ギルサンダーは幼少期には優しい性格でしたが、成長してからは民衆にも恋人にも冷徹に振舞う存在となっています。
いったいなぜ、ギルサンダーはこのような性格になってしまったのでしょうか。
今回はそんな謎多き聖騎士ギルサンダーの持つ能力や、恋人との関係、そして悪に染まってしまった理由について書いていきたいと思います。
目次
【七つの大罪】ドレファス派の聖騎士
ギルサンダーは二大聖騎士長の一人であるドレファス派に所属している聖騎士です。
ドレファスは非常にカリスマ性があり剣の腕も立つ人物ですが、実は異母兄弟である兄のザラストラスに強い劣等感を持っていました。
そしてついに友人のヘンドリクソンと共にザラストラスを殺害してしまったのです。
実はこのザラストラスはギルサンダーの父親で、ドレファスは彼の叔父にあたります。
ドレファスはザラストラス殺害の罪を七つの大罪に着せたため、ギルサンダーは、誤解しメリオダス達を憎んでいるというわけです。
【七つの大罪】ギルサンダーの能力とは?
ギルサンダーは剣の腕にも優れていますが、同時に雷を操る能力も持っています。
例えば巨大な雷雲を呼んで敵に落としたりできますが、他にも持っている剣に雷の力をまとわせて攻撃したり、片方の剣の魔力を抑えることで、もう一方の手に盾を作り出し攻撃と防御を兼ね備えた状態で戦うこともできます。
このようにギルサンダーは魔力と剣技の両方をバランス良く兼ね備えた魔法戦士のようなキャラクターであると言えるでしょう。
【七つの大罪】「俺は七つの大罪より強い」はSOSだった?
メリオダスは白夢の森で対峙したギルサンダーから「今の私は七つの大罪の誰よりも強い」という言葉を聞きます。
そしてこれを聞いたメリオダスはギルサンダーが真実を話せないほど追いつめられており、自分にそのことを伝えようとしているということに気づくのです。
メリオダスは昔、幼少期のギルサンダーの剣術の師匠を務めていましたが、辛くて誰にも頼れない時に勇気の出るおまじないとしてこの言葉を教えました。
そのため、この言葉でギルサンダーの窮地を察知することができたのです。
【七つの大罪】人質に取られたマーガレット
ギルサンダーと王女マーガレットはとても仲が良く励まし合う存在でした。
しかし、今は昔とは全く異なり、ギルサンダーはマーガレットに対して冷たく振る舞っています。
実はマーガレットは過去に聖騎士長暗殺の真実について偶然知ってしまい、それをギルサンダーに打ち明けている所を王国の魔術師であるビビアンに見られてしまったのです。
ビビアンはヘンドリクソンにつき従っている魔術師であり、また同時にギルサンダーにも歪んだ愛情を抱いています。
これを気にギルサンダーを意のままに操れると考えたビビアンは、マーガレットに使い魔を憑依させ、ギルサンダーに自分の言うことを聞かなければ彼女を殺すと強迫しました。
また、同時にギルサンダーにも使い魔をつけ、ビビアンにも従わなければ彼を殺すと言ったのです。
そのためギルサンダーだけでなくビビアンもまた彼に呪詛の言葉をかけるなど本心とは異なる言動を強いられているのです。
【七つの大罪】ビビアンによる誘拐
ビビアンはメリオダス達との戦いの後、王国を追放されていました。
そんな行方知れずになっていた彼女でしたが、実は魔物を凍りつかせる能力を持つ魔術師ギルフロストに化け、メリオダス達に同行していたのです。
そしてギルサンダーが魔神族のフラウドリンに追い詰められた時、ついにその正体を現わし、マーガレットの目の前でギルサンダーを誘拐してしまったのです。
【七つの大罪】助けたのはリュドシエル?
目の前でギルサンダーをビビアンに誘拐されたマーガレットは彼を取り戻すべく、ドレファスとヘンドリクソンと共に旅に出ます。
そして旅に途中に立ち寄ったドルイドの祭壇でマーガレットは心に語りかけてくる不思議な声を耳にします。
その声の正体は、はるか昔の聖戦において肉体を失った四大天使の一人リュドシエルだったのです。
リュドシエルは自分に肉体を受け渡す、つまり復活の器になれば願いを叶えてやろうとマーガレットに言います。
マーガレットはギルサンダーをビビアンから救えるならなんでもすると言いその後リュドシエルの器となります。
一方、ギルサンダーはビビアンに捕えられていて、なんとか逃げ出そうとするものの執拗に追いかけられます。
しかし、なんとそこにリュドシエルの宿ったマーガレットが現われ、ビビアンの首を刺し殺害してしまうのです。
リュドシエルは器としてマーガレットを利用しているわけですが、ギルサンダーとマーガレットは結果的にリュドシエルに助けられたということになります。
【七つの大罪】魔神との戦いに参戦
ギルサンダーは最初、マーガレットを人質に取られているという立場上、メリオダス達と敵対していました。
しかしメリオダスによる捨身の攻撃でマーガレットに憑依していた使い魔が分離し、とどめを刺されたことで長い呪縛から解放されました。
ギルサンダーはメリオダスに英雄という賛辞の言葉を贈り、今まで敵だった立場から一転、七つの大罪の味方となったのです。
ギルサンダーは魔神族と化したヘンドリクソンの腕を切り落とすなど奮戦しますが、瀕死の状態となり、死亡しかけてしまいますが、大罪の一人である強欲のバンによって助けられます。
【七つの大罪】マーガレットとの安息の日々
人質という呪縛からお互い解放されたギルサンダーとマーガレットはお互いの心の背くような演技を強いられることのない、安息の日々を迎えました。
ギルサンダーはマーガレットが解放された後も人々に対する償いと真実を知るために旅に出ています。
しかし、自分の正義感に正直に生きることができ、愛する人が祖国で待っていてくれるギルサンダーにはこれまでのように暗い影が射すことはないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ギルサンダーは雷を操り、剣の達人であるだけでなく、正義感が強く、愛する人を守ろうとする意志の強いキャラクターでもあるんですね。
最新刊では前よりも出番が少なくなっているギルサンダーですが、今後また彼が作中で活躍してくれることを期待したいですね!

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