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カタリとキタリの関係は何なのか?
結論から言うと、カタリとキタリは兄と妹です。そして二人の関係は、兄が討たれ、妹がその族長の座と仇討ちを引き継ぐという形で決着します。
橑陽の戦い九日目、兄カタリは敵将ブネンの本陣まで迫りながら討ち死にします。それを目の前で見ていた妹キタリが、メラ族の新しい族長になりました。
そしてキタリは、兄を殺したブネンを自分の手で討ち取ります。兄妹の関係は、この一続きの流れの中にあります。
この記事でわかること
- カタリとキタリが兄妹だということ
- 兄カタリがどう討たれたのか
- 妹キタリが族長を継いだ場面
- キタリが兄について言った「私の100倍強かった」
- メラ族とはどんな一族なのか
- 壁との関係が、兄と妹でどう違うか
先に結論だけ
| 二人の関係 | 兄カタリと、妹キタリ |
| カタリの立場 | メラ族の若き族長 |
| カタリの最期 | 橑陽の戦い九日目、ブネンに貫かれる |
| そのあと | キタリが族長を継ぐ |
| 仇討ち | キタリがブネンを討ち取る |
| 強さの序列 | カタリと渡り合えるのは楊端和(ようたんわ)とバジオウくらい |
メラ族とは、どんな一族なのか
先に一族のほうを押さえます。メラ族はカタリが率いていた山の民の一族です。楊端和の配下にあたります。
見分けるのは簡単です。一角獣のようなツノと、曲剣のようなものが付いた仮面を、全員が着けています。
鄴攻略のうち橑陽の戦いに参戦し、壁軍とともに犬戎・ブネン軍と対峙しました。
強さは山の民の中でも際立っています。敵である犬戎の側から、楊端和の直属部隊・バジオウ隊・フィゴ族と並ぶ部隊として名指しされるほどです。
カタリは「強くて優しい太陽」
族長カタリは、山の民としては珍しい性格をしていました。温和で、落ち着いています。
感情で動かず、血気盛んなキタリや他の部族長たちを冷静に制する側にいました。メラ族の中では「カタリは強くて優しい太陽」と言われるほど慕われています。
片言ながら平地の言葉も話せたため、壁など秦の者ともやり取りができました。共に戦う壁のところへ、わざわざ挨拶に行く礼儀正しさもあります。
強さについては、妹キタリの評価がそのまま物差しになります。山界でカタリと互角にやり合えるのは、楊端和とバジオウくらいだというものです。
兄カタリは、どう討たれたのか
ここが二人の関係の中心です。順を追って並べます。
橑陽の戦い九日目、カタリ率いるメラ族は壁軍の下について、ブネン軍と戦うことになりました。
メラ族は強い。壁軍が苦しめられていた犬戎の精鋭部隊を、逆に圧倒します。
ところがブネンは、味方ごと弓で撃ち抜くという戦い方をしてきました。その中でも乱戦を続けられ、メラ族は退避もできずに追い詰められていきます。
ですが、その間にカタリは動いていました。敵の意識が味方の部隊に向いている隙に、敵将ブネンの本陣まで迫っていたのです。
カタリはブネンの守備兵を仕留めながら、ブネンの側近ジリを瞬殺します。あとはブネンを倒すだけでした。
最後の一手で、逆を取られた
そこで起きたのが、この場面です。
斬られたジリとブネン兵たちが、死にながらカタリにしがみつきました。
カタリは動けなくなります。そしてその隙に、ブネンがジリごとカタリを貫きました。
カタリは馬から崩れ落ち、キタリの見ている前で、ブネンにとどめを刺されます。
僕はこう読む
カタリを殺したのは、ブネンの武ではなく、味方を捨て駒にできる神経のほうだと思っています。カタリは守備兵を仕留め、側近を瞬殺し、腕でははっきり勝っていました。負けたのは「死にかけの兵が縋りついてくる」という戦い方を想定していなかったところです。強くて優しい太陽、という呼ばれ方と、この死に方は表裏になっている気がします。
妹キタリが、族長を継ぐ
兄を失ったメラ族は、戦意を失います。一族の柱がいなくなったのですから当然です。
ここで立ったのがキタリでした。
キタリは、カタリが教えてくれた族長としての役割を思い出します。そして新たな族長として、メラ族を立ち直らせました。
そのままブネンに向かい、こう言いながら討ち取ります。
カタリは私の10倍速かった。カタリは私の100倍強かった
兄の仇を、妹が討ちました。
この台詞は、無念をぶつける言葉であると同時に、自分より強い兄が死んだのに、自分は生きてブネンを倒しているという皮肉でもあります。
キタリはどんな戦士か
兄と妹のちがい
| カタリ(兄) | キタリ(妹) | |
|---|---|---|
| 仮面 | 着けている | 着けていない |
| 性格 | 温和・冷静 | 血気盛ん |
| 武器 | 曲剣 | 曲剣の二刀流 |
| 持ち味 | 総合力とまとめる力 | 剣の速さ |
キタリは、他のメラ族のように仮面を着けていません。もともとは「メラ族の族長の妹」として知られていた立場です。
武器は曲剣の二刀流で、速さが最大の武器になります。ブネンからも「早いなんてもんじゃない」と評されました。
壁との関係は、兄と妹で違います
面白いのが、壁への態度です。
兄カタリは、最初から礼儀正しく接していました。平地の言葉を片言でも話し、挨拶に出向いています。
妹キタリは逆でした。頼りない壁に対して、はじめは厳しく当たっています。
ですが、壁の勇敢な行動と誠意を認めると、態度が変わりました。橑陽の戦いのあとには、山の民の言葉を教えるほど親しくなっています。
僕はこう読む
キタリが壁に言葉を教える場面は、兄の役割をそのまま継いだ場面だと読んでいます。カタリは平地の言葉を覚えて、こちら側から橋を架けた人でした。キタリがやっているのは、その逆向きの橋です。族長の座も、仇討ちも、たしかに継いだのですが、いちばん兄らしい部分を継いだのはここだと思います。
まとめ|カタリとキタリをどう読むか
カタリとキタリは兄と妹です。兄が討たれ、妹が族長の座と仇討ちを引き継ぎました。
経緯を並べます。
- カタリとキタリは兄と妹
- カタリはメラ族の若き族長。「強くて優しい太陽」
- 橑陽の戦い九日目、ブネンにジリごと貫かれて討ち死に
- キタリが族長を継ぎ、メラ族を立て直した
- キタリがブネンを討ち、兄の仇を取った
- キタリの言葉は「私の10倍速かった。私の100倍強かった」
- 壁への態度は、兄は最初から丁寧、妹は後から打ち解けた
僕はこう読む
カタリを殺したのは、ブネンの武ではなく、味方を捨て駒にできる神経のほうだと思っています。
守備兵を仕留め、側近を瞬殺し、腕でははっきり勝っていました。
負けたのは、そういう戦い方を想定していなかったところです。
そしてキタリが壁に言葉を教える場面は、兄の役割をそのまま継いだ場面だと読んでいます。カタリは平地の言葉を覚えて、こちら側から橋を架けた人でした。キタリがやっているのは、その逆向きの橋です。この継承を族長の座と仇討ちと読むか、橋を架け直す役目まで含めたものと読むかで、二人の関係の意味が変わってきます。
——あなたがキタリの継いだものは、族長の座と仇討ちだけだと思いますか。それとも、平地との橋を架ける役目まで含めてだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
カタリとキタリは名前が似ているうえ、族長の座も移るので混ざりやすいところです。細かい点を拾っておきます。
Q. カタリとキタリはどういう関係ですか?
A. 兄と妹です。兄カタリがメラ族の族長で、その死後に妹キタリが族長を継ぎました。
Q. カタリは死亡しますか?
A. 死亡します。橑陽の戦い九日目、ブネンの本陣まで迫ったところで、討ったジリたちにしがみつかれ、動けなくなった隙をブネンに貫かれました。
Q. カタリの仇は討たれたのですか?
A. 討たれています。妹のキタリがブネンを討ち取りました。
Q. キタリはなぜ族長になったのですか?
A. 兄の戦死でメラ族が戦意を失ったとき、カタリが教えていた族長としての役割を思い出し、自ら立ったからです。
Q. カタリはどれくらい強いのですか?
A. 妹キタリいわく、山界でカタリと互角にやり合えるのは楊端和とバジオウくらいだとされています。
Q. キタリはなぜ仮面をしていないのですか?
A. メラ族は一角獣のようなツノと曲剣の付いた仮面を着けますが、キタリは着けていません。素顔のまま戦う数少ない一人です。
兄を討たれた妹が族長を継ぎます。ブネンやバジオウ、大将軍を目指す壁も置きました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。 → 運営者情報
最終更新:2026年9月6日


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