「悪魔」という言葉は、人に災いをもたらすネガティブなイメージがつきまとうもの。
ビジュアルもドクロだったり、死神の鎌だったりと、何となく怖い感じがします。
しかし、主人公デンジと契約を結ぶポチタには、そんな負の印象がほぼ皆無。
犬派でなくても、その可愛らしい姿に心を癒されることでしょう。
目次
【チェンソーマン】ポチタのかわいい外見!
大きな瞳にぬいぐるみのような愛らしい外見。
どこまでが首で、どこから体なのか、節目がないけど深く考えてはいけません。
その実態は「チェンソーの悪魔」です。
イコンでもあるチェンソーは、顔面から口にかけて顔面を真っ二つに割るような形で生えて?います。
しかも伸縮自在。
犬に相当する耳の部分とお尻は、チェンソーを握るグリップの形状をしています。
そして尻尾はチェンソーを起動させるための紐。
機嫌が良いとフリフリします。
基本的には犬と同じに「ワン」と鳴きます。
人の言葉を発することはありませんが、デンジとの契約シーンのように精神世界での会話は成立します。
ちなみに、一人称は「私」で穏やかな口調です。
【チェンソーマン】ポチタの能力!
ポチタはラブリーな外見にもかかわらず、恐るべき能力を秘めています。
チェンソーマンに食べられた悪魔は、その存在の記憶が消滅してしまうというのです。
第二次世界大戦、核兵器などが“無かったこと”にされている本作の世界観。
また、天使の悪魔によれば、悪魔が輪廻転生をする際に誰もがチェンソーの起動音を聞いたと言います。
悪魔を消滅させる能力を持つ一方で、復活にも何らかの関連がありそうな、チェンソーの悪魔。
為政者が自分たちに都合良い世界を創れるとなれば、この力を欲しがるというものです。
【チェンソーマン】ポチタとデンジの出会い!
親の借金の肩代わりとして稼ぎを搾取されるデンジ。
そんな明日の希望もないデンジの前に現れたのが、傷を負ったポチタでした。
しかしポチタはケガをして瀕死の様子。
“死”という現象に首つり自殺をした父親を重ねるデンジ。
気が付けば「噛め!」と自らの腕を差し出して、ポチタに血を飲ませようとします。
俺も死にたくない。
デンジとポチタはお互いを助け合うことで、契約を結ぶことになりました。
こうしてデンジはデビルハンターとして、自らをヤクザに売り込むことになりました。
【チェンソーマン】デンジと融合しデンジの一部に!
運命の出会いからデンジと一緒に苦楽を共にするポチタ。
悪魔を退治しながら、時にはチェンソーとして木材の伐採作業も手伝います。
ある日ヤクザの罠に嵌り、ゾンビの悪魔に殺されて四肢をバラバラにされるデンジとポチタ。
ポチタは遺棄されたデンジの流れる血で復活を果たしますが、当然ながらデンジは死んだままです。
自分が死んだら体を乗っ取って欲しいと、ポチタに普通の暮らしを望んでいたデンジ。
しかし、ポチタはデンジの夢の話を聞くのが好きでした。
そこでポチタはデンジを助けるために、自らの心臓をデンジに捧げます。
その代わりの契約内容は、ポチタにデンジの夢を見せること。
こうして2人の心臓は融合してデンジは蘇ります。
襲い来る大量のゾンビ軍団に同情しつつも、俺たちの邪魔をするならば死ね!と戦う決意をするデンジ。
変身のトリガーキーは、胸に露出したチェンソーの紐。
チェンソーマンの誕生です!
【チェンソーマン】デンジの心臓が狙われる!?
ポチタが自分のために死んでしまったと落胆するデンジ。
しかし、鼻が利くマキマは、デンジの中で親友のポチタが生きていることを伝えます。
デンジの体から人と悪魔の両方の臭いを感じていたのです。
それを聞いて安心するデンジでしたが、マキマはこの時からデンジの心臓を狙っていたのではないでしょうか。
永遠の悪魔に始まり、デンノコ悪魔として報道されたことから世界中の刺客にロックオンされたデンジ。
ラスボスは灯台下暗しのマキマでした。
最終決戦のタイマン勝負では、遂に念願のポチタをデンジの体内から引きずり出したマキマ。
頬ずりしながらポチタを“チェンソーマン”と呼びます。
もはや狂気。
どうやらチェンソーマンという呼称は、人間と融合した(乗っ取られた)姿ではなく、ポチタそのものを指す言葉だったようです。
デンジの前に初登場したポチタは、噛まれたような、刺されたような傷跡がありましたが、
どのような経緯で負傷して、あの場所に辿り着いたかは、不明のまま第1部は終了しています。
チェンソーマンに26回は殺されたと告白するマキマ。
このセリフから、ポチタは既にマキマと戦っていたことが想像できます。
チェンソーの悪魔にダメージを与えることが出来る相手は滅多にいないと考えると、初登場した時のポチタの傷は、もしかしたらマキマによるものだったのでは?
【チェンソーマン】ポチタに隠された謎!
好評のうちに終了した第1部の公安編。
しかし、まだ伏線しきれていない謎がいくつか残りました。
ポチタがデンジの夢で何度か警告する「開かずの扉」についてです。
ドアを開けると、銃の魔人となったアキがいたり、マキマに銃殺されるパワーがいたりと、大概ロクなことがありませんでしたが、他にも秘密がありそうです。
また、ポチタはなぜ犬の姿なのかという謎もあります。
前述した扉や天使の話を総合すると、実は地獄の番犬である“ケルベロス”をオマージュとしているなど、様々な考察がネットで飛び交います。
まとめ
マキマ戦では、ポチタとの一旦分離というトリッキーな戦法で勝利したデンジ。
再びポチタを取り戻してまずは一安心でした。
第2部でポチタの新たな能力や秘密が明らかになるのか。
今から楽しみです。

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