赤坂アカ×横槍メンゴ「推しの子」100話より引用
前回、芸能人仲間から誘われた飲み会で知り合った大物監督・島政則(シマカン)とLINEを交換した有馬。
有馬は仲良くなれば演技の仕事をもらえるかも…と淡い期待を抱いていました。
そして、そのチャンスはすぐにやってきました。
来週の金曜日…『仕事の話をしよう』と誘われたのです。
有馬はこのチャンスを掴み取ることができるのでしょうか?!
目次
『推しの子』100話!のネタバレ
それでは『推しの子』100話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
事務所のルール
有馬は迷っていました。
シマカンと2人きりで会うことをマネージャーに伝えるべきかどうか。
一応、有馬はB級小町のメンバーであり、アイドルです。
実はアイドルの異性関係については、事務所がどう関与するかのルールがありません。
事務所次第なのです。
どうすべきか考え中の有馬のそばで、ルビーが不満を訴えていました。
インスタのパスワードを事務所に教えるように言われたからです。
「プライバシーの侵害じゃないの?」
ところが、いちごプロ社長であるミヤ子はあっけらかんとして言いました。
所属タレントのSNSアカウントは事務所のものであり、管理する権利があるのです。
もちろん、このことは契約書にも記載されています。
ルビーはそのルールについてよく聞いていました。
事務所を移籍などで辞めたらSNSのアカウントが使えなくなる、というやつです。
「そうやってタレントを囲い込むのね?」
その通りなのです。
事務所も慈善事業ではありませんからね…。
有能なタレントを繋ぎ止めておく手法なのでしょう。
ちなみに”星野ルビー”という名前も事務所に商標先使用権があるので、仮にルビーが別事務所に移ったとしても、星野ルビーという名前では活動できません。
本名なのに…w
(能年玲奈ちゃんが”のん”に改名したのも同じ理由です。)
ルビーは事務所の細かいルールを知って「大手の事務所に移籍してやるー!」と騒ぎ始めました。
いちごプロのルール
ミヤ子は騒ぐルビーに真実を教えてあげました。
いちごプロはまだまだ小さい事務所だから、この程度で済んでいるわけで、大手はもっと縛りがキツいのです。
誰かと連絡先を交換するにもマネージャーの許可が必要だったり、SNSを監視されたり、イメージにそぐわない交友関係は引き剥がされたり…。
ブログはほぼ別物の内容に変えられることもあるし、地元の友達とは遊べなくなり、恋人でもできようものならさりげなく別れさせようと工作まですることも。
「アイドルって人権ないの?」
ルビーは虚な目で訴えました。
残酷なようですが、それが真実。
タレントとして歴の長い有馬はとっくにそれを知っていました。
大手に比べれば、いちごプロの緩さがよくわかります。
恋人だって一応報告してくれればとやかく言いませんし、誰と連絡取ってるかも制限・監視していませんからね!
MEMちょはYouTubeとしての活動もしていますので、大手のように異性との交流まで制限されてしまうとコラボもできなくなってしまいます。
いちごプロが緩い理由には、ミヤ子のあきらめもあるようですがw
どうせどんな対策を講じても、アイドルは若い子たちばかり。
3年もすればルールを破りやらかす子がバンバン出てくるものです。
縛れば縛るほど、その反動は大きいものがあります。
お互い大人なんだから、弁えた交際・交流であればとやかく言いたくない。
それがミヤ子の本音でした。
有馬の判断
最後にミヤ子は最も大切なことを伝えました。
ルールも大切ですが、それ以前の問題です。
「何かあったら相談すること」
「タレントを守ることが私たちの1番大切な仕事だってこと」
ミヤ子の社長としての気概がわかる一言ですね!
ルビーについてはまだ未成年なので、ミヤ子もまだまだ口を出すつもりのようですがw
対して有馬は18歳。
もう成人年齢ではあるのです。
自分のことは自分で判断できます。
(何かあったらその時に言えばいいよね…)
有馬はシマカンと会うことを事務所には言わないことに決めました。
ミヤ子も、芸能人歴の長い有馬のことは信頼しているようです。
このことが後々に問題にならないといいのですが…。
シマカンの情熱
金曜日、シマカンとの食事の席にて。
シマカンの奥さんがアメリカ育ちなこともあり、シマカンはハリウッドの俳優事情に詳しく、有馬は普段聞けない諸事情に耳を傾けました。
シマカンは情熱的に話します。
日本の映画界の問題点、それは配給側の力が強すぎること。
パワーバランスが完全に壊れているため、不健全な状態が続いています。
例えば、売り出したい子ありきの企画しか出てこないため、演技力も含め作品としての魅力に欠けるなど…。
「日本はあまりにも実力が軽視されている」
シマカンは不満をぶちまけました。
ハリウッドでは、オーディションが当たり前ですからね…。
「これじゃ役者は育たないだろう」
日本の映画界について、シマカンは言い切りました。
有馬はその言葉に胸を刺されました。
この人は、役者のことを考えてくれている…!
シマカンは映画監督です。
良い作品を作るのが仕事で、そのためには良い役者が絶対に必要なのです。
「本気でこの芸能界を変えたいと思ってるんだ」
シマカンの情熱は有馬にも伝わりました。
有馬が目指す未来
有馬はシマカンに概ね好印象を抱いていました。
ちゃんと業界のことを考えてくれているプロであることもそうですが、適度に口が悪いところも有馬とは気が合います。
「モデル上がりの役者が演技もできないくせにワガママ多くてよ〜!」
有馬的にはこの意見には100%賛成ですw
身に覚えがありまくりですからね!
シマカンと話していると、久々に役者の世界にいる感じがしました。
アイドルとしての有馬はどことなく居心地の悪さを感じていましたから…。
シマカンから聞く話は、どれもこれも有馬にとってはしっくりする話ばかり。
創作論や演技の話、嫌な現場や共演者の話さえ、地に足がついている感じがしてきます。
だから…ふと、思ってしまうのです。
(ここに戻りたいな)
アイドルではなく、役者としての有馬かなに…!
譲れない思い
シマカンは実力のある役者が活躍できる未来を作りたいと言いました。
そして、有馬をまっすぐ見て続けます。
「次回作はそういう人の実力を活かせる作品にしたいと思ってるんだ」
これこそ、有馬がシマカンと会った理由です。
「私を使ってくれるということですか?」
チャンスは逃せません。
シマカンはもっと有馬を知った上で判断したいと言いました。
その時、お店の人が時間になったことを告げにきました。
まさかの時間切れ…。
シマカンは有馬が10代であることを考慮して「子供をこんな遅くに連れ回すワケにも…」と解散を提案しかけました。
有馬としてはこんなチャンス、簡単には手放せません。
アイドルをやって感じたのは、虚しさと無力感だけでした。
自分が居て良い世界ではないと感じていました。
ここでシマカンから仕事をもらい、役者復帰への足がかりにしたい…!
譲れない思いを胸に、有馬はシマカンに食らいつきます。
「お酒は飲めませんが私は成人年齢です!今の話の続きを…!」
シマカンは考える素振りを見せました。
果たして彼の判断は…?!
危険な香り
「んーそしたらうちすぐそこだから、来る?」
有馬は…シマカンについて行くことを決めました。
シマカンは既婚者だし、大丈夫。
仕事の話をするだけ…と自分に言い聞かせて。
シマカンの住むマンションに着くと、有馬は「突然お邪魔したら奥さんがびっくりしちゃうんじゃ?」と話題を振りました。
「気にしなくても大丈夫」とシマカンは笑って答えました。
…芸能界の闇がすぐそこに迫っている気がしてなりません。
お店の時間が終わる少し前に、有馬が食らいつくであろう仕事の話をしたのも、有馬を誘う口実だった気がしてなりません。
奥さんの話を出したのも、有馬を安心させる嘘である気がしてなりません。
その上、マンションの外では週刊誌と思われる記者が、カメラを持ってマンションに入って行く2人を捉えていました。
有馬かな、絶体絶命のピンチ!
この先どうなってしまうのでしょうか?!
『推しの子』ネタバレ100-101話のまとめ
今回のお話は、アイドルの人権についてと有馬の冒険のお話でした。
アイドルとしての活動に限界を感じていた有馬は、映画監督のシマカンと連絡先を交換していました。
すぐに食事の席が決まりましたが、有馬は事務所に報告すべきかで迷います。
いちごプロは誰と交流するかも強い制限をかけていません。
ただ、何かあったら必ず報告するように、と言われただけです。
赤坂アカ×横槍メンゴ「推しの子」100話より引用
有馬は自分を過信し、何かあったら連絡すればいいと判断してしまいました。
事務所に黙ったまま、シマカンとの食事に臨んだのです。
食事の席では楽しい話で盛り上がりました。
もうすぐ時間、という時、シマカンは狙い澄ましたかのように有馬が期待していた仕事の話をしました。
お店を出なければいけなくなったため、シマカンは解散をちらつかせます。
役者の世界に戻りたい有馬はこのチャンスをみすみす逃すわけにはいきません。
食らいついた有馬に、シマカンは家に「来る?」と誘いかけます…。
危険な香りしかしませんが、有馬はシマカンが既婚者であること、仕事の話をするだけだと言い聞かせてマンションに入ってしまうのです。
しかも、外には週刊誌だと思われる記者も待ち構えていて、マンションに入っていく2人を捉えていました。
有馬かなの運命はいかに?!
次週もますます目が離せませんね♪

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