本ページはプロモーションが含まれています
浮気したのは誰なのか
結論から言うと、父親のパウロと息子のルーデウス、その両方です。パウロの相手は侍女のリーリャ、ルーデウスの相手はロキシーでした。
親子そろって同じことをしている——この構図自体が、物語の中で意味を持って置かれています。
この記事でわかること
- パウロとリーリャの経緯と、妊娠が発覚した場面
- 7歳のルーデウスが何を見たか
- ルーデウスがロキシーと関係を持った状況
- シルフィエットがそれをどう扱ったか
- エリスが3人目の妻になるまで
- 未来から来たルーデウス(老デウス)の場合
父・パウロとリーリャ
リーリャはグレイラット家の侍女です。もとはアスラ王国の近衛侍女でしたが、暗殺者を撃退した際に受けた毒の影響で現役を引退していました。
パウロは、リーリャの父親が経営する水神流の道場で稽古をしたことがあり、顔見知りでした。路頭に迷っていた彼女を、グレイラット家の侍女として採用したのがパウロです。
妊娠の発覚
そんな折、パウロの妻ゼニスが第二子を妊娠します。7歳のルーデウスは、姉弟ができると喜んでいました。
ところがリーリャの容態が突然おかしくなります。ゼニスがその様子に気づいたとき、パウロが青ざめた顔で告げました。
リーリャが妊娠している。父親は自分だ。
ゼニスは激怒し、パウロの頬を叩きます。7歳のルーデウスの目の前で起きた出来事でした。
関係は以前からあった
実はパウロとリーリャには、修行時代からの関係がありました。パウロは彼女を気に入って一夜を共にし、そのまま道場から逃亡していたのです。その後、奇跡的に再会したという経緯があります。
そして今回の件については、リーリャの側から誘っています。
彼女は共に生活する中で、ゼニスの妊娠によってパウロが欲求不満になっていることを見抜いていました。
大騒動になったグレイラット家。リーリャはゼニスの出産後にすぐ出ていくと申し出ますが、ゼニスの寛大な決断によって許されます。
ただしパウロとは、しばらく家庭内別居の状態が続きました。
僕はこう読む
この一件の重さは、ルーデウスが7歳で目撃しているところにあると思います。
主人公は前世の記憶を持ったまま転生した人物です。つまり中身は大人で、あの場で何が起きたのかを完全に理解できました。
——普通の7歳なら分からずに済んだはずのものを、この子だけは全部見てしまった。
そして後年、自分もまったく同じことをします。
「親を見て育った」という言葉がありますが、この作品はそれを反面教師として機能しなかった形で描きました。
父を見て育ったから避けられた、ではなく、父を見て育ってなお同じ道を通る。そこがこの物語の厳しいところだと思います。
ルーデウスの場合
エリスとの別れのあと
ルーデウスは、フィットア領転移事件で共に魔大陸へ飛ばされたエリスと相思相愛になり、一夜を共にします。
ところが翌朝、突然の別れを告げられました。この一件以来、彼は女性が信じられなくなります。
その後、冒険者パーティ「カウンターアロー」でサラという女性と知り合いました。最初は険悪でしたが、次第に打ち解けます。
しかし関係を持とうとしたとき、エリスとの別れを引きずっていたルーデウスは行為に失敗してしまいます。
自暴自棄になった彼は娼館へ向かい、そこでもうまくいかずに館を後にしました。この件がサラに発覚し、破局となります。
その後、シルフィエットと再会して結婚しました。
ロキシーとの一件
シルフィエットが第一子を妊娠して喜んでいた最中、ルーデウスに一通の連絡が届きます。行方不明だった母ゼニスの居所を掴んだという、父パウロからの手紙でした。
ルーデウスは転移の迷宮へ駆けつけ、パウロと合流してゼニスを捜索します。
その途中で助けたのが、迷子になっていた一人の魔術師——幼少期の家庭教師だったロキシーでした。
そして一行はゼニスを発見しますが、その前に絶滅したはずの魔物・マナタイトヒュドラが立ち塞がります。
パウロの死
戦いの最中、ルーデウスが一瞬の隙を見せました。それを庇ったのがパウロです。
ルーデウスは最後の力を振り絞り、片手を失いながらもマナタイトヒュドラを倒しました。
しかしパウロは体を真っ二つにされて即死していました。
さらに救出したゼニスは、言葉も発せない廃人状態になっていたのです。
体を傷つけ、両親を同時に失ったに等しいルーデウスは絶望し、暗い部屋に閉じこもります。
そしてロキシーが訪ねてくる
部屋から出てこないルーデウスのもとへ、ロキシーが訪ねてきました。仲間のエリナリーゼ・ドラゴンロードの助言に従ってのことです。
ルーデウスは最初、彼女を直視できずに拒みます。しかし不器用な愛情と献身的な姿勢に心を打たれ、一夜を共にしました。
妻のシルフィエットがいる状態での出来事です。
ルーデウスは深く反省し、責任としてロキシーを2番目の妻にすると宣言してそのまま自宅へ連れ帰ります。他の家族は激怒しましたが、シルフィエットがこれを認めました。
僕はこう読む
パウロの件とロキシーの件を並べると、収め方だけが違うことに気づきます。
どちらも妻がいる状態で、家の中の女性と関係を持ったという同じ形です。
——違うのは、パウロが隠していて発覚したのに対し、ルーデウスは自分から連れ帰って宣言したこと。
そしてどちらの場合も、収拾をつけたのは妻の側でした。ゼニスが許し、シルフィエットが認めた。
この作品が「浮気」をどう扱っているかは、そこに出ていると思います。裁くのは常に女性の側で、男は決断していない。
ルーデウスが「責任を取る」と言った内容が妻をもう一人増やすことだったのも、そう読むと筋が通っています。
エリスが3人目の妻になるまで
ルーデウスは、ヒトガミのお告げで龍神オルステッドを殺すよう命じられます。
死を覚悟した彼は、剣の聖地にいるエリスへ手紙を書きました。これは未来から来たルーデウスの助言によるものです。
万全の準備でオルステッドに挑んだルーデウスは善戦するものの、瀕死の重傷を負います。そこへエリスが間一髪で駆けつけました。
エリスの剣技とオルステッド対策が功を奏し、さらにシルフィエットとロキシーも参戦したことで、戦いは回避されます。
決闘による決着
再会したルーデウスとエリスは、ぎこちなくて会話ができません。
エリスはすでに、ルーデウスに妻がいることを理解していました。それでも好きな気持ちは変わらなかったのです。
彼女が持ちかけたのは決闘でした。条件はこうです。
- 自分が負ければ、素直に去る
- 自分が勝てば、他の妻と同じように愛せ
決闘が始まりますが、ルーデウスは自分の負けでいいと敗北を宣言。そのうえで結婚を申し込みました。
エリスは照れながらも承諾し、シルフィエットとロキシーにも認められて3番目の妻になります。
未来から来たルーデウス(老デウス)
もう一人、この話には登場人物がいます。未来からやって来たルーデウス——通称・老デウスです。
彼が若いルーデウスに語ったのは、凄惨な未来でした。
ロキシーと子供を失った
老デウスの世界線では、ロキシーとの間に子供が生まれることが分かって喜んでいました。
ところがヒトガミが、その子供の抹殺を企てます。理由は、その子や子孫がヒトガミを封じ込める存在になるからでした。
ヒトガミは屋敷に魔石病にかかったネズミを放ちます。このネズミには胎児と母親を殺す力がありました。
ロキシーは魔石病に罹患。ルーデウスは神級の回復方法を探しましたが間に合わず、母子ともに亡くなります。
そのあとの荒れた生活
老デウスは深く嘆き、ヒトガミからその真相を明かされて激怒。自暴自棄になりました。
支えようとするシルフィエットを全力で拒否し、酒場で酔い潰れては娼婦と関係を持ちます。さすがのシルフィエットも愛想を尽かして去っていきました。
その後はヒトガミへの復讐のため世界各地を旅しますが、その道中で行きずりの女性に乱暴を働いています。
浮気の域を完全に超えた行為であり、老デウスは父パウロをはるかに下回るところまで落ちた——というのが作中での描かれ方です。
僕はこう読む
老デウスの存在があるから、この物語の「浮気」は単なる恋愛のもつれではなくなっていると思います。
彼は若いルーデウスが辿るはずだった未来です。同じ人間の、失敗したほうの結末。
——そして老デウスが壊れた原因は、浮気ではありません。失ったことです。
妻と子を同時に奪われ、支えようとした相手を突き放し、そこから転がり落ちていった。
つまりこの作品は、「浮気をする人間」ではなく「支えを失った人間がどうなるか」を描いている。
若いルーデウスがロキシーを連れ帰り、シルフィエットがそれを認めた場面が救いに見えるのは、老デウスがその逆をやって全部失っているからだと思います。
まとめ
浮気をしたのは、父パウロと息子ルーデウスの両方です。相手はリーリャとロキシーでした。
並べると、同じ形の出来事が二度起きています。
- パウロの相手は侍女のリーリャ。妊娠が発覚して大騒動になった
- 関係は修行時代からで、今回はリーリャの側から誘っている
- ゼニスの寛大な決断で許されたが、家庭内別居が続いた
- ルーデウスは、パウロの死とゼニスの廃人化に絶望した状態でロキシーと関係を持った
- 責任としてロキシーを2番目の妻にし、シルフィエットがそれを認めた
僕はこう読む
この一件の重さは、ルーデウスが7歳で目撃しているところにあると思います。
前世の記憶を持ったまま転生した人物です。中身は大人で、何が起きたのか完全に理解できました。
普通の7歳なら分からずに済んだ場面を、分かってしまいました。
父子で違うのは収め方だけです。パウロは隠していて発覚し、ルーデウスは自分から明かして妻に迎えました。それを父を反面教師にした結果と読むか、結局は同じことをしたと読むかで、この一家の見え方が変わってきます。
——あなたはルーデウスの選択を、父を反面教師にして向き合った結果だと思いますか。それとも、結局は父と同じことをしただけだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
無職転生の浮気はパウロとルーデウスで二度あり、混同されがちです。リーリャの件から順に整理しておきます。
Q. 無職転生で浮気したのは誰ですか
A. 父親のパウロと、息子のルーデウスの両方です。パウロの相手は侍女のリーリャ、ルーデウスの相手はロキシーでした。
Q. パウロの浮気はどうなりましたか
A. リーリャの妊娠が発覚して大騒動になりましたが、妻ゼニスの寛大な決断で許されました。ただししばらく家庭内別居が続いています。
Q. ルーデウスはなぜロキシーと関係を持ったのですか
A. 転移の迷宮で父パウロを失い、母ゼニスも廃人状態になったことで絶望し、部屋に閉じこもっていたところをロキシーが慰めに来たためです。
Q. シルフィエットはそれを許したのですか
A. 認めました。ルーデウスが責任としてロキシーを2番目の妻にすると宣言し、他の家族が激怒する中でシルフィエットだけが受け入れています。
Q. エリスはどうやって妻になったのですか
A. 決闘を申し込み、「負ければ去る、勝てば他の妻と同じように愛せ」と条件を出しました。ルーデウスが敗北を宣言し、逆に結婚を申し込んでいます。
Q. 老デウスとは誰ですか
A. 未来から来たルーデウスです。ロキシーと子供をヒトガミに奪われ、自暴自棄になった末の姿として描かれています。
父パウロと息子が同じことをしました。リーリャの過去も、3人の妻の順番もあります。
クズだけど最強クズだけど最強!?パウロ・グレイラットの知られざる強さと家族を守る姿!剣神流を極めた天才剣士の顔と家族崩壊が語られます
侍女という顔リーリャの過去は何なのか?水神流の中級剣士で、毒の後遺症で王宮を解雇されました!リーリャは水神流の剣士で、王宮を解雇されました。
3人の妻の順ルーデウスは誰と結婚したのか?シルフィ・ロキシー・エリスと3人の妻の順番!シルフィ・ロキシー・エリスの順で結婚します。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月5日


コメントを残す