樺太編にて数々の衝撃展開を経て金塊の真相に近づく一方で、物語にはまた新たなキャラクターが投入されました。
その名は菊田特務曹長。
鶴見率いる第七師団陣営にこのタイミングで突如登場した菊田が物語に何をもたらすのでしょうか。
そこで今回は、現在判明している限りの菊田特務曹長という人物についてやその目的をご紹介します!
目次
【ゴールデンカムイ】登別温泉で初登場
菊田は第七師団所属の特務曹長。
特務曹長という階級は准士官の一種で、作中の登場人物で言えば恐らく鯉登少尉と月島軍曹の間。
士官学校卒業の鯉登が士官(将校)まっしぐらのエリートであるのに対し、菊田は叩き上げのベテランといった感じかと思います。
かなりイケおじの渋い見た目ですし、年齢もそこそこいっているかもしれませんね。
作中では様々な想定をして戦闘に挑む慎重さと戦闘時の優れた洞察力や的確な判断能力などで、相応の経験と実力が発揮されています。
初めて登場したのは第191話でした。
場所は宇佐美と二階堂が訪れた北海道の登別温泉。
第七師団の療養地に指定されていたというその場所に菊田はいました。
そして圧倒的な裸体や四つん這いになってお尻に打たせ湯を受けるという衝撃姿で読者をざわつかせたのです。
【ゴールデンカムイ】宇佐美や二階堂にバカにされた?
菊田は登別温泉にて宇佐美・二階堂と再会したわけですが、二人とはどうも折り合いが悪い様子。
宇佐美と二階堂は階級的に上の菊田に相応の態度を示しているとはいえ、二人は彼が探っている刺青囚人に関して一貫してシラを切っています。
菊田もある程度察しているようで、「バカにしやがって」と陰ながら腹を立てています。
そして菊田側もそのような態度の二人に仕入れた情報をすべて伝えているわけではありません。
敵対しているわけではないものの、互いに牽制し合っている状態と言えます。
【ゴールデンカムイ】鶴見中尉への手土産が欲しい!
菊田が刺青囚人を探っている理由は、鶴見の元へ戻るため。
どの時点から登別で療養しているのか分かりませんが、再び鶴見に同行したいという思いで手土産を探しており、行きついた先が刺青人皮だったようです。
しばらく療養で離脱していたため手土産がないと同行できない立場と察せられますが、刺青人皮についてもあまり知らなかったことから、現在までに登場している宇佐美ら第七師団陣と比べて鶴見からの信頼はあまり高くないのかもしれません。
宇佐美との相性が悪いのは、鶴見を巡ってのライバル心もありそうですね。
【ゴールデンカムイ】生粋の銃マニア
菊田は生粋の銃マニア。
実はその衣服の下に常にたくさんの銃を隠し持っています。
日露戦争時から鹵獲にハマっており、それらの銃はロシア人将校から奪い取った軍用品。
それらをコレクションし持ち歩くのはあまり良い趣味とは思えませんが、戦利品は勝利の勲章とも言えます。
菊田は(恐らく)叩き上げという身分上、何か自分にご褒美がないとやってられないという気持ちがあるのかもしれないと勝手に想像しています。
菊田のお気に入り銃はナガンM1895。
【ゴールデンカムイ】二丁拳銃で攻撃できるほど筋肉質?
たくさんの銃をその身に隠し持つ菊田の戦闘スタイルは、両手に銃を構える二丁拳銃。
二丁拳銃スタイルはその構えや立ち回りの格好良さから誰もが一度は憧れるものですよね。
しかし実際やるとなるとなかなか現実的なものではありません。
銃は一丁でも発砲時に相当な反動があるはずですから、同時に二丁扱うにはそれに耐えられなければならないからです。
そこで注目したいのが、あらかじめ(?)温泉にて堂々披露されていた菊田のその体。
腕や肩はもちろん全体的にしっかり鍛え上げられており、筋肉質で且つ足腰までどっしりとした体型が二丁拳銃を可能にしているのです。
そして当然ですが二丁拳銃は射撃の難易度も跳ね上がります。
菊田が敢えて二丁拳銃スタイルをしているということは、単に銃好きというだけではなく、銃の扱いに相当の自信を持っているということでしょう。
【ゴールデンカムイ】有古一等卒との関係は?
菊田が共に行動しているのが有古一等卒。
二人で都丹を追っていましたが、有古が特別菊田を慕っているような描写もないので二人は恐らく普通に上司と部下といった感じではないでしょうか。
それでも都丹との決着を有古ひとりに任せるほどなので、菊田は有古の力量を認め敢えて彼を連れていると思われます。
「鶴見の元へ」とその目的を度々口にしている菊田の横で、口数少なく未だ謎の多いキャラクター有古。
彼が単に菊田の指示に従っているだけなのか、はたまた自分だけの目的を隠し持っているのかが気になるところですね。
【ゴールデンカムイ】再び鶴見中尉に同行できる?
都丹庵士を仕留めた菊田と有古。
都丹のものと思われる皮を手に入れた菊田は「鶴見中尉にこれ以上ない手土産が出来た」と満足そうです。
しかし鶴見は都丹の皮(複写)を杉元経由で所有しているはず。
菊田らがようやく手に入れた刺青人皮が果たして手土産として受け入れられるのか、菊田は再び鶴見に同行出来るのか。
もしかしたら菊田が鶴見に再会した際に一波乱あるのかもしれません。
まとめ
今後期待したいのはやはり鶴見との再会です。
彼を経由した第七師団の動きが1つの見所となりそうですね。
杉元側と接触するのかも楽しみです。
ともあれ作中で全裸を晒したキャラクターは主要人物という噂があったりなかったり…ですので、初登場を全裸で飾った菊田の活躍に注目です!

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