【キングダム】黒羊丘の戦いで軍師・河了貂が見せた奇策!昌平君を超える才能を発揮!? | 漫画コミック考察ブログ

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【キングダム】黒羊丘の戦いで軍師・河了貂が見せた奇策!昌平君を超える才能を発揮!?

キングダム河了貂 黒羊丘での奇策!
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この記事を読むとわかること
  • 河了貂が奇策を考案した
  • 中央丘の占拠が勝利条件
  • 渕さんが驚異の渡河成功

黒羊編は飛信隊が桓騎軍と共に趙の要衝・黒羊丘へ侵攻するエピソード。

通常の城攻めなどとは違い広大な樹海での陣取り合戦となったこの戦いでは、両軍の様々な策略がぶつかり合っていきました。

もちろん飛信隊では軍師・河了貂の出番です!

というわけで本記事では昌平君越えと言えるほどの実力を見せた、黒羊丘の戦いでの河了貂の活躍をまとめていきます。

 

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【キングダム】黒羊丘の戦いのあらすじ

加冠の儀を終え嬴政のもとでようやく1つになった秦は、本格的に他国への侵攻へと動きを変えます。

「中華統一に秦が高い士気で挑める年数はたったの15年」という厳しい展望の中、昌平君が情勢を見ながらまず策を打ち立てたのは趙の攻略

そして紀元前237年、その第一歩といえる戦いとして、飛信隊に桓騎軍を本軍とする趙・黒羊への侵攻が命じられました。

秦軍5万8千と趙軍7万が対峙した黒羊は広大な樹海。

城など無い代わりに、そびえる「5つの丘」の占拠が勝利条件の陣取り合戦となります

この特殊な戦場で飛信隊は黒羊の地を知る離眼軍、三大天に最も近いとされている総大将慶舎、さらには味方である桓騎の計略に翻弄されていくのでした。

 

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【キングダム】黒羊丘の戦いは何巻?

黒羊丘の戦いはコミックス41~46巻で楽しめるエピソード

黒羊丘の戦いからその後の秦趙の大きな動き、そして大きな動きに備えた飛信隊のさらなる進化が描かれていきます。

 

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【キングダム】中央丘を巡る戦いへ

密林地帯での交戦となる黒羊丘の戦いの勝利条件は、5つある丘の奪取

特に巨大な「中央丘」を取れればほぼ勝利が決まるため、両軍は中央丘奪取のための策を立てていきます

右翼に配置された飛信隊は、左翼に配置された雷土軍とともに「前線を中央丘より奥につくる」という役割を与えられました。

初日に先行隊の飛信隊&雷土軍が中央丘より奥に前線を作れれば、後発の中央軍が労せず中央丘を手に入れられるという計画です。

手に入れられずとも、より奥に前線を作れればその分2日目からの戦いを有利に進められるため、とても重要な役割です。

 

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【キングダム】飛信隊が早くも失態を犯す?

当然趙軍も同様に「中央丘より奥に前線をつくる」ということを狙っているはずのため、羌瘣隊を斥候に出し、慎重ながらも急いで密林を進み始めた飛信隊。

ところが進軍早々、趙(離眼)軍の馬呈隊の奇襲を受けてしまいます

崩された飛信隊は信の鼓舞によってすぐに立て直し応戦しますが、しかしそこで自軍側の丘が趙(離眼軍)軍の劉冬隊に占拠されていることに気づきました。

馬呈隊がすぐに退いたため急いで丘の奪取に向かうと、なんとすでに劉冬隊の姿はありませんでした。

この動きにより大幅にロスしてしまった飛信隊は、自分たちの役目であった“前線の押し合い”を趙軍に先行されてしまうことになります。

飛信隊はまんまと趙軍に翻弄され、いきなり戦の有利を取られてしまうという失態を犯してしまったのです。

 

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【キングダム】渡河の戦い攻略へ~昌平君ですら攻略は難しい?

2日目は本格的に「中央の丘取り合戦」が始まるため、それを有利に運ぶために平地(右翼・左翼)が前線を押し込むことがさらに重要になりました

飛信隊に言いつけられた“最低限の目標”は中央丘の横まで前線を押し戻すこと

ところが今度は、なんと馬呈隊が対岸に陣を敷いて待ち構えていました。

河了貂は、軍師学校で昌平君が「対岸を取られた渡河の戦いは野戦の中で一番の難題」と言っていたことを思い出します。

突破口となる「橋」か「舟」がなければもはや“無手”であり、その場合は長期戦に切り替えるしかないと言っていた昌平君。

しかし今は長期戦に切り替えている時間もない状況のため、河了貂は昌平君ですら「打開策がない」と考える難題に挑まなければなりませんでした

 

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【キングダム】導き出した河了貂の策とは?

河了貂はいかなる時でも諦めず乗り越えてきた信と飛信隊の姿を思い出しながら考え続け、ある1つの策を導き出しました。

それは隊長・信も軍師・河了貂も囮にし、すべてを渕さんに任せた奇策でした。

この川は足のつく浅瀬が対岸まで続く場所が2か所あり、趙軍もその2つの道を警戒していたのですが、河了貂はそこへ3つ目の道を作り出してみせたのです。

1つ目の道=浅瀬の幅が広い中央

ここから信率いる大戦力の主力が進軍。

その終着地は凹地であり、対岸全てから集中砲火を浴びることになりますが、信を先頭にした大軍を行かせることで“一点突破”のように見せて敵の注意を引きつけます。

2つ目の道=浅瀬の幅が狭い上流

ここは終着地が凸地のため攻めやすいものの、道幅が狭く上陸戦に不安があるため、河了貂と飛信隊古参の少数精鋭で進軍します。

この時点で信たちが助攻、河了貂たちが本命の主攻のように見え、実際に馬呈も河了貂たちが上陸予定の場所へ向かいました。

3つ目の道=浅瀬ではない、むしろ底が見えないほど水深が深く流れも激流の下流

ここは対岸が険しい絶壁でもあり、超悪条件すぎて敵の布陣がないほどの場所なのですが、ここに渕さん率いる本命の主攻を進軍させました。

そして渕さんたちはかなり過酷なこの渡河をやり遂げ、信たちに集中している敵の背を討って信たちを上陸させることに成功

上陸すると飛信隊はそのまま前進を続け、勢いのままに当初の目標以上に前線を押し上げたのでした。

昌平君すら「無手」と考える状況を打破したのは、河了貂がひねり出した飛信隊の絆の渡河作戦でした。

 

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【キングダム】次狙うは中央!慶舎の首!

前線を押し込み右翼を制した飛信隊は3日目、河了貂の号令により中央丘に向けて進軍し、中央丘の趙軍にプレッシャーを与えます。

すると4日目、趙軍総大将・慶舎が「楔」となっている飛信隊を討ちに出てきました。

しかしそれは慶舎をおびき出した桓騎の策であり、ゼノウ一家も駆けつけ大乱戦に。

乱戦の中、慶舎の動きを捕捉した飛信隊は、中央丘の戦いではなく直接慶舎の首を狙う作戦に動き出しました。

この策を打ち出したのは信でしたが、河了貂は“待ち”の武将である慶舎を討てるのは今しかないと同意し策を決行

そして信が一騎打ちの末に慶舎を討ち、高らかに勝利を宣言したのでした。

 

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【キングダム】桓騎の策に河了貂も困惑?

翌5日目、飛信隊は予想外の光景を目にしました。

優勢だった中央丘から秦軍が全軍撤退しており、桓騎軍が黒羊に点在する集落を襲っていたのです。

実は慶舎を討ったのが中央丘の裏(趙軍側)だったため、趙軍は慶舎討ち死にの事実を隠し、紀彗を大将に戦いを続けていました

そして桓騎は慶舎の死を知らないものの、すでに紀彗に狙いを定めており、紀彗対策として丘からの全軍撤退&集落襲撃を行っていたのでした。

 

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【キングダム】飛信隊と桓騎軍が一触即発?その時河了貂は?

集落の惨劇を見て激昂した信と羌瘣が桓騎兵を斬り、そのまま河了貂の制止を聞かずに桓騎軍本陣へ乗り込みに行ってしまいました。

河了貂は焦りながらも2人を追わず、田有・去亥に任せます。

そして自身は渕と沛浪に声をかけて戦闘準備を始めました

それは趙との戦いに戻るためではなく、桓騎軍と戦争になる可能性を危惧しての冷静な行動でした。

 

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【キングダム】黒羊丘の戦いの結末

飛信隊と桓騎軍の揉め事は収まり、その日のうちに黒羊丘の戦いも秦軍の勝利で終わりを迎えます

その勝利は「無関係な集落の人々の死体を使って紀彗を脅し撤退させる」という飛信隊にとって到底納得できないやり方ではありましたが、結果的に「戦死者の数が開戦前の予想の半分以下」「5日というスピード攻略」という圧倒的な勝利、かつ「丘の砦化もほぼ趙軍にやらせてしまう」という桓騎の手腕を認めざるを得ないものとなりました。

しかし毛色の違う桓騎軍との共闘だったからこそ、飛信隊はまたさらに結束が強まり、桓騎軍の那貴が飛信隊に移るという新たな進化もありました

また河了貂はこの戦いを通して守備力の低さなどの飛信隊の弱点や、羌瘣隊との連携や弓隊を作りたいなどの改善点も発見。

そしてその後飛信隊は新兵募集や練兵を行い、次の大きな戦に向けてさらに進化していくのでした。

 

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まとめ

黒羊丘の戦いで河了貂は趙軍や桓騎に翻弄されながらも冷静な判断で飛信隊を導き、秦軍の戦いを優勢に進めていきました。

飛信隊と共に成長を続けている軍師・河了貂ですが、今回は特に「無手」と思われた渡河作戦で昌平君越えとも言える大活躍をしているので必見です!

この記事のまとめ
  • 河了貂が導いた奇策とは
  • 渡河作戦での独自の道
  • 中央丘奪取の重要性
  • 慶舎を討った信の活躍
  • 飛信隊の結束が強まる
  • 桓騎軍との共闘の影響
あいり
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