【メイドインアビス】ミーティが「殺して」と願った理由とは?枢機へ還す光の衝撃とナナチの決断! | 漫画コミック考察ブログ

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【メイドインアビス】ミーティが「殺して」と願った理由とは?枢機へ還す光の衝撃とナナチの決断!

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この記事を読むとわかること
  • ミーティはボンドルドの実験で変化した
  • ナナチとミーティの絆が深まる
  • ミーティが「ころして」と叫ぶ衝撃

元気いっぱいでどんな相手にも積極的に話しかけ、探窟家の最高位である白笛に憧れていた少女ミーティ。

ミーティはメイドインアビスの作中では、間違いなく可哀想なキャラクターとして名前が挙がるでしょう。(トップ3には入るはずです)

 

成れ果てとなる前のナナチとの関係や、どのような経緯であのような姿になってしまったのか、成れ果てになった後の生涯について紹介していきたいと思います。

 

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【メイドインアビス】ミーティはどんなキャラ!?

人間であった時のミーティはピンク色の髪と眼、薄い褐色の肌をした好奇心旺盛で元気な少女で、探窟家として最高位である「白笛」に憧れていました。

ナナチとは黎明卿・ボンドルドに集められた子供たちの一人として出会います。

しかしボンドルドの残酷な人体実験の影響で自我を失い、壊れたぬいぐるみのような外見で不死性を持った存在へと変化してしまいました。

 

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【メイドインアビス】ナナチとミーティの出会い!

ボンドルドは人体実験のために、海外から孤児たちを実験材料として集めていました。

ナナチとミーティも、そういった理由で集められた大勢の子供たちの中で出会います。

ナナチとミーティは出身地域の子供たちから、煙たがられていたようです。

推測ですがその理由としてナナチは物静かで不気味、ミーティは馴れ馴れしくて暑苦しい、とかだと思います。

 

そんな二人はボンドルドの拠点である第5層の「前線基地(イドフロント)」までの移動時に仲良くなりました。

ミーティが一人で食事をしているナナチに強引に声を掛け、はじめはオドオドしているナナチでしたが、次第に心を開いていき就寝時は一緒に本を読むほどに仲良くなりました。

ミーティは、文字が読め知識が豊富なナナチを「相棒、ブレイン」などと呼び、それまで瞳に光が無かったナナチも瞳をキラキラとさせ会話をしていました。

後にナナチはミーティのことを「オイラの一番の宝物」とまで言っており、二人の絆を感じます。

 

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【メイドインアビス】なぜミーティは成れ果てになったのか?

ミーティはボンドルドの人体実験により、ぬいぐるみのような外見の成れ果てになってしまいました。

アビス(冒険をする大穴)には上昇負荷(アビスの呪い)というものが存在します。

 

上昇負荷とは、アビスの下側から上側に戻る際に生じる肉体への負荷です。(深刻な逆高山病のようなものです)

上昇負荷の深刻度は深度(深さ)によって変化し、深いほど重篤な症状になります。

上昇負荷深刻度
  • 第一層…眩暈と吐き気
  • 第二層…重篤な眩暈と吐き気
  • 第三層…幻覚、幻聴、平衡感覚の不調
  • 第四層…全身の痛み、穴からの出血
  • 第五層…人間性の喪失、もしくは死
  • 第六層…確実な死

といったものです。

ミーティが「成れ果て」になったのは第五層の上昇負荷である「人間性の喪失」に該当します。

 

ボンドルドが子供たちを集めた理由は、上昇負荷の人体実験に使用するためです。

ボンドルドの理論としては「アビスの上昇負荷を一方に押し付ければ、もう一方は安全なのでは?」というものでした。

不運なことに、ナナチとミーティはこの実験に参加することになりました。

隣同士で透明な箱に入れられた二人、今回上昇負荷を押し付けられるのはミーティです。

その事実を知ったミーティは、ナナチに「あたしが人間じゃなくなったら… ナナチのところに魂が戻るように…」と何か覚悟を決めていたようです。

施設の地下深くまで落とされ、二人の入った箱は同じ速度で上へ引っ張り上げられます。

お互いに上昇負荷の影響で辛そうですが、明らかにミーティの様子がおかしくなっていきます。

目や鼻に限らず全身から血を流して叫んでおり、段々と体全体が溶けていくように崩れていきます。

ミーティは途中から「ころして、ころして」と叫びます…

一方ナナチはうずくまっており、顔や手からフワフワな毛が生えていきます。

そして箱が元の位置に戻ったときには、ナナチは登場時のウサギの獣人のような外見となり、ミーティは知性を無くし壊れたぬいぐるみのような外見で、不死性を手に入れました。

 

ナナチは人間性(知性)を保ったまま外見的な人間性の喪失をし、ミーティは人間性(知性)を失い二重の上昇負荷により不死性までも手に入れました。

ここの変異の描写はとても残酷であり、作品の舞台であるアビスの恐ろしさを感じました。

しかし、作中の探窟家たちがどのような冒険に挑んでいるのかが分かる場面でもありました。

 

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【メイドインアビス】ミーティは死を望む!?

二人が「成れ果て」になった後も、ボンドルドは二人に対して実験を続けました。

ナナチは唯一の知性が残っている実験体であるため、人間的な生活ができました。

しかしミーティはその不死性の限界を調べるためにつぶされたり、刺されたり何度も苦痛を味わいました。

ミーティはどんなに原型を破壊されてもある程度回復しましたが、徐々に回復された形状が崩れていきました。

 

またミーティの能力でも回復することが、出来ない攻撃が1つだけ発見されました。

それはボンドルドの技のひとつで肘から放たれるレーザー、「枢機へ還す光(スパラグモス)」です。

この攻撃はレグの火葬砲に似ており、レーザーに触れたものを糸のように分解します。

ミーティはこの攻撃を左目に受け、修復できていませんでした。

 

ナナチは日常的にボンドルドの実験で苦痛を受けるミーティを見過ごすことができず、ミーティを連れてボンドルドの前線基地を脱走し、第4層の隠れ家で生活をしていました。

ナナチの目的は、不死のミーティが苦しまないで死ぬ方法を探すことです。

ナナチが生きている間はミーティを守ることが出来ます。

しかしナナチが死んだあと、もし不死のミーティが原生生物に襲われた場合、不死であるため永遠に食料として捕食され続けます。

ナナチはミーティの魂は成れ果ての体に捕らわれていると考えており、あの体から解放するために日々ミーティを殺す手段を模索していました。

実際にミーティも成れ果てに変異する前に「ころして、ころして」と叫んでいますし、ナナチの目的は間違っていないと思います。

親友からの最後のお願いのために、親友だったものを殺害するのはとてもつらいですね…

 

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【メイドインアビス】ミーティの複製?

冒険を続けるリコ達はとある場所で、レグが火葬砲で介錯したはずのミーティと再会することになります。

第38話でボンドルドを撃退したリコたちは、「命を響く石」となったプリシュカと共に前線基地を旅立ち、第六層に向かいます。

更なる深層を目指す一行ですが、就寝している間に命を響く石を何者かに奪われ、代わりに謎の落書きがされた手紙を見つけます。

犯人を捜していると、謎の落書きと同じマークが書かれている入口のようなものを発見します。

入口に入ってみるとその中は集落のようになっていて、大量の成れ果てが住んでいました。

集落は物の存在価値を「イルぶる(村)」に清算してもらい、「物質の価値」を通貨のように使用していました。

 

その村の一室、ベラフの部屋にはなんとレグに介錯をしてもらったはずの成れ果ての姿をしたミーティがいました。

このミーティは、以前ボンドルドがイルぶる(村)に連れてきた本物のミーティの複製で、所有者ベラフの体の大部分を対価として支払うことで複製されました。

複製であるミーティですが、イルぶる(村)による再現度は非常に高く、魂まで写し取ったその時点での完全な複製となっています。(複製ミーティには両目が存在するため、ボンドルドの枢機へ還す光の攻撃を受ける前の完全複製体となります)

ベラフは不死の能力をもつ複製ミーティの体液を吸い続けており、それを目撃してしまったナナチはベラフに対して、ナナチ自身の全てを対価として支払うことで、ミーティを傷つけないことを約束させます。

ミーティはレグのおかげで幸せな死を迎えることができたはずなのに、報われない現実を突きつけられてしまいました。

 

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【メイドインアビス】ミーティの最期!

作中ナナチ達は、ミーティとの別れを2度経験します。

 

1回目は、第4層でのレグの火葬砲による介錯のときです。

レグの火葬砲を見たナナチは、唯一ミーティに修復不可能な傷をつけたボンドルドの技、枢機へ還す光に似ていることに気づき、レグにミーティの介錯を依頼します。

レグにも葛藤がありましたがミーティの不死性や苦痛について話を聞き、介錯をすることに決めました。

介錯の場面では沢山のぬいぐるみや花に囲まれたミーティが、いつもと変わらない表情で座っていました。

レグが震える手で火葬砲を打とうとした時、ナナチはミーティを抱きしめて今までの感謝や悲しみを全て吐き出し終えた後、火葬砲を打つようにお願いしました。

火葬砲を受けたミーティは全身が糸のように解けていき、優しい目をしたまま消えていきました。

このシーンはミーティのためを思い、天に旅立たせるという悲しいけれど感動的なシーンでした。

 

2回目は複製体との別れをナナチが決意したときです。

このミーティとの別れは、成れ果ての姫ファプタとの戦闘で訪れます。

ファプタがイルぶる(村)に侵入したことで、村の清算システムが崩壊していきます。

それに伴い村によって完全複製されたミーティは、所有者であったベラフの部屋を出ると存在が消えてしまう状態になりました。

そんな状況でナナチが下した選択は、自身でミーティの魂を天に送ることでした。

前回は自身ではどうしようも出来ずレグに介錯を頼みました。

今回はそうではなく、自分自身の行いによりミーティを消滅させました。

ミーティは黒い灰のように崩れていき、ナナチの手の中で静かに消えていきました。

このシーンでの別れも前回と同様に感動的でしたが、今回の別れは悲しみもありながらナナチの覚悟が顕著に表れており、ミーティの冒険への思いも載せ勇気を奮い立たせるような別れでした。

 

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まとめ

白笛を目指していた元気いっぱいの少女ミーティですが、その目標はボンドルドによる残酷な人体実験により達成することができませんでした。

しかしミーティの思いや夢は最高の親友であるナナチが受け継ぎ、新しい仲間であるリコ達と成し遂げることでしょう。

そしてその冒険の果てに、ナナチがミーティの分まで冒険を楽しむことができるのか今後とも目が離せません。

この記事のまとめ
  • ミーティはボンドルドの実験で変化した
  • ナナチとミーティの深い絆が描かれる
  • ミーティは「ころして」と願った理由
  • 不死のミーティが感じた苦痛とは
  • ナナチがミーティを解放しようとする
  • ミーティの最期に込められた思い
あいり
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