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【キングダム】犬戎族とは何者なのか?王ロゾと三兄弟、恐将ブネンは572話でキタリに討たれた!

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犬戎族とは何者なのか?

結論から言うと、犬戎族は橑陽城の王ロゾと、ゴバ・ブネン・トアクの三兄弟が恐怖で支配する異民族です。橑陽の戦いで王と三兄弟はすべて討たれ、残った一族は楊端和に降っています。

犬戎族が登場するのは、鄴攻めの裏で行われた橑陽の戦いです。趙の舜水樹と手を組み、楊端和の山の民と、壁の秦軍を相手に戦いました。味方を巻き込むことを奇策ではなく普通の策として使う、キングダムでも指折りの残忍な一族です。この記事では、王ロゾと三兄弟の顔ぶれ、とくに「恐将」と呼ばれたブネンの戦いぶりとカタリ・キタリとの因縁、そして王を失った犬戎がどうなったのかを順に見ていきます。

この記事でわかること

  • 犬戎族の王ロゾと三兄弟(ゴバ・ブネン・トアク)
  • 恐将ブネンはなぜ恐れられたのか
  • ブネンがカタリを討ち、キタリに討たれるまで(563〜572話)
  • 三兄弟とロゾはそれぞれ誰に討たれたのか
  • 王を失った犬戎族はその後どうなったのか
  • 犬戎の恐怖の支配が最後に崩れた理由(カイの読み)

作中の犬戎族の由来|周を滅ぼした一族の末裔

作中の犬戎族は、およそ500年前に周の王朝を滅ぼした犬戎の末裔とされています。周を滅ぼしたものの中華に根づけず、多くは北の大地へ流れ、一部が太行山脈を縄張りに残った。それがロゾたち橑陽の犬戎族です。舜水樹によれば、北へ流れた者たちはのちに匈奴になったとも言われています。

橑陽は、犬戎族との争いを避けたい趙が彼らに与えた土地で、いまも自治が許されています。趙の中にいながら趙に従っているわけではない、というのが犬戎族の立ち位置です。騎馬の民でもあり、作中では山の民を上回る騎馬の技を見せました。さかのぼると、燕の劇辛の主力「毒犬」としても犬戎の兵が登場しています。

犬戎族の王ロゾと三兄弟

犬戎族の頂点にいるのは、橑陽城の城主で犬戎の王であるロゾです。ロゾは将兵の家族をすべて人質に取り、少しでも失敗したりおじけづいたりした者は家族ごと処刑します。趙王の悼襄王を見下す一方で、李牧のことは認めていました。

そのロゾの血族が、ゴバ・ブネン・トアクの三兄弟です。

人物 立場 最期
ロゾ 橑陽城主で犬戎王。恐怖で軍を縛る ダントとの一騎打ちのすきに壁に討たれる(53巻573話)
ゴバ 長兄。三兄弟でいちばんの切れ者 9日目、囮になって楊端和を誘うが、楊端和に首をはねられる
ブネン 次兄。一族でいちばん酷薄な「恐将」 カタリの仇に燃えるキタリに討たれる(572話)
トアク 末弟 フィゴ王ダントに一撃で討たれる(52巻564話)

三兄弟はそろって額に尖った楕円の刺青を入れ、顔に飾りをつけています。橑陽の戦いの9日目に、三人とも山の民との決戦に出て、三人とも討たれました。

恐将ブネン|味方ごと敵を討つ次兄

ブネンは、配下に冷酷なロゾの一族の中でも、それがいちばん強く出た男です。「恐将」と恐れられ、失敗した部下は即座に首をはねられます。自分から前に出るより、疲れ切った敵が本陣に近づき、精鋭に一方的に処刑されていく様子を眺めるほうを好みました。

得物は刃の曲がった矛です。ただ、ブネンの強さは矛さばきよりも、恐怖で縛った軍そのものにありました。逆らえば死ぬ兵たちは、味方の矢が降っても退かず、命じられれば自分の体で敵の動きを止めます。カタリも「ブネンはそう単純な男ではない」と警戒していました。残忍なだけでなく、その戦い方を組み立てる頭も持っていたということです。ブネンの初登場は535話です。

僕はこう読む

ブネンの軍は、兵が命を惜しまないという点では、飛信隊と同じに見えます。
違うのは、なぜ命を惜しまないかです。
飛信隊は仲間のために前に出て、犬戎の兵は家族を殺されないために前に出る。
同じ捨て身でも、背中を押しているものが愛か恐怖かで、最後の崩れ方がまるで違ってくると思っています。

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カタリを討ち、キタリに討たれる|563話から572話

橑陽の戦いの9日目、ブネンは壁の秦軍と山の民のメラ族を迎え撃ちます。メラ族の族長カタリは、ブネンの本陣まで迫りました。

話 出来事
563話 カタリに刺された犬戎兵のジリたちがしがみつき、ブネンは味方ごとカタリを刺す
564話 カタリが死ぬ。妹のキタリは逆上して単騎でブネンに向かうが、阻まれる
572話 楊端和を直接狙ったブネンに、族長を継いだキタリが追いつき、仇を討つ

その前に、ブネンは乱戦の中へ味方ごと矢の雨を降らせ、壁とメラ族の逃げ場をなくしています。恐怖で縛られた犬戎兵は、矢を受けても退きませんでした。

カタリを失ったメラ族は一度は意気消沈しますが、壁が彼らを率いて退き、キタリが新しい族長になって息を吹き返しました。ブネンは楊端和を自ら討とうと動いたところで、カタリの仇に燃えるキタリに追いつかれます。ブネンはまた部下を使って相手を縛ろうとしますが、メラ族は同じ手で族長を二人も失うわけにはいかないと、キタリを守りました。キタリに「クソはやっぱり最後までクソなんだな」と吐き捨てられたブネンは、自ら矛を振るいますが、キタリの速さについていけず、指と腕を斬られて逃げ出したところを斬り刻まれました。

王を失った犬戎族のその後|楊端和に降った

ロゾが討たれ、橑陽城も楊端和の別働隊に落とされたことで、犬戎族は王と城を同時に失いました。574話「解放者」で、残った犬戎族は楊端和に降り、その麾下に入ると告げます。趙の舜水樹は力で城を取り返せと迫りましたが、犬戎族は応じませんでした。

楊端和は、残った兵と家族の命を保証し、犬戎族の独立も約束しています。ロゾの恐怖で縛られていた一族が、楊端和の下で解き放たれた形です。

僕はこう読む

恐怖の支配は、王が生きているあいだだけ強い仕組みです。
ロゾが倒れた瞬間、犬戎の兵を前に押していたものが消えました。
楊端和は、その空いたところに「命の保証」を置いただけで一族を手に入れた。
話の題が「解放者」なのは、楊端和が勝ったからではなく、犬戎が恐怖から解かれたからだと読んでいます。

史実の犬戎

「犬戎」という名は、中国の古い記録に見える西方の異民族「西戎」の呼び名の一つで、紀元前770年ごろに周の都を攻め落とした勢力として知られています。ただし、太行山脈に一部が残ったという記録は無く、橑陽を治める王ロゾや三兄弟は、キングダムが作った人物です。史記には、秦王政十一年(紀元前236年)に王翦が閼与と橑陽を攻めて一つの軍にまとめたとあり、橑陽という地名は史実にも出てきます。

まとめ|犬戎族は恐怖で強く、恐怖が消えて降った

犬戎族は、王ロゾとゴバ・ブネン・トアクの三兄弟が恐怖で支配した一族です。橑陽の戦いで全員が討たれ、残った一族は楊端和に降りました。

押さえておきたい点を並べます。

  • ロゾは橑陽城主。将兵の家族を人質にとる恐怖の王
  • 三兄弟は長兄ゴバ、次兄ブネン、末弟トアク
  • ブネンは563話でカタリを味方ごと討ち、572話でキタリに討たれた
  • ゴバは楊端和、トアクはダント、ロゾは壁に討たれた
  • 574話で、残った犬戎族は楊端和に降った

僕はこう読む

犬戎の三兄弟を討ったのは、楊端和、ダント、キタリでした。
どれも、仲間や家族を背負って戦う山の民の側です。
恐怖で動く一族を、つながりで動く一族が倒したのが、橑陽の戦いの芯だと僕は思っています。

犬戎族を「残忍な悪役の一族」と見るか、「恐怖に縛られていた人たち」と見るかで、574話で楊端和に降った場面の読み方はずいぶん変わってきます。

——あなたは犬戎族を、残忍な悪役の一族だと思いますか。それとも、恐怖に縛られていた人たちだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。

よくある質問

「犬戎の三兄弟は誰か」「ブネンは誰に討たれたのか」を確かめに来る人が多いので、橑陽の9日目から短く答えます。

Q. 犬戎の三兄弟は誰ですか?
A. 長兄ゴバ、次兄ブネン、末弟トアクです。三人とも犬戎王ロゾの血族です。

Q. ブネンは誰に討たれましたか?
A. メラ族のキタリです。兄カタリの仇として、572話でブネンを討ちました。

Q. カタリを討ったのは誰ですか?
A. ブネンです。563話で、カタリにしがみついた犬戎兵ごとカタリを刺しました。カタリは564話で亡くなります。

Q. 犬戎王ロゾを討ったのは誰ですか?
A. 壁です。ダントとの一騎打ちに気を取られたすきを突きました。53巻573話です。

Q. 犬戎族はその後どうなりましたか?
A. 574話で楊端和に降り、その麾下に入りました。楊端和は兵と家族の命と、一族の独立を約束しています。

この記事の続きに

一族の恐ろしさが凝縮された男です。カタリとキタリ、王ロゾ、橑陽攻略も置きました。

兄の仇を討つ妹カタリとキタリの関係は何なのか?兄はブネンに討たれ、妹が族長を継いで仇を討った!兄カタリの仇を妹が討ちます
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日

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