- 録嗚未は王騎軍の第1軍長で信頼厚い武将
- 王騎の死後、録嗚未は暴走し敵に大打撃
- 奢雍の戦いで録嗚未が圧倒的突破力を発揮
元王騎軍、現騰軍の第1軍長といえば録嗚未。
偉大な大将軍たちに仕え、絶大な信頼を得ているこの録嗚未とはいったいどのような人物なのでしょうか?
また緊迫した戦場においてツッコミとボケを繰り返す騰との関係は・・・調べてみました。
目次
【キングダム】王騎に仕えた録嗚未とは?
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六大将軍最後の一人にして最強の「秦国の怪鳥」王騎。
王騎自らが戦闘をゆく刻、その軍は全員が鬼神と化すと称されるほど屈強な軍団です。
この王騎軍は非常にバランスの取れた、また個性的な武将が揃っています。
副官の騰の他、録嗚未、隆国、鱗坊、干央、同金といった将軍クラスの武将が第1から第5軍長を任されています。
その中でも常に第1軍長を務めている録嗚未は、王騎・騰といった大将軍からの信頼を厚く受けている軍団の要といえます。
【キングダム】並ぶ者がいないほどの熱血漢!
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今日はっ…秦国から盗んできたよォ!
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第1軍長・録嗚未はどのような武将なのか?
録嗚未の性格は一言で表すと「熱い!」、熱血漢で部下にも厳しいが自分にはより厳しい男です。
ところが騰や他の軍長・信のことを気に掛けたりすることもあり、ただ厳しいだけの男ではなく兄貴肌な面も持っています。
しかし王騎の死後、李牧が来秦し秦趙同盟を持ちかけるやいなや、李牧一行全員の首を落としてやると激怒したり、奢雍戦の際王賁が提案した作戦に対し内容を聞かずに激怒したりと、極めて短気で感情的になりやすい性格の持ち主です。
ただ少し面白いところが副将であり後の大将軍である騰に対しては、騰の方が先輩であるにも関わらずなぜかいつもタメ口なのです。
他の言動を見ている限り上下関係に厳しく規律を重んじる武人に見えるのですが、騰とは少し特別な間柄なのかもしれません。
【キングダム】録嗚未の公式の強さは?
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録嗚未が王騎軍の第1軍長であることから、王騎・騰に次いで軍内で3番目の強さを持った武将であることは間違いないようです。
また函谷関における合従軍との戦いで、楚軍の戦象軍を目の当たりにした録嗚未は一瞬でその指揮系統を見抜き少数部隊を編成してこれを蹴散らします。
普段は血気盛んですぐに怒る短気な男ですが、いざ戦場となると視野が広く冷静に現状を分析し、先頭を切って解決に向かう戦い方が描かれています。
さらに奢雍の戦いでは後述しているように騰には敵いませんが、武力でも非凡な才能をみせています。
【キングダム】王騎の最期に立ち会えなかった?
王騎役 #山口祐一郎
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趙国三大天である龐煖・李牧と一度に戦うこととなり、死地へ追い込まれた王騎将軍は蒙武・信の活躍で危機を脱しますが、王騎軍を騰へ、そしてその矛を信へ託し命を落としてしまいます。
その時録嗚未は敵将・万極と交戦中で、王騎の最期には立ち会えませんでした。
しかし王騎の死を知った後、録嗚未は激昂と共に暴走しだし命を投げ出すかの様な戦い方で万極軍に自軍の倍以上の被害を与えます。
隆国以外の他の軍長も別の戦場で凶報を聞くことになり、涙し力を落とすことになりますが、王騎の「誰一人として私の後を追うことを禁じます。軍長を含め1人もです。」との言葉も伝えられ王騎軍は主戦力を保ったまま、騰へと引き継がれます。
【キングダム】奢雍で見せた圧倒的な突破力
【登場キャラクター紹介・69】
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元王騎軍の第1軍である録嗚未軍が、その圧倒的な突破力を見せ付けたのが奢雍の戦いです。
この戦いは王賁の提案により録嗚未軍・飛信隊・玉鳳隊の3軍が独立した主攻となり、同時刻に敵本陣を目指すという極めて難易度の高い作戦を実行します。
飛信隊は凱孟、玉鳳隊は紫伯とそれぞれ魏火龍七師を相手に苦戦を強いられ、何とか3日目に敵本陣にたどり着きますが、録嗚未軍はわずか半日で一気に八千の兵を残し攻め込みます。
そして後から来る飛信隊のためにつぶれ役になることが分かっていながら、玉鳳隊と共に多方面から攻め敵本陣をかく乱します。
実は決戦の日の前夜、騰が「この奢雍の戦いはこれからの秦軍を担う若い才能たちが、傑物・呉鳳明に挑みその名を中華に響かせる戦いにすべきだ」と言い、亡き王騎が本気で目指した中華統一への道を具現化するための一歩だと録嗚未に伝えます。
結果として圧倒的な突破力も後から続いて来る若い将たちのために道を開けておくという、いぶし銀の役割を果たす形となりました。
【キングダム】臨武君との一騎打ち
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秦国の存亡の危機となった合従軍との戦いの最中、蒙武・騰連合軍9万対楚軍15万の最大規模の戦いがはじまります。
楚軍の第1軍の大将は将軍・臨武君で先の戦いで第5軍長・同金を瞬殺した猛将です。
数的に不利な状況でも録嗚未軍はその圧倒的な突破力を活かし臨武君へとたどり着きます。
二人の一騎打ちが始まり臨武君も録嗚未の武力を認めますが、余裕たっぷりな態度で振舞います。
そこへ第3軍長・鱗坊が駆けつけ、「同金の敵討ちだから2対1の戦いでもよかろう」と臨武君へ突進したその時、鱗坊のこめかみを一本の矢が貫きます。
若き中華十弓の楚将・白麗の放った矢で鱗坊が崩れ落ちる中、今度は臨武君の大錘が録嗚未を襲います。
その後録嗚未は中華十弓・白麗の矢をかわしながら、猛将・臨武君と闘い続けるという離れ業をやってのけます。
しかし地力に勝る臨武君の渾身の一撃で録嗚未は馬上から叩き落とされ、まさに最期の一撃というところで大将・騰が敵軍を蹴散らし割って入ります。
そして激戦の末に臨武君を葬り去り、その強さを認めながら騰は臨武君の骸にこう言います。
「あの世で同金・鱗坊・録嗚未と酒でも飲むがいい」
【キングダム】やり取りが面白いお笑いコンビ!?騰&録嗚未
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この激戦の状況の中で冗談が言えるなんて、騰という人物の奥深さが際だった名場面と感じつつも、死人扱いされた当の録嗚未はその場にいた全員が歓喜の声を揚げる中、一人怒っているのでした(笑)
実は騰が臨武君との闘いの中で自分のことを「天下の大将軍だ」と言ってのけたとき、録嗚未は小声で「あんたは違うだろ」と心の中でつっこんでいたのをお見通しだったから、やり返したのかもしれませんね。
そして合従軍に勝利した際も録嗚未本人が真後ろに居ながら、騰「録嗚未たちの死が無駄にならなくてよかった」、録嗚未「オイ(怒)」のボケ&ツッコミが・・・。
王騎将軍を長年支え続けてきた2人の間には強い友情と信頼があり、その関係は他の4人の軍長と比べても特別強い結びつきがあるように感じます。
【キングダム】録嗚未が再び活躍するのは秦趙決着後?
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鄴をめぐる秦趙の戦いには騰軍は参加しておらず当分録嗚未の活躍はお預けとなりそうですが、キングダムは概ね史実の沿って物語が進んでいますので次の活躍は紀元前230年、騰が秦軍10万を率いて韓を滅亡させる大仕事での登場となるのではないでしょうか?
なにしろこの韓滅亡は七国のうち最初に国が滅びるビックイベントなので、間違いなく描かれるでしょうし録嗚未と騰のコンビにも期待できるでしょう。
ただ、先の合従軍戦で鱗坊・同金の第3・第5軍長を失ってしまったので、新たなる将が加わってパワーアップして欲しいと思ってしまいます。
まとめ
元王騎軍、現騰軍の第1軍長・録嗚未について調べてまいりました。
彼はもちろん架空の人物ではありますが、各大将軍たちには録嗚未のような頼りになる武将が複数仕え支えていたことは容易に想像できます。
また下克上が出来るようになっていたキングダムの時代では、実力があれば大将軍を目指せたはずです。
そうゆう意味では大将軍は圧倒的な存在で、常に上を目指す武将たちにとって尊敬を勝ち得なければならない宿命を背負っているといえます。
録嗚未にとって王騎大将軍はまさに尊敬と畏敬の念をもって仕えていた証が、王騎と同じ形をしている3つに分かれたあごひげに現われているといつも感じてしまいます。
キングダム史上、最も熱い男・録嗚未は主である王騎への想いを胸に、同じ想いの同士・騰との活躍をこれからも期待してしまいますね。
- 録嗚未は王騎軍の第1軍長である
- 熱血漢として部下に厳しい性格
- 王騎の最期に立ち会えなかった
- 奢雍戦での圧倒的突破力を発揮
- 騰との特別な友情と信頼関係
- 録嗚未の再登場は韓滅亡後の可能性
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