関東事変後の現代からタケミチがタイムリープしたのは10年前の2008年。
そこは「三天」と呼ばれる3チームが東京を三分する時代「三天時代」になっていました。
本記事ではその三天の一角を担う「六破羅単代」をピックアップ!
総長やメンバー、目的、チーム名の由来、特攻服や強さまで徹底的にご紹介していきます。
目次
【東京リベンジャーズ】三天とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
「三天」とは2008年に勢力を持っていた以下の3つの暴走族のこと。
- 港区を拠点とする『最大』の勢力
寺野サウスが率いる六破羅単代(ろくはらたんだい)
- 新宿区を拠点とし『最強』を謳う謎の愚連隊
瓦城千咒が率いる梵(ブラフマン)
- 渋谷区を拠点と『無敵』を謳う
佐野万次郎が率いる関東卍會(かんとうまんじかい)
2年前に東卍が解散した後、東京の不良界では「我こそは」と新しいチームが出来ては潰れていく群雄割拠の時代が幕を開けました。
そしてその時代は「寺野サウス」「瓦城千咒」「佐野万次郎」という3人のカリスマの出現によって終止符が打たれ、彼らがそれぞれ率いる3チームの均衡状態「三天時代」となったのです。
【東京リベンジャーズ】三天戦争のきっかけ
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東京リベンジャーズ/©和久井健
2008年7月7日に三天の直接対決「三天戦争」が勃発します。
この大抗争のきっかけはドラケンの死でした。
原因は、六破羅単代の下っ端が遊園地にいた梵の首領・瓦城千咒とタケミチ(梵に加入)を急襲し、駆けつけたドラケンがタケミチを守って銃弾を受けてしまったこと。
ドラケンの死を聞き現場に駆け付けた梵と六破羅単代がかち合い抗争になりました。
さらには関東卍會も現れ、予期せぬ三天戦争が始まってしまったのです。
ちなみに発端となった急襲は下っ端が勝手にやったことであり、ドラケンの死と三天戦争は六破羅単代にとっても思いがけない出来事でした。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
六破羅単代は「三天」の一角を担う暴走族。
港区を拠点とする『最大』のチームであり、文字通り梵や関東卍會を凌ぐ『最大』の勢力を誇ります。
幹部には東卍と関東一を賭けて死闘を繰り広げた「天竺」の幹部メンバーが顔を揃えていました。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代の総長とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
六破羅単代総代は寺野南(通称・サウス)。
ドラケンよりも頭1つデカイ男で、右側頭部から右胸にかけて入れられている恐竜の刺青が特徴です。
正式な初登場は第210話で、イヌピーを投げピーした後「咲かせようか“夜想曲(ノクターン)”」と呟くというインパクト大な登場で読者を沸かせました。
あの天竺幹部メンバーやドラケンも圧倒するほどの強さを誇り、『無双』のサウスと呼ばれています。
やたらと声が大きく、攻撃の際には必殺技のように「フォルテ!」「フォルテシモ!」など音楽用語を多用するクセの強い人物。
音楽用語を使うのは、幼少期の唯一の娯楽がピアノだったためです。
また喜びを「ヴィーヴォ」と表現するなど少し日本人離れした独特のテンションの持ち主なのですが、それはサウスが海外育ちだからです。
サウスはブラジル・リオの貧民街で育ち、病弱な母と二人暮らしをしながら、“ディノ”と呼ばれるギャングスターに街での生き方を教わりました。
本名は「みなみ」だったサウスに「サウス」という名を与えたのもディノでした。
ディノのもと5歳で殺人を犯したサウスは、12歳でディオを殴り殺し、自身が街の王になります。
しかし14歳の年に敵対勢力の急襲に巻き込まれ母が死亡したことをきっかけに祖父母の住む日本へ移住。
そして少年鑑別所に入った時にS62世代と出会い、彼らを力で屈服させ、出所後(2007年)に六破羅単代を設立しました。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代のメンバーとは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
六破羅単代の幹部メンバーは元天竺幹部の殆どが顔を揃えています。(ムーチョがいないのは三途春千夜に殺害されたため)
それは関東事変の後に逮捕されたメンバーが、鑑別所でサウス1人に暴力で捻じ伏せられたからです。
それでは簡単にご紹介していきます。
- 首席:鶴蝶(かくちょう)
鶴蝶は「喧嘩屋」として名を馳せる実力者で、元「天竺」四天王筆頭。
タケミチの幼馴染でもあります。
関東事変で重傷を負い入院していましたが、後にサウスの勧誘を受け六破羅単代に加入します。
鶴蝶は親友であり王であった黒川イザナにしか従うつもりはありませんでしたが、サウスの圧倒的な力に惨敗し六破羅単代入りすることになりました。
- 第二席:灰谷蘭(はいたにらん)
灰谷蘭は黒川イザナが従えた“S62世代”の1人であり、元「天竺」四天王。
以前は六本木を縄張りとし、弟・竜胆と共にカリスマ兄弟として名を馳せていました。
関東事変で逮捕され鑑別所にいたところ、サウスに惨敗し、彼の創る六破羅単代に加入することになりました。
- 第三席:灰谷竜胆(はいたにりんどう)
灰谷竜胆は灰谷蘭の弟で同じく“S62世代”であり、元「天竺」幹部。
蘭と一緒に関東事変で逮捕された後、鑑別所にてサウスに惨敗し六破羅単代に加入しました。
- 第肆席:望月莞爾(もちづきかんじ)
望月莞爾(通称モッチー)も“S62世代”の1人であり、元「天竺」四天王。
以前は「呪華武」の総長でした。
灰谷兄弟と同じく関東事変で逮捕された後、鑑別所にてサウスに惨敗し六破羅単代に加入。
- 第伍席:班目獅音(まだらめしおん)
班目獅音も“S62世代”の1人であり、元「天竺」四天王。
以前は「黒龍」九代目総長でした。
灰谷兄弟・モッチーと同じく関東事変で逮捕された後、鑑別所にてサウスに惨敗し六破羅単代に加入しました。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代の目的とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
六破羅単代の目的は「俺(サウス)の時代を創る」ことです。
ブラジルでギャングチームのトップに立っていたサウスは、日本でも自分の時代を築こうとしていました。
「不良の時代を創る」という自身と同じ思想を抱いた東卍をぶち壊すために東京に来たそうで、その手始めとして“関東の顔役”とも言われる“S62世代”と天竺最強だった鶴蝶を屈服させ支配下に置きました。
ドラケンやタケミチも勧誘しています。
言ってしまえばサウスによるサウスのためのチームであり、仲間との間に強い絆や信頼関係はなさそうです。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代のチーム名の由来とは?
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引用元:https://allabout.co.jp/gm/gc/66181/2/
六破羅単代のチーム名の由来は描かれていませんが、間違いなく「六波羅探題」から取ったのでしょう。
六波羅探題とはざっくり言うと鎌倉幕府が「京都守護」に代わり新たに設置した機関で、その役割は承久の乱を起こした朝廷の監視や京都の治安維持でした。
サウスに歴史の知識があったのかは分かりませんが、関東卍會や梵など自分たち以外の大きな勢力が育たないよう見張りながら東京を仕切る、という意味があるのかもしれませんね。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代の特攻服とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
六破羅単代の特攻服はスタンダードなつなぎタイプ。
カラーイラストがないため服の色は分かりませんが、コミックス26巻表紙のサウスが青を基調としたカラーで描かれていることから青系なのではないでしょうか。
右胸に「残虐非道」左胸に「傍若無人」右腕に「刹那散逝」左腕に「桜華絢爛」背中に「六破羅単代」の刺繍が入っています。
ちなみに灰谷兄弟は天竺で皆と色違いの黒い特攻服を着ていましたが、六破羅単代でもやはり黒で作っています。
何にも属さないという意志の表れであり、こだわりなのかもしれませんね。
【東京リベンジャーズ】三天の中で一番強いのは六波羅単代?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
六破羅単代は最大勢力な上に“極悪の世代”であり最強と謳われた天竺幹部が揃っているため総力は最強。
総代サウスは梵の大幹部で初代黒龍最強コンビであるワカ&ベンケイを瞬殺するほど強いです。
しかし三天の中で六破羅単代が一番強いのかというと、そうは言えません。
なぜなら三天戦争で六破羅単代は敗北したからです。
三天戦争は“黒い衝動”が発現したマイキーによってサウスが殺されたことで終結し、六破羅単代は関東卍會に吸収されることになりました。
マイキー1人に負けたと言えるわけですが、結末だけを見れば六破羅単代は関東卍會よりは弱かったということになります。
まとめ
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東京リベンジャーズ/©和久井健
六破羅単代は寺野サウスが自分の時代を創るために創設したチーム。
サウスが元「天竺」幹部を力で捻じ伏せて仲間にしたことが始まりで、圧倒的な力をもって勢力を拡大し“最大”のチームとして関東卍會&梵と「三天」としてしのぎを削っていました。
しかし三天戦争にてマイキーに敗北し、サウスは死亡、残りは関東卍會に吸収されるという形で儚く解体してしまいました。
短い出番でしたが寺野サウスがとても強烈で魅力的な人物なので記憶に残ること間違いなし!
最終章のスタートを盛り上げたチームですので是非注目してください!

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