派手なパンチ力はないものの、相手のデータを調べ上げたうえで、綿密な計画を立てて勝負に挑むタイプの小橋建太。
ボクシングで一歩と対戦をし、負けてからはスタイルを変え、チャンピオンにまで上り詰めています。
今回は、そんな小橋建太についてお話します。
目次
【はじめの一歩】東日本新人王2回戦で一歩と対戦
東日本新人王戦で一歩と対戦をすることになり、事前に一歩のデータを調べ、綿密な計画を考えていました。
鴨川ジムへ敵情視察をしに行った際に一歩に入門希望の人だと勘違いされて、話しかけられていましたが、すぐには気づかれないことに対して、複雑な心境だったようです。
【はじめの一歩】非力を作戦でカバーし判定勝ちを狙うスタイル
パンチ力の不足で非力な事を自分でも確信しており、非力なパンチ力を補いかのような綿密なデータ収集と考え抜かれた作戦で相手に向かいうち、KOよりもクリンチなどで相手のペースを乱して判定で勝ちを拾うスタイルを得意としますが、観客の反応は冷たく、ブーイングを食らいます。
会長は、「勝てばいい」とし、小橋のスタイルを尊重し、スタイルを変えなくてもいいとアドバイスをするのでした。
【はじめの一歩】一歩のペースを見出し追い込む
一歩との対戦でも、序盤ではクリンチなどで相手のペースを乱し、判定勝ちをし、有利に立っていました。
圧倒的に自分によって優位に試合が運んでいましたが、自分が一歩にはなったワンツーパンチがあごにクリーンヒットしたことで、「KO勝ちをしたい」と言った欲求にかられ、攻めの姿勢で試合に臨むことに。
【はじめの一歩】KOを狙い逆転負け
会長は小橋に「今までのスタイルで戦えば判定勝ちをする」と言っていたのですが、もはや自分の欲求を抑えることが出来なくなっていました。
会長の言葉は耳に入ることもなく、KO勝ちにこだわる小橋。
しかし、攻めの体勢で迎え撃ったところを一歩にKO勝ちされてしまい、敗退してしまいます…
勝負には負けましたが、観客からは認められるようになった闘い方でした。
この勝負をきっかけに、小橋にとって成長するチャンスがやって来たことでしょう。
【はじめの一歩】階級を変えてタイトル挑戦
一歩との試合では、KO負けしてしまう結果になりましたが、その負けを悔やむよりも、一歩前進する気持ちの方が大きくなっていました。
今までのスタイルから変わり、KOを狙う闘志に溢れたスタイルに変更し、ジュニアフェザー級に転向するなど階級を変えてタイトルマッチに挑みました。
【はじめの一歩】KOを狙う闘志溢れるスタイルへ変更
同じくジュニアフェザーに転向していた1位の速水龍一と対戦するのですが、そのスタイルは今までのスタイルではなく、KOを狙う闘志あふれるスタイルへと変わっていました。
スタイルが変わったことで、観客の反応も今までとは変わり、ボクシングの試合自体も盛り上がっていくのが分かります。
周りも、小橋の変化に徐々に認め始めているのを感じますね。
【はじめの一歩】下馬評を覆して速水を撃破
速水との対戦では、スタイルを変えた小橋が圧倒的に不利な状況ではいましたが、それでもKO勝ちをするといったスタイルを変えることはなく、逆境もはねのける勢いで、逆転KOでチャンピオンの座に登りつめるのでした。
この戦いは、小橋にとってはすごく大きな何かを得る試合だったのではないかと思います。
【はじめの一歩】初防衛戦で負け引退
速水との試合で大きな何かを得ただろう小橋建太。
しかし、自分の実力を認め、あっさりと引退を決意することになった初防衛戦。
彼は、初防衛戦で負けてしまい、それと同時に引退を決意するのでした。
しかし、悔やんだ末に行った引退ではなく、考えて納得して選んだ選択だったと言えます。
【はじめの一歩】現在はトレーナー
初防衛に失敗した後、引退してトレーナーに転向します。
引退直後には一歩のもとに挨拶に訪れ、一歩に対して感謝を述べました。
それと同時に、一歩、千堂、間柴、宮田以外の同期が全員引退したことを一歩に告げます。
その後も、小橋は鷹村の目の病気の疑いで悩んでいた一歩の相談を受けたり、ジムの後輩である唐沢のタイトルマッチのセコンドにつくなど、トレーナーとしてしっかりと活躍しているのがうかがえます。
【はじめの一歩】小橋の残した名言
作中で小橋が残した名言がたくさんあります。
その中から一部をご紹介します。
「ボクにはハデなパンチ力も、目をみはるような技術(テク)もないけど、それでもボクシングってのは何があるかわからないよ」
一歩との試合を前に、意味深な発言をした一言でした。
リングの上では何があるか分からないと、鴨川会長も同じような事を言っていましたね。
「非力なボクでもKOを!
あさはかな野心だったのか!?あさはかでもいい!!」
あさはかな野心だと言っていましたが、速水との試合で願望が叶いましたね!!
まとめ
一歩との試合をきっかけに成長した小橋。
試合では泣けてしまい、ボクサーとしては力不足だった事もありますが、彼自身のボクシングの世界では成功しているのかなとも思います。

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