烈火星宮の起こした事件で初登場してから、再登場時には物語の重要な鍵を握る人物になっていたナタク 孫。
彼の詳しいプロフィールを探っていきます。
目次
【炎炎ノ消防隊】ナタクとは一体何者?
- 名前:ナタク 孫
- 年齢:11歳
- 身長:142cm
- 誕生日:7月9日
灰島重工の施設『能力開発研究所』にて実験を受けている少年。
烈火による蟲を使った実験の被害者ですが、その事件をきっかけに能力に目覚めました。
アドラバーストにも覚醒し、「六柱目」として伝導者一派にねらわれることになってしまいます。
【炎炎ノ消防隊】ナタクの能力は第何世代?特徴は?
放射能を帯びた炎を発射できる第三世代能力者。
アドラバーストに覚醒していない時点で研究所での評価はオールSと、能力の高さがうかがえます。
【炎炎ノ消防隊】ナタクが実験されていた灰島重工とはどういう組織?
子供たちに実験を行っている灰島重工とは一体どういった組織なのでしょう。
灰島重工とは?
灰島重工とは、「炎炎ノ消防隊」世界の最大企業のことで、東京皇国のほぼすべての産業に関わっています。
特殊消防隊の装備の開発を独占して引き受けているため、隊に対する発言力も大きいとされています。
その実態は、規模の大きさ故に正確につかむことが出来ないほどです。
しかし、灰島は秘密裏に能力開発研究所と呼ばれる施設で、能力者の子供たちを戦闘テストと称して危険な目に合わせるなど、非道な実験を繰り返し行っていました。
灰島重工メンバーは誰がいる?
- グレオ 灰島(グレオ・ハイジマ)
灰島重工の社長。
アドラバーストを持つシンラを監視するため、科学員リヒトを第8にスパイとして潜入させるよう支持した人物です。
しかし、リヒトに独断行動が目立ち始めたことで彼の殺害も視野に入れるようになります。
- 優一郎 黒野(ユウイチロウ・クロノ)
灰島重工で能力開発研究所の主任を務めています。
重度の灰病によって右手は黒く変色していますが、それでもその腕を酷使し噴き出す高温の黒煙を武器にして闘う第三世代能力者。
弱い者いじめが好きで「死神」「最凶」の異名で呼ばれています。
その実力は高く、特殊消防隊最強の紅丸大隊長にも匹敵する、と言われています。
能力開発のため、研究所にて子供相手に過激な戦闘テストを行うのが彼の役目です。
- 人形使いのお姉さん(本名不明)
灰島重工・能力開発研究所の職員。
「ドミニオンズ」と呼ぶ人形たちを操り、能力の使い方がわからない子供たちの教育を担当しています。
一見明るく人当たりの良い職員のように見えますが、メカと子供はどちらも大人の道具であり予想できる動きをするだけだ、などといった冷酷な発言をする一面もあります。
【炎炎ノ消防隊】ナタクが登場する「巨大焔ビト」と戦うエピソードのあらすじ、展開まとめ
灰島からスパイとして送られた科学捜査員リヒトは聖陽教と灰島のつながりを怪しみ、第8に対して灰島重工の能力開発研究所の調査を提案します。
その提案に乗った第8メンバーはシンラを囮に灰島に潜入することに成功します。
しかしそのころ、「六柱目」を確保するために白装束一派も灰島に乗り込んでいたのです。
そして、施設の研究対象だったナタクは突然アドラバーストに覚醒。
「六柱目」を巡る第8と灰島の争奪戦から、白装束の乱入による三つ巴の戦いに発展していきます。
白装束のハウメアやカロンたちによってナタクは拐われてしまい、死体を焰ビトの操り人形に変えてしまう伝道者リツの呪術で作られた大焔人に取り込まれてしまいます。
ハウメアの能力により神経を興奮状態にさせられたナタクは、危険な放射能を周囲にまき散らします。
ナタク奪還のため一時共同戦線を張るシンラと黒野でしたが、暴走するナタクの能力に苦戦します。
アーサーのプラズマ能力を使いハウメアの電波を妨害するアーサー&ヴァルカン組、ハウメアたちを阻止しようとするマキ&人形のお姉さん組、敵同士ながら柱と守り人の関係を守ろうとするシンラ&カロン組といった即席バディができあがる中、ナタクを止めようと大焰人に近づくシンラ。
アドラリンクした2人の見た記憶は、医者の家に生まれ、過度な期待をかけられ続けたナタクの精神が壊れていく様子でした。
アドラリンクにさらにパニックになったナタクは、東京全土を壊滅させるほどの威力の放射能ビームを放ちます。
絶体絶命と思われましたが、伝道者のカロンがそのビームを月まで跳ね飛ばし、事なきを得ます。
そして灰島重工の黒野は、一刀両断で大焰人の腕をそぎ落とします。
大焰人は“鬼”とまではいかないものの相当の硬度を誇り、作り出した伝道者までも黒野を指して「強いな!」と呟くほど。
まだまだ不明確な能力が多い黒野ですが、その強さは相当なレベルのようです。
【炎炎ノ消防隊】ナタクの行方、灰島重工と第8特殊消防隊の関係はどうなった?
大焰人からナタクを救い出した黒野は、強くなろうとするナタクに対し弱いままでいいと語ります。
自分がいたぶりたくなるような弱いままの子供でいて欲しい、と。
それは周りの人間から強く、優秀になることを期待され続けたナタクにとって救いとなる言葉でした。
その2人の姿を見て、白装束カロンはナタクの「守り人」にあたる人物は黒野であるとつぶやき、いったんナタクを灰島の保護下に置いたまま退散することを決めます。
こうして、灰島・第8・白装束の戦いは幕を閉じたのでした。
当初疑っていた、白装束と灰島とのつながりは薄いと判断した第8。
一方灰島も、対伝道者で共同戦線を張ることを提案します。
天照を管理する灰島に恨みを持つヴァルカンは、天照を超える発電源を開発してみせると息巻きます。
意外にも灰島社長はヴァルカンに出資する姿勢を見せ、第8は灰島を味方に付けることに成功したのでした。
【炎炎ノ消防隊】ナタクが登場するのはコミックス何巻?あらすじ、みどころを紹介!
ナタクの初登場は、コミックス4巻です。
烈火星宮が子供たちに蟲を埋め込む実験を行うシーンで、被害にあう子供たちのうちの一人です。
ナタクは蟲を埋め込まれますが、焰ビトにならずそのまま気絶してしまい、その姿を見た烈火は「種火の適合者を見つけた」と呟きます。
ナタクが発火能力に目覚めた瞬間でした。
次にナタクがコミックスに登場するのは15巻です。
ここではすでに灰島重工の能力開発研究所の実験体として紹介されています。
ナタクが職員の黒野と能力テストを行うシーンで15巻は幕を閉じ、16・17巻では第8が“灰島重工調査作戦”と称した潜入捜査を行い、ナタクを奪おうと姿を現した白装束一派との戦いを繰り広げていきます。
ちなみに17巻はナタクと灰島の職員・黒野とのツートップ表紙になっています。
【炎炎ノ消防隊】<考察>ナタクの由来は中国神話哪吒(ナタ)から来ている?
哪吒(ナタ)とは、中国仏教・ヒンドゥー教の民話の登場人物です。
登場する作品によっては、読み仮名を「ナタク」としているものもあります。
哪吒に関する物語は、中国の古典小説である『封神演義』『西遊記』にも登場します。
中国の人にとっては馴染み深いわんぱく武神といった存在のようです。
『西遊記』では、天界で暴れる孫悟空の討伐に駆り出されたり、三蔵法師一行の旅を助けるために天帝に度々遣わされたりしています。
ナタクの名字が「孫」なのは、もしかすると「孫悟空」に関係しているのかもしれません。
蓮の花や葉の形の衣服を身に着け、乾坤圏(円環状の投擲武器)や混天綾(魔力を秘めた布)、火尖鎗(火を放つ槍)などの武器を持ち、風火二輪(二個の車輪の形をした乗り物。火と風を放ちながら空を飛ぶ)に乗って戦う姿が描かれていることが多いそうです。
まとめ
「六柱目」であることが明らかになったナタク。
今後も物語の重要なシーンで登場することは間違いないでしょう。
そのときナタクは、灰島側なのか、それとも伝道者側についてしまうのかも気になるところです。

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