赤坂アカ×横槍メンゴ「推しの子」116話より引用
あかねは個人間オーディションの目的について自分の考えを明かしました。
このオーディションの真の目的は「星野アイ役を決める」ことです。
ルビーはその真実を聞いた瞬間、目を見開きました。
あかねは五反田とアクアが作ろうとしている映画が「星野アイ」を題材にした映画であることにも気がついていました。
3人の中で正式なオファーが来て台本を持っているのはフリルだけのはず。
あかねがここまで正確に真実に気がつけたのはなぜなのでしょうか?!
目次
『推しの子』116話!のネタバレ
それでは『推しの子』116話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
真実
フリルは女優です。
図星をつかれても表情を変えることなく冷静に聞き返しました。
「どうしてそう思うの?」
あかねの答えは決まっています。
「アクア君の考えそうなことだから」
あかねにアクアを見れば、今どんな心境にいるのか想像することができます。
今のアクアからは、見境がなく、周りのすべてに憎まれたとしても目的を果たそうとする強い意思を感じます。
そこまでしてアクアが成し遂げたいことは、一つしかありません。
復讐です。
ところが、これまでルビーの目にはアクアが有馬のためにアイを売ったように見えています。
「今度はママで金儲けしようとしてるの?」
アクアがアイを裏切ったと思っているルビーは今回の映画の目的にまだ気がつけずにいました。
ルビーの葛藤
フリルはルビーの言葉を否定しました。
その根拠は台本を読んだ感想です。
五反田とアクアが書いた台本は、悪意に満ちていました。
この台本を読んだからこそ、アクアが何をしたいのか、これまであまり話したことのないフリルですらわかってしまったのです。
「アクアさんは、この作品でお父さんを殺そうとしている」
この映画は、復讐のために作られた映画です。
ルビーはそれを聞いて考え込みました。
ルビーはアクアについて誤解していたのです。
アクアにとってアイなんてもうどうでもいいのだと勘違いしていました。
そのため冷たい態度も取り続けてきました。
なのにここにきて、アクアはアイの復讐のために映画を作ろうとしていた…。
真実を知ってもルビーは急に整理をつけることができません。
捻れてしまった関係を元に戻すには時間がかかるのです。
早く2人の関係が元に戻るといいのですが汗。
あかねが最有力?
フリルは台本を読んで、多くのことを推測していました。
この作品は星野アイの半生を描いた物語。
それと同時にアイを殺した人物を断罪する映画でもあるのです。
フリルはだからこそ、アイ役がどう演じるかが重要だと感じていました。
おそらく、アイが自分を殺した男を許すかどうかで、全てが決まる…。
アイの意思を演技に込められるのは、アイのことを知らない自分ではない。
フリルはそう思ったからこそ、この個人間オーディションを開いたのです。
あかねはすかさず「そういうことなら私だと思うよ」と名乗りを上げました。
あかねは”今ガチ”の時にアイについて研究したことがあります。
アイの感情の癖のようなものも理解しています。
あのアクアが一瞬心を奪われるほどに、あかねはアイになり切ることができるのです。
そもそもルビーは演技自体未経験。
あかねは自信たっぷりに「私よりいい演技できると思う?」とルビーに声をかけました。
私がやるべき!
ルビーのあかねの問いに対する答えは「思わない」でした。
でも、それは演技に関してだけ。
ルビーにはあかねにも負けない武器がありました。
「ママの気持ちがわかるのは私以外いない」
「ママとせんせーの仇を取るのは私だよ」
ルビーはアイの娘として産まれました。
せんせー(五郎)の遺体も見てその死を知ってしまいました。
復讐、その言葉がこの3人の中で1番似合うのはルビーなのです。
ルビーは強い意志で「私がやるべきだ」と名乗りを上げました。
これまでルビーはアクアを”裏切り者”として否定してきました。
そんなアクアの考えに賛同するのは何だか癪ですが、そうも言っていられません。
何がなんでもアイ役は自分がやる、そう決めていました。
あかねの方が演技が上手いのは当たり前です。
でも、譲るつもりはありません。
「私が勝つまでやる」
個人間オーディションはここからが本番でした。
あかねの葛藤
ルビーはフリルに次のお題をねだり、みんなが納得するまで演技を続ける覚悟を見せました。
ルビーの必死な態度はあかねにももちろん届いています。
まっすぐな瞳があかねに刺さります…。
あかねの本心は…気まずいw
あかねはかつてアクアと付き合っていました。
その時には仮にもルビーを妹と呼んだ仲…。
さらに母親を殺され、恩師の死も知っているルビーの前で、自分の方がアイの気持ちを理解していると言い切ったわけで…。
メンタル的には相当無理をしていました。
本当はルビーにアイ役を譲ってあげたい。
でもそういうわけにもいきません…。
あかねにも負けられない理由があるのです。
あかねは苦しい状況の中で個人間オーディションを続ける羽目になりました。
勝者は誰?!
オーディションはルビーの言葉通り、ルビーが勝つまで続き、解散した時には深夜となっていました。
結果は…ルビーの勝利!
個人間オーディションは、あかねの演技がルビーへの負い目によって精彩を欠き始めたこと、フリルが元々ルビー推しだったこともあり、ようやくルビーが合格ということで幕を閉じたのでした。
帰り道、あかねはため息をつきました。
オーディションに大人を挟むわけがよーくわかりましたw
話し合いや今回のような個人間オーディションではなかなか決めきれないということを実感しました。
だって、子供しかいなければルビーのように「私が勝つまでやる」と言い出す輩もいるのでw
あかねはルビーの演技を思い返しました。
ルビーはこの短時間で演じる度に上手くなっていました。
ルビーには才能がある…、それを実感せざるを得ませんでした。
あかねは”アイ役”に固執しているわけではありません。
どんな役でもこの映画に関わることさえできれば…。
対決!
あかねがそんなことを考えながら歩いていると突然声をかけられました。
「終わったの?」
…その相手はアクアでした。
アクアはあかねと別れる時、もう関わらないと宣言していました。
あかねがそれを指摘すると、アクアは「いちいちそんなん言ってられない」となりふり構わぬ姿勢を見せました。
あかねの予想通りです。
「そう、私も覚悟を決めたよ」
このままではアクアは復讐に飲み込まれてしまいます。
「アクア君の企みは私が止める」
あかねは今でもアクアを救いたいと思っていたのですね…。
でも今のアクアにその気持ちは届きません。
黒く深く、闇の中に沈んでいるのです。
とても主人公とは思えぬ笑顔でアクアは対応しました。
「やれるもんならやってみろ」
あかねはアクアの心を救えるのでしょうか?!
この復讐劇の結末はいかに?!
『推しの子』ネタバレ116-117話のまとめ
今回のお話は、個人間オーディションの決着がつくお話でした。
このオーディションの真の目的は、星野アイ役を決めること。
そして、五反田とアクアが作ろうとしている映画は、アイを殺した犯人を断罪するためのもの。
この映画で最も重要なのは、アイが犯人を許すかどうか…。
それをアイ役がどう演じるか。
元々ルビーは演技の経験がありません。
最初はフリルとあかねに負けても仕方ないと気楽にオーディションに参加していましたが、真実を知ると考えを変えました。
アイの気持ちを1番理解しているのは自分。
そして、この映画の目的は復讐。
それならアイ役を演じるべきは自分です。
ルビーは真剣にこの役をやりたいことを申し出ました。
フリルは最初からルビー推し、あかねはルビーの熱意に負け、個人間オーディションはルビーが合格して終わりました。
個人間オーディションが終わる頃にはもう深夜でした。
あかねが1人で帰っていると、待っていたのはアクアでした。
あかねはアクアが復讐に取り憑かれていることに気がついています。
あかねがこの映画に参加したい理由は、アクアの企みを阻止するためでした。
アクアもあかねの目的に気がついています。
だから宣戦布告をするために待ち伏せしていたのでしょう。
赤坂アカ×横槍メンゴ「推しの子」116話より引用
「やれるもんならやってみろ」
あかねはアクアの本気を止めることができるのでしょうか?!
次週もますます目が離せませんね♪

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