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渡河の戦いは何巻なのか
結論から言うと、渡河の戦いは39巻417話「渡河の戦い」です。アニメでは第4シリーズの18話で描かれました。
毐国反乱編のさなか、加冠の儀の日に咸陽へ急ぐ飛信隊が、渭水を船で渡り、対岸に陣を敷いた戎翟公の軍を突破する回です。この記事では、話数とアニメの回を先に押さえたうえで、なぜ川を渡る必要があったのか、錐型の陣で何をしたのか、そしてこの1話が反乱の結末にどうつながるのかを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 渡河の戦いの巻と話数、アニメの回
- 飛信隊が川を渡ることになった理由
- 錐型の陣と、盾の後ろに隠した弓
- 渡河のあと、咸陽の戦いがどう決着するか
巻・話数とアニメの回を一覧で見る
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 原作 | 39巻417話「渡河の戦い」 |
| 39巻の収録 | 416話「伏兵の場所」から426話「人の本質」まで(2015年7月22日発売) |
| アニメ | 第4シリーズ18話「渡河の戦い」(2022年8月6日放送) |
| 属する編 | 毐国反乱編(37巻402話から40巻437話) |
| 敵将 | 戎翟公ワテギ(毐国軍に加わった戎翟族の王) |
39巻は、渡河から咸陽の城内の攻防までがまとまった巻です。渡河の戦いを読むなら、1つ前の416話から入ると、飛信隊がなぜ急いでいるのかがつかみやすくなります。
僕はこう読む
毐国反乱編の見せ場は、雍で向き合う嬴政と呂不韋の言葉の勝負です。
その裏で、飛信隊は川1本を渡るために1話を使っています。
言葉の勝負の行方を、戦場の兵が間に合うかどうかが決めてしまう。
渡河の1話は、その「間に合う」の始まりとして置かれていると読んでいます。
なぜ飛信隊は川を渡ったのか
この日、嬴政は雍で加冠の儀を受けていました。同じ日に、太后と嫪毐が北の太原に建てた毐国の軍が、咸陽へ向けて動きます。王が都を離れた日を狙った反乱でした。
嬴政はこの動きを見越して、前もって飛信隊を咸陽へ呼んでいました。信は38巻で五千人将に上がったばかりです。都の手前で行く手をふさいでいたのが、渭水という大きな川でした。
川辺で飛信隊を待っていたのは、蕞の兵およそ1万です。合従軍のとき、嬴政が自ら民兵を率いて守り抜いたあの蕞の兵が、船をそろえて集まっていました。かつて蕞で一緒に戦った民兵の顔も、その中にあります。川を埋めるほどの船の列が、信の目の前に並びました。
僕はこう読む
蕞の兵がここで出てくるのが、この回のいちばん効いているところだと思っています。
合従軍のとき、嬴政は蕞で自ら民の前に立ち、一緒に城を守りました。
その民が、今度は嬴政のために自分から船を出している。
王が民を守った戦いの答えが、川の上で返ってきた形です。
錐型の陣で対岸を破る
船で渡り始めた飛信隊と蕞の兵に、対岸から一斉に矢が降りました。待ち構えていたのは、毐国軍に加わった戎翟公です。100年前に秦へ取り込まれた戎翟族の王で、秦への恨みを抱えて兵を挙げていました。
船の上では身を隠す場所がありません。上陸しようとする蕞の兵が次々と倒れ、岸に取りつくことさえできない状態が続きます。ここで信が、飛信隊が道を切り開くと叫びました。
軍師の河了貂が出した指示が、信の船を先頭にした錐型の陣です。
| 段階 | 飛信隊の動き |
|---|---|
| 1 | 信の船を先頭に、船を錐の形に寄せて固める |
| 2 | 降ってくる矢を盾で受けながら、対岸へ一気に近づく |
| 3 | 岸の手前で盾を投げ捨て、後ろで構えていた弓兵が一斉に射る |
| 4 | 陣形が崩れた敵へ、信を先頭に上陸して切り込む |
守るだけだと思わせておいて、盾の後ろから撃ち返す。受けに回っていた船の側が、最後の数歩で攻める側に入れ替わったところが、この回の山場です。立て直そうとする敵に間を与えず、信の矛が岸に道を開きました。
僕はこう読む
錐型の陣は、信が先頭に立たないと成り立たない形です。
河了貂の策は、信がいちばん危ない場所に立つことを前提に組まれている。
軍師が信を守るのではなく、信の前に出る癖を策の部品として使っていると読めます。
2人の役割分担が、言葉ではなく陣の形で見える回だと思っています。
渡河のあと、咸陽の戦いはどうなったか
岸を取った飛信隊は、そのまま咸陽へ向かいます。毐国軍は、太后が以前作らせた玉璽の複製で函谷関を抜け、数を増やしながら咸陽の城内まで入り込んでいました。
城内では、信が嬴政の娘・麗たちを守り抜きます。そして呂不韋と袂を分かった昌平君が戎翟公ワテギを討ち、寄せ集めだった毐国軍は一気に崩れました。渡河で信を止められなかった戎翟公は、咸陽で命を落とすことになります。
反乱が鎮まったのは40巻です。嫪毐は436話から437話にかけて車裂きの刑を受け、毐国反乱編は437話で終わります。
まとめ|渡河の戦いは39巻417話
渡河の戦いは39巻417話で、アニメは第4シリーズ18話です。
- 原作は39巻417話「渡河の戦い」。39巻は416話から426話
- アニメは第4シリーズ18話(2022年8月6日放送)
- 加冠の儀の日、咸陽へ向かう飛信隊が渭水を船で渡った
- 川辺では蕞の兵およそ1万が船をそろえて待っていた
- 対岸の戎翟公の矢を、河了貂の錐型の陣と盾の後ろの弓で破った
- 戎翟公はのちに咸陽で昌平君に討たれ、毐国軍は崩れた
僕はこう読む
渡河の戦いは、勝ち負けよりも誰が誰のために船を出したかの回だと思っています。
嬴政が呼んだ飛信隊と、嬴政に救われた蕞の兵が、同じ川を渡った。
加冠の儀で王になる日に、王を支える者たちの顔ぶれを先に見せておく。
その順番が、40巻の決着を重くしていると読んでいます。
渡河の戦いを、河了貂の策が光った1話と見るか、蕞の民が嬴政に恩を返した1話と見るかで、毐国反乱編の読み味は変わってきます。
——あなたは渡河の戦いを、河了貂の策の回だと思いますか。それとも、蕞の民が嬴政に応えた回だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
渡河の戦いは毐国反乱編の途中の1話で、原作の話数とアニメの回が別に数えられています。分けて置いておきます。
Q. 渡河の戦いは何巻の何話ですか。
A. 39巻の417話「渡河の戦い」です。
Q. アニメでは何期の何話ですか。
A. 第4シリーズの18話「渡河の戦い」で、2022年8月6日に放送されました。
Q. 対岸で待ち構えていたのは誰ですか。
A. 毐国軍に加わった戎翟族の王、戎翟公ワテギです。のちに咸陽で昌平君に討たれます。
Q. 渡河のとき、信は何人将でしたか。
A. 五千人将です。38巻で五千人将に上がった直後の戦いでした。
対岸の戎翟公、蕞から来た我呂、飛信隊の強さも読めます。
蕞で入った男我呂(ガロ)は死亡したのか?麃公を失い、蕞の攻防戦で飛信隊に入った男!!我呂は蕞の攻防戦で隊に入りました。
隊そのものの話飛信隊はなぜ強いのか?名もなき者たちが名前を手に入れていく物語飛信隊は名もなき者の集まりなのでしょうか。
毐国建国の真相毐国は実在したのか?史記に残る、嫪毐が家族と暮らすために建てた短命な国!太后と呂不韋が建てた毐国が短命に終わった顛末が分かります。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月1日


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