灰島重工は、東京皇国においてありとあらゆる産業に絡んでいる大企業です。
衣食住すべてに絡み、国民の7割近くが灰島重工関連の仕事で働いているとも言われています。
特殊消防隊もこの灰島重工の組織の1つとなります。
一方で、この灰島重工に関しては、秘密裡に人体実験を行っているのではないか?とも噂されていました。
そこで森羅たち第八特殊消防隊は、その灰島重工の秘密を暴くために調査に乗り込むことになります。
アマテラスを建設したとも言われる灰島重工には裏の顔、黒い噂が絶えません。
そんな灰島重工について今回は紹介していきます。
目次
【炎炎ノ消防隊】灰島重工は東京皇国で最大の勢力を誇る
先述した通り、灰島重工は東京皇国において最大の勢力を誇っています。
衣服の製造や飲食店舗の展開、アマテラスの建造など衣食住すべてにおいて灰島重工が関わっているといわれています。
このように、灰島重工は皇国のほぼすべての産業に絡んでいますので、灰島重工の関連する施設は東京皇国内のいたるところに存在しており、東京皇国民の70%が灰島重工関連の企業に勤めています。
特殊消防隊もこの灰島重工の傘下に含まれ、特に灰島重工は特殊消防隊の武器や装備の開発を請け負っているため、特殊消防隊に対する発言力も高くあります。
【炎炎ノ消防隊】灰島重工はその昔アマテラスを製造したとされている
アマテラスとは、久遠式火力発電機とも呼ばれ、ここから作られるエネルギーによって東京皇国の生活が支えられています。
この供給・稼働の状況は、毎日のニュースの中で配信されており、万が一にもアマテラスが止まるようなことがあれば、東京皇国の人々が生きていけなくなるとして、人々は日々注視していました。
そのアマテラスは、250年前に起きた大災害のあとに、灰島重工が聖陽教会と一緒に建築したとされていますが、本当は第八特殊消防隊に所属しているヴァルカンの先祖が設計したものでした。
どのような経緯で灰島重工もしくは聖陽教会がヴァルカンの先祖の設計図を取得したのかはまだ不明ですが、このようなところからも灰島重工が何か隠している裏の顔があることが分かります。
【炎炎ノ消防隊】灰島重工の目的はアドラバーストを持つ人間を探し出すこと??
東京皇国のほぼすべての産業を牛耳る灰島重工の裏の顔、本当の目的はどこにあるかというと、それは奇しくも伝道者一派と同じくアドラバーストを持つ人間を探し出すことにありました。
ヴァルカンの先祖による設計図をもとにアマテラスを建築した灰島重工は、アマテラスの原動力がアドラバーストを持つ人間にあることを知ります。
アドラバーストには、伝道者一派が探しているように、国を建国できるほどの大きな力があります。
そのエネルギーを新たに得ることで、巨額の富を得ることができるため灰島重工もアドラバーストを持つ人間を追い求めているのでした。
【炎炎ノ消防隊】灰島重工は能力開発研究所で秘密裏に子供を研究している?
アドラバーストを持つ人間を追い求めている灰島重工は、自身の能力開発研究所にて秘密裏に子供に対する研究も行っています。
この能力開発研究所は、表向きにはまだ自身の能力を使いこなせていない子供を保護し、その能力をコントロールできるように訓練するための施設としていますが、裏ではその子供たちの中からアドラバーストを持つ人間を探すのが狙いとしてありました。
森羅も12年前の火事のあと、数年間この能力開発研究所に保護されていました。
ただ施設に保護されていた段階では、森羅はアドラバーストに目覚めることはなかったため、数年で施設を出て、今の特殊消防隊に入隊することになりました。
このことを灰島重工側は重く受け止めており、森羅がアドラバーストに覚醒したのが特殊消防隊で任務にあたっていた時のことから、子供相手に戦闘訓練を行い、アドラバーストを引き出そうとしているのでした。
【炎炎ノ消防隊】灰島重工の灰の死神とは?
灰島重工の中で、「灰の死神」と呼ばれているのが、優一郎黒部です。
黒部は能力開発研究所の主任を務めており、黒煙を扱う第三世代の能力を持っています。
能力開発研究所では、保護した子供たちに対してアドラバーストを引き出すための訓練を行っています。
訓練といっても実戦以上の戦闘を子供と行い、限界値まで痛めつけます。
弱い者いじめが好きというだけあって、その所業はかなり残酷です。
【炎炎ノ消防隊】灰島重工の女神様とは誰のこと??
灰島重工の能力開発研究所には、子供たちから死神と怖れられる黒部と反対に、慕われる女神のような人物もいます。
それが、能力開発研究所の職員で人形使いのお姉さんです。
本編にて本名は明らかになっていませんが、天使のバックルをつけ、怖い黒部の代わりに子供たちのお守りをしています。
歌のお姉さんのような雰囲気で子供たちにも慕われていますが、実は子供やおもちゃを道具扱いするように冷酷でもあります。
ドミニオンズという人形の形をしたおもちゃを扱って戦うこともあり、第三世代の能力を持っています。
【炎炎ノ消防隊】灰島重工と伝道者の繋がりはなかった?
アドラバーストを持つ人間を探し、一方では新たな利権を、もう一方は世界の破滅を目論む灰島重工と伝道者一派ですが、今のところその繋がりはなさそうです。
目的が同じであれば結託するシーンもありそうですが、それも見られません。
森羅たちが灰島重工を訪れた際に、能力開発研究所で訓練をしていたナタクがアドラバーストに覚醒します。
それを伝道者一派は6柱目として強奪しにくるのですが、灰島重工の黒部は特に伝道者一派と結託するわけでなく、むしろ伝道者一派とも戦うことになりました。
欲しいものが同じであってもその目的が異なるため、今後も灰島重工と伝道者一派が連携することはなさそうです。
まとめ
森羅たち特殊消防隊の前には、伝道者一派という強敵が常に現れていましたが、そこに灰島重工という新たな敵も登場しました。
しかも灰島重工は特殊消防隊との関わりが深く、この三つ巴の関係はより深くなっていきそうです。
ここまで灰島重工は伝道者一派とは連携しないようでしたが、今後特殊消防隊と結託することはあるのか?このまま三つ巴の争いが続くのか?はたまた第四の勢力が出現するのか?
今後の展開も非常に楽しみです。
