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乱銅(らんどう)とは何者か
結論から言うと、蒙驁軍の千人将です。高狼城を落としたあと魏の民を殺し暴行していたところを、当時まだ三百人将だった信に斬られました。18巻193話の出来事です。
味方の将に手を出せば、軍では斬首に値します。それを分かったうえで信は踏み込みました。そして斬った信のほうも、実際に罰を受けています。この記事では、乱銅がどういう人物で、あの場で何が起きて、そのあと誰がどんな処分を受けたのかを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 乱銅(らんどう)の立場と、高狼城で起きたこと
- 誰がどう処分されたのかを並べた表
- 原作の巻数話数と、アニメで見るなら何話か
- この一件が「正しさ」ではなく「代償」の話である理由(カイの読み)
乱銅はどんな人物として描かれているのか
乱銅は、秦軍筆頭将軍・蒙驁(もうごう)が率いる蒙驁軍の千人将です。「白老」の異名を持つ蒙驁のもとで、それなりの実績を積んで千人将まで上がった人物と見られます。
ただし戦場での戦闘場面は描かれておらず、実際の強さは不明のままです。分かっているのは性格のほうで、傍若無人という言葉がそのまま当てはまります。当時まだ三百人将だった信に対し、自分の階級を名乗ったうえで「青臭ぇガキ」と見下しました。
乱銅は千人将、信は三百人将でした
ここで効いてくるのが階級です。乱銅は千人将、信はまだ三百人将でした。乱銅がわざわざ自分の階級を名乗ってから見下したのは、その差を突きつけるためです。
信の昇進は、蛇甘平原で百人将、馬陽で三百人将、そして山陽攻略戦で千人将という順です。つまり乱銅を斬った時点では、信のほうが下の階級でした。臨時の千人将になるのはこの一件のあとで、正式な昇格は輪虎を討った論功行賞まで待つことになります。
僕はこう読む
下の階級の者が、上の階級の者を斬っています。
軍でこれをやると、言い分の中身にかかわらず命令系統そのものへの反逆になります。
渕が「斬首」と言ったのは脅しではなく、手続きとしてそうなるという話でした。
乱銅の「青臭ぇガキ」が効いているのは、その階級差を先に読者へ見せているからだと思っています。
高狼城で何が起きたのか
山陽攻略の中で、秦軍は魏の高狼城を落とします。ところが城を落としたあとの街から火の手が上がりました。
信が駆けつけて目にしたのは、乱銅の千人隊が魏の人間を殺し、女性を暴行している光景でした。信は止めに入ろうとしますが、副長の渕が必死に押しとどめます。味方の将に手を出せば、下手をすれば斬首だからです。
それでも信は斬りました。乱銅は重傷を負い、戦列に復帰できない状態になります。
僕はこう読む
この場面で効いているのは、渕が止めたという一点だと思っています。
渕は乱銅の側ではありません。それでも止めました。「やめておけ」と言える人間が、信のそばにいた。そのうえで信は踏み越えます。
止める人間がいない状況で暴走したのなら、それはただの若さです。止められたうえで選んだから、これは決断になります。
キングダムが信をどう育てているかがよく出た場面で、正しさは、代償を知ったあとにしか成立しないという書き方をしています。
その後、誰がどんな罰を受けたのか
この件では、双方が軍から処分を受けています。片方だけが裁かれた話ではありません。
| 誰が | 何をしたか | どうなったか |
|---|---|---|
| 乱銅隊 | 高狼城を落としたあと、魏の民を殺し暴行した | 軍から処分を受けた |
| 乱銅 | 隊を率いて略奪と暴行の側に立った | 重傷。戦列に戻れず以後は登場しない |
| 信 | 味方の千人将である乱銅を斬った | 罰を受けた |
| 渕 | 斬首になると言って信を押しとどめた | 止めきれず、信は踏み越えた |
乱銅隊は、城を落としたあとの略奪と暴行について罰を受けました。乱銅本人は重傷で戦列に戻れなくなり、以後の戦場に姿を見せません。
そして信もまた、味方の将を斬った罪で罰を受けています。止めた渕の言ったことは、そのとおりだったわけです。
僕はこう読む
ここを「信は正しかった」で終わらせると、作者が置いたものを半分落とします。
正しいことをした信も、罰を受けています。軍という組織は、動機を斟酌しません。味方を斬ったという事実だけを処理します。
この作品が繰り返し描くのは、戦場に善悪の審判者がいないことです。乱銅を裁く仕組みは働かず、信を裁く仕組みだけは働く。
それでも信は同じ選択をするだろう、と読者に思わせたところで場面が閉じます。報われないと分かっていて選べるか。大将軍という目標が、ただの出世話にならない理由がここにあります。
アニメでこの場面を見るなら、第2シリーズの第12話です
「乱銅 何話」「乱銅 アニメ」という調べ方が多いので、見に行く先を置いておきます。
原作は18巻・第193話「俺の戦り方」です。高狼城を取ったあとの出来事で、この回の題そのものが信の答えになっています。
アニメで高狼城の攻略を描いているのは第2シリーズの第12話「高狼城攻略」(2013年8月24日放送)です。山陽攻略戦の途中にあたるので、信がまだ三百人将だったころの話だと思って見ると位置が分かりやすいと思います。
まとめ|乱銅とは何者だったのか
乱銅は蒙驁軍の千人将で、高狼城のあとに民を襲い、信に斬られて戦列を去った人物です。ただし、この一件で罰を受けたのは乱銅だけではありませんでした。
この記事で追った決め手を並べます。
- 乱銅は蒙驁軍の千人将。戦闘場面は一度も描かれず、強さは不明のまま
- 信をまだ三百人将だったころに「青臭ぇガキ」と見下した
- 高狼城を落としたあと、乱銅隊が魏の民を殺し暴行した
- 副長の渕は、味方を斬れば斬首になると言って信を止めた
- それでも信は斬り、乱銅は重傷で戦列に戻れなくなった
- 乱銅隊も信も、双方が軍から処分を受けている
- 原作は18巻193話「俺の戦り方」。アニメは第2シリーズ第12話
僕はこう読む
乱銅には、戦闘場面がひとつもありません。
千人将まで上がった人物なのに、強さが分からないまま退場します。
つまり原泰久先生は、乱銅を倒すべき敵としては描いていない。信が越える相手ではなく、信に代償を払わせるために置いた人物です。
だから乱銅が死んだかどうかを確かめても、この場面は何も返してくれないのだと思っています。
乱銅を悪役として見るか、信の値段を決めるために置かれた人物として見るかで、193話の重さが変わります。
——あなたは信が乱銅を斬った一件を、正義が通った場面だと思いますか。それとも、損をすると分かっていて動けるかを問う場面だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
乱銅は、斬られた側なのに名前だけが残っている千人将です。
Q. 乱銅は死亡したのですか。
A. していません。重傷で戦列に戻れなくなった、という描かれ方です。
Q. 乱銅を斬った信は、罰を受けたのですか。
A. 受けています。味方を斬った事実は、理由がどうあれ軍が処理します。正しいことをした側も罰を受ける——そこまで描いてあるのが、この一件のいちばん重いところだと思います。
Q. 何巻を買えば、この場面を読めますか。
A. 18巻です。高狼城の攻略から乱銅の一件、そのあとの処分までがこの巻に入っています。前後の流れごと追いたいなら、山陽攻略戦の始まりから読むほうが分かりやすいと思います。
重傷で、死亡は描かれていません。飛信隊の渕と土門将軍、蒙驁も置きました。
止めた副長渕さんはなぜ飛信隊の副長なのか?連絡係から成り行きで就き、いまは五千人将!信を止めた渕は、成り行きで副長です。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月12日


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