まってきました!

そして一瞬信と岳嬰の前に一本の道が出来ます!

「信—————!死ねぇ!」

突撃する岳嬰!

下を向き目を瞑る信。

そして目を大きく見開くと、王騎が乗り移ったかのように矛を振り下ろしたのです!

まさしく大将軍級の一撃は、岳嬰を一刀両断したのです!

その一撃は主を殺された岳嬰軍が畏れで動けなくなり、遠く離れた龐煖が王騎の気を感じ雄叫びを上げる程強烈なものでした。

 

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【キングダム】王賁の命を取り損ねた尭雲

飛信隊と玉鳳隊の覚醒により、秦右翼が趙左翼を大きく後退させます。

これにより朱海平原の戦いが開始して十二日目にして、ようやく中央の王翦本隊が前進する事になるのです。

右翼が趙左翼をこのまま撃破すれば、すぐにでも李牧本陣に突撃する構えでした。

しかし翌十三日目、趙軍の逆襲が始まります。

中央に馬南慈・岳嬰軍が配置し、左に趙峩龍、右に尭雲が配置していましたが、玉鳳隊と対峙していた趙峩龍が序盤から動き始めたのです。

玉鳳隊の右に動いた趙峩龍に王賁も警戒します。

そして飛信隊と対峙していた尭雲もまた、三百騎を引き連れて右に動き始めたのです。

警戒する信や羌瘣でしたが、尭雲軍と中央に配置していた岳嬰残党兵に攻撃をうけ、乱戦の中尭雲の姿を見失ってしまいます。

本能型の信でさえ見えない尭雲の行動と狙い・・・

次に暁雲が姿を表したのは、なんと右で趙峩龍軍と戦っていた王賁の近くでした!

この日の趙軍の狙いは王賁の首だったのです。

右に動いた趙峩龍に釣られ、右寄りに陣を傾けた玉鳳隊に対して三百騎の騎兵が突撃してきたのです。

三百という数字に油断した王賁。

気づいた時には遅すぎました・・・

この三百騎は暁雲と暁雲の最強精鋭騎兵「雷雲」で構成されていたのです。

雷雲に瞬く間に中に入られてしまい焦りを隠せない王賁でしたが、こちらも精鋭騎兵率いる関常隊が立ち塞がります。

壮絶に潰し合う両軍!

それを横目に静かに王賁本陣に近づく数十騎。

この数十騎に気づいたのも遅すぎました・・・

「雷雲」の中でも更に精鋭である「十槍」と呼ばれる超精鋭と尭雲本人だったのです。

王賁直下兵でも止める事が出来ず、王賁対十槍&尭雲という戦いになってしまいます。

十槍と尭雲の囲み技である「雷獄」により王賁が絶体絶命の窮地に立たされてしまうのです!

しかしそこに関常が駆けつけ、中の王賁と外の関常隊での一点突破でなんとか脱出しますが、助けに来てくれた関常が尭雲に攻撃を受け、落馬してしまいます。

関常を助ける為に引き返した王賁は、そのまま尭雲との一騎打ちとなります!

王賁必殺の「龍指」が炸裂し、趙軍の武の象徴とも言うべき尭雲の右腕を粉砕するのです!

そのままとどめを!

と思われましたが、尭雲は粉砕されたはずの右腕で矛を振り下ろしたのです!

この異常な一撃に流石の王賁も防ぐ事が出来ず、馬上から崩れ落ち気を失ってしまうのです。

宮康や松豚兄弟の助けで何とか王賁を脱出させますが、宮康は命を落とし、王賁も虫の息状態でした。

秦右翼は大ダメージとなりましたが、趙軍も尭雲は右腕が使えなくなり、王賁の首を取る予定の策略でしたが、取れずに終わったのです。

この時王賁を討ち取れなかった事で、十五日目に復活した王賁が尭雲を討ち取る奇跡が生まれてしまうのです。

 

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【キングダム】飛信隊古参の松左の最期

朱海平原の戦い十四日目。

亜光と王賁が戦線離脱し、秦右翼は信を大将として戦う事になります。

そして右翼の軍師は河了貂となるのです。

その重責を担う事になった河了貂は、それまでの守りを一切捨て、攻め重視の戦いを展開し、趙峩龍討伐に全戦力をぶつけるのです!

仲間を大切にする飛信隊が、守る事をせず攻め一辺倒で突き進んでいくのです!

そう簡単に止められるはずがありませんでした。

攻め重視といっても、河了貂は渕さんと松左の二人には最低限の守りを託していました

「助けるべきところだけを助ける。助からないと思うところには最初から助けにいかない」

そうでもしないとこの戦いに勝つ事が出来ず、趙峩龍を討ち取る事が出来なかったのです。

その覚悟を渕さんも松左もよくわかっていました。

そしてその通りに実行していた松左でしたが、干斗ら新人の隊が窮地に立たされているのを目にしてしまいます。

「俺 本っ当に飛信隊に入ってよかったっす」

そう言っていた干斗の姿を思い出した松左は、無謀な救出に向かってしまうのです。

絶望的に敵兵に囲まれていましたが、松左や新人の頑張りにより脱出に成功します。

しかし、松左は深手を負ってしまい、一人では歩けない程でした。

やがて肩を借りても歩けなくなってしまい、自分の槍を干斗に託し、戦友である崇原に「信を、飛信隊を頼む」そう言い残します。

そして息を引き取る直前に駆けつけてくれた、大好きな信の腕の中で「ありがとな・・・」そう伝えると、静かにこの世を去ったのです。

誰からも愛された松左。

戦いの最中ながら、古参メンバー全員が深く悲しみ、あらためて必ず趙に勝つ事を誓ったのです。

 

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【キングダム】趙峩龍を打ち取った飛信隊

鄴攻防戦で最大の激戦となった朱海平原の戦い。

秦は麻鉱を失い亜光と王賁が戦線離脱します。

対して趙は岳嬰を失い、尭雲が右手負傷により戦列から離れます。

そして十四日目、飛信隊を中心として戦う事となった秦右翼は、この日で何が何でも趙峩龍を討ち取る為にフルスロットルの怒涛の攻撃を仕掛けます。

対して趙峩龍は元三大天の藺相如の盾の役割をしていた、精鋭兵「土雀」による鉄壁の守り「隔砂陣」で飛信隊を迎え撃ちます。

一旦は勢いを止められる飛信隊でしたが、大将信がこの防衛陣をぶち抜きます!

信の背中を見て勢いを取り戻す飛信隊は、さながら王騎の背中を見て鬼神の如き集団に変わる王騎軍のようでした。

しかし猪突猛進のような突撃は横撃に弱い事を知っている趙峩龍は、飛信隊を横撃し囲み始めたのです。

完全に孤立した飛信隊の騎馬隊でしたが、羌瘣の孤軍奮闘で囲みを脱します。

趙峩龍の精鋭兵で主力の土雀を撃破した事で、飛信隊VS趙峩龍軍の戦いは飛信隊の勝利が確定したのです。

しかしまずい事に、肝心の趙峩龍を逃してしまいます。

趙峩龍がこのまま引き下がるはずもなく、馬南慈軍や尭雲軍に合流して再起を図る恐れがありました。

そこで「逃げ」と「隠れ」専門の那貴一家が趙峩龍探索に行き、森の中で趙峩龍を発見します。

その最中で飛信隊の初期から飛信隊を支えた、誰からも愛された松左が亡くなってしまいます

その悲しみを押し殺し、飛信隊は趙峩龍討伐に向かうのです!

そしてついに趙峩龍を追い詰め、信VS趙峩龍の一騎打ちとなります。

策士で武力はさほどでもないと思われていた趙峩龍でしたが、信に一歩も引きを取らない戦いを繰り広げます。

お互いに仲間の思いを受け継いで戦っていました。

しかし最期は信の受け継いだ思いが少しだけ重かったのでしょうか。

信が趙峩龍を一刀両断するのでした。

この瞬間、鄴攻めにおいて再激戦区となった朱海平原の戦いの戦局は、大きく秦有利に傾くのでした。

 

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【キングダム】龐煖に刻まれた胡漸の一撃

朱海平原の戦い十四日目、信が趙峩龍を討ち、趙峩龍の親衛隊も那貴一家に討たれ、趙峩龍軍はほぼ壊滅します。

そこからの軍師河了貂の判断は素早かったです。

それまで劣勢だった流れを変える為に、戦場全体に「趙峩龍討ち死に」を知らしめます

そして自らは玉鳳隊の援軍に行き、飛信隊には左で亜光軍と戦っていた馬南慈軍を横撃するよう指示を出します。

亜光軍と飛信隊に挟撃されては、さすがの馬南慈も退却せざるを得ませんでした。

趙峩龍軍に続いて馬南慈軍をも半壊させた秦右翼は、事実上趙左翼に勝利したのです!

その一報は左翼にも知らされ、信の活躍を自分の事のように喜ぶ蒙恬がいました。

しかしその夜、楽華隊の野営地で大事件が起きるのです!

この朱海平原の地に武神龐煖が現れたのです!

蒙恬不在の中、副将である胡漸の目の前で次々に斬られていく楽華隊員達。

胡漸自身も龐煖の矛の刃にかかってしまい、虫の息状態でした。

蒙恬がこの場に戻ってきては蒙恬まで殺されるかもしれない・・・

それだけは避けないといけない・・・

胡漸は龐煖をなるべくこの場から引き離す為に立ち上がります。

龐煖の背後から近づく胡漸。

勝てるはずが有りませんでした。

胡漸には殺気も恐怖もなく、あるのは蒙恬を守る事のみでした。

「失せろ・・・武神とやら」

そう言うとなんと龐煖の足を剣で突き刺すのです!

屈強な武将でさえ傷をつける事が困難な龐煖に一矢を報いたのです。

騒ぎに気づいた蒙恬が現場に駆けつけますが、既に龐煖はその場から消えていたのです。

蒙恬が産まれてからずっと側にいた忠臣胡漸は、最後まで蒙恬を守り続けたのでした。

 

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【キングダム】王翦VS李牧最終決戦

朱海平原平原の戦いが始まって十五日目、秦右翼は早朝から一気に怒涛の突撃をしかけます。

なるべく早く趙左翼を撃破し、中央の李牧軍を横撃する為でした。

この日は王賁も復活し玉鳳隊も士気が高まり、秦右翼はますます勢いを増したのです。

しかし対する趙左翼も尭雲が復活し、王賁の前に立ち塞がったのです。

再び相まみえた両者の一騎打ちが始まります!

右腕を王賁に粉砕された尭雲は、左腕で矛を振り降ろします。

心臓がとまりかけている王賁でしたが、尭雲の矛を弾き飛ばすと槍を突き刺したのです。

二度に渡った両者の対決は、王賁に軍配が上がったのです。

これにより趙左翼の将は馬南慈のみとなります。

さしもの馬南慈も、飛信隊・玉鳳隊・亜光軍の攻撃を受け止める事は出来ず、退却を余儀なくされるのです。

その頃、李牧に驚愕の報告が届いていました。

鄴の食料が民衆に紛れ込んでいた王翦の部下に、蔵ごと燃やされてしまったのです!

知らせを受けた李牧は、即座に守備隊形から攻撃隊形へと陣を組み直します。

そしてついに中央軍同士の戦いが始まったのです!

しかし王翦はとんでもない行動にでます。

右翼を待たずして李牧軍に攻撃を仕掛けていた王翦でしたが、なんと戦いの最中、李牧を敵国登用したのです。

朱海平原の戦いのように大規模な戦いで、総大将同士が相まみえるのも異例ですが、敵国登用など前代未聞です。

愛国心溢れる李牧は当然これを断ります。

そこから一気に戦いがヒートアップするのです!

そして正面から王翦軍とぶつかっていた李牧軍に対して、趙左翼を完全に撃破した秦右翼の飛信隊が横撃を食らわします。

秦軍は戦いにおいての必勝戦略とされる「挟撃」に成功するのです!

しかし李牧はやはり只者ではありませんでした。

挟撃を受けていながら手薄になった王翦本陣を、少数で王翦中央軍をすり抜けた傅抵と左後方に待機していた馬南慈軍とで逆に横撃を仕掛けたのです!

しかも圧倒的な馬南慈の武力に、王翦防衛兵達は次々に斬られてしまいます。

絶体絶命のピンチでしたが、そこに王賁と蒙恬が現れ王翦を救い出し、なんとか窮地を脱します。

一撃必殺だった「挟撃返し」までも防がれ、守りの要であった共伯・金毛も討たれてしまい、ほぼ確実に李牧に勝ち目はなくなってしまったのです。

そこに龐煖が現れ飛信隊に牙をむきますが、この時李牧は既に退却するつもりでいました。

すなわち朱海平原の戦いにおいて、李牧VS王翦の戦いは王翦が勝利を収めたのです!

 

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【キングダム】龐煖との因縁を絶ち切った信

秦軍の勝利目前に飛信隊の前に現れた龐煖。

瞬く間に飛信隊を蹂躪していきます。

飛信隊結成当初からの古参メンバーである去亥も龐煖に殺されてしまうのです。

そして、信と戦わしたくなかった羌瘣が、信より早くに龐煖に挑みます。

序盤押し気味に戦いますが「武神」龐煖には「神堕とし」羌瘣では敵いませんでした

羌瘣は今までにないくらいズタボロにされてしまいます。

そこに現れた信。

怒りに震える信と龐煖の最終対決が始まるのです!

武神龐煖の力はやはり凄まじく、信でさえ押されてしまいます。

それでも何度倒されても信は立ち上がり、龐煖に矛を振り降ろします。

個の力で強くなった龐煖対、関わった人達の思いを紡いで力に変えた信。

龐煖は何故信が何度も立ち上がる事が出来るのか、全く理解出来ませんでした。

「救道者」として人を救う為に、人を超えた存在になろうとした龐煖。

決して自分の力を誇示したかったのではありませんでした。

自らを武神と呼ぶ龐煖は、一度は王騎に破れ、麃公にも押し込まれ、胡漸から一太刀受けてしまい、そして信を仕留めきれませんでした

武の神でありながら、起こり得ない事が何度も起きてしまっていたのです。

龐煖は確かに強い!

でたらめな強さです。

しかし武神ではなかったのです。

人は人を超える存在にはなれないのです。

平和な世の中を創る為に六国を武力でなぎ倒し、中華を統一し人を救おうとする秦王嬴政の刃である信。

お互い目指す場所は同じながら、方法が全く違う両者の戦いはまさしく一進一退の攻防でした。

しかし最期は王騎から託された矛が龐煖の矛を砕き、龐煖の体を真っ二つに切り裂いたのです!

六将の時代から秦にとって宿敵であり、信も三度戦い決着がつかなかった龐煖。

四度目の対決で遂に信が龐煖を倒したのです!

 

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まとめ

朱海平原の戦いは、信・蒙恬・王賁が主役の戦いでした。

そしてこの戦いで全員が大きな武勲をあげ、遂に三人とも将軍に出世しましたね!

それぞれの隊で、主要メンバーとの別れがありました。

その悲しみを乗り越え、更に強力な隊へと覚醒してくれる事でしょう!

この記事のまとめ
  • 蒙恬が戦力差を逆転させた
  • 李牧の奇襲で麻鉱が討たれた
  • 信が岳嬰を一刀両断した
  • 王賁が尭雲を粉砕した
  • 河了貂が攻撃重視の戦略を採用
  • 信が龐煖を遂に倒した
あいり
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