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馮忌とは何者なのか?
結論から言うと、馮忌(ふうき)は「頭脳の馮忌」と呼ばれた趙の知将です。馬陽の戦いの初日に飛信隊の奇襲を受け、12巻で信に討たれて戦死しました。
馮忌は、信が初めて討ち取った敵の将軍です。そして、信の百人隊が「飛信隊」という名前をもらってすぐの相手でもありました。飛信隊の歴史は、この知将の首から始まっています。この記事では、馮忌がどんな将だったのか、王騎がなぜ真っ先に馮忌を狙ったのか、信に討たれるまでの流れ、実写とアニメの配役を順に見ていきます。
この記事でわかること
- 「頭脳の馮忌」と呼ばれた理由と、その弱点
- 馬陽の戦いで王騎が最初に馮忌を狙ったわけ
- 名付けられたばかりの飛信隊が馮忌を討つまで
- 実写『運命の炎』の片岡愛之助さんと、アニメの声優
- 知将が百人隊に討たれた意味(カイの読み)
馮忌のプロフィール
| 項目 | 馮忌 |
|---|---|
| 読み | ふうき |
| 国・立場 | 趙の将軍。馬陽の戦いで趙右軍を指揮 |
| 異名 | 頭脳の馮忌 |
| 得意と弱点 | 戦場全体を見る長い間合いが得意。近づかれると弱い |
| 最期 | 馬陽の戦いの初日、飛信隊の奇襲で信に討たれ死亡(12巻) |
| アニメの声優 | 浜田賢二 |
| 実写 | 片岡愛之助(『キングダム 運命の炎』2023年7月28日公開) |
「頭脳の馮忌」はどんな将だったのか
馮忌は、中華に名の知れた趙の智将です。武器を振るって前に出るのではなく、戦場を丸ごと自分の間合いに入れ、敵を効率よく削っていく戦い方をします。無駄を省いて勝つことを美学にしている将として描かれました。
その馮忌が、自分でもよく分かっていた弱点があります。長い間合いの戦いに強いぶん、近づかれると弱くなることです。だから馮忌は、敵に近づかれる前に早く決着をつけることを好みました。そしてそれまでの戦で、敵に身近まで迫られたことが一度も無かったのです。
王騎はなぜ最初に馮忌を狙ったのか
馬陽の戦いは、秦が韓を攻めている隙を突いて、趙が龐煖(ほうけん)を総大将に攻め込んできた戦いです。秦は王騎を総大将に迎え撃ちました。
開戦の初日、馮忌の率いる趙右軍は、秦左軍とぶつかって壊滅寸前まで追い込みます。数でも地の利でも趙が上回っていました。ところがそれ自体が、王騎の狙いでした。秦左軍が押し込まれるほど、馮忌は左右の軍を前へ出して包みにかかります。そのぶん、馮忌の本陣の守りは薄くなっていきました。
王騎は、戦が長引くほど厄介になる知将を、最初の日のうちに消しておきたかったのです。そのために選んだのが、信の百人隊でした。王騎は百人隊に「飛信隊」という名を与え、どさくさにまぎれて馮忌の首を取れという特命を出します。大軍どうしの戦で、たった百人に敵将を討てと言ったのです。信は「不可能じゃねぇ」と引き受けました。
僕はこう読む
王騎は、馮忌の強さと弱さを両方とも正確に読んでいたと思っています。
戦場全体を見る将には、戦場の片隅を走る百人は見えない。
大きな絵を描く人ほど、小さな点を見落とす。
馮忌を討つのに名のある将ではなく、名もない百人隊を使ったところに、王騎の読みの深さが出ています。
飛信隊が馮忌を討つまで
飛信隊は山の裏を回り、趙右軍の側面から突っ込みます。馮忌は目の前の秦左軍に気を取られていて、飛信隊に気づきません。守備の陣を二つ抜いたところで、馮忌はようやく王騎の狙いが自分の首だと知りました。
本陣の手前で守備隊に阻まれ、飛信隊は削られていきます。隊を二手に分けて守りを割り、信が率いる精鋭30人ほどが、ついに馮忌の本陣へ届きました。勢いに乗った30人を、馮忌の親衛隊は止められません。
ここで馮忌は下がります。正面からぶつからず、自分に有利な間合いを取り直そうとしたのです。知将らしい判断でした。追う側の飛信隊が逆に苦しくなりかけたところへ、秦左軍から王騎軍の軍長・干央の騎馬隊と、壁の率いる歩兵が抜けてきます。戦場は乱戦になり、少数の飛信隊にとっては好機に変わりました。
それでも馮忌は後退を続け、森へ逃れようとします。その森に、秦軍の旗が大量に立ちました。王騎が前もって仕込んでいた少数の部隊です。馮忌は大軍ではないと見破りますが、その一瞬、馮忌軍の足が止まりました。
その隙に、信が飛び上がって馮忌に斬りかかり、一刀のもとに討ち取ります。干央が「趙将馮忌の首、飛信隊信が討ち取ったぞ」と戦場に響かせ、信の名は一気に広まりました。2万を率いる趙の将軍を討ったのは、百人隊の長でした。
僕はこう読む
馮忌は、一度も判断を誤っていないと思っています。
下がったのも正しいし、旗を見破ったのも正しい。
それでも、正しい判断の間に生まれた一瞬の足止まりだけで討たれた。
頭で勝つ将が、頭では防げない一瞬に負ける。信という主人公が何者なのかを、最初の将軍首で見せた場面だと読んでいます。
馮忌を討ったあと、飛信隊に何が起きたか
馮忌の首は、飛信隊にとって最初の大きな武功でした。その夜、隊は勝利を喜び合います。ところが同じ夜、秦軍の野営地に龐煖が単身で現れ、さらに趙将・万極の軍の夜襲を受けて、飛信隊は仲間の多くを失います。最初の勝ちと最初の大きな喪失が、同じ一日に来ていました。
このあと馬陽の戦いは、王騎と龐煖の一騎打ち、そして王騎の最期へと進んでいきます。
実写とアニメで馮忌を演じたのは誰か
実写では、2023年7月28日公開の『キングダム 運命の炎』で、片岡愛之助さんが馮忌を演じました。シリーズ3作目で、馬陽の戦いと紫夏の過去を描いた作品です。映画でも、飛信隊が山の裏から馮忌の本陣を目指し、部隊を分けながら信を本陣へ送り込む流れが描かれています。
アニメでは、声優の浜田賢二さんが馮忌を演じています。馬陽の戦いはアニメの第1シリーズで描かれました。
まとめ|馮忌は飛信隊の最初の将軍首
馮忌は「頭脳の馮忌」と呼ばれた趙の知将です。馬陽の戦いの初日に飛信隊の奇襲を受け、12巻で信に討たれました。
押さえておきたい点を並べます。
- 趙右軍を率いた知将。長い間合いに強く、近づかれると弱い
- 王騎は秦左軍を押し込ませ、馮忌の本陣を薄くした
- 名付けられたばかりの飛信隊が側面から奇襲した
- 後退で間合いを取り直すが、足が止まった隙に信に討たれた
- 実写『運命の炎』は片岡愛之助さん、アニメは浜田賢二さん
僕はこう読む
馮忌は、信の引き立て役として片付けられがちな将です。
でも、戦場全体を読む将と、目の前の一点だけを見る少年という組み合わせは、このあと何度も繰り返されます。
馮忌は、信が「知将を正面から崩す役」になった最初の相手でした。
飛信隊の名前と、飛信隊の戦い方が、同じ日に決まった。そこに馮忌がいた意味があると思っています。
馮忌を王騎の手のひらで踊らされた将と見るか、正しい判断を重ねても一瞬で崩された知将と見るかで、飛信隊の初陣の重みはずいぶん違って見えます。
——あなたは馮忌の敗北を、知将の油断だと思いますか。それとも、王騎と信が組んだときには防ぎようがなかった負けだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
馮忌は「飛信隊」という名前が生まれた戦いの相手なので、名前の由来とあわせて探す人が多い将です。短く答えます。
Q. 馮忌の読み方は?
A. 「ふうき」です。趙の将軍で、「頭脳の馮忌」と呼ばれました。
Q. 馮忌は何巻で死亡しますか?
A. 12巻です。馬陽の戦いの初日、飛信隊の奇襲を受けて信に討たれました。
Q. 馮忌を討ったのは誰ですか?
A. 信です。名付けられたばかりの飛信隊を率いて本陣へ迫り、足が止まった隙に飛び上がって討ち取りました。
Q. 実写映画で馮忌を演じたのは誰ですか?
A. 片岡愛之助さんです。2023年7月28日公開の『キングダム 運命の炎』に出演しています。
Q. アニメの馮忌の声優は誰ですか?
A. 浜田賢二さんです。馬陽の戦いはアニメの第1シリーズで描かれています。
Q. 馮忌は魏の将軍ですか?
A. 違います。趙の将軍です。魏の将と紹介されることがありますが、馬陽の戦いで趙右軍を率いた趙の将です。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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