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【ブラッククローバー】サリーの正体は何者なのか?裏切られて死んだ魔法科学者のその後!

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サリーの正体は何者なのか?

結論から言うと、サリーは白夜の魔眼にいた17歳の魔法科学者です。ゲル魔法を操り、転生魔法の生贄にされて一度死にましたが復活し、いまはアスタとの取引で協力しています。

初登場は誘拐事件の黒幕という立場でした。そこから敵として何度も現れ、最後には味方側に回ります。この人物ほど立場が変わったキャラクターは、作中でもそう多くありません。順に整理します。

この記事でわかること

  • サリーが白夜の魔眼の魔法科学者であること
  • ゲル魔法と裏魔導具で何ができるのか
  • 転生魔法の生贄にされ、一度死んでいること
  • ラデスの魔法で復活した経緯
  • アスタと交わした取引の中身

研究のためなら手段を選ばない科学者です

サリーは17歳の少女で、自分のことをぼくと呼びます。属性はゲル魔法。職業は魔法科学者です。

性格は、ひとことで言えば研究がすべてです。面白い研究対象を見つけたときの喜び方が、常軌を逸しています。研究のためなら人を傷つけることにも疑問を持ちません。

初登場も、その性格の表れでした。黒の暴牛メンバーであるゴーシュ・アドレイの妹をはじめ、ネアンの町の子どもたちが誘拐される事件が起きます。実行犯はバロとネージュという兄弟でしたが、その裏で計画していた真犯人がサリーでした。理由は、研究がしたかったからです。

この事件は、妹を救おうとするゴーシュとアスタたち黒の暴牛によって解決し、子どもたちは全員救出されました。

もとは魔法騎士でした

意外に思われるかもしれませんが、サリーには魔法騎士だった時期があります。実力も高かったようです。

それでも彼女が選んだのは、白夜の魔眼でした。理由は、自由に研究ができるからです。クローバー王国への恨みでも、思想への共感でもありません。誰にも規制されずに研究したい、という一点で組織を選びました。

白夜の魔眼は、クローバー王国を恨み復讐するために作られた組織です。そこに、目的の違う人間が一人混ざっていたことになります。

ゲル魔法と裏魔導具

戦闘面も見ておきます。

ゲル魔法では、ゲルで巨大なウーパールーパーを生み出します。見た目に反して防御力が非常に高く、ビームを曲げたり、毒を中和したりもできます。

加えて、裏魔導具と呼ばれる道具を使います。自分や仲間の魔法や魔力を強化できるもので、研究者としての知識がそのまま戦力になっている形です。

戦い方も研究者らしいものでした。相手に興味を持つと楽しそうに戦い始め、分析しながら特性を見つけるのが早い。

その典型が、珊瑚の孔雀団長ドロシーとの戦いです。エルフ化したドロシーの夢魔法によって、サリーは黒の暴牛の4人とともに夢の世界へ引き込まれてしまいます。

ドロシーは思い描いた世界をそのまま実現できる相手でした。誰もが苦戦するなか、サリーは戦いながら気づきます。ドロシーはイメージしたものを作れるが、作ったものを思い通りに操ることはできない。

そこでサリーは、クイズ形式で答えを作らせるように仕向け、出口そのものを構築させました。こうして一行は夢の世界から脱出します。興味を持って観察したことが、そのまま突破口になった場面でした。

僕はこう読む

サリーの怖さは、悪意がないところだと思っています。
子どもを誘拐したときも、恨みや金のためではありません。研究したかっただけです。相手の痛みが視界に入っていない。憎しみで動く悪役より、こちらのほうが止めにくい。
ところがドロシー戦では、その同じ性質が突破口になりました。相手を憎まず、面白がって観察したから、能力の限界に気づけた。
害にも益にも同じ性質が働いている。この作品には、力の使い道で人が分かれる場面が何度も出てきますが、サリーはその一番わかりやすい例だと読んでいます。

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転生魔法の生贄にされ、一度死んでいます

サリーの立場を大きく変えたのが、白夜の魔眼のリーダー・パトリの計画でした。

パトリの目的は、最初からエルフ族の復活だけでした。組織を作ったのもそのためです。そして禁術である転生魔法を発動させるにあたり、白夜の魔眼の仲間たちを生贄にしました。

サリーもその一人です。自由に研究をさせてもらう代わりに働いていたつもりが、材料として使われていた。裏切られたことに、彼女は強いショックを受けます。

リヒトとの関係は、本人も知りませんでした

サリーとリヒトの関係を調べる方も多いのですが、答えは拍子抜けするほど単純です。二人のあいだに、もともと何の関係もありません。

つないだのはパトリです。エルフ族を復活させ、リヒトを蘇らせるための転生魔法。その材料として、白夜の魔眼の仲間たちが使われました。サリーはその一人にすぎません。

しかも本人は、自分が何のために使われたのかを最後まで知らされていません。研究させてもらう代わりに働いていたはずが、いつのまにか誰かを蘇らせる道具になっていた。

白夜の魔眼という組織を、思想の集まりだと思って読むとここで引っかかります。実際には、目的の違う人間が集められ、まとめて使い潰された集団でした。ヴァルトスもラデスも、その意味では同じ立場です。

裏切られたあとのサリーが、白夜の魔眼にまったく未練を見せないのは当然でしょう。彼女にとってあの組織は、研究環境でしかなかったのですから。

ラデスの魔法で、たまたま復活しました

そのサリーが戻ってこられたのは、運によるところが大きいです。

復活の鍵になったのが、ラデス・スピーリトの死霊魔法でした。肉体に魂を戻すという魔法です。ラデスはもともと自分を復活させるつもりでしたが、たまたま近くにいたサリーとヴァルトスも一緒に戻ってきました。

死の淵から戻ったサリーが最初に喜んだのは、生き延びたことではありません。また研究ができる、ということでした。この反応の仕方が、彼女という人物のすべてを表しています。

アスタとの取引で、味方側に回りました

復活後のサリーは、白夜の魔眼にこだわりませんでした。もともと思想で入った組織ではないからです。

代わりに強い関心を向け続けたのが、アスタでした。魔力がまったく無いのに反魔法を使うという存在は、研究者としてこれ以上ない対象です。初対面から研究したいと繰り返し口にしては、アスタに怖がられていました。

そのアスタが出した提案が、関係を変えます。協力してくれるなら、命に別状のない範囲で自分の体を研究してもいい。サリーは大喜びで受け入れました。

その後の彼女は、捕縛された身として王都の復興作業に従事し、それが終わってからは監視付きで研究所に勤めています。そして約束どおり、アスタの髪の毛をサンプルとして採取しました。

そこから生まれたのが、魔力感知を防ぐ特殊な迷彩服です。かつて子どもを誘拐してまで進めていた研究が、いまは仲間を守る装備になっています。

僕はこう読む

サリーが味方になった理由が、反省ではなかったところが好きです。
彼女は一度も謝っていません。心を入れ替えたわけでもない。ただ、研究できる環境が白夜の魔眼からアスタたちの側へ移っただけです。
普通の物語なら、ここで改心の場面を入れます。ブラッククローバーはそうしませんでした。アスタが差し出したのは説教ではなく、取引です。自分の体を研究材料として渡した。
アスタという主人公は、相手を否定しない代わりに、条件を作って隣に置いてしまう人物です。ノエルにもマグナにも同じことをしてきました。
サリーの加入は、その手口がいちばん極端な形で出た一件だと読んでいます。

まとめ|サリーをどう読むか

サリーは17歳の魔法科学者です。もとは魔法騎士で、自由に研究したくて白夜の魔眼へ入りました。

経歴を並べます。

  • ゲル魔法で巨大なウーパールーパーを作り、裏魔導具で強化もできる
  • ネアンの町の誘拐事件の真犯人だったが、目的は研究だった
  • パトリの転生魔法で生贄にされ、ラデスの死霊魔法で復活している
  • アスタとの取引で協力し、魔力感知を防ぐ迷彩服を開発した

僕はこう読む

サリーの怖さは、悪意がないところだと思っています。
子どもを誘拐したときも、恨みや金のためではありません。研究したかっただけです。
相手の痛みが視界に入っていない。憎しみで動く悪役より、こちらのほうが止めにくい。

そして味方になった理由が、反省ではありませんでした。彼女は一度も謝っていません。研究できる環境が、白夜の魔眼からアスタたちの側へ移っただけです。これを改心を描き損ねた展開と読むか、謝らせないという選択と読むかで、この人物の位置づけが変わってきます。

——あなたはサリーが一度も謝らないことを、改心を描き損ねたのだと思いますか。それとも、謝らせないという意図的な選択だと思いますか。よければコメントで教えてください。

よくある質問

魔法科学者という肩書きのわりに、行動の理由が読みにくい人物です。細かい点を拾っておきます。

Q. サリーの魔法は何ですか?
A. ゲル魔法です。ゲルで巨大なウーパールーパーを生み出し、ビームを曲げたり毒を中和したりできます。裏魔導具による強化も使います。

Q. サリーは死亡したのですか?
A. 一度死んでいます。白夜の魔眼のパトリが転生魔法を発動させる際、仲間として生贄にされました。その後ラデス・スピーリトの死霊魔法で復活しています。

Q. サリーはなぜアスタに協力するのですか?
A. 命に別状のない範囲でアスタの体を研究してよい、という取引を結んだためです。実際にアスタの髪から魔力感知を防ぐ迷彩服を作りました。

Q. サリーは何歳ですか?
A. 17歳です。自分のことをぼくと呼び、面白い研究対象を見つけると人が変わったように喜びます。

この作品は完結しています

ブラッククローバーは2026年5月1日の第392話で完結し、単行本は全38巻です。最終38巻は2026年8月4日に出ました。

完結したのか|全38巻・392話で11年に幕
最終回はどうなったのか|11年ぶんの答えが出る最後の3話

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年8月22日

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