死柄木の精神世界で身動き出来ないデクに手を差し伸べたのは、初代と7代目の歴代OFA(ワン・フォー・オール)でした。
他人の“個性”を取り込むことで、その人物の記憶まで継承する自らの力について、次世代への寝台列車と語るAFO(オール・フォー・ワン)。
デクのOFAを侵食しようとするAFOに対して、弟である初代OFAは、常軌を逸脱するほど「救ける」という思いに憑りつかれた少年に今後もついていくと、菜奈とともにデクを守ります。
死柄木の精神世界から脱出に成功したデク。
一方、大阪府内を蹂躙するギガントマキア。
その背中には荼毘やコンプレス、そしてトガなど、悪の仲間も集結していました。
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』288話のネタバレ
それでは『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』第288話『助けだせ!!タケオさん』の要点をまとめてみました。
初代と7代目、それぞれが身内でありながら敵対するという悲しい流れでしたが、それでもデクについていくという正義の決意の菜奈たち。
AFOに利用されてボロボロの死柄木を見ながら、デクはもう動かないでくれと願いますが、その思いも虚しく戦線は拡大していきます。
ところでタケオさんって誰?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
被害甚大
敵が大阪に侵攻する中、上空にも動きがありました。
巨大な輸送機ではあと5分で現場に到着できないかと、パイロットを叱咤する声が聞こえてきます。
身体も全快でない声の主にねぎらいながら、ホークスやミルコと違うからと言いつつ全力で輸送機は飛んでいきます。
一方、ギガントマキアは那鳩市をおよそ100㎞/hで直進中です。
速すぎる、デカすぎる、頑丈すぎる。
モグラのような長い爪で建物を掻き分けて留まることはありません。
それよりも深刻なのは飛び散った瓦礫による被害で、ギガントマキアの進路周辺5㎞が避難区域になるほどです。
このままの直進を続ければ、約8分後に会敵します。
「これは我々の罪だ!!」
ギガントマキアの侵攻を止められずに被害が未曽有の領域に達する中、平和に暮らしていた人々の命を一人でも多く守ろうと全ヒーローで必死の救助活動が続きます。
悪の絆
デクヒーローたちの集結を衛星からの映像で確認するトランペット。
するとコンプレスが画像に映るお茶子たちを発見しました。
それを聞いたトガの態度は一変。
コンプレスに装備を出すようにせかすと、準備が整うとすぐにギガントマキアの背中から駆け降りていきます。
モヤモヤしたままは気持ち悪いので、お茶子に対して聞きたいことがあるトガ。
トゥワイスがやられて仇を打ちたいトガの気持ちを知りつつ、スピナーは悔しいのはお前だけでないと言うと、ボスの希望を述べつつ必ず戻ってこいと声をかけます。
それに対してトガは笑顔で応えるのでした。
接触するお茶子とトガ
浮遊のお茶子はギガントマキアの接近を目視します。
市民には直角に逃げるようヒーローが指示を出す中、梅雨は窓から2人を救助に当たります。
ギガントマキアが破壊した瓦礫をお茶子がゼロ・グラビティで守りました。
すると今度は寝たきりの亭主を動かせないと、お婆さんがお茶子たちに助けを求めます。
救出した2人を梅雨に任せて、そのお爺さんこと「タケオさん」を助けるべく現場に急行するお茶子。
年齢不相応な素晴らしい健脚を披露しながら、愛するタケオさんの元に向かう老婆の姿を見て、ぐっと来たお茶子は「私が助けます」とその後を追跡します。
しかし、そこに居たのは老婆に化けていたトガだったのです。
トガに誘い込まれた格好になったお茶子は、人気のない一軒家に侵入しますが、どこからともなくトガの声が聞こえてきます。
周囲を警戒するお茶子に対して、梅雨やデクたちとも話をしたかったと話すトガ。
その瞬間、背後から左手にナイフを持ちながら、トガはお茶子にマウントを取ります。
お茶子に対して自分をどうしたいと尋ねるトガですが、お茶子は「そんなこと」を聞くために老婆の血を使ったのか激怒。
今は一人でも多くの人を助けたいお茶子。
「トガヒミコ!!邪魔するならば今すぐあなたを捕まえる!」
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』288-289話のネタバレのまとめ
ギガントマキアの侵攻を止められない事態を自らの罪とするヒーローたち。
前々回でお茶子が回想したように、事態がどんどん悪い方向に進んでいます。
そのヒーローたちを救うべく、冒頭に登場した謎の人物の正体が気になります。
またトガはトガなりに思うところがありそうです。
必ず戻ってこいと言われて、ヴィラン連合に居場所を見つけたのか何となく嬉しそうな表情が印象的でした。
勝手するのが本領とはいえ、はぐれ者集団なりの連帯感というものが垣間見えます。
もっともお茶子を誘き出すためにお婆さんに変装したということは、タイトルのタケオさんを殺めた可能性はあるだけに、今までの自由気ままさは変わりないようです。
そんなトガの持つ猟奇的な部分を、デクやお茶子がどう思うのか。
決意をもってお茶子と接触したトガですが、質問内容について「そんなこと」呼ばわりされて不愉快な様子になったのが気になります。
次回はお休みなので、48号からの再開で2人が激突します。

⇒『ヒロアカ』290話!狂気のダンス!荼毘の正体は燈矢だった・・
⇒『ヒロアカ』289話!涙の別れ!オールマイトのストラップ・・
⇒『ヒロアカ』287話!託された能力を守る!デクを庇う初代と・・