永遠の片想いと言われているジェリコのバンへの思い。
ジェリコは敵であるバンの事をどうして好きになったのでしょうか。
そして、二人の出会いはどこだったのでしょうか。
ジェリコとバンの出会い、ジェリコが敵であったバンに恋心を抱くようになったきっかけ、バンのエレインに対する思いなどを紹介しています。
目次
【七つの大罪】バステ監獄の見習い聖騎士
ジェリコはバステ監獄で見習い聖騎士として、監視役に就任していました。
聖騎士見習いになってから10年ほど経ったある日、ジェリコの今後の人生を変えてしまう出会いがあります。
それが、後の七つの大罪の団員の一人、バンとの出会いでした。
バンとの出会いは後に詳しく紹介していきます。
【七つの大罪】ジェリコとはどんな女性?
歳は18才、弱い自分を強く見せるために男装し、口調も荒いですが、本当はとても素直な常識人です。
ジェリコ、そしてジェリコの兄のグスタフは、リオネスの王家に代々務めている聖騎士の家庭に生まれました。
兄のグスタフは、家を継ぐ子として育てられ、聖騎士見習いの大変な訓練に励んでいました。
ジェリコはそんな兄に憧れていました。
その後、ジェリコも無事に聖騎士見習いになり、バステ監獄の監視役として勤め始めました。
【七つの大罪】兄に劣等感を持っている?
聖騎士見習いとして訓練に励んでいた兄のグスタフはある日、氷の魔力を手に入れました。
それにより、さらに訓練に励むようになったグスタフに憧れ、ジェリコも聖騎士になりたいと言い出しますが、現実は厳しいものでした。
女の子である妹を危険な道へは行かせたくないという兄の優しい気持ちは、ジェリコに対して厳しい言葉として表れました。
女なんだから聖騎士になれるはずがない、さらに魔力もないではないか、と冷たく言います。
それによりジェリコは、自分が女であり、非力な存在だという事に劣等感を抱くようになりました。
そして、自分を強く見せるため、口調を変え、男装をし始めたのでした。
【七つの大罪】最悪だったバンとの出会いは?
当時バンはバステ監獄に入っていましたが、七つの大罪の話を聞き、脱獄を図ります。
そこに駆けつけた監視役のジェリコはバンを止めようと斬りつけますが、バンには敵わず攻撃はかわされ、唯一切れたのは伸び切ったバンの髪の毛と髭だけでした。
散髪の才能だけはあるなとバンに馬鹿にされ、さらにはバンの能力であるスナッチ(強奪)によって着ていた鎧と服を奪われ、人前で下着姿を晒されてしまいました。
バンから受けた屈辱に対し、ジェリコは怒り、復讐する事を心に決めます。
そしてその後、復讐心が増幅し、魔神の血を飲み、自らも魔神へと変貌してしまいます。
ジェリコにとって、バンとのこの出会いは最悪なものであり、変貌してしまうきっかけになった出来事なのでした。
【七つの大罪】バンに回復出来ない傷をつけられた理由は?
傷を負ってもすぐに回復し、不死身であるバンですが、ジェリコはそのバンに回復出来ない傷をつけました。
12年前、メリオダスの剣を奪い、怒らせようとします。
怒ったメリオダスを見たかったからです。
そして作戦通り怒ったメリオダスの攻撃はバンの首元に当たりました。
当時のメリオダスは力を失う前だったので、純粋で強い魔神族の力がありました。
怒ったメリオダスが放った獄炎は、とても強い魔神族の力だったため、傷は治っても傷跡は残ったままだったのです。
そして、魔神の血を飲んだジェリコの攻撃も、少ないながらも魔神の力が含まれていたため、回復出来ないというより、治りが遅かったのではないかと言われています。
【七つの大罪】王都での戦いでバンに救われる
リオネス王都の聖騎士達は、魔神の血を飲むことで、新世代と言われる存在になりました。
魔神の血を飲み、体が適合した者のみが強い力を手に入れることができ、ジェリコもその中の一人でした。
元々抱いていた劣等感やバンへの復讐心などが増幅し、ジェリコは魔神そのものへと変貌してしまいます。
しかし、それを救ったのがバンでした。
強奪の能力を使い、魔神となったジェリコから本人だけを取り出し、救い出しました。
血を飲み、得ていた強い力は失われ、聖騎士見習いとして生きていた頃の実力までに戻ってしまいました。
救われたジェリコは力を失ったものの、一人の女として生きていくことが出来るようになったのでした。
【七つの大罪】憎悪が愛情に反転!?
魔神化したところを助けられたジェリコは、バンによって助けられました。
助けられたジェリコは、バンの事を命の恩人と思うようになりました。
復讐心もいつの間にか消え去り、バンに恋心を抱くようになったのでした。
あれだけ強かった憎悪が、救われた事で反転し、愛情へと変わります。
そして、それからジェリコの片想いが始まったのです。
【七つの大罪】妹のように扱われる日々
バンの事を好きになり、一緒にいることで猛アピールをし続けるジェリコですが、それは叶う事のない片想いでした。
バンはキングの妹であるエレインの事を、エレインが亡くなってからもずっと大切に思っています。
そんなバンにとって、エレインが全てであり、ジェリコは全く眼中にありません。
しかし、人と群れるのを嫌うバンがジェリコをそばに置いている事で、邪魔者扱いしながらも可愛がっている事が分かります。
バンには昔、飢えで亡くしてしまった妹がいるので、ジェリコを心のどこかで妹と重ね合わせているのかもしれません。
【七つの大罪】エレインに対する真摯な思い
エレインが亡くなってからも、バンはエレインをずっと愛しています。
いつか必ずお前を奪う、とエレインと約束し、それからもただひたすらにエレインの事を思い続けているのです。
その様子を近くでずっと見ているジェリコは、自分には振り向いてもらえないと分かりつつも、バンのそばで、命がけで共に戦っていました。
エレインの事を思い続け、エレインを蘇らせるための方法を探し続けているバン、実らないと分かりながらもそばで支え続けるジェリコ、三人の間にはそれぞれ強い絆がありました。
まとめ
最初の出会いは最悪でしたが、ジェリコは命の恩人であるバンの事を思い、共に戦います。
女だという事に劣等感を抱き、男装までしていたジェリコが、バンによって変わっていく様子は、見ていてどこか悲しくも面白いものです。
エレインを思い続けるバンと、そんなバンを思うジェリコ、兄弟のような二人の関係はこれからどうなっていくのか、とても楽しみです。

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