赤坂アカ×横槍メンゴ「推しの子」114話より引用
五反田の新作映画「15年の嘘」の主演のオファーを受けた不知火フリルは、業界の知人からキャスティングで揉めていることを聞いてしまいます。
コネや知名度じゃなくて、実力で選んで欲しいフリルは、候補として名前が上がった3人を呼び出して個人間オーディションを実施することに。
もともと主演候補だった黒川あかね、五反田の強い推しで候補に上がった星野ルビー、そして抜群の知名度と人気を誇る不知火フリル。
3人のうち、アイ役にふさわしいのは誰なのでしょうか?!
目次
『推しの子』114話!のネタバレ
それでは『推しの子』114話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
会場は公民館
フリルが開く個人間オーディションのため、ルビーは指定された公民館を目指していました。
途中、フリルとあかねの大きな広告看板が並んでいるのを見かけました。
フリルもあかねも今や大女優の仲間なのだと実感します。
公民館に着くと「個人間オーディション様」としてちゃんと予約がとられていました。
フリルが先客としてすでにスタンバイ中です。
ルビーにとって公民館を利用するのは初めて。
そもそも個人的に使えるということを初めて知りました。
フリルは公民館を選んだ理由に使用料の安さを上げました。
「こういう公民館って使用料が意味わからないくらい安いんだよね」
ルビーが興味本位でいくらかを尋ねると、返ってきた答えは衝撃の安さでしたw
「200円」
東京のど真ん中で2時間借りる使用料がたったの200円!
これはコスパ最強です。
公民館は国民の血税が使われた行政の箱モノ。
つまり、高額納税者であるフリルの貢献度は一般納税者より高いわけです。
「ありがた〜く使わせてもらおうね」
というわけで、場所は公民館になったのです。
(フリルがこういう場所を使えると知っているのは、下積み時代の賜物なのかもしれませんね!)
あかねとの再会
フリルとルビーが話している間にあかねが到着しました。
今のあかねはどこかオーラのような空気感を持っています。
それもそのはず、あかねはアクアと共に出演した恋愛リアリティショーに参加して以来、期待の女優枠として数多くの話題作に出演し、日本映画祭では新人女優賞にも輝きました。
プライベートでもアクアとの破局宣言で話題を掻っ攫っている有名女優なのです。
「久しぶり!」
ルビーが明るく声をかけると、あかねは「うん」と塩対応…。
ルビーはアクアの妹ですからね…。
しかもかつては”姉”と読んだ仲。
気まずい空気が流れました。
「アクア君、元気にしてる?」
あかねは表情を崩さず聞いてきました。
1番避けたかった話題に触れられて、ルビーはタジタジですw
なんとか「う、うん…」と答えて会話は終了。
まるで上手くやれる気がしませんねw
オーディションの裏
あかねはルビーとの弾まない会話に見切りをつけ、フリルに単刀直入に問いかけました。
「これにはどんな裏があるんですか?」
確かにあかねもルビーも主演候補に名前が上がっているのでしょうが、この映画の主演オファーはあくまでフリルに来ています。
フリルにとってはオファーを受ければいいだけ。
それをわざわざ引っ掻き回すようにオーディションまで開くのは、何か裏があるからだとあかねが考えるのも無理はないことです。
フリルは「そんなのない」と答えましたが、あかねは即座に「嘘吐き」と遠慮のない一言を返しました。
フリルは頑なに態度を崩さないあかねを見てため息をつきました。
「まぁ、裏あるよ。ちょっとはね」
疑り深いあかねを納得させるには、情報の開示が不可欠だと判断したのでしょう。
フリルは本当のことを話し始めました。
フリルは全てお見通し?!
ルビーはフリルの言う”裏”が何かを聞きましたが、フリルは「ないしょ」と言って教えてくれませんでした。
大人の事情が絡んでいるのかもしれませんね。
でも、このオーディションを開いた9割は純粋にフリルが気持ちよく仕事をしたいからです。
「やっぱりこの役にふさわしいのは私だったなぁ」
そう思いながら仕事がしたいのです。
本当はあの子の方が…なんて思われながら主演を演じるのはゴメンなのです。
一方のあかねはフリルの勝手な理想のためのオーディションには「興味ない」と答え、帰ろうとします。
フリルは帰ろうとするあかねの背中に声をかけました。
「相方はアクアさんだよ」
あかねはゆっくり振り返り、フリルを睨みつけました。
「オーディションは誰が審査するの?」
あかねが食いつきました。
フリルはこの展開を最初から全てお見通しだったかのようです…。
テーマは嘘つき
このオーディションは”個人間”。
審査員も自分たちで、とフリルは提案しました。
ただし、正式なオファーを受けていないルビーとあかねは台本を持っていません。
フリルは台本を持っていますが、まだこの段階の2人に勝手に見せるわけにも行きません。
そこで審査内容はフリルが決めた「テーマ」に応じて「即興劇(エチュード)」することになりました。
フリルが出したテーマは”嘘吐き”。
まさにこの作品にふさわしいテーマです。
まずは言い出しっぺのフリルから。
「1番不知火フリル。嘘吐きやります」
フリルが演じる嘘吐きとは?!
フリルの”嘘吐き”
フリルは息を吸い込み、遠吠えの真似をした後「オオカミがきたぞー!」と叫びました。
あの有名なオオカミ少年の逸話ですね。
フリルは役になりきり、オオカミ少年がなぜ嘘をつくのかを掘り下げます。
「みんなに構ってほしいなぁ、寂しいなぁ」
フリルは涙を浮かべ、苦悩するオオカミ少年を演じます。
フリル演じるオオカミ少年は「本当のことを言えばいいんだ」と気づきます。
「オオカミが来てないぞー」
しかし、本当のことを言ったところで嘘ばかりついていた少年の話を信じるものはいませんでした。
今度は真実を嘘だと思った男たちが猟銃を持って集まってきて、少年は結局またこっぴどく叱られてしまうのでした。
最後は小噺のようにオチをつけてフリルの演技は終了しました。
「というわけで、私はそこそこだけど演技ができる。黒川さんほどじゃないけどね」
フリルは自分のことをそう分析しました。
でも、フリルにはフリルにしか出せない魅力があります。
そこを勘定に入れて欲しいとフリルは訴えかけました。
あかねはフリルの言っている意味を理解していました。
演技がただ上手ければ”いい役者”というわけではないことをあかねもよく知っています。
思わず注視してしまう外連味がフリルにはあります。
いわゆるカリスマのようなものが…。
それは役者としての大きな武器となります。
審査員の2人はフリルの演技をどう評価するのでしょうか?
ルビーの”嘘吐き”
「じゃあ次はルビーの番」
フリルはルビーを指名しました。
「ルビーにとって嘘とはどういうもの?」
ルビーは自問自答します。
…ルビーは生まれた時から嘘吐きです。
前世の記憶があることも、アイの娘として生まれたことも…嘘をついて生きてきました。
ルビーにとって嘘とは何なのでしょうか?
フリルに問いかけられた問いの答えを、演技で見せることはできるのでしょうか?!
『推しの子』ネタバレ114-115話のまとめ
今回のお話は、個人間オーディションがついに始まるお話でした。
公民館に集まった主演候補の3人。
あかねはフリルに「これにはどんな裏があるんですか?」と直球をぶつけます。
あかねには主演オファーをもらっているフリルがわざわざこのオーディションを開く理由がわかりません。
フリルは裏があることは認めますが、その内容までは教えてくれません。
でもこのオーディションを開いた9割は自分の実力を認めてもらい、気持ちよく仕事をするためです。
それもどこまで本当か分かりませんが…。
フリルは業界に知り合いが多いようなので、何か知っているのかもしれませんね。
あかねはアクアが出演すると聞いて個人間オーディションに参加する決意を決めます。
もしかしたらまだ未練があるのかもしれません…。
審査員は参加する3人、審査内容は即興劇、テーマは嘘吐き。
まずはフリルがオオカミ少年を演じきります。
フリルが演じたオオカミ少年は、アイの葛藤を表しているような気もします。
嘘をついてもつかなくても認めてもらえない苦しさを上手く表していました。
いよいよ次はルビーの番。
赤坂アカ×横槍メンゴ「推しの子」114話より引用
ルビーにとっての”嘘”とは何なのでしょうか?!
次週もますます目が離せませんね♪

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