ロイドは西国のスパイ、ヨルは東国の殺し屋…2人は互いに自身の素性を隠しながら契約結婚した偽装夫婦です。
しかしアーニャを囲みながら一緒に過ごしていくことによって2人の関係も少しずつ変わっている様子…?
そこで今回はロイドとヨルの出会いから夫婦の危機や進展まで、ロイヨルカップルについて詳しくご紹介していきます!
偽物の夫婦だからこそちょっとした出来事にドキドキ、そして偽物の夫婦ながらも本物の家族愛を抱きつつある2人の姿にキュンキュンです!
目次
【スパイファミリー】ロイドとヨルの出会い
ロイドとヨルの出会いは洋服の仕立て屋でした。
ロイドはたまたまアーニャの服装を整えようとアーニャを連れ入店し、ヨルはたまたまドレスの仕立て直しを頼みに来ていて2人は出会います。
この時ロイドはイーデン校の入学試験が「必ず両親と3人で」という条件だったため婚活中、ヨルは30手前で独身一人暮らしだと怪しまれる世情なため婚活中で、つまり2人とも伴侶となる人を探している最中でした。
そんな2人のキューピッドとなったのがアーニャ。
心の読めるアーニャが、ヨルが“殺し屋”だと知ってワクワクし「ははいなくてさみしぃ~」と猛アピールしたのでした。
そんなこともあり2人の間に、ヨルの「恋人のフリをして一緒にパーティーに出て欲しい」という望みとロイドの「面接時の母親役をやって欲しい」という望みで交換条件が成立。
その後意気投合して“互いの利益のために”偽装結婚するに至りました。
ロイドは任務のため、ヨルは殺し屋の仕事を続けていくため、という互いの内実は知りませんが、2人は「共に助け合おう」と“手榴弾のピン”を結婚指輪とし夫婦となったのでした。
【スパイファミリー】恋愛経験なしのロイドとヨルのキス
偽装夫婦の最大の難関がヨルの弟ユーリです。
何故ならユーリは姉のヨルが大好き。
超シスコンのユーリは突如知らされたヨルの結婚を認めるわけにいかず、ロイドがヨルの夫に相応しいのか厳しく見極めようとしてきたのです。
そして手が触れただけで照れ合う2人を見て本当の夫婦かと疑ったユーリは、夫婦の証明としてなんと「今ここでキスしてみろ」と要求。
予想外の展開は寝室すら別々だった2人を慌てさせましたが、これまで任務で数々の女性と関係を持ってきたロイドは一瞬にして冷静さを取り戻し、ヨルに「いつものようにするだけさ」とキスを促しました。
一方で恋愛経験のないヨルは動揺を隠しきれず酒を一気飲み。
そして酔って勢いのついたヨルは一転してロイドを押し倒し、キスを迫り始めます。
すると逆に動揺したユーリが止めに入ろうとしたのですが、なんと突如繰り出されたヨルの平手打ちの餌食に…。
ヨルはあまりの恥ずかしさに平手打ちを繰り出したのですが、どうやらユーリには“2人のキスを止めようとしたボクを拒絶した”と映ったようで、なんだかんだで2人の関係を納得してもらえたようです。
結局しないで終わりましたが、2人のドキドキの初キスシーンとなりました。
【スパイファミリー】ライバル登場!!ヨルの嫉妬、それって恋?
夫婦の間に訪れた更なる新展開が、夜帷(とばり)という強力なライバルの登場。
夜帷(とばり)はロイドの後輩スパイで、表向きはフィオナ・フロストとして、ロイドの勤務する病院の事務員をしています。
この夜帷(とばり)、顔には出しませんが実はロイドが大好き。
今でも隙あらばヨルから妻の座を奪おうとしているんです。
そのため夜帷(とばり)はヨルに遠回しにロイドの相応しい妻なのかを問いかけ、その言葉にヨルは妻としての自分の存在に不安が芽生えてきます。
そして夜帷(とばり)にテニス対決を申し込まれた際には「この戦い、逃げることも負けることも許されない気が…!」と受けて立ち、ヨルは夜帷(とばり)のラケットを粉砕し見事完勝!
とは言ってもそれだけでは「捨てられてしまうのでしょうか…」という不安は拭えずモヤモヤするのでした。
【スパイファミリー】デートの誘い
夜帷(とばり)の登場によってヨルは意気消沈。
その様子から近所にも「きっとダンナに浮気されたのよ!」なんて噂が立ち始めてしまいました。
このままでは世間体も悪く、何よりユーリに知られたら任務にも支障が出てしまいます。
焦ったロイドは夜帷(とばり)との関係の誤解を解くため、アーニャとボンドをフランキーに預け、ヨルを夫婦2人だけのデートに誘ったのでした。
コミックス3巻のEXTRA MISSION:2(WJ出張版2)で一度夫婦デートはしているのですが、本編では初めて。
まして夜帷(とばり)が絡んできた後の突然のデートだったので、ヨルには「この関係を終わりにされるのでは?」という不安が過りました。
【スパイファミリー】ロイドとヨルのデート ヨルの告白
ヨルはロイドとの関係はあくまで利害によるものなのだから、フィオナ(夜帷)と懇意ならば自分は潔く身を引くべきだと考えます。
そのことをロイドに伝えようとするも、しかし何故か喉が締め付けられて言葉が出てきません。
そこでヨルは酒に力を借り、気持ちを口にすることにしました。
しかし出てきたのは―
「誰れすかあの女性はー!?ロイロさんはあの人が好きなんれすかー!?」
なんとロイドとフィオナ(夜帷)の関係に嫉妬する言葉。
そして「どうせわらしはダメな女れす…ヒオナさんみらいにキレイれもないれす…」という自分を卑下する言葉だったのです。
【スパイファミリー】ロイドとヨルのデート ロイドの告白
ロイドはヨルが“契約終了を恐れて不安になっていた”と思っていましたが、ヨルの言葉によりそこにあるのは嫉妬心…つまり恋愛感情なのではないかと気づきました。
ロイドは少し(0.1秒)取り乱した後、黄昏としてこのヨルの感情を利用しようと考えます。
そして誤解させてしまったことを謝罪した上で、ヨルの手を握りこう言い寄りました。
「ヨルさん、ボクはずっとそばにいて自分の気持ちに気づいてしまった。ボクはあなたと本物の夫…」
しかしそこまで言いかけたところでヨルの「やあああー!!!!」という凄まじい蹴りがロイドのあごに炸裂!
ヨルはあまりに恥ずかしすぎて無意識に蹴りを出してしまったのです。
しかしその威力はロイドに「全然恋愛感情じゃなかった!うぬぼれました!」と思わせてしまったのでした。
ロイドは「ヨルさんといるとどうにも調子が狂…」と混乱しながら気を失ってしまいました。
【スパイファミリー】偽装家族の本当愛
目が覚めたロイドは、公園でヨルに膝枕をされていました。
「こんな腕力ばっかの女じゃ見限られちゃいますよね…」と落ち込むヨル。
そんなヨルにロイドは「戦争中でも母がそばにいるだけで安心して眠れた」という自身の経験から思う母の強さを語り、ヨルがその「強さ」を持っていると伝えました。
子どもが泣かない世界をつくるためにスパイになったロイドにとって、アーニャの笑顔を守れるその腕力は立派なスキル。
そのことをロイドは本心から尊敬していたのです。
そしてユーリの面倒を見ることで培ってきた育児能力も誰にも負けない立派なスキル。
ロイドは親になったばかりで自信を無くしていた頃(第10話)ヨルに「立派な父親」だから自信を持つよう言われていましたが、今度は逆に「立派にお母さんだ」として自信を持ってほしいと伝えたのでした。
「これからもアーニャの母役でいてくれたら嬉しいです。それとボクの妻役も」
そうして2人は危機を乗り越え元通りに。
この一件でヨルは、今このフォージャー家がユーリ以外に初めてもった、手放したくないと願う大切な家庭だと実感したのでした。
【スパイファミリー】ロイドのあごおばけ
無事修復を終えロイドとヨルの夫婦デートは終了。
しかし「ちちとははいちゃいちゃ」だと期待しながら待っていたアーニャの元に思わぬ姿で帰ってきました。
なんとロイドのあごが大きく膨らんでいたのです。
もちろんこれはヨルの蹴りによるもの。
その衝撃的な姿はアーニャによって「あごおばけ」と称されたのでした。
ちなみに酔っていたヨルはデートの内容を一切覚えていませんでしたとさ。
まとめ
ロイドとヨルはある程度の距離感があるのが良いんですよね。
互いに“他人に言えない裏の顔がある”“本物の親(夫婦)ではない”という共通点と葛藤を抱いており、その分相手を理解しようとしながら支え合っているため本当の心の距離が近い気がします。
すでにヨルにとってはフォージャー家はかけがえのないものになっており、ロイドもまた“家族”というものに信頼が芽生えつつありますが、果たして2人が本物の夫婦になる日は来るでしょうか。
ロイドとヨルの関係性から目が離せません!

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