聖夜決戦編で注目したいのが柴柚葉という女性キャラクター。
聖夜決戦編は柴家の家庭問題に端を発するエピソードであり、中でもこの柚葉がキーマンとなっているからです。
しかも柚葉はヒナ・エマとはまた違う可愛さを持っている上に、力も精神も強くてかっこいい!
そこで本記事では柴柚葉にスポットを当てながら聖夜決戦編をまとめていきたいと思います!
目次
【東京リベンジャーズ】柴柚葉はどんなキャラクター?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
柴柚葉(しばゆずは)は第77話から登場したキャラクター。
茶髪ロング、ミニスカセーラー服にルーズソックスと、見た目がいかにもギャルな女の子です。
1990年6月29日生まれ(O型)で、兄は柴大寿・弟は柴八戒という柴家三兄弟の真ん中っ子。
柴家は大寿が1989年、柚葉が1990年、八戒が1991年生まれなので全員年子なんですよね。
身長165㎝/体重49㎏と柴家らしい高長身でもあります。(大寿195cm、八戒183cm)
キリッとした姉御肌な性格で気が強く、第79話ではイヌピーに飛び蹴りを食らわせてみせたほど。
学校では弓道部部長であり、女子のファンクラブが作られるほど同性人気が高いようです。
ただし本人は携帯電話の待ち受け画面にするほど弟・八戒を溺愛しているいわゆるブラコン。
この弟への愛が聖夜決戦のカギとなっています。
【東京リベンジャーズ】聖夜決戦で柴八戒死亡!?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
結論から言うと聖夜決戦編で柴八戒は死亡しておらず、むしろ兄・大寿を殺害した側。
血のハロウィン後の現代(2017年)の東卍は「元黒龍組」が勢力を持っており、黒龍11代目総長だった柴八戒もその1人として存在感を示していました。
一虎曰く八戒は“金のために先代を殺して黒龍を乗っ取った”そうなのですが、その“先代”というのが黒龍10代目総長の兄・八戒でした。
ところがタケミチが過去(2005年)で出会った八戒は東卍弐番隊副隊長であり、しかもめちゃくちゃイイ奴!
一体なぜ八戒が兄・大寿を殺し黒龍総長となるに至ったのか…そこには柴家の複雑な家庭環境がありました。
八戒が家庭環境を変えようとして大寿殺害を企てたことで勃発したのが聖夜決戦なのです。
【東京リベンジャーズ】柴柚葉と兄柴大寿との関係は?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
柴家は早くに母親が病死して父子家庭となった上に、その父親は殆ど家にいなかったため、長男である大寿が家庭を仕切っていました。
しかもその方法は暴力であり、大寿は「家族の絆」を掲げ「躾」と称して理不尽かつ圧倒的な力で2人を支配。
女子である柚葉に対しても顔面を殴るなど容赦はありません。
ただし柚葉は大人しく支配されているわけではなく、必要であれば自分の意見を主張する強さを持っています。
例えば八戒を守るため、八戒の分まで自分を殴るよう自ら大寿に提案したこともありました。(結局八戒への暴力も止まりませんでしたが)
柚葉は亡き母に代わり家族を・八戒を守ろうとしており、実は大寿も大寿でこの暴力は親のいない柴家を守ろうとする彼なりの愛だったのですが、愛の形が歪んでいたため柴家の関係性も歪んでしまっていました。
【東京リベンジャーズ】柴柚葉と黒龍との関係は?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
大寿は黒龍を軍隊のようにまとめあげ、金持ちに兵隊を貸し出すビジネスを行っており、柚葉はその集金役をやらされていました。(第86話)
三ツ谷が大寿に「八戒を黒龍に渡す代わりに柚葉を解放しろ」と言ったため、柚葉はその役目から解放されることになります。
しかし柚葉は自分の解放を喜ぶではなく、八戒が大寿下の黒龍に入ることを悲しんでいるようでした。
【東京リベンジャーズ】聖夜決戦での柴柚葉の動きは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
八戒のために大寿を刺す
聖夜決戦は、大寿からの暴力とそれを柚葉が庇い続けてくれていることに精神が追い詰められた八戒が、元凶である大寿を殺して全てを終わらせようと考えたことから始まりました。
これを止めることが聖夜決戦編でのタケミチのミッションです。
ところが対峙して早々、八戒は大寿殺害に失敗。
さっそくミッション成功かと思われましたが…なんとそこで柚葉がやってきて大寿を刺してしまったのでした!(第94話)
柚葉がやってきたのは、八戒を守ろうとする気持ちを稀咲に利用され、けしかけられたからです。(第103話)
柚葉は自分が全てを終わらせようと覚悟を決めていました。
タケミチの推測ではありますが、前世界線で大寿を殺害したのも八戒ではなく柚葉でした。
タケミチや三ツ谷の言葉で改心
しかし今回はタケミチが声をあげたことで大寿殺害は失敗。
柚葉は大寿に怒りの暴力を振るわれるも、八戒を守るために怯まず立ち向かっていきました。
そこへ三ツ谷が到着し、柚葉を止めました。
そしてタケミチや三ツ谷たちの言葉や戦いから柚葉が気付いたのは、自分は1人ではないこと。
母の墓前に「家族は私が守る」と誓った柚葉は、母に代わり家族を守ろうとずっと1人で思いつめていたのですが、周りには八戒の弱さを受け止め一緒に戦おうとする仲間や柚葉を守ろうとする八戒という頼れる存在がいると気づいたのです。
大寿との決着
聖夜決戦はマイキー&ドラケンの参戦により一気に決着。
黒龍は敗北し、側近の乾&九井も大寿の元から去っていきました。
そして八戒も「俺たち姉弟は二度とあんたに屈指しない」と大寿に宣言し去ります。
柚葉は、母が死んでから大寿も柚葉もそれぞれが独りで自分を追い詰めて塞ぎ込んでいたと語り、「家族ってなんだろう」と投げかけました。
そして大寿に「死んで欲しいほど嫌いだけど愛してる」と伝えたのでした。
【東京リベンジャーズ】柴八戒とともに柴柚葉も死亡してしまったのか!?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
聖夜決戦は「柴大寿の死亡回避」に加え「稀咲・半間の東卍追放」という結果になり、めでたしめでたしのはずでした。
しかしタケミチが現代に戻ると、東卍メンバーが全員マイキーに殺されたという過去最悪の未来になっていました。(7回目のタイムリープ後)
ナオトの情報によると、八戒も焼殺によって亡くなったそう。
以来大寿は教会で“八戒のために”祈りを捧げていると言っていましたので、柚葉の方は健在ではないかとは思いますが、八戒を溺愛している柚葉ですから安否は心配でした。
しかしこの後タケミチが過去を変えていき、最終的に柚葉は世界的モデルとなった八戒のマネージャーになりますので、最後まで「柚葉は死んでいない」という結論で良さそうです。
まとめ
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東京リベンジャーズ/©和久井健
柴柚葉は10代目黒龍総長・柴大寿の妹であり、東卍弐番隊副隊長・柴八戒の姉。
そして聖夜決戦は柴家の複雑な家庭環境が原因となっているエピソードです。
複雑になっていたのは、親がいないという環境で大寿は大寿なりに暴力によって家族を守ろうとしており、柚葉も柚葉で母に代わり必死に家族を守ろうとしており、八戒は八戒で自分の弱さから目を背け柚葉に甘えておりと、それぞれが孤独に思いつめていたから。
柚葉はそんな“柴家の孤独と絆”が描かれる上での中心人物なので是非注目してみてください。
2023年1月から放送予定のアニメ聖夜決戦編では、柚葉を人気声優の小松未可子さんが演じるとのことでこちらも楽しみです!

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