特殊消防隊には大隊長を支える中隊長が各隊に配属されています。
癖の強い大隊長を支えるだけあって、中隊長も個性の強い人物が多く所属しています。
攻撃力だけでなくチームをまとめる中間管理職としていい働きをする中隊長もいれば、我が道を行きチームで浮いているような中隊長もいます。
そんな特殊消防隊の中隊長の魅力を紹介します。
目次
【炎炎ノ消防隊】中隊長は大隊長を支えて隊を引っ張る役目
特殊消防隊において、中隊長は大隊長を支えるとともに、隊をまとめ隊員を引っ張る役目があります。
副官として、大隊長不在の時には代わりに戦闘の指揮権を得たり、時には先頭して行動することもあります。
大隊長からの信頼も厚く、ピンチの時に頼りになるキャラクターが多くいます。
【炎炎ノ消防隊】第一の中隊長は争いを好まないフォイェン
第一特殊消防隊の中隊長はフォイェン・リィです。
フォイェンは、戦いを好まない優しい性格で、心優しい神父です。
また、第一特殊消防隊には、フォイェンの他にカリム・フラムという中隊長もいます。
フォイェンは、同じく第一特殊消防隊の烈火星宮が裏切り、伝道者一派として襲撃してきた際に、交戦していたカリム中隊長を庇う形で右腕を失ってしまします。
部下からの人望も厚く、バーンズ大隊長の後任の第一特殊消防隊の大隊長はフォイェンになるのではとも言われています。
【炎炎ノ消防隊】第二の中隊長は物体から熱を感知することができる弾木
第二特殊消防隊の中隊長は亜門弾木です。
弾木は非常に目が良く、サーマルスコープと呼ばれる物体から放出される熱量を見ることができる能力を持っています。
さらにライフル型の銃を駆使して、サーマルスコープの能力を活かし確実に敵を射貫くことができます。
また体幹や武術も精通しており、攻撃力も高いのが特長です。
一方で物忘れが激しく、当初無能力者と思われていましたが、それは5年前の新人大会の際に自身の能力の申請漏れが原因でした。
ジャガーノートなど部下からの信頼も厚い弾木ですが、第八特殊消防隊との連合隊でネザーの任務に就いた際に、白装束のオロチによって首を切断され殺されてしまいます。
【炎炎ノ消防隊】第四の中隊長は笛でバフを掛けるパーン
第四特殊消防隊の中隊長は、パート・コ・パーンです。
パーンは、自らで炎を作り出すことができる第三世代の能力者となります。
首にぶら下げた笛を吹くことで仲間に熱エネルギーを与えることで、与えた人の身体能力を強化する能力を持っています。
そのためサポート能力という点で非常に優れています。
また、パーンはもともと特殊消防隊の訓練校で教官を務めており、森羅やアーサーを指導した経歴を持ちます。
そのため自身の部隊の仲間だけでなく、森羅たち元生徒はじめ他の部隊の人間からも信頼の厚い中隊長です。
そのパーンは、第四特殊消防隊の大隊長アーグが伝道者一派に殺害されたのち、第四特殊消防隊の大隊長に就任しています。
【炎炎ノ消防隊】第五の中隊長は風船ガムで爆発を起こすトオル
第五特殊消防隊の中隊長は、トオル岸理です。
トオルは見た目も言動もどこかチャラい印象ですが、第五特殊消防隊の大隊長であるプリンセス火華をしっかりとサポートしています。
ただ、モテるために特殊消防隊を目指したあたりやはりチャラい印象が付きまといます。
トオルは、「バックドラフトパブリッシュガム」という、チューイングガムの中に可燃性ガスを膨らませて入れ、それを爆発させることができる第三世代の能力を持っています。
空中から攻撃できる爆弾のようなものをいくつも作り出すことができるため、後方からの攻撃力は非常に高いですが、逆に接近戦には弱いという弱点もあります。
チャラさと不真面目さから上からの物言いが多いトオルですが、反面一度打ち負かされると弱腰になってしまうというメンタルの弱さも持っています。
とはいえ特殊な能力を持っていますので、第五特殊消防隊の中では大隊長に仕えるほど重宝されています。
【炎炎ノ消防隊】第六の中隊長はアーグの孫で看護師のアサコ
第六特殊消防隊の中隊長は、アサコ・アーグです。
アサコはその名の通り、第四特殊消防隊の大隊長蒼一郎アーグの孫にあたります。
第六特殊消防隊は、特殊消防隊の中でも唯一の医療を専門とし、能力者の治療を主に行う部隊になります。
そのためアサコも戦闘員というわけではなく、看護師になります。
眼鏡をかけおっとりした風貌ですが、第二世代の能力者でもあります。
【炎炎ノ消防隊】第七の中隊長は紅丸と長い付き合いの相模屋
第七特殊消防隊の中隊長は、相模屋紺炉です。
相模屋は第七特殊消防隊の大隊長でもある新門紅丸とは長い付き合いで、紅丸のことを若と呼んでおり、紅丸の右腕的な存在です。
非常に攻撃力が高く、火力の高い炎を操ることができる第三世代の能力を持っていますが、過去に焔ビトとの戦闘で、自身の能力を酷使してしまい、その後遺症として「灰病」というものに侵されています。
灰病とは、能力を酷使しすぎるあまり身体の細胞がどんどん破壊され、最終的には灰のように死んでしまう病気で、治療方法は現在解明されていません。
ちなみに過去の焔ビトとの戦闘の中で、アドラリンクも経験しています。
そのような中でも紅丸を影で支え、部隊維持のために時には厳しい叱咤激励も行う熱い男が、第七特殊消防隊の中隊長の相模屋です。
【炎炎ノ消防隊】第八の中隊長はファッションセンスが壊滅的な火縄
最後に第八特殊消防隊の中隊長は武久火縄です。
火縄は主に銃関連の火薬爆発の威力を調整し、銃を発射する際に起きる火薬の爆発を制御しての弾速や弾道の操作することができる第二世代の能力者です。
また、着弾した際に起こる火花を操り、跳弾を思い通りに操作する事も可能です。
このような能力を駆使し、「弾速制御」や「弾道制御」「跳弾制御」「弾速暴走」など、攻撃だけでなく味方のサポートとしても活躍しています。
東京皇国軍の出身で、この頃に同僚が焔ビト化してしまうも自身の無力さによって鎮魂できなかった過去があります。
その時の同僚の銃を形見として愛用しています。
また軍人時代に外出中、焔ビト化した現場で第八特殊消防隊の大隊長である秋樽桜備と出会います。
そこで意気投合し、桜備によってスカウトされ、新設された第八特殊消防隊に入隊することになります。
火縄は普段眼鏡をかけており、常に冷静沈着でクールな性格ですが、部下の隊員には厳しく、森羅もアーサーもこのシゴキにあっていました。ただ桜備のことは信頼しており、尊敬もしています。
料理が得意だったり、クールでカッコいい火縄ですが、服のセンスに関しては壊滅的で、毎回被っている帽子や普段着は「売れ残りを店員に買わされている」というくらい奇抜なデザインのものが多くあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
特殊消防隊には、大隊長以外にも中隊長だけでもこれだけキャラの濃い人たちが多く所属しています。
そもそも、特殊消防隊の隊員はみなそれぞれオリジナルの能力者が多く所属しています。
彼らをまとめ上げるには、中隊長もそれなりの癖がないと務まらないのかもしれません。
ただいずれも隊員思いで隊のことを考え、大隊長からの信頼の厚い人物が多いのが分かります。
主人公の森羅や各部隊の大隊長だけでなく、今回紹介した癖の強い中隊長に関しても是非興味を持ってみていただくと物語がより一層面白くなると思います。
