無表情で感情のないボクサーとロボットを操るように指示を出すトレーナー。
突如現れたイガクリコンビにかき回されるライト級。
ついに死刑執行人 東洋太平洋ライト級チャンピオン間柴了との対戦が決まります。
果たしてその試合は?
どうなるのか見ていきたいと思います。
目次
【はじめの一歩】トーナメントで青木と決戦
A級トーナメント、一歩に優勝に最も近いと言われた青木勝が伊賀と対戦します。
序盤より実力差は明らかなんですがトレーナーの指示でトドメを刺さず青木を痛ぶります。
諦めない青木ですが凄惨さが増していき客席から見ている鷹村ももう止めろと叫びます。
青木のセコンド篠田がタオルを投げ込みようやく試合は終わりますが青木は病院に担ぎ込まれるほどのダメージを負います。
鴨川ジムマネージャー八木は青木はドロ試合が多いが逆に言えば誰とでもいい勝負をする。
これほどまでに一方的なのは初めてで進退に関わると言い、恋人であるトミ子にはボクシングは辞めて欲しい見ていられないとまで言わせるくらいの試合です。
鷹村もあえてなぶり殺しにしようとしている決めようと思えば決めれる試合だと怒ります。
伊賀のトレーナーとは面識のある鴨川陣営。
試合後、鷹村が控え室へ向かいます。
【はじめの一歩】トレーナーバロン栗田とは?
元鴨川ジム所属の選手で当時は鷹村のスパーリングの相手を務めていたそうです。
そんな地獄の日々から逃げ出しトレーナーに転身し一歩をスカウトしにジムに戻ってきます。
結局は一歩のミット打ちに耐えきれず口から何かを吹き出します。
そして鷹村に見つかり青木村に追い出されます
その時に復讐してやると捨て台詞を吐いていたので鴨川ジムを憎んでいる可能性もあります。
トレーナーとしての腕前は微妙かも知れませんが青木戦後、控え室に現れバロン栗田に詰め寄る鷹村に伊賀が鷹村の腕を捻りそうになるほど余りに従順に従い所属ジムの会長もキツく言えてませんので話術と威圧した態度は得意みたいです。
また全国を飛び回り各地のジムで臨時トレーナーになっていますが八百長を勝手に受けたりと性格には何があるようです。
鷹村に付けられたアダ名はマロン。
【はじめの一歩】ライト級タイトルマッチ 王島VS伊賀
A級トーナメントを勝ち抜いた伊賀はタイトルに初挑戦します。
挑むのは出足の速さが売りのチャンピオン王島
伊賀は必死にボディを攻撃しますがチャンピオンのヒットアンドアウェイの前にポイントを奪われます。
観客さえも攻撃のリズム、カウンターのタイミングが分かってくるほどの繰り返しです。
モーションさえも読んだチャンピオン王島は同じ動作を繰り返す伊賀からダウンを奪い追い込みますがその同じモーションから繰り出された角度の違うパンチでKOされます。
静寂のなかリングに上がったバロン栗田の独壇場で幕を閉じます。
それを見る青木、全く歯の立たなかったですがボクサー人生でやっと初めて燃える相手と雪辱を喫しています。
【はじめの一歩】挑発!間柴3つの弱点とは?
一歩のライバルで恋人久美の兄、東洋太平洋ライト級チャンピオン間柴了から挑戦者として伊賀が指名されます。
青木曰く間柴の戦績の傷、それは木村戦であり間柴は打たれ弱いのではとの周りの疑念を払拭するためと推測しています。
そんな中、前日計量の際 バロン栗田は間柴を前にして大胆にも挑発します。
間柴には3つの弱点があり伊賀はそれを実行できる実力があると。
木村はハッタリだと言い張りますがその場に来ていた記者達もあまりに露骨な挑発にバロン栗田に嫌悪感を抱きます。
【はじめの一歩】伊賀の対処法 ①ピーカーブースタイル
試合開始直後から間柴はフリッカーを繰り出し伊賀の侵入を防ぎます。
躊躇する伊賀ですがバロン栗田の指示により無表情から攻撃を開始します。
ゆっくりとウェービングしながらピーカブースタイルで前進します。
そう1つ目の弱点は間柴の初黒星の相手一歩のスタイルで懐に入る事です。
気にいらねぇと間柴は苛立ちます。
構わず前進する伊賀が懐に飛び込んだ瞬間、間柴の左アッパーが炸裂します。
【はじめの一歩】伊賀の対処法 ②ドラゴンフィッシュブロー
ダウンを取られた伊賀は辛うじて立ち上がります。丁寧に責める間柴。
そこから伊賀は伏線に入ります。
間柴が何だこれはと思うほど威力のないパンチを左ボディに打ち始めます。
構わず前進し懐に入る伊賀はまたも左ボディを打ちますがバロン栗田はほくそ笑みます。
間柴が左ボディを見きった瞬間に伊賀はオーバーハンドの右を打ちます。
2つ目の弱点は潜む龍魚 木村が放ち間柴を追い詰めたドラゴンフィッシュブローです。
【はじめの一歩】伊賀の対処法 ③反則技
間柴は直撃かと思われたドラゴンフィッシュブローをかわします。
しかしバロン栗田の笑みは止まりません。
伊賀は前進し懐に入ります。
そしてレフリーから死角の位置で頭、肘を使った反則攻撃にでます。
3つ目の弱点は沢村戦のように間柴をキレさす事でした。
一歩、木村、沢村と苦戦した試合を間柴に思い出させ精神を削って自滅させる。
伊賀が倒してもいいし間柴の反則負けでもいいがバロン栗田の作戦でした。
その思惑通りに反則を繰り返す伊賀に間柴は鬼の形相になります。
しかし伊賀も間柴の前に大きく消耗しているのが分かります。
【はじめの一歩】間柴に惨敗した伊賀
何とかこのラウンドはキレる寸前に終わります。
コーナーに戻ってきた間柴は怒りに震えセコンドにワザとだよな?と聞きます。
報復するな、堪えろとアドバイスしますが全く耳に入っていません。
頭の中では前科者は疑われる、世間なんてそんなもんだと昔の自分に戻ろうとします。
そんな間柴を見てバロン栗田は伊賀にもっとイライラさせろと指示します。
誰に反則したのかを教えてやる。
信じられるのはこの拳のみ。
俺の名を刻んでやる。
間柴の怒りは頂点に達します。
そこに間柴後援会(地獄会)から間柴コールが湧き起こり間柴も俺は誰なんだとの思いが渦巻きます。
3R開始直後、真っ直ぐ突っ込んでくる伊賀に3人を見ます。
観客は間柴がキレると予想しています。
が間柴は一歩の様にしつこい攻撃をアッパー、木村の左から右のオーバーハンドをショートフック、沢村の様な反則はパーリングでカウンターと予想外の攻撃を見せます。
弱点と言われた3人の亡霊を捌き死刑執行 死神の鎌 フリッカーを打ちながら前進します。
俺は誰だの問いに答えが。
「俺はボクサーだ」
コーナーで滅多打ちの伊賀、レフリーがたまらず割り込み間柴のKO、試合終了です。
まとめ
ぞくっするほど強いと一歩に言わせた伊賀ですが間柴には全く格の違いをみせられましたね。
バロン栗田は伊賀に試合中、セコンドでも叱責したりしていたので伊賀もどう思いながら戦っていたのかも気になります。
この試合最大の出来事は間柴が覚醒した事。
敗戦、苦戦、反則負けを払拭しボクサーとしてのグレードを高めました。
勝利者インタビューにも答え、ジムの会長への接し方も変わってきています。
少しずつですが変化しているのが分かります。
これはもう世界戦がみたいです。
そしてバロン栗田、福井の八百長指示を含めてフリーのトレーナーとしとはどの超えた態度が気になります。
一歩は優秀なトレーナーと評してますが絶対に認めないであろう会長の鴨川会長。
敗れたとはいえ青木の標的である伊賀にこの先、どう絡んでいくのかも楽しみですね。

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