互いの利益のために偽装夫婦となったロイドとヨル。
初心者ちちははとして日々支え合い良好な関係を築いている2人ですが、ふとしたきっかけにより改めて夫婦デートをすることになりました。
しかし初デートはヨルの反応が予想外すぎて、ロイドの完璧なデートプランも完敗!?
しかもアーニャが2人のデートを守る衝撃の展開になっていきました。
それでは一体何があったのか、ロイドとヨルの初デートの様子を徹底リポートしていきます!
目次
【スパイファミリー】初デートのきっかけとは?
デートのきっかけはヨルが凄まじい形相をしていたこと。
それを不機嫌な表情だと捉えたロイドが、偽装結婚なのに知らずに甘えを重ねて不満を募らせてしまったに違いないと焦り、状況回復のためにヨルをデートに誘うことにしたのです。
しかしヨルの形相は実は機嫌が悪かったからではなく、<いばら姫>の仕事中に尻を銃で撃たれてしまいすごく痛かったからでした。
それでもヨルは「デートを経験しておかねば」と考えてロイドの誘いを快諾するのですが、何をするにも尻の痛みが付きまとい…。
そうとは知らないロイドは、ヨルに機嫌を戻してもらおうと完璧なデートプランでエスコートするのですが、なぜか悉くうまくいかず…。
【スパイファミリー】初デートは何巻?
ロイドとヨルのデートは番外編として描かれており、コミックス3巻にEXTRA MISSION:2として収録されています。
またスパイファミリーを連載している集英社の漫画サイト及びアプリ「少年ジャンプ+」にて、WJ出張版2として掲載されています。
実はこのデート回は、出張読切第二弾として『週刊少年ジャンプ』に掲載されたエピソードのため、キャラクターや設定が改めて分かりやすく、ボリュームもたっぷりに描かれているんですよね。
しかも「少年ジャンプ+」では初回無料で読めるので必見です。
【スパイファミリー】アーニャはお留守番?
「ちちとははのでーと」にアーニャがわくわくしないはずはありません。
しかし「デートだから」と留守番を言いつけられ、フランキーに預けられてしまいました。
【スパイファミリー】アーニャとフランキーによる尾行
泣く泣くちちとははを見送ったアーニャ。
しかしアーニャは心を読める能力を持っているため、ヨルが尻を痛がっていることと、ロイドがそれを不機嫌だと勘違いしていることを知っています。
そんな2人のデートの行く末を心配したアーニャは、フランキーにある提案をしました。
「モジャモジャ!アーニャちちとははをびこうしたい!」
その言葉にフランキーも「めっちゃ面白そうだな!」と乗り気に。
そして2人は勘の鋭いロイド(西国イチのスパイ)に気づかれないよう、変装してデートの尾行を開始したのでした。(秒でバレた)
【スパイファミリー】ロイドのデートプランとは?
スパイという職業柄もあり、常にぬかりない計画を立てて行動するロイド。
今回も前もって862通りのデートプランを練っており、完璧なエスコートができるはずでした。
ところがまず豪華なリムジン送迎を「歩いてデートがしたいです(尻が痛いから)」と断られ失敗し、ここで早くも794通りのプランがボツに。
その後もショッピング→映画→クラブ→動物園→スパ→池と詰め込み過ぎなほど充実したプランを提供するも、ヨルは映画館や池(ボート上)ですら立ちっぱなしという謎行動な上に顔色も悪く、なぜか機嫌が悪化していくのでロイドは焦る一方でした。
【スパイファミリー】レストランでディナー
プランがミスチョイスなのかリサーチ不足だったのか…一向にヨルの感情を掴めないロイド。
ここでロイドはディナーのため、レストランへ向かいました。
ちなみにさすがのヨルも気品のあるレストランで立ち食いとはいかなかったようで、驚異の空気椅子で頑張っているので注目です。
【スパイファミリー】レストランには悪者がいた?
ロイドとヨルの入ったレストランは格式が高く、ラフな服装をしたフランキーと18歳未満のアーニャは入店を断られてしまいました。
つまり残念ながら尾行はここまで。
と思われましたが、アーニャはふいにレストランの中に<いばら姫>に向けた殺意があることをキャッチしてしまいます。
どうやら前日にヨルが壊滅させた<赤いサーカス>の残党で、せっかく1人生き残り彼女のためにまともに生きようと働き始めた矢先に<いばら姫>を見つけてしまい、仲間のために無念を晴らさねばと意気込んでいるようでした。
「れすとらんにわるものが!」と気づいたアーニャは、フランキーに「かぞくのぴんち」を訴え潜入ミッションを開始します。
【スパイファミリー】悪者から家族を守るアーニャ
「わるもの」はワインにフグ毒を混入しましたが、それを飲んだヨルは逆に尻の痛みが引き元気になってしまいました。(ヨルは毒耐性持ち)
それを見た「わるもの」は強硬手段=即席爆弾を抱えての突撃を決意。
すると、その覚悟を感じ取ったアーニャはなんと「わるもの」の行く手に先回りし、オリーブオイルをぶちまけることで彼を転倒させ、倉庫の入口にたらいトラップを仕掛け、さらにはピーナツ爆弾を炸裂させ、その企みを完全に阻止してしまったのでした。
最後には彼の前に姿を現し、謎の銃を向けながら「おまえはわるものをやめて、きゃさりん(彼の恋人の名前)をしあわせにしてやれ…」と諭して颯爽と立ち去ったアーニャ。
その姿に観念した「わるもの」は、何もかも忘れて普通に生きていくことを誓ったのでした。
【スパイファミリー】初デートは失敗に終わった?
アーニャによって人知れず守られたロイドとヨルのディナー。
毒のおかげでヨルの機嫌も良くなり、そのまま移動遊園地で追加デートを行うほど良い雰囲気になりました。
うまく噛み合っていないようでしたが、終わってみれば「今日は本当にうれしかったです!」とニッコリの結果になったのです。
しかし翌日には再び不機嫌になってしまったのでした。(毒の効果が切れた)
ロイドの苦悩は続く…。
まとめ
果たして本当の夫婦に発展していくのか、という点もスパイファミリーの注目ポイントの1つですが、初デートは距離が縮まらなかったような縮んだような?
秘密の痛みを抱えるヨルとそれを知らずに空回るロイドの噛み合わないデートと密かに2人のデートを守ったアーニャという、何ともスパイファミリーらしい回となっていましたね。
また、爆弾を作れるほどのアーニャの恐るべき学習能力や1人の人生を変えてしまうほどの器も必見ですし、ヨルが潰した<赤いサーカス>も後のストーリーに出てくるキーワードでもあり、色々詰まっている1話となっています。
コミックス3巻や「少年ジャンプ+」で読める番外編になっていますので是非読んでみてください!
