はじめの一歩に登場するボクサーたちは、それぞれに必殺技をもって対戦をします。
どの選手の必殺技も、繰り広げられた時にはかっこよく見えますね。
今回は、その中でも特に印象に残る必殺技を独断でご紹介します。
目次
【はじめの一歩】幕ノ内一歩 デンプシーロール
一歩の代表的なブローであるデンプシーロール。
この技は、実在している技だと言われており、「はじめの一歩」で一歩がこの技を使ったことで有名になります。
この作品によって、デンプシーロールは実際のボクシング界においても有名になったというわけです。
上半身を∞の形のような軌道で振りながら、その反動を利用して左右から重い連打をたたき付けるのが特徴の強力なブロー。
一歩のデンプシーロールは、千堂武士とのタイトルマッチでの最終攻撃で繰り広げられています。
ただし弱点もあり、破壊力のあるブローではあるものの、振り子のように単調な動きであるためかカウンターを狙われやすく、実際に一歩もデンプシーロールを繰り広げた際に、カウンターパンチで対抗されており、攻撃が無効化されています。
そのため、これを実際に使用するボクサーはあまりいないとされています。
また、体のバネや筋肉を酷使するブローでもあるため肉体にも相当の負荷が掛かる諸刃の剣ともされており、一歩もそれを指摘され、型の強化トレーニングを行うシーンがありました。
【はじめの一歩】木村達也 ドラゴンフィッシュブロー
対間柴了戦の為に考えられた必殺技。
相手のボディーを攻め立てて注意を下に向けさせることで、相手のガードが下がり、そこを狙ってオーバーハンドブローで顔面を狙う技。
そのパンチの軌道は、相手には上方の視野の外から攻撃を受ける事になるため、パンチを受けた時は一瞬何が起きたか分からなくなるようです。
木村が飼っているペットのアロワナに餌を与える時、そのアロワナが水面より高く飛び上がって餌を捕らえる様を見て編み出した技だと言われています。
この技は、木村だけではなく、後に沢村竜平も間柴了に放った他、ウォーリーも一歩との戦いでこの技を繰り広げています。
【はじめの一歩】青木勝 カエルパンチ
漫画『はじめの一歩』では青木勝が必殺パンチとして使用し、青木のKO勝ちには全てカエルパンチが絡んでいる。
輪島功一が使った事でも有名ですが、「こんなのボクシングではない」と、ブーイングを食らっています。
「なかなか高みへと登れない己の姿」と掛けてよく形容されています。
【はじめの一歩】沢村竜平 弾丸
突き出し気味に構えた左手で、予備動作無しに手首と肩のひねりのみでスクリューブローを打ち出すこの技は、とても貫通力があり、持ち前のハンドスピードで連発することも出来ます。
銃の弾丸になぞらえて名付けられた必殺技です。
【はじめの一歩】真田一機 飛燕
彼の必殺技はいろいろあり、どの技もその効果をしっかりと発揮されているのですが、その中でも話題になっているのが、手首から先の捻りでパンチの軌道をトリッキーに変化させる飛燕と言うジャブです。
拳を縦にすることで、ガードをすり抜けるアッパーの燕返しと言う技も一緒に繰り広げるあたり、頭脳派なボクサーだという事が伺えます。
【はじめの一歩】速水龍一 ショットガン
速水龍一は、その甘いマスクでも女性に人気があるボクサーです。
そんな彼が繰り広げるショットガンもまた、多くの観客の人に大好評。
ショットガンは、高速の左右の連打によるパンチを繰り広げる技。
そして、ショットガンを繰り広げた後のショートアッパーはまさに獲物をしとめた!と言っていいほどの迫力のある技です。
ショットガンを繰り広げる瞬間のシーンは、本当にかっこいいです。
そして迫力満点!!
彼は顔だけの男ではないという事を証明しているような技ですね!!
【はじめの一歩】ヴォルグ ホワイトファング
「白い牙(ホワイト・ファング)」という左右の上下のコンビネーションブローの魅力は何といっても、「速さ」です。
一歩連載の初期のころに出てきた技で、とてもカッコよく歴史的な技だと言ってもいいでしょう。
カッコいいだけではなく、攻撃威力も半端なくすごい!!
攻撃力に非常に優れた必殺技としても、その印象は大きいです。
【はじめの一歩】宮田一郎 ジョルトカウンター
東全日本新人王戦で敗戦した宮田が、その後のアジアでの武者修行中に身につけた必殺技です。
ジミー・シスファー戦で身に付けた必殺技で、パンチの軽さを克服するための、体重を前足に乗せたジョルトブローでのカウンター。
宮田と言えば、元々カウンター技を得意とするボクサーなのですが、今回の修行でさらにカウンターに磨きをかけた技だと言えます。
しかし、通常のカウンターよりも失敗した時の危険度も高い技として言われています。
リスクを承知してでも、彼の中ではボクシングを極めたいといった思いがあるのではないでしょうか。
【はじめの一歩】千堂武士 スマッシュ
フックとアッパーの中間、スリークォーターから突き上げるブローは、かなりの破壊力を持ち、スパーでは階級の異なる鷹村をも後ろにはじき飛ばすほどです。
彼のこの技では、一歩もかなり苦戦していました。
【はじめの一歩】青木勝 よそ見
ボクシングの技…ではない!
と、多くの人が突っ込んだだろうこの技。
しかし、反則ではないので必殺技として言われています。
しかも、この技をすることでその効果はしっかりと発揮されているところがこの漫画のユーモアあふれた演出だったりもいますね(笑)
青木は、半分がギャグで描かれているボクサーに見られますが、プロの世界の日本ランカーになっている所や、一歩のスパーリングパートナーを務めていることから見ても、かなりの実力を持っています。
そんな人が繰り広げる技は、ボクシング漫画の常識を打ち破る技としても強烈なインパクトを放ったのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
ボクシングにもいろいろな必殺技がるのを知ってもらえたのではないかと思います。
必殺技を持っていることで、そのキャラクターの個性をしっかりと知ることが出来て、ストーリーにもメリハリがつくように思います。

⇒カエルパンチが武器の青木とは?鴨川ジムのトリックスターはボ・・
⇒1度見たら忘れられない必殺技の数々!フィニッシュブローか・・