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ドラゴンフィッシュブローは反則なのか
結論から言うと、ドラゴンフィッシュブローは反則ではありません。ルールの範囲内で成立する、ごく正規のコンビネーションです。
中身はこうなっています。低い体勢から左ボディーブローを連打して相手の意識を下へ向かせ、その体勢のまま相手の視角の外から右のオーバーハンド・ブローを放つ高速コンビネーションです。
反則に見えるのは、打たれた側が一瞬なにが起きたか分からなくなるからです。上から来るパンチが視界に入っていません。
この記事でわかること
- 反則ではないことと、技の正確な中身
- アロワナの捕食から思いついた経緯
- 木村達也のプロフィールと戦績
- 木村以外に2人が使っていること
- この技が木村に何をもたらしたか(カイの読み)
アロワナから生まれた技
木村達也はペットにアロワナを飼っています。餌をやるとき、アロワナが水面より高く飛び上がって餌を捕らえる姿を見て、この技を思いつきました。
技の動きと重なります。下にいる相手が、上へ跳ね上がって食らいつく。ボディで意識を下げさせてから上を取る構造そのものです。
もともとは間柴了との対戦のために考えられた技でした。
僕はこう読む
この由来が、木村という人物をよく表していると思っています。
この作品の必殺技は、たいてい師匠や強敵から与えられます。宮田はアジアの武者修行で、一歩は鴨川会長の指導で身につけました。
木村だけが、自分の部屋の水槽から持ってきています。
誰にも教われなかった人が、ペットの食事を見て考えた。
日本ランカーまで来て、まだ独学の部分が残っている。その心細さと工夫が、そのまま技の名前になっているのだと読みました。
木村達也はどんな選手か
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | 鴨川ボクシングジム |
| 階級 | 日本ジュニアライト級ランカー(78巻時点で7位) |
| 身長・リーチ | 171cm |
| 生年月日 | 1971年10月10日 |
| 戦績 | 28戦17勝(12KO)6敗5分 |
| 声 | 藤原啓治(テレビアニメ版)/津田健次郎(スマホゲーム版) |
間柴戦の結果
この技を用意して臨んだのが、日本ジュニアライト級タイトル戦です。相手は間柴了でした。
結果は9ラウンド2分35秒、TKO負け。木村は試合後に引退を宣言します。
ただしそこで終わりではありません。のちに「木村タツヤ」へ改名してカムバックしています。
木村以外も使っている
この技は木村だけのものではなくなりました。
- 沢村竜平……同じ間柴了に対して放っている
- ウォーリー……一歩との戦いで繰り出している
作った本人が勝てなかった相手に、別の選手が同じ技を使っているという流れです。
ほかの選手の決め技も少しだけ
比較のために、代表的なものを並べます。
| 選手 | 技 | 中身 |
|---|---|---|
| 幕之内一歩 | デンプシーロール | 上半身を∞の軌道で振り、その反動で左右の連打。実在の技 |
| 宮田一郎 | ジョルトカウンター | 体重を前足に乗せたジョルトブローでのカウンター。失敗時の危険が大きい |
| 千堂武士 | スマッシュ | フックとアッパーの中間。鷹村を弾き飛ばすほどの破壊力 |
| ヴォルグ | ホワイトファング | 左アッパーと右の打ち下ろしをワンのタイミングで同時に |
| 沢村竜平 | 弾丸(バレット) | 予備動作なしで手首と肩のひねりだけのスクリューブロー |
| 真田一機 | 飛燕 | 手首から先のひねりで軌道を変えるジャブ |
| 青木勝 | カエルパンチ | 青木のKO勝ちには全て絡んでいる。輪島功一が実際に使った |
なお青木の「よそ見」も、反則ではないので技として扱われています。
まとめ|正規の技です
答えを整理します。
- ドラゴンフィッシュブローは反則ではない。正規のコンビネーション
- 中身は左ボディ連打で意識を下げさせ、視角の外から右のオーバーハンド
- 由来はアロワナが跳ね上がって餌を捕らえる姿
- 木村は間柴に9R2分35秒TKO負け。のちに木村タツヤとして復帰
- 沢村竜平とウォーリーも使っている
反則ではないかと疑われるのは、この技の狙いがダメージではなく死角にあるからです。見えないところから来る、というだけで、打っているのは普通のパンチです。
僕はこう読む
この技の評価が難しいのは、勝てていないのに広まったことだと思っています。
木村は間柴に負けました。それなのに沢村が同じ間柴へ使い、ウォーリーが一歩へ使っている。
技だけが本人より先へ行った形です。
ボクシング漫画の必殺技は、たいてい勝った試合とセットで覚えられます。デンプシーロールは千堂戦、スマッシュは鷹村戦。
ドラゴンフィッシュブローだけが、負けた試合の技として残った。それでも名前が知られているのは、使い手より発想のほうが評価されたからだと読みました。
だから私は、この技を木村の敗北とセットで覚えたくありません。間柴に届かなかったのは事実ですが、発想そのものは他の選手が採用するほど正しかった。技として認められた形で残っています。
——あなたは、負けた試合の技が他の選手に広まったことを、木村にとって誇らしいことだと思いますか。それとも悔しいことだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
ドラゴンフィッシュブローは木村以外も使うので、そこを分けて答えます。
Q. ドラゴンフィッシュブローは反則ですか
A. 反則ではありません。ルールの範囲内の正規のコンビネーションです。
Q. なぜ間柴は何を食らったか分からなかったのですか
A. 右のオーバーハンドが視角の外から来るからです。左ボディの連打で意識が下に向いているため、上からのパンチが視界に入っていません。
Q. 誰の技ですか
A. 鴨川ボクシングジムの木村達也です。のちに沢村竜平とウォーリーも使っています。
Q. 技の由来は何ですか
A. 木村が飼っているアロワナが、水面より高く飛び上がって餌を捕らえる姿から思いつきました。
Q. 間柴との試合はどうなりましたか
A. 9ラウンド2分35秒でTKO負けです。試合後に引退を宣言しましたが、のちに木村タツヤへ改名してカムバックしています。
Q. 木村達也の戦績はどれくらいですか
A. 28戦17勝(12KO)6敗5分です。単行本78巻時点で日本ジュニアライト級7位でした。
由来まで追った技があります。青木の覚醒も、デンプシーロールの弱点も、必殺技一覧も。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月12日


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