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リーリャの過去は何なのか
結論から言うと、剣士です。アスラ王国ドナーティ領にある水神流の道場の娘で、ランクは中級。アスラ後宮の近衛侍女として王女を守っていましたが、毒の後遺症で王宮を解雇されました。
グレイラット家のメイドという姿しか知らないと、剣を持っていた時期があることに気づけません。
この記事でわかること
- 近衛侍女を辞めることになった経緯
- パウロが弟弟子だったという関係
- 御神体を見つけて黙っていた話
- 妊娠騒動でルーデウスに助けられた場面
- 転移後にシーローン王国で受けた扱い
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 声優 | Lynn |
| 立場 | グレイラット家の侍女。のちに第2夫人 |
| 出身 | アスラ王国ドナーティ領の水神流の道場 |
| 剣のランク | 中級 |
| 前職 | アスラ後宮の近衛侍女 |
| 娘 | アイシャ |
茶髪にメガネという見た目で、料理も洗濯も家事全般をそつなくこなします。パウロやゼニスからも信頼されている、優秀なメイドです。
性格はまじめで義理堅く、妥協を許しません。その一方で、優しさの出しどころを知っている人物でもあります。
近衛侍女を辞めた理由
近衛侍女という仕事は、メイドの仕事をこなしながら、有事には剣を取って主を守る役目です。
リーリャは職務に忠実で、侍女としては優秀でした。ただし剣の腕は普通で、特別な才能はありません。
ある日、王女を狙う暗殺者と交戦します。そこで毒の付いた短剣で足を負傷しました。
解毒は成功して一命を取り留めます。ところが後遺症が残り、剣士としての役割を果たせなくなりました。そして王宮から解雇されます。
問題はそこで終わりませんでした。王女を狙った暗殺者は、まだ見つかっていません。王宮が自分を囮にして犯人をおびき寄せるかもしれない。そう考えたリーリャは、自衛のためにフィットア領へ身を寄せました。
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リーリャが逃げた理由が、いかにもこの人らしいと思っています。
解雇されて悔しかったから出て行った、ではありません。
自分が囮に使われる可能性を、先に計算しています。
守る側にいた人間だから、守る側の都合が分かる。
それを踏まえて、黙って距離を取りました。
感情ではなく手順で動く人です。
のちにパウロの家へ応募するときの打算も、同じ頭の使い方でした。
パウロは弟弟子だった
フィットア領で仕事を探していたリーリャは、1か月かけて各地を回ります。そこで見つけたのが「下級騎士が侍女を募集」という貼り紙でした。
募集していたのがパウロだと知ります。2人は初対面ではありません。
パウロはある日、道場に転がり込んできた貴族のドラ息子でした。つまりリーリャにとって、パウロは弟弟子にあたります。
しかもリーリャは過去に、パウロから夜這いをされたあげく蒸発されるという経験をしています。パウロは冒険者になると言って道場を飛び出しました。
のちにリーリャは、パウロという男を「嵐のような人物だった」と語っています。
それでも応募したのは、悪い奴ではないと知っていたからです。困っている自分を助けてくれるだろうという予想もありました。断られた場合は昔の話を持ち出して雇わせよう、という打算まで用意していたようです。
結果、パウロは快く迎え入れ、リーリャはグレイラット家の侍女になりました。
御神体を見つけて黙っていた
侍女として働く中で、リーリャはルーデウスが隠していた「御神体」、つまりロキシーの下着を見つけてしまいます。
「これはなんですか?」と聞きますが、はっきりした答えは返ってきません。押し問答の末に、ロキシーのものだと分かりました。
そこでリーリャが言ったのは、「洗濯した方がよいのでは?」でした。
返ってきたのが「それを洗うなんてとんでもない!」。リーリャは御神体を元の場所に戻し、部屋を出ていきます。
ルーデウスは家族会議を覚悟しました。ところが何も起きません。リーリャがパウロにもゼニスにも黙っていたからです。
この一件が、のちにリーリャ自身を救うことになります。
妊娠騒動と緊急家族会議
ゼニスが6年ぶりに妊娠し、家族で喜んでいた矢先です。リーリャの妊娠も発覚しました。
パウロ自身が「すまん。たぶん俺の子だ」と告白したことで、グレイラット家始まって以来の修羅場になります。
ゼニスはミリス教徒で、男女の関係に厳しい考えを持っていました。パウロと結婚する条件も、浮気をしないことです。そこへ浮気が発覚し、緊急家族会議が開かれます。
リーリャは家を出ることを決め、ゼニスに伝えました。そこで助け舟を出したのがルーデウスです。御神体の件で恩義を感じていました。
ルーデウスは「父様がすべて悪い。リーリャには罪はない」と言います。その気持ちを汲んだゼニスが2人を許し、リーリャは家を出ることなく出産しました。
ただし、この騒動には裏があります。実際に誘ったのはリーリャのほうでした。
毎晩パウロとゼニスの情事を聞き、毎日剣術の稽古をするパウロを見て、6年間耐えていたそうです。ゼニスの妊娠と、パウロの時々のセクハラがきっかけになりました。
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ルーデウスが嘘をついて庇ったのが、この家の分岐点だと思っています。
リーリャはもともと、ルーデウスに嫌悪感を持っていました。
「悪魔が憑いている」と思っていたほどです。
自分を気味悪がっている相手を、ルーデウスは庇いました。
しかも嘘までついて、父を全部悪者にしています。
そこからリーリャの態度が変わり、死ぬまで仕える相手だと決めました。
娘のアイシャをルーデウスの侍女にしたのは、この日の続きです。
転移後にシーローンで受けた扱い
フィットア領転移事件で、リーリャと娘のアイシャはシーローン王国へ飛ばされます。
そこでリーリャは他国のスパイと疑われ、パックス王子に捕まりました。ロキシーやパウロの名前を出したことで牢獄は免れますが、監禁されます。
パックス王子はロキシーに好意を寄せていました。ロキシーのほうは王子のわがままに嫌気がさし、家庭教師を辞めて国を出ています。
王子の狙いは単純です。リーリャを監禁すれば、ルーデウスが来る。そしてその師匠であるロキシーも呼び寄せられる。
娘のアイシャは、ヒトガミの助言でこの国を訪れていたルーデウスに先に助けられます。リーリャは捕まったままで、何度も手紙を出そうとしましたが、すべて阻止されました。
扱いもひどいものでした。コミック版ではメイドの姿で「メロメロキュン!」などと言わされ、原作ではサルグツワをされて椅子にロープでぐるぐる巻きにされています。
最終的にはルーデウス、ルイジェルド、ザノバの活躍で解放されました。ただしスパイだと疑う者が残っていたため、護送という形で、娘とともにパウロのいるミリス神聖国へ移されます。
ゼニスを最後まで介護した
リーリャがグレイラット家に感じている恩義は、2つあります。
ひとつは、パウロと浮気をしたのにゼニスが許し、その後も家族同然に扱ってくれたこと。もうひとつは、シーローン王国でルーデウスたちに救出されたことです。
この2つが、一生この家に仕えると決めるに足る出来事でした。
そのあと、パウロはゼニス救出の際に命を落とします。救われたゼニス自身も、廃人のようになってしまいました。
リーリャは迷いませんでした。ゼニスと2人で近くに家を借りて介護すると、ルーデウスに提案します。
ところが却下されました。ルーデウス自身も、母の面倒をみるのは当たり前だと思っていたからです。
結果としてリーリャは、ルーデウスの家でゼニスが亡くなるまで介護を続けました。
まとめ
リーリャの過去は剣士です。アスラ王国ドナーティ領の水神流の道場の娘で、ランクは中級。アスラ後宮の近衛侍女でした。
王女を狙う暗殺者と交戦して毒の短剣で足を負傷し、後遺症で解雇されます。犯人が見つかっていなかったため、囮にされることを恐れてフィットア領へ移りました。
そこで再会したのが、弟弟子だったパウロです。侍女として働くうちに御神体を見つけて黙認し、妊娠騒動ではルーデウスに庇われました。
残る論点は、この人の忠誠の向き先です。転移事件でも死んでおらず、解放されたあとはゼニスの介護に回っています。
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リーリャは、償い方を自分で決めた人だと思っています。
浮気をして、家を割りかけて、それでも許されました。
普通なら、頭を下げて静かに暮らす選択もあったはずです。
この人が選んだのは、侍女として働き続けることでした。
第2夫人という地位を与えられても、そこに座っていません。
娘のアイシャまでルーデウスの侍女にしています。
許してもらった分を、仕事で返し続ける。それがこの人の筋の通し方です。
剣を持てなくなった人が、別の形で守る側に戻りました。侍女を続けた判断を筋と見るか意地と見るかで、リーリャの印象は変わります。
——あなたはリーリャが第2夫人の地位に座らず、侍女を続けた判断をどう受け取りましたか。筋を通したと思いますか、それとも意地だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
リーリャは水神流にいた頃と、グレイラット家に来てからを分けると分かりやすくなります。
Q. リーリャの過去は何ですか。
A. アスラ王国ドナーティ領の水神流の道場の娘で、剣士のランクは中級。アスラ後宮の近衛侍女でした。
Q. なぜ王宮を辞めたのですか。
A. 王女を狙う暗殺者と交戦し、毒の短剣で足を負傷したためです。後遺症が残って解雇されました。
Q. パウロとはどういう関係ですか。
A. パウロは水神流の道場に転がり込んできた弟弟子です。リーリャは「嵐のような人物だった」と語っています。
Q. リーリャの声優は誰ですか。
A. Lynnさんです。アニメ放送時にキャストとして発表されました。
Q. 転移事件で死亡しますか。
A. していません。娘のアイシャとシーローン王国へ飛ばされ、パックス王子に監禁されたのち解放されています。
Q. なぜ第2夫人なのに侍女を続けたのですか。
A. 許してもらった恩を、仕事で返すためです。娘のアイシャもルーデウスの侍女にしています。
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最終更新:2026年9月18日


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