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呪術廻戦の学長は誰なのか
結論から言うと、東京校の学長は夜蛾正道、京都校の学長は楽巌寺嘉伸です。夜蛾は17巻147話で、楽巌寺の手にかかって亡くなりました。
呪術廻戦は2024年9月、第271話で完結しました。全30巻です。呪術高専には東京校と京都校の2校があり、それぞれに学長がいます。サングラスに顎ひげの強面が東京校の夜蛾正道、ギターを背負った76歳の老人が京都校の楽巌寺嘉伸です。この記事では、2人の学長を並べたうえで、夜蛾が死刑になった本当の理由と、147話の最期、そのあと学長の座がどうなったかまで見ていきます。
この記事でわかること
- 東京校と京都校の学長の名前・年齢・術式・声優
- 夜蛾正道の傀儡操術と、パンダ・キャシィ・ツカモトなどの呪骸
- 夜蛾が死罪になった表向きの理由と、本当の理由
- 17巻147話の最期と、楽巌寺に託した完全自立型呪骸の作り方
- 内通者は夜蛾だったのか(与幸吉と上層部)
- 夜蛾が最後まで作り方を言わなかったわけ(カイの読み)
東京校と京都校の学長を表で比べる
呪術高専の学長は、その学校の術師の育成と任務の割り振りを預かる立場です。東京校と京都校は毎年の姉妹校交流会で競い合う関係で、2人の学長も虎杖悠仁の扱いをめぐって正面から意見が割れていました。
| 項目 | 東京校 | 京都校 |
|---|---|---|
| 学長 | 夜蛾正道(やが まさみち) | 楽巌寺嘉伸(がくがんじ よしのぶ) |
| 年齢 | 47歳 | 76歳 |
| 等級 | 1級術師 | 作中で明かされていない |
| 術式 | 傀儡操術(呪骸を作って操る) | ギターの旋律を体で増幅し、呪力の刃にして放つ(術式名は出ていない) |
| アニメの声優 | 黒田崇矢 | 麦人 |
| 虎杖への態度 | 入学面談で覚悟を試し、生徒として受け入れた | 保守派の筆頭として処刑を求め、交流会で抹殺をはかった |
| 結末 | 17巻147話で楽巌寺に討たれて死亡 | 最終話まで生存。総監部の立て直しの中心になる |
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表にすると、2人は見事に逆向きです。
夜蛾は規則より生徒を取り、楽巌寺は生徒より規則を取っていました。
その楽巌寺が、最後には夜蛾を討つ役を負わされます。
いちばん考えの遠い相手に、いちばん大事な秘密が渡る。
学長2人の関係は、この一点に向けて組まれていたように見えます。
東京校の学長・夜蛾正道とは何者か
夜蛾正道は、東京都立呪術高等専門学校の学長で、1級術師です。人形に呪いを込めて動かす傀儡呪術学の第一人者で、術式は傀儡操術。自分で作った呪骸を操り、視覚や聴覚を共有することもできます。京都校の与幸吉(究極メカ丸)と同じ系統の術式です。
学長になる前は教師で、高専2年のころの五条悟・夏油傑・家入硝子の担任でした。問題児2人の口げんかも、夜蛾が部屋に入るだけで止まったほどです。公式ファンブックでは、五条の数少ない理解者とされています。サングラスをかけ始めたのは学長になってからで、趣味はグラサン集めと、かわいい物。公式のキャラクターファイルには、ストレスとして「五条に直接言えや案件」と書かれていました。
虎杖悠仁の入学面談(1巻3話)
虎杖との出会いは1巻3話、アニメでは第2話です。祖父の遺言を理由に呪術師になると言う虎杖に、夜蛾は呪骸をけしかけながら、呪いに殺されたら祖父のせいにするのかと問い詰めます。ひどい問いだと虎杖が反発すると、夜蛾は「気づきを与えるのが教育だ」と返し、呪術師に悔いのない死などないと言い切りました。
それでも自分は悔いを残して死にたくない、と虎杖が答えたところで、入学が認められます。ファンブックによれば、この問答は本来は入学後にやるもので、面談の前にやったのは虎杖だけの例外でした。
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呪術師に悔いのない死などない。
1巻でこれを言った夜蛾が、147話では自分の死に方を自分で選びます。
秘密を守り、最後に託す相手まで決めて死んでいきました。
悔いのない死などないと知っていたから、悔いの残し方だけは選んだ。
入学面談の台詞は、夜蛾自身への予告だったと僕は読んでいます。
夜蛾正道が作った呪骸(パンダ・キャシィ・ツカモト・タケル)
夜蛾の呪骸は、ぬいぐるみのような見た目がそろっています。アニメ第2話で虎杖が初めて会ったときも、夜蛾は羊毛フェルトで新しい呪骸を作っている最中でした。ただ、ファンブックでは、呪骸を作るときに特にかわいくしようとは思っていないと答えていて、作っているうちに自然とかわいくなるようです。
- パンダ … 感情を持って生まれた突然変異呪骸で、夜蛾の最高傑作。ふつうは1つの核を3つ持つ。東京校2年で準2級術師。夜蛾とは親子のような関係
- キャシィ … 河童のような頭の丸い呪骸。重いパンチを打ち、入学面談で虎杖を殴った
- ツカモト … ボクシンググローブをはめたクマ。呪力を一定に流し続けないと目を覚まして殴ってくるので、虎杖の呪力操作の訓練に使われた
- タケル … 日下部篤也の妹の息子・タケルの魂の情報から作った完全自立型呪骸。口ぐせは「天才だろ」
呪骸は核を壊されないかぎり動き続け、痛みも恐怖も感じません。夜蛾はパンダを子どものころから育て、中に2体のきょうだいがいて力を貸してくれる、と教えていました。
京都校の学長・楽巌寺嘉伸とは何者か
楽巌寺嘉伸は京都校の学長で、呪術界の保守派の筆頭です。76歳の小柄な老人ですが、耳や鼻や口にピアスをし、着物の下にTシャツを着て、V型のエレキギターで戦います。自分の体をアンプにして、奏でた旋律を呪力の刃に変えて撃ち出す術式です。ジミ・ヘンドリックスが好きでバンドを組んでいる、という一面もあります。
宿儺の器である虎杖については、処刑するのが筋だという立場を最後まで崩しませんでした。姉妹校交流会では京都校の生徒に虎杖の抹殺を命じ、東堂葵に邪魔されて失敗しています。一方で、交流会が呪霊に襲われたときは生徒の安全を先に考え、五条と組んで動いています。規則には厳しくても、生徒を道具として捨てる人ではありません。
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楽巌寺の術式は、ギターで鳴らした音を自分の体で増幅するものです。
古い規則を守る保守派の筆頭が、ジミヘン好きのロックで戦います。
考えは古いのに、鳴らしているのはエレキギター。
この食い違いは、147話のあとに楽巌寺が変わっていく余地として、最初から置かれていたように見えます。
夜蛾正道はなぜ死亡したのか
渋谷事変のあと、五条悟が封印されると、呪術総監部は一気に動きます。16巻137話で出された通達は次の5つでした。アニメでは2期の最終話、第47話(2023年12月28日放送)にあたります。
- 夏油傑の生存を確認し、あらためて死刑とする
- 五条悟を渋谷事変の共犯として呪術界から永久追放し、封印を解くことも罪とする
- 夜蛾正道を、五条と夏油をそそのかして渋谷事変を起こさせたとして死罪とする
- 虎杖悠仁の死刑の猶予を取り消し、すぐに執行する
- 虎杖の死刑執行役に、特級術師の乙骨憂太を任じる
夜蛾にかけられた罪は、事実ではありません。渋谷事変を仕組んだのは夏油の体を乗っ取った羂索で、夜蛾は事変のさなか家入硝子を守って後方にいました。五条という後ろ盾が消えたところで、総監部が濡れ衣を着せたというのが実際のところです。
本当の理由は完全自立型呪骸の作り方
総監部が本当に欲しかったのは、パンダのような完全自立型呪骸の作り方でした。ふつうの呪骸は、術師から渡された呪力を燃料にして動きます。パンダは自分で呪力を生み出せます。これを量産できれば、誰の支えもいらない軍隊が持てます。
パンダが生まれた直後、夜蛾は両手を札で縛られて取り調べを受け、特級に認定して無期限に拘束する話まで進んでいました。そのとき問いただしたのが楽巌寺です。夜蛾は作り方は分からないと答え続け、ほかの完全自立型呪骸は天元の結界に守られた森に隠していました。147話でも、作り方を話せば命は助けると持ちかけられています。
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死罪の理由書に書かれていたのは、渋谷事変の教唆でした。
でも147話で持ちかけられた取引は、作り方と命の交換です。
罪の中身と取引の中身が食い違っている時点で、裁きではなく取り立てだったと分かります。
総監部は罰したかったのではなく、夜蛾の頭の中が欲しかったのだと思っています。
17巻147話の最期|楽巌寺が執行し、パンダが駆けつける
夜蛾の最期は17巻147話「パンダだって」で描かれます。アニメでは3期『死滅回游 前編』の第52話「熱」(2026年1月30日放送)です。
死罪を言い渡された夜蛾は、身を隠していました。森の中で完全自立型呪骸たちに、しばらく戻れないと別れを告げます。そのころ高専では、夜蛾をおびき出すためにパンダが拘束されていて、日下部篤也がこっそり縛めを切って逃がしました。日下部は、妹のためにタケルを作ってくれた夜蛾に恩があったからです。
息子に会いに行くという夜蛾の前に、総監部の術師が現れます。夜蛾は呪骸を1体も連れず、上着を脱いで向き合いました。そこへ楽巌寺がギターを鳴らして加わります。夜蛾はギターを叩き折るところまで粘りますが、胸に深い傷を2本負い、壁にもたれて座り込みました。楽巌寺は同行の術師を下がらせ、学長2人だけの時間になります。
最期に明かした完全自立型呪骸の作り方
ここで夜蛾は、ずっと隠してきた作り方を楽巌寺に話し始めます。
- 肉体の情報から魂の情報を複製し、呪骸の核に入力する
- 相性のいい3つの魂を宿した核を、1体の呪骸に入れる
- 3つの魂にお互いを常に観測させると、魂が安定して自我が芽生える
- 生まれて3か月を過ぎたあたりから、呪力の自己補完が始まる
なぜ今になって話すのかと詰め寄る楽巌寺に、夜蛾はこれは自分からあなたへの呪いだと告げました。
そこへ、逃げ出したパンダが駆けつけます。パンダは楽巌寺に向かっていきません。なぜ戦わないのかと聞かれて、あんたは正道と仲が悪かったわけじゃない、落ちているナイフのようなものだと答えます。アニメ第52話では、そのあとに「パンダだって、泣くんだ」と続け、夜蛾の亡骸のそばで泣き崩れました。
なお、夜蛾がパンダに最後の言葉を残す場面はありません。夜蛾の最後の言葉は、楽巌寺に向けた作り方の説明と「呪い」でした。
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パンダだって、泣くんだ。
作られた呪骸が、作った人のために泣く。この台詞だけで、パンダの3つの核に何が入っていたかは十分に伝わります。
そしてパンダは、仇の楽巌寺を「落ちているナイフ」と呼びました。
刃を振るった人ではなく、刃を握らせた側を見ている。
夜蛾に育てられた子が、ちゃんと夜蛾の目で物を見ていたことに、いちばん泣かされました。
夜蛾はなぜ作り方を言わなかったのか
作り方を明かせば、命は助かりました。それでも黙っていたのは、明かした瞬間に、森に隠した呪骸たちも、タケルも、パンダも「量産できる兵器の試作品」になってしまうからです。作り方を知られていないあいだは、パンダは突然変異で生まれた一度きりの存在として扱われます。
そして最後の最後に、総監部ではなく、執行役の楽巌寺ひとりにだけ作り方を渡しました。楽巌寺はこの作り方を総監部に報告していません。夜蛾の「呪い」は、楽巌寺の側で止まったことになります。
夜蛾のあと、学長はどうなったのか
東京校の学長の座について、夜蛾の後任として名前の出る人物は作中にいません。147話のあと、物語は死滅回游から人外魔境新宿決戦へと戦いが続き、東京校の学長は空いたまま最終話を迎えます。
一方の楽巌寺は、変わっていきます。死滅回游のあと、封印から戻った五条悟によって古い総監部の面々は殺され、総監部は楽巌寺を中心に立て直されました。25巻223話では、楽巌寺が夜蛾の死について五条と話し、五条は楽巌寺がパンダの秘密を上に報告しなかったことを知って、楽巌寺なら任せられると考えています。
人外魔境新宿決戦では、庵歌姫の術式の補助に回って五条の力を底上げしました。宿儺との戦いの終盤には、目を覚ました釘崎野薔薇に付き添い、共鳴りが宿儺の指に打ち込まれるところを見届けています。楽巌寺は最終話まで生き残った学長です。
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楽巌寺は、夜蛾を討った手で総監部を率いることになりました。
罰を受けるのではなく、責任を背負わされる形です。
147話の楽巌寺は、もっと早く話してくれればと憤っていました。
憤りは、夜蛾を討ちたくなかった裏返しだと思っています。
呪いを受け取った老人が、そのあと保守派の親玉ではなくなるところまでが、夜蛾の教育だったと読んでいます。
内通者は夜蛾正道だったのか
夜蛾は内通者ではありません。9巻79話で庵歌姫が明かしたところでは、高専側の内通者は2人で、そのうち1人は上層部の人間でした。もう1人が、京都校2年の与幸吉(究極メカ丸)です。
与幸吉は天与呪縛で生まれつき体が不自由で、真人の無為転変で体を治してもらうことと、京都校の人間には手を出さないことを条件に、夏油(羂索)一派に情報を流していました。交流会で京都校の生徒が襲われたことで内通者をやめ、治った体で真人と羂索に挑んで命を落としています。
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内通者だった与幸吉は、夜蛾と同じ傀儡操術の使い手でした。
体を治すために敵と縛りを結びながら、京都校の仲間には手を出させないという条件を付けていました。
裏切った側も、学校だけは守ろうとしていたことになります。
秘密を守って死んだ夜蛾と並べると、傀儡操術の2人はどちらも、何かを守るために命を使ったのだと思っています。
上層部側の内通者は、一人の名前として明かされる場面はありません。ただ、総監部の保守派の一部がすでに羂索の側に取り込まれていたことが、あとの展開で分かります。夜蛾の名前が内通者の候補に挙がっていたのは、同じ傀儡操術の使い手で、学長として任務の割り振りができる立場だったからで、当時の読者の推測にすぎませんでした。
まとめ
呪術廻戦の学長は、東京校が夜蛾正道、京都校が楽巌寺嘉伸です。夜蛾は17巻147話で楽巌寺に討たれ、楽巌寺は最終話まで生き残りました。
押さえておきたい点を並べておきます。
- 夜蛾正道は47歳の1級術師で、傀儡操術と傀儡呪術学の第一人者
- 楽巌寺嘉伸は76歳の保守派の筆頭で、ギターの旋律を呪力に変えて戦う
- 夜蛾の死罪は16巻137話。渋谷事変の教唆という濡れ衣だった
- 本当の狙いは、パンダのような完全自立型呪骸の作り方
- 夜蛾は147話で作り方を楽巌寺にだけ明かし、楽巌寺は総監部に報告しなかった
- 内通者は与幸吉と上層部の人間で、夜蛾ではない
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夜蛾は、教え子の夏油を止められなかった先生でもあります。
だから虎杖には入学前に覚悟を問い、乙骨も虎杖も規則より生徒として受け入れました。
最後に作り方を託した相手も、生徒ではなく、同じ学長の楽巌寺です。
夜蛾が最後に教えた生徒は、76歳の同業者だったのだと思っています。
作り方を楽巌寺に託したことを、道連れの呪いと見るか、信頼の遺言と見るかで、147話の読み味はずいぶん変わります。
——あなたは夜蛾が最後に作り方を明かしたのは、楽巌寺への呪いだったと思いますか。それとも楽巌寺を信じて託した遺言だったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
学長について特によく聞かれるのは、夜蛾正道が死んだ話数と、京都校の楽巌寺のその後です。
Q. 呪術廻戦の学長の名前は何ですか。
A. 東京校の学長は夜蛾正道(やが まさみち)、京都校の学長は楽巌寺嘉伸(がくがんじ よしのぶ)です。
Q. 夜蛾学長が死亡するのは何話ですか。アニメでは何話ですか。
A. 原作は17巻147話「パンダだって」です。アニメは3期『死滅回游 前編』の第52話「熱」で、2026年1月30日に放送されました。
Q. 夜蛾学長はなぜ死刑になったのですか。
A. 表向きは、五条悟と夏油傑をそそのかして渋谷事変を起こさせた罪です。実際には濡れ衣で、総監部が欲しかったのはパンダのような完全自立型呪骸の作り方でした。作り方を話せば命は助けると持ちかけられましたが、夜蛾は応じませんでした。
Q. 夜蛾学長を殺したのは誰ですか。
A. 京都校の学長・楽巌寺嘉伸です。総監部の命令による死刑の執行で、総監部の術師も同行していました。
Q. 京都校の学長・楽巌寺は死亡しますか。
A. 死亡しません。最終話まで生き残り、五条悟が古い総監部を片付けたあとは、総監部の立て直しの中心になりました。
Q. 夜蛾学長と楽巌寺学長の声優は誰ですか。
A. アニメで夜蛾正道を演じているのは黒田崇矢さんです。京都校の楽巌寺嘉伸は麦人さんが演じています。
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最終更新:2026年9月24日


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