メイドインアビスはアニメ化もされていて大人気の作品です。
作品の中には多くの魅力がありますが、ほとんどの方の好きな理由としては「アビスの不思議な世界観」、「恐ろしい原生生物」を踏破していく物語を挙げると思います。
もちろんこれらは私自身も感じる魅力です。
しかし私が最も関心を持っているのは「キャラクターたちの発言」です。
本当の意味で命を懸けて自分の夢を探し、その果てに「ラストダイブ」に挑む探窟家がいる程です。
今回は、そんなメイドインアビスの登場キャラクターたちの名言をまとめていきます!
目次
【メイドインアビス】リコの名言「オースへようこそ!レグ!」
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メイドインアビス/©つくしあきひと
こちらは主人公であるリコが、記憶を失ったレグにオースを案内している時に放った言葉です。
しかしこちらはアニメオリジナルのセリフであり、漫画には存在しません。
「漫画本編に無いセリフなんて邪道だ」と、思う方もいるかもしれません。
しかしこのアニメシーンはとても神秘的で、何度見ても見入ってしまう場面でした。
オースを一望できる高台で、幻想的な音楽と共にリコがレグに語り掛けます。
アニメでしかできない聴覚にも語り掛けることで、「アビスの街・オース」のいびつながら神秘さを表現したのだと思います。
そしてこのシーンでのリコは「友達に大好きな場所を紹介している」ように見え、彼女の年相応の幼さも感じることが出来ました。
リコはこの後、脅威に満ち溢れたアビスを命がけで冒険するため、唯一彼女の幼さを感じることのできるシーンといってもいいでしょう。
【メイドインアビス】レグの名言「泣いてる場合か!」
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メイドインアビス/©つくしあきひと
こちらはリコの相棒である機械少年・レグの名言になります。
孤児院などに無断でラストダイブを決行し、リコの母親で白笛探窟家のライザが待っているとされているアビスの底を目指しているリコとレグ。
冒険の序盤はレグの強靭な肉体とリコの奇抜な発想により、順調に下層へと進んでいきます。
しかし深界四層・巨人の盃にて問題が発生します。
リコ達は深界四層最強の原生生物、タマウガチに遭遇します。
タマウガチは頭部の感覚器官で相手の行動を先読みし、全身に生えた猛毒の針で刺し殺す凶悪な生物です。
リコは戦闘よりも退避を優先しましたが、タマウガチの突進により左手に毒針を受けてしまいました。
レグは急いでリコを連れて上層に逃げますが、リコはタマウガチの毒に加えて上昇負荷で意識も朦朧としています。
毒により刺された左手は大きく腫れ上がり、吐血もしており治療を急ぐ必要があるのは素人目にも明らかです。
医療知識の乏しいレグは「泣いてる場合か!! ためらった分リコがくるしむんだぞ!!」と自身を鼓舞し、リコの左手の治療に挑みます。
(治療方法は是非本編を見て確認してください。)
このシーンは心の優しいレグが、リコの命のために心を鬼にして治療に挑む心が締め付けられるシーンでした。
【メイドインアビス】レグの名言「よくもミーティを・・・」
メイドインアビス/©つくしあきひと
こちらもレグの名言になります。
リコ達は冒険の途中で白笛丹窟家・ボンドルドの実験により、成れ果てとなった少女ナナチと冒険を共にすることになりました。
ナナチには実験で出会って親友となった少女ミーティがいましたが、ミーティはその実験により人間性を喪失(人間の体と精神の喪失)してしまいました。
そのためナナチは自分たちに非道な実験をしたボンドルドに復讐を目論んでおり、リコ達もボンドルドに遭遇した時は手伝うことを約束します。
リコ達三人は深界五層でボンドルドに遭遇し、非道な実験を続けないように彼を殺すことにしました。
リコとナナチが作戦を立て、レグが機械の体を用いて戦闘役になり、ボンドルドを追い詰めていきます。
最終的にはレグがボンドルドを捉えて水の中に飛び込み、その後急浮上することでボンドルドに上昇負荷を与えて瀕死に追い込みました。
この際にレグが「よくもミーティを… ナナチを… そんなに実験が好きならおまえ自身で味わい尽くしてみせろ…!!」怒りをぶつけていました。
このシーンは仲間の無念を晴らすために全力で戦うレグの男らしさが感じられました。
【メイドインアビス】ライザの名言「奈落の・・・底で・・・待つ・・・」
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メイドインアビス/©つくしあきひと
こちらは白笛探窟家であり、リコの母親であるライザが残したとされている手紙です。
この手紙はライザの白笛と一緒に発見され、親族であるリコが閲覧可能でした。
発見された物には六層以深の原生生物の情報などがありましたが、その中に一枚だけ異質な紙がありました。
その手紙に書かれていた文字こそ「奈落の底で待つ」です。
正直なところこの文字がライザによって書かれている根拠はまだ無く、ライザの名言とは言い切れません。
しかしこの手紙からメイドインアビスの物語が始まったと思うと、とても大事な言葉であるため名言としました。
ちなみにライザの名言としては第16話の「教えてやってほしいんだ。どれだけの奇跡が君を動かしてきたのかって事と、その先で待つ素晴らしい冒険への挑み方を」があります。
16話のシーンもとても感動的ですので、是非自身の目で確かめてください。
【メイドインアビス】ボンドルドの名言「共に夜明けを見ましょう」
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メイドインアビス/©つくしあきひと
こちらは白笛探窟家・ボンドルドの名言です。
(ボンドルドは度々「夜明け」という言葉を使いますが、それが何を意味しているのかはまだ明らかになっていません。)
ボンドルドは自分が育てた娘・プルシュカをカートリッジという装備に変えるために、彼女の体を解体していきます。
そしてその際にプルシュカにかけた言葉が「共に夜明けを見ましょう」です。
かなりショッキングなシーンでしたが、それと落ち着いたボンドルドの態度が相まって彼の異常性を一番表現していた場面だと思いました。
【メイドインアビス】ナナチの名言「神様。助けてください。オイラようやく見つけたんです。」
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メイドインアビス/©つくしあきひと
こちらはリコ達の仲間、ナナチの名言になります。
ナナチはボンドルドが人体実験のために集めた子供の一人で、同様に集められて少女・ミーティを親友と呼ぶまで仲良くなりました。
しかし残酷なことに、ナナチとミーティは人体実験を同時に受けることになりました。
ボンドルドの理論としては「アビスの上昇負荷を一方に押し付ければ、もう一方は安全なのでは?」というものでした。
隣同士で透明な箱に入れられた二人、今回上昇負荷を押し付けられるのはミーティです。
施設の地下深くまで落とされ、二人の入った箱は急速に上へ引っ張り上げられます。
お互いに上昇負荷の影響で辛そうですが、明らかにミーティの様子がおかしくなっていきます。
目や鼻に限らず全身から血を流して叫んでおり、段々と体全体が溶けていくように崩れていきます。
この時にナナチが「神様… 助けてください… オイラようやく見つけたんです。 宝物を見つけたんです。 どうか… どうか奪わないでください」と心で願っていました。
一方ナナチの体は顔や手からフワフワな毛が生えていきます。
そして箱が元の位置に戻ったときには、ナナチは登場時のウサギの獣人のような外見となり、ミーティは知性を無くし壊れたぬいぐるみのような外見で、不死性を手に入れました。
孤独だったナナチがようやく見つけた宝物は奪われてしまい、心の底からボンドルドの異常性を感じるワンシーンでした。
加えてミーティとナナチの間に生まれた絆の強さを感じました。
まとめ
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メイドインアビス/©つくしあきひと
メイドインアビスのいくつかの名言を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
この作品はほとんどの登場キャラクターが死を覚悟した冒険に挑んでいるということもあり、数多くの名言が残されています。
今回紹介した名言はほんの一部あり、他にもあなた自身に刺さるものがあるでしょう。
是非本編を見て、自分の感じる名言集などを作ってみてください。
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