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岳嬰(がくえい)は何話で死亡したのか
結論から言うと、岳嬰が死亡するのは52巻560話「信の間合い」です。朱海平原の戦い9日目に、信の一撃で一刀両断されました。
岳嬰は、黒羊丘の戦いで信に討たれた趙の将・慶舎の副官だった男です。主を失ってからは、仇の信を討つことだけを考えて朱海平原に来ました。ところが秦の側では、王賁が立てた個別撃破の作戦で、四将のうち最初に倒す相手として選ばれていました。この記事では、慶舎を失うまで、狙われた理由、560話で何が起きたか、弱いと言われる理由、声優とアニメまでを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 岳嬰の死亡の巻・話と、その日の状況
- 慶舎を失った黒羊丘と、仇討ちへの執念
- 王賁の個別撃破で、なぜ最初に狙われたのか
- 亜光が倒れかけ、「岳嬰の首は信に託す」と言われた場面
- 岳嬰は本当に弱いのか(カイの読み)
- アニメの声優と、死亡の場面がまだアニメになっていないこと
岳嬰のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み | がくえい |
| 立場 | 趙の将軍。慶舎の配下で、慶舎に心酔していた |
| 出た戦い | 黒羊丘の戦い、朱海平原の戦い(鄴攻め) |
| 死亡 | 52巻560話「信の間合い」。朱海平原9日目 |
| 討った相手 | 信。一刀両断 |
| アニメの声優 | 松本忍(第5シリーズから) |
気性の荒い猛将で、横柄な一匹狼です。それでも慶舎にだけは心から従っていました。昔から「三大天候補」と書かれることがありますが、そう呼ばれたのは慶舎のほうで、岳嬰はその慶舎の配下です。
慶舎を失った黒羊丘
黒羊丘の戦いは、秦が桓騎軍5万と飛信隊8千の計5万8千、趙が慶舎軍4万と紀彗軍3万の計7万という規模でした。岳嬰は趙の右翼として、桓騎軍の雷土たちと戦います。初めは奇襲で雷土たちを振り回しますが、桓騎の「火兎」で逃げに徹する相手を追いきれませんでした。
そして慶舎は、少数で丘を駆け上がってきた信との一騎打ちに敗れて討たれます。岳嬰は慶舎の亡骸を見て「誰の仕業だぁ!」と叫び、怒りのあまり味方の部下まで斬りつけました。この場面は、朱海平原に入った51巻556話「王翦の守り」でも振り返られ、岳嬰の怒りがまだ少しも冷めていないことが示されます。
撤退が決まっても、岳嬰は一人でも多くの秦兵を道連れにして死ぬつもりでした。離眼へ戻ろうとする紀彗たちまで、殺してでも止めようとします。その短絡を叱ったのが、同じ慶舎の配下だった金毛です。「慶舎様の仇を討つためにも 生きろ」。この一言で、岳嬰は仇討ちのために生き延びる道を選びました。
慶舎への忠誠
岳嬰はもともと、軍を転々としていた男です。心から仕えたいと思える将に出会えずにいました。変わったのは慶舎に出会ってからです。寡黙な慶舎に「よくやった」と言われるだけで、すべてが報われる思いだったと描かれています。褒め言葉を並べない人の、たった一言が重かったから、岳嬰はそこに留まりました。
僕はこう読む
岳嬰は、自分の強さではなく、誰に認められるかで生きていた人だと思っています。
だから慶舎を失った時点で、進む先が仇討ちしか残りませんでした。
金毛の「生きろ」は、慰めではなく、生きる理由を仇討ちに付け替える言葉です。
ここで岳嬰の最期の形は、もう決まっていたのだと読んでいます。
なぜ最初に岳嬰が狙われたのか
紀元前236年、秦は趙で2番目の都市・鄴を攻めます。そのなかで最も激しかったのが朱海平原の戦いです。この戦いは兵糧の競争でもありました。秦軍の兵糧は残り10日分、鄴は20日分。先に尽きるのは秦です。趙は無理に戦う必要がなく、待っていれば秦が飢えます。
秦の右翼は亜光・王賁・信の3将、向かい合う趙の左翼は岳嬰・馬南慈・趙峩龍・尭雲の4将でした。そこで王賁が立てたのが個別撃破です。「一日で一将を倒し、その次の日で更に一将、三日目に残りの二将を倒す」。その最初の一将に選ばれたのが岳嬰でした。四将のなかで、いちばん抜きやすいと見られていたからです。
亜光の命で、玉鳳隊と飛信隊の連合が岳嬰の軍へ攻め込みます。趙の側でも、秦の布陣を見た趙峩龍が狙いに気づいていました。標的が岳嬰であること、亜光軍だけで残る三将を止めるつもりでいることまで読み、なめるな、と受け取っています。
右翼の勝敗が全体を決めた
朱海平原では、秦の左翼の戦いが動かずにいました。だから秦は右翼で趙軍を破り、王翦の中央軍と挟み撃ちにするしかありません。逆に右翼が敗れれば、趙の四将と李牧の中央軍に、王翦の中央軍が挟まれます。その日に四将の一人も討てなければ、翌日に二将を討たなければならず、三日で四将を討てなければ兵糧が尽きる。秦軍の全部が、飛信隊の一撃にかかっていたことになります。
僕はこう読む
岳嬰が最初に選ばれたのは、屈辱的な扱いだと思っています。
本人は慶舎の仇討ちで頭がいっぱいだったはずです。
ところが秦の側は、復讐の相手としてではなく、四つのうちの「一つ目」として数えていました。
怒りの大きさと戦場での値打ちが噛み合っていない。そこがこの人の悲しさだと読んでいます。
亜光が倒れかけ、「岳嬰の首は信に託す」
3隊のうち2隊を岳嬰にぶつけるということは、残る3将を亜光軍だけで抑えるということです。亜光の守りの陣は王翦が考えたもので、趙左翼の頭脳・趙峩龍にも仕組みが見破れませんでした。ところが李牧は見破っていました。弱点を伝えられた馬南慈が突撃し、鉄壁の陣が崩されます。
亜光は下がれません。退けば、岳嬰軍と戦っている飛信隊と玉鳳隊が孤立するからです。馬南慈との一騎打ちに尭雲まで加わり、亜光はついに気を失うほどの攻撃を受けました。尭雲の矛が振り下ろされる直前、背後から止めたのが亜花錦です。そこへ王賁の玉鳳隊が駆けつけ、王賁は「岳嬰の首は信に託す!」と叫んで亜光の救出に向かいました。
560話で何が起きたか
岳嬰の軍は、慶舎を信に殺された怒りで燃えていました。朱海平原9日目、疲れが出るはずの時期に、怒りで士気が跳ね上がっています。飛信隊は苦戦しました。さらに、亜光を救った秦軍を追ってきた趙軍の一部が、河了貂のいる飛信隊の本陣へ向かいます。河了貂は「信・・・急いで・・・」と願うしかありませんでした。
そのとき、信と岳嬰の前に一本の道が開けます。襲いかかる岳嬰に対して、信は目を閉じてうつむいていました。間合いを測っていたのです。岳嬰の槍が届こうとした刹那、信の脳裏に一瞬だけ王騎の姿がよぎり、大将軍級の一撃が出ました。岳嬰は一刀両断されます。将を討たれた兵は怒りに任せて突っ込んでくるものですが、この一撃は岳嬰の兵が一歩も動けなくなるほど強烈でした。
次の561話「一刀の衝撃」では、この一撃が両軍に与えた衝撃が描かれます。信と一緒に歴代の大将軍の戦いを見てきた尾平は、涙を流しながら「大将軍の一撃だった!」と言いました。岳嬰の最期は、信が大将軍の域に手をかけた瞬間として、飛信隊の側に刻まれています。
僕はこう読む
この場面は、岳嬰の見せ場ではなく信の見せ場として作られています。
回想で王騎が出て、大将軍級の一撃が出て、敵兵が動けなくなる。
岳嬰は、信がどこまで来たかを測る物差しに使われました。
それでも、慶舎を討った相手に真正面から槍を届かせようとした。
格の違いを知らずに突っ込めた時点で、この人は強かったのだと思っています。
岳嬰は本当に弱いのか
「岳嬰 弱い」と言われるのは、これという武力を見せる前に討たれたからです。朱海平原では味方の尭雲や趙峩龍に文句ばかり言い、黒羊では慶舎の亡骸を見て部下を斬りつけました。怒りを抑えきれない将で、周りから見れば扱いにくい相手だったはずです。
それでも、慶舎の下で戦場に立ち続けた将です。朱海平原では、趙峩龍が「岳嬰とその軍は強い」と評しています。弱かったのではなく、戦った相手は、王騎の矛を使いこなすところまで来ていた信です。そこが運の尽きでした。
声優と、アニメで死亡は描かれたか
アニメで岳嬰の声を担当しているのは松本忍さんです。黒羊丘の戦いを描いた第5シリーズから登場し、慶舎の亡骸の前で叫ぶ場面も、この第5シリーズで描かれています。
岳嬰が死ぬ560話は、まだアニメになっていません。第6シリーズは2025年12月27日の第13話で終わり、原作の50巻540話までを描きました。続編の制作は決まっていますが、2026年8月の時点で放送時期は発表されていません。岳嬰の最期がアニメで見られるのは、この続編になります。
まとめ
岳嬰が死亡するのは52巻560話「信の間合い」です。朱海平原の戦い9日目に、信の一撃で一刀両断されました。
押さえておきたい点を並べます。
- 慶舎に心酔した趙の将で、黒羊丘で主を信に討たれた
- 金毛の「慶舎様の仇を討つためにも 生きろ」で生き延びた
- 王賁の個別撃破で、四将のうち最初の標的にされた
- 王賁は「岳嬰の首は信に託す!」と叫んで亜光の救出へ
- 560話、王騎がよぎった信の大将軍級の一撃で一刀両断
- 声優は松本忍さん。死亡の場面はまだアニメになっていない
僕はこう読む
岳嬰は、忠義だけで立っていた人です。
軍を転々としていた男が、慶舎の一言で全部報われ、主を失ってからは仇討ちだけに向かいました。
戦場の値打ちでは「一つ目」、物語では信の物差し。どちらも本人が決めたことではありません。
それでも、あの位置まで槍を持っていったのは岳嬰自身の意志だったと思っています。
気になるのは、岳嬰の最期を噛ませ犬と見るか、仇討ちに向かった将の結末と見るかです。どちらで読むかで、560話の重さが変わります。
——あなたは、岳嬰の最期を噛ませ犬として片づけられたと思いますか。それとも仇討ちに向かった将として納得のいく終わり方だったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
岳嬰は52巻560話の一撃で終わるので、慶舎との関係と朱海平原の作戦を押さえると理由がはっきりします。
Q. 岳嬰は何巻の何話で死亡しますか。
A. 52巻560話「信の間合い」です。朱海平原の戦い9日目に、信に一刀両断されました。
Q. 岳嬰を討ったのは誰ですか。
A. 信です。王賁が「岳嬰の首は信に託す!」と叫び、亜光の救出へ向かったあとの一騎打ちでした。
Q. なぜ岳嬰が最初に狙われたのですか。
A. 王賁の個別撃破の作戦で、趙の四将のうちいちばん抜きやすいと見られていたためです。
Q. 岳嬰は弱いのですか。
A. 趙峩龍は「岳嬰とその軍は強い」と評しています。武力を見せる前に信に討たれたため、弱いと言われがちです。
Q. 岳嬰は三大天候補ですか。
A. 違います。三大天候補と呼ばれたのは慶舎で、岳嬰はその配下でした。
Q. 岳嬰の声優は誰ですか。
A. 松本忍さんです。第5シリーズから登場しています。死亡の場面は、まだアニメになっていません。
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最終更新:2026年9月26日


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