本ページはプロモーションが含まれています
馬陽の戦いはどっちが勝ったのか?
結論から言うと、馬陽を守り切った秦の勝ちです。ただし総大将の王騎が戦死していて、王騎を討つという趙の狙いも果たされています。原作では11巻110話「将の力量」から16巻173話「終戦」までの戦いです。
王騎が死んだので「秦が負けた」と思って調べに来る人がいます。土地は守れて、将を失った。どちらの目的が達せられたかで答えが割れる、珍しい終わり方の戦です。この記事では、勝敗と巻数・アニメ・映画の対応、両軍の総大将と武将、5日間の流れ、王騎と龐煖の因縁、史実との違いまでを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 馬陽の戦いの勝敗と、それぞれが得たもの・失ったもの
- 何巻何話か、アニメは何話か、映画はどの作品か
- 両軍の総大将と、主な武将の結末
- 1日目から5日目までの流れ
- 王騎が総大将を引き受けた本当の理由
- この戦の勝ち負けをどう数えるか(カイの読み)
勝敗と、両軍が得たもの・失ったもの
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 結果 | 秦が馬陽を守り、趙軍は撤退。秦の防衛成功 |
| 兵の数 | 秦10万、趙12万。5日目に李牧の4万が加わる |
| 秦が失ったもの | 総大将の王騎 |
| 趙が果たしたこと | 王騎を討つこと。李牧は戦のあと趙の宰相になる |
| 信が得たもの | 「飛信隊」の名、馮忌の首、三百人将への昇進、王騎の矛 |
きっかけは、秦が蒙驁の20万で韓を攻めている隙を、趙が突いたことです。趙軍は馬央を落として一帯の民を虐殺し、馬陽を囲みました。秦には迎え撃つ総大将がいない。そこへ、昭王の死後は戦場から退いていた六大将軍の王騎が名乗り出ます。
何巻何話?アニメと映画はどこか
| 媒体 | 馬陽の戦いが描かれる場所 |
|---|---|
| 原作 | 11巻110話「将の力量」〜16巻173話「終戦」 |
| アニメ | 第1シリーズ25話〜38話「継承」 |
| 実写(前半) | 第3作『キングダム 運命の炎』(2023年)。飛信隊の誕生と馮忌討ちまで |
| 実写(後半) | 第4作『キングダム 大将軍の帰還』(2024年)。龐煖の夜襲から王騎の最期まで |
実写では王騎を大沢たかおさん、龐煖を吉川晃司さん、趙荘を山本耕史さん、馮忌を片岡愛之助さん、李牧を小栗旬さんが演じました。王騎が最期を迎える回は、アニメが第1シリーズ38話「継承」、原作が16巻172話です。
両軍の総大将と主な武将
趙の総大将は、戦の直前まで伏せられていました。咸陽に届いた名は「龐煖」。昌文君だけが、その名に震えます。
| 人物 | 立場と結末 |
|---|---|
| 王騎(秦) | 秦の総大将。渉孟を自ら討つが、龐煖との一騎打ちの最中に戦死 |
| 蒙武(秦) | 副将。趙荘の策で包囲され、壊滅寸前に |
| 騰(秦) | 王騎の副官。趙荘を討ち、王騎軍のすべてを託される |
| 龐煖(趙) | 趙の総大将。王騎を討つ |
| 趙荘(趙) | 軍師。龐煖に代わって全軍を指揮。騰に討たれる |
| 馮忌・渉孟(趙) | 「頭脳の馮忌」は信に、「破壊の渉孟」は王騎に討たれる |
| 李牧(趙) | 5日目に4万で現れ、秦軍を挟む |
このほか趙には、蒙武を斜陣で防いだ「守備の李白」、夜襲で飛信隊を半壊させた「特攻の万極」、副将の公孫龍、王騎の背に矢を射た中華十弓の魏加がいました。龐煖は看板で、実際に軍を動かしていたのは趙荘、その上で盤面を描いていたのが李牧です。
1日目から5日目までの流れ
| 日 | 起きたこと |
|---|---|
| 1日目 | 乾原で開戦。飛信隊が馮忌の本陣に横から突っ込み、信が馮忌を討つ |
| 2〜4日目 | 蒙武軍が趙軍に大きな損害を与え、4日目の総攻撃で趙軍は山間部へ退く |
| 4日目の夜 | 龐煖と万極が夜襲。飛信隊は半数以上を失い、尾到が戦死 |
| 5日目 | 蒙武が罠にかかり、救いに出た王騎が李牧軍に挟まれて戦死 |
1日目の特命は、王騎が信の百人隊に与えたものでした。乱戦に紛れて馮忌を討て。無謀な命令にひるむ隊に、王騎は餞別として名を授けます。それが「飛信隊」です。馮忌は長い距離の戦には強いものの、近づかれると弱い。王騎はその弱点を見抜いて、いちばん小さな隊を刺客に使いました。
4日目の夜、龐煖は趙軍の動きとも関係なく、強い気配を求めて飛信隊の野営地に現れました。信と羌瘣が挑んでも歯が立ちません。尾到は信を背負って逃げ、その矢傷がもとで命を落としました。
僕はこう読む
飛信隊は、生まれた日に最初の大手柄を上げ、4日目の夜に半分以上を失っています。
名前をもらった隊が、名前の重さを一晩で知らされる。
馬陽は、信が「隊を率いる」ことの意味を最初に突きつけられた戦だと思っています。
この戦を王騎の物語としてだけ読むと、飛信隊の側の喪失を見落とします。
王騎と龐煖の一騎打ち、そして最期
5日目、蒙武は龐煖を追って本陣へ突っ込みます。ところが討った龐煖は偽物で、蒙武軍は四方を囲まれました。王騎は蒙武を救うために軍を進め、歩兵を囮にして趙の本陣へ入り、龐煖との一騎打ちになります。
一騎打ちは王騎が押していました。龐煖の矛を砕き、あと一歩のところまで追い詰めます。そこへ李牧の4万が現れて秦軍を挟み、さらに魏加の矢が王騎の背に刺さりました。その一瞬の隙に、龐煖の矛が王騎の胸を貫きます。
王騎は倒れず、包囲を破って軍を逃がしました。信を自分の馬に乗せて「これが将軍の見る景色です」と戦場を見せ、騰に軍を、信に自分の矛を託して息を引き取ります。魏加は激高した信に討たれました。
僕はこう読む
王騎は一騎打ちに負けていません。勝ちかけていました。
個の武では届いていたのに、戦場全体を組み立てた李牧の手で落とされた。
正面から勝つ必要すらない、という新しい戦い方に、六大将軍の時代が置き換わる場面だと読んでいます。
だからこの戦は、勝敗表だけでは説明がつきません。
王騎が総大将を引き受けた本当の理由
王騎は出陣の前に、嬴政へ昭王の遺言を伝え、中華をどう見ているのかを確かめています。ただ、名乗り出た理由はそれだけではありませんでした。
馬陽は、かつて王騎の妻になるはずだった六大将軍の摎が命を落とした場所です。摎は昭王の子でありながら素性を隠して将軍になり、城を100取ったら王騎の妻にしてほしいと約束していました。その100城目が馬陽で、摎を討ったのが龐煖でした。王騎は、総大将に龐煖が出てくると読んだうえで出陣しています。
僕はこう読む
総大将がいないという事情は、あとから付いてきた理由だと思っています。
摎との約束は、叶う瞬間に相手を失っています。
私怨を抱えて出た戦で、国を守って死んだ。
だから読者はこの死を、負けとして受け取りにくいのだと読んでいます。
史実の馬陽の戦い
馬陽の戦いは、史書に記録がありません。作品のオリジナルの戦です。直前の蒙驁の韓攻めは紀元前244年の出来事として記録があり、同じ年に王齮(王騎のモデル)が亡くなったことも『史記』に書かれています。ただし、どこでどう死んだのかは記されていません。龐煖に討たれる最期は、作品が描いたものです。
まとめ
馬陽の戦いは、馬陽を守り切った秦の勝ちです。ただし王騎を失い、王騎を討つという趙の狙いも果たされました。
押さえておきたい事実を並べます。
- 原作は11巻110話〜16巻173話、アニメは第1シリーズ25〜38話
- 実写は『運命の炎』(2023年)と『大将軍の帰還』(2024年)の2作
- 秦10万・総大将王騎、趙12万・総大将龐煖、指揮は軍師の趙荘
- 信は1日目に馮忌を討ち、「飛信隊」の名をもらった
- 5日目、李牧の4万と魏加の矢の隙に、王騎が龐煖に討たれた
僕はこう読む
馬陽という土地は、のちの話ではほとんど出てきません。
残ったのは、飛信隊という名前と、王騎の矛の2つです。
李牧は王騎を討ちましたが、王騎が次へ配り終えていたものまでは止められなかった。そこがこの戦の本当の勝敗だと僕は読んでいます。
いまでは信が、王騎の矛を振るって戦っています。馬陽を秦の勝ちと数えるかどうかは、そこをどう見るかで変わります。
——あなたは馬陽の戦いを、秦の勝ちだと思いますか。それとも王騎を失った時点で趙の勝ちだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
「どっちが勝ったのか」「何巻か」「映画はどれか」を確かめに来る人が多いので、勝敗と対応表から短く答えます。
Q. 馬陽の戦いはどっちが勝ちましたか?
A. 馬陽を守り切った秦の勝ちです。ただし総大将の王騎が戦死し、趙軍は撤退しました。
Q. 馬陽の戦いは何巻何話ですか?
A. 11巻110話「将の力量」から16巻173話「終戦」までです。
Q. アニメでは何話ですか?
A. 第1シリーズの25話から38話「継承」までです。
Q. 馬陽の戦いを描いた映画はどれですか?
A. 前半が第3作『キングダム 運命の炎』(2023年)、後半が第4作『キングダム 大将軍の帰還』(2024年)です。
Q. 趙軍の総大将は誰ですか?
A. 龐煖です。ただし全軍の指揮は軍師の趙荘が執り、5日目に李牧が4万を率いて加わりました。
Q. 馬陽の戦いは史実にありますか?
A. ありません。作品のオリジナルの戦です。王騎のモデルの王齮が紀元前244年に亡くなったことは史記にありますが、死因は書かれていません。
馬陽のその後へ。信は何人将か、趙荘の実写、蒙武です。
信のいまの位信はいま何人将なのか?人将は卒業して将軍です。次は空席の新六大将軍・第六将!馬陽で三百人将になった信のいまの階級を見ます。
王騎討伐の軍師趙荘の実写キャストは誰なのか?運命の炎の山本耕史です。アニメ声優は津田健次郎!馬陽で全軍を動かした趙荘を実写で演じた人です。
罠を越えた蒙武蒙武は死亡したのか?888話まで生存。史実でも最期は記録に残っていません!馬陽で包囲された蒙武はいまも生きているのでしょうか
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


コメントを残す