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バジオウとは何者なのか
結論から言うと、バジオウは戦で滅んだバジ族のただ一人の生き残りで、楊端和の右腕を務める山の民の戦士です。死亡はしておらず、素顔は570話で左目が見えただけです。
仮面をかぶった山の民のなかで、秦の言葉を話し、信から「隊長」と呼ばれる男。橑陽の戦いを読んだ人なら、楊端和を背負って谷を跳んだ場面を覚えているはずです。この記事では、バジオウの過去と強さ、死亡説の出どころ、仮面の下の素顔、アニメと実写のキャストまで順に見ていきます。
この記事でわかること
- バジオウのプロフィールと、楊端和軍での立場
- 獣のように生きていた過去と、楊端和との出会い
- バジオウの強さと、討ち取った相手
- バジオウは死亡したのか(574話・575話で起きたこと)
- 仮面の下の素顔が見えたのは何話か
- アニメの声優と実写のキャスト
- バジオウがなぜ仮面を外さないのか(カイの読み)
バジオウのプロフィール
バジオウの初登場は単行本2巻16話です。王宮を追われた嬴政たちが山界に入り、山の民に囲まれた場面で、先頭に立っていたのがバジオウでした。アニメでは第1シリーズの7話で登場しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出身 | バジ族(戦で滅び、ただ一人の生き残り) |
| 立場 | 楊端和軍の将。楊端和の右腕 |
| 武器 | 双剣。蹴りも使う |
| 言葉 | 山の民の言葉と秦の言葉 |
| 初登場 | 2巻16話(王都奪還編) |
| 生死 | 生きている(死亡説は575話で否定) |
| アニメの声優 | 新垣樽助 |
| 実写のキャスト | 阿部進之介 |
山の民は部族ごとに言葉が違い、秦の言葉を話せる者はわずかです。バジオウはそのわずかな一人で、王都奪還編では嬴政と楊端和のあいだに立つ通訳の役も務めました。
僕はこう読む
いちばん獣に近かった子どもが、いまは二つの言葉を話しています。
山の民と秦をつなぐ口が、よりによってバジオウに任されている。
楊端和が出した条件は「人に戻ること」でした。
言葉を覚えたことそのものが、あの約束を守り続けている証拠なのだと思っています。
通訳の場面を読み返すと、ただの便利な役回りには見えなくなります。
バジオウの過去は?バジ族の生き残りと楊端和との出会い
バジ族は、戦に巻き込まれて滅んだ部族です。生き残ったのは幼いバジオウだけでした。一人きりで山に残り、人を襲って内臓を食らいながら生き延びていたと描かれています。言葉は話せず、獣の鳴き声のような声しか出せませんでした。
そのバジオウの前に現れたのが、まだ幼い楊端和の一団です。バジオウは兵たちを蹴散らしますが、楊端和との一騎討ちに敗れます。楊端和はとどめを刺さず、人に戻るなら家族として迎えると告げました。バジオウは泣き、その日から楊端和の一族として育ちます。
仮面は、この獣の時代からかぶったままです。バジ族の印を、一族が消えたあとも一人で着け続けていたことになります。
しばし昔に戻るぞ
獣の時代は、消えたわけではありません。王都奪還編で巨漢のランカイを止めるとき、バジオウは「しばし昔に戻るぞ」と言って、封じていた野生を自分の意思で解き放ちます。速さでランカイを翻弄し、信の一撃につなげました。
バジオウの強さ
バジオウは、楊端和軍でいちばん前に立つ将です。双剣を持ち、跳び、蹴る。山の民らしく型にはまらない戦い方で、討ち取った相手や斬った相手を並べると、戦のたびに大きな首を取っているのが分かります。
- 王都奪還編 … シュンメンと二人で、秦の左丞相・竭氏を討ち取る
- 合従軍編 … 蕞の救援に駆けつけ、趙の将軍・晋成常を討ち取る
- 鄴攻め(橑陽)… 犬戎の将ゴバと互角に斬り合い、趙の公孫龍の右手を斬り落とす
鄴攻めの論功行賞(642話)では、持ち場を離れられない楊端和に代わって、バジオウが特別大功の宝剣を受け取りました。楊端和の名代を任されるのは、右腕だからこそです。
戦場では頼りになる一方で、実は方向音痴という一面もあります。
バジオウは死亡したのか
バジオウは死亡していません。死亡説が広まったのは、鄴攻めの橑陽の戦いで、本当に死んだように描かれた場面が二度あったからです。
一度目は569話から570話です。犬戎に追われ、負傷した楊端和を背負ったバジオウは、サハ渓谷を跳び越えて逃げます。囲まれたとき、バジオウは幼い日の誓いを思い出していました。
「胸に誓ったのだ あの時 いかなる刃からも この人を 命にかえても守り抜くと」
僕はこう読む
あの誓いは、楊端和に向けて口にしたものではありません。
泣いていた子どもが、胸の中だけで立てた約束です。
それを長いあいだ黙って守ってきたから、あの場面で初めて読者に明かされる。
楊端和はたぶん、この誓いを知らないまま背負われていたのだと思います。
言わない忠誠がいちばん重い、という描き方に見えます。
続く570話で、バジオウは野獣のように暴れて敵を払い、楊端和が逃げる時間を作ります。目を覚ました楊端和が見たのは、敵の死体のなかで動かなくなったバジオウでした。
二度目が574話です。戦が終わったあと、シュンメンが楊端和に「バジオウが静かに息を引き取りました」と伝えます。けれど次の575話で、これはシュンメンの嘘だったと分かり、重傷ながら生きているバジオウが描かれました。「バジオウ 死亡 575」と検索されるのは、この場面のためです。
569話は52巻、570話から575話は53巻に入っています。その後の番吾の戦い、趙攻略戦でもバジオウは戦場にいて、最新の80巻、その先の連載でも死亡する場面は描かれていません。
バジオウの素顔は何話で見える?
バジオウの素顔が見えるのは570話です。割れた仮面の間から左目がのぞき、その回の扉にも左目の見えるバジオウが描かれました。切れ長の目で、読者のあいだで「イケメンだった」「かっこいい」と話題になったのはこの場面です。
ただし見えたのは左目のまわりだけで、顔全体はいまも描かれていません。山の民のなかで素顔を見せているのは楊端和だけで、バジオウも、巨漢のタジフも、仮面をかぶったまま戦っています。
僕はこう読む
バジ族は、もうバジオウしかいません。
仮面が部族の印なら、あの仮面はこの世に一枚しか残っていない印です。
獣だった頃でさえ外さなかったのは、それしか持っていなかったからだと思います。
素顔を全部見せないのは、隠しているのではなく、一族を背負い続けているから。
だから左目だけで止めた描き方が、いちばんバジオウらしく見えます。
アニメの声優と実写のキャスト
アニメでバジオウの声を担当しているのは新垣樽助さんです。第1シリーズから出演していて、第6シリーズ(2025年10月から12月、NHK総合)にも登場しました。最終回のあとに続編の制作が発表され、続編では橑陽の戦いが描かれると告知されています。569話の誓いと570話の素顔が、アニメで描かれることになります。
実写映画でバジオウを演じているのは阿部進之介さんです。出演したのは次の3作です。
- 『キングダム』(2019年)
- 『キングダム 運命の炎』(2023年)
- 『キングダム 大将軍の帰還』(2024年)
鍛え上げた体で双剣を振るう姿は、原作の読者からも評判でした。2023年の舞台『キングダム』では、元木聖也さんがバジオウを演じています。
まとめ
バジオウは、滅んだバジ族のただ一人の生き残りで、楊端和に拾われて右腕になった山の民の戦士です。死亡説はシュンメンの嘘で、いまも生きています。
押さえておきたい点を並べます。
- 初登場は2巻16話。山の民と秦の言葉を話す楊端和の右腕
- 獣のように生きていたところを、幼い楊端和に敗れて家族に迎えられた
- 竭氏と晋成常を討ち取り、公孫龍の右手を斬り落とした
- 574話でシュンメンが死を伝えたが、575話で嘘と分かり生存
- 素顔は570話で左目だけ。顔全体はまだ描かれていない
- 声優は新垣樽助、実写は阿部進之介
僕はこう読む
バジオウの物語は、一度も自分のために戦っていないところが特徴だと思っています。
竭氏も晋成常も、討ったのは楊端和の戦のためでした。
宝剣を受け取った論功行賞でさえ、本人の手柄としてではなく名代として立っています。
獣から人に戻った男が、人として選んだのは誰かの盾になることでした。
その選び方が、仮面の下の顔よりもバジオウの素顔に近いと読んでいます。
バジオウを「楊端和の右腕の将」と見るか、「一人きりで生き延びたバジ族の最後の一人」と見るかで、570話の読み方はずいぶん変わります。
——あなたはバジオウを、楊端和の右腕だと思いますか。それとも、バジ族を一人で背負う最後の戦士だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
バジオウについては、死亡説と素顔の話数をよく聞かれます。要点だけ整理しておきます。
Q. バジオウは死亡しましたか。
A. 死亡していません。574話でシュンメンが死を伝えましたが、575話で嘘だったと分かり、重傷ながら生きていることが描かれています。
Q. バジオウの素顔は何話で見られますか。
A. 570話です。割れた仮面から左目が見え、扉にも描かれました。顔全体はまだ描かれていません。
Q. バジオウは何者ですか。
A. 戦で滅んだバジ族のただ一人の生き残りで、楊端和に敗れて家族に迎えられ、右腕の将になった山の民の戦士です。
Q. 実写でバジオウを演じたのは誰ですか。
A. 阿部進之介さんです。『キングダム』『運命の炎』『大将軍の帰還』の3作に出演しています。
Q. アニメのバジオウの声優は誰ですか。
A. 新垣樽助さんです。第1シリーズから担当していて、第6シリーズにも登場しています。
右腕と呼ばれる者たちの話です。シュンメンも、王賁の関常も、山の民のタジフもそこに。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日


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