- ダイがドルオーラを連発してバーンを倒す
- マァムが守りたい仲間を思い決意する
- ポップがダイを支え成長を見せる瞬間
ダイの大冒険には敵味方関係なく魅力的なキャラクターがたくさんいます。
大魔王バーンを倒すために冒険をしてきたダイたちは魔王軍との戦いで苦しみながらも成長してきました。
そしてそのダイ達を阻み苦しめてきた魔王軍。
敵味方関係なくドラマがあり心に残るかっこいいシーンや感動するシーンがたくさんありました。
ダイの大冒険にはたくさん名言がありましたが、その中でも特に心に残った名言や名場面を振り返っていこうと思います。
目次
- 1 【ダイの大冒険】ダイ「強すぎるっていうのもさ、あんまりいい事じゃないよね」
- 2 【ダイの大冒険】マァム「守らなければいけない大切な人がいるのは、あなただけじゃない!!」
- 3 【ダイの大冒険】ポップ「とりあえず ゆっくり泣いてもいいぜ・・・つき合ってやるよ。月夜の散歩もたまにゃいいもんだ」
- 4 【ダイの大冒険】レオナ「国とは土地や建物のことではありません。人間が生きていればそこが国です!」
- 5 【ダイの大冒険】ヒュンケル「勝者に敗者の生命を奪う権利などというものがあるなら、オレはおまえから生命ではなく死を奪う」
- 6 【ダイの大冒険】アバン「敗北とは傷つき倒れることではありません。そうした時に自分を見失った時のことを言うのです」
- 7 【ダイの大冒険】クロコダイン「男の誇りを失ってまで得る価値のある勝利かっ!?」
- 8 【ダイの大冒険】フレイザード「オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ・・・勝つのが好きなんだよォォッ!!」
- 9 【ダイの大冒険】ザボエラ「前回の課題をすべてクリアしてはじめて“改良”という!」
- 10 【ダイの大冒険】ハドラー「強さというのは空しいものだ、いくら上げても上には上がいる」
- 11 まとめ
【ダイの大冒険】ダイ「強すぎるっていうのもさ、あんまりいい事じゃないよね」
アニメ『ダイの大冒険』最終回!原作のラストのラストまで、素晴らしい映像化、本当にありがとうございました!!感無量です…!!
ダイの大冒険に出会えて、本当に良かった!!#ダイの大冒険 pic.twitter.com/MTJ8PqtMdP— 芝田優作 (@tokiwablue21) October 22, 2022
20巻でバーンとの戦いの時のダイのセリフです。
本来竜の騎士は地上に一人しか存在しないようになっています。
しかしダイは人間と竜の騎士の間に生まれたダイは異例の存在です。
そのためダイは人間との身体能力の差や人間じゃないという事実に悩んでいたこともありました。
竜の騎士だけが使える最大最強の技であるドルオーラは威力が高く魔法力を消耗するため連発は不可能の技です。
しかしダイはバーンを倒すために魔法力を回復することでドルオーラを連発し一度はバーンを倒します。
本来なら一発でも必勝の威力を持つドルオーラを二発同時に受けることになったのはバーンがそれほど強かったからでした。
一見バーンへのセリフのようですが、人間とは比べ物にならない強さを持つ竜の騎士としての自分に悩んでいたダイの心の声のように感じました。
実際バーンを倒したダイの強さに怯え迫害するような人間もいただろうと思うと胸が苦しくなるようなセリフでした。
【ダイの大冒険】マァム「守らなければいけない大切な人がいるのは、あなただけじゃない!!」
バーンとの最終決戦時にマァムは大魔宮でハドラー親騎衛団最強の女王アルビナスと一対一で戦うことになります。
ハドラーは超魔生物となるために肉体改造を行った影響で寿命を縮めていました。
自分の死期が近い事を悟っていたハドラーはダイと決着をつけることを望んでいました。
アルビナスは無自覚ながらにハドラーを愛していてハドラーを死なせないためにマァムと戦います。
マァムはそんなアルビナスの思いを知り同情しアルビナスとは戦いたくないと説得しようとします。
しかしアルビナスの意志は固くマァムへの攻撃を続けマァムは傷だらけになってしまいます。
それでも説得を続けるマァムにアルビナスは「私に同情するなら手間をかけずに一瞬で死んでくれ」と言いサウザンドボールを放ちます。
このままでは死んでしまうという時にマァムはアバンに言われた「正義無き力と同じで力無き正義も無力である」という言葉を思い出します。
そして自分にも守りたい大切な仲間がいることに気付くのでした。
マァムは初登場時から敵味方関係なく優しい性格で、そんなマァムだからこそアルビナスと戦うことに抵抗を持ちました。
しかし今回自分が守りたい仲間を優先してアルビナスと戦ったマァムはとてもかっこよかったです。
【ダイの大冒険】ポップ「とりあえず ゆっくり泣いてもいいぜ・・・つき合ってやるよ。月夜の散歩もたまにゃいいもんだ」
一度バーンに敗れたダイはバーンの強さを痛感していました。
自分では勝てないと自信を無くすダイはバーンとの再戦の準備をする仲間や勇者がバーンを倒す事を願っている人たちの期待に耐えられなくなり逃げだしてしまいます。
バランと初めて会ったテラン王国に逃げてきたダイは「どうしたらいいんだ」と一人泣きます。
その時ダイを探していたポップがダイのところへたどり着き「とりあえず、ゆっくり泣いてもいいぜ、、、」と声をかけるのでした。
今まではポップが逃げてばかりなのに対してダイはどんな時でも諦めず進んできました。
そんな二人の立場が逆転した瞬間でした。
今まで何度も逃げてきたポップだからダイの思いを理解できたんでしょう。
ポップはダイがいなくても自分はバーンと戦うと言い、勇者とかだからじゃなくダイだから信じていると言い切ります。
ポップの成長だけじゃなく仲間の中で誰よりも付き合いの長い二人の絆が伝わるシーンでとても感動しました。
【ダイの大冒険】レオナ「国とは土地や建物のことではありません。人間が生きていればそこが国です!」
パプニカ王国で各国の王が集い行われていた世界会議を潰すためミストバーンが巨大魔城を操り襲撃します。
ポップ達が必死にミストバーン率いる魔影軍団と戦っている間にレオナは王様たちを避難させようとします。
しかし魔王軍の脅威を知らないベンガーナ王は「自分の国を捨てて逃げるのか?」と避難を促すレオナに反発します。
そんなベンガーナ王にレオナが言ったセリフです。
指導力、カリスマ性は相当なもので確固たる正義の心を持っているレオナ。
各国の王様が慌てているときも一人殺伐とした態度で窮地に対処していました。
素直で度量の広さと寛容な心を持っているレオナらしいセリフだなと思います。
人々の上に立つ王女として若いながらに各国の王様にも物怖じせずとても立派な王女です。
詭弁だと言うベンガーナ王にも一歩も引かず説得しているレオナはとてもかっこよかったです。
まさに人の上に立つのに相応しい人物だと思いました。
【ダイの大冒険】ヒュンケル「勝者に敗者の生命を奪う権利などというものがあるなら、オレはおまえから生命ではなく死を奪う」
バーンパレスで一度は死んだと思われていたヒムはハドラーや親衛騎団の仲間たちの思いを背負い奇跡の復活をします。
そしてヒムがずっとライバルとして認め、何度も戦いを挑んできたヒュンケルに再び戦いを挑みます。
超金属製で出来ているヒムでは本来使うことのできなかった闘気を放ちさらに強くなっていました。
ヒュンケルはヒムに手も足も出ず、それでも仲間のために負けるわけにはいかないヒュンケルは闘気拳での一騎打ちで決着をつける大博打にでてヒムもそれを受けました。
ヒムは本来その申し出を受けず得意の体術で戦っていればヒュンケルに勝てていました。
それでもそうせず真正面から戦いました。
そして敗れたヒムはヒュンケルに殺せと言います。
そんなヒムにヒュンケルが言ったセリフが上記のセリフです。
ヒムがヒュンケルを認めているようにヒュンケルもヒムを認めていました。
元はヒュンケルも魔王軍にいたこともあり、敵ながら変わっていくヒムをほっとけなかったんだろうと思いました。
人間に救われたヒュンケルだからこそ誰かを救うことのできる人物になったんだろうと思います。
【ダイの大冒険】アバン「敗北とは傷つき倒れることではありません。そうした時に自分を見失った時のことを言うのです」
ダイが竜の騎士だといち早く気づいたマトリフは竜の騎士の運命を知ったときダイやポップ達が精神的に傷つくことを分かっていました。
そんなダイたちを救えるのはアバンしかいないだろうとアバンの書を探し出しダイたちに手渡します。
ダイたちが開いた心の章のページに書いてあったセリフです。
アバンはいなくなってもなおアバンの使徒たちを導いており揺るがない絶対の信頼を寄せられていました。
アバンの死に悲しみながらも成長し続けたダイたちが壁にぶつかったときアバンの教えが常にダイたちを導いてきました。
死してなお弟子を思うアバンとアバンの思いをつないできたアバンの使徒たちの関係はとても温かいものだと思いました。
読んでいる私もアバンの存在やセリフに安心するほどの存在感でした。(笑)
きっとダイたちにとってもアバンは安心できる大きい存在だったんでしょう。
【ダイの大冒険】クロコダイン「男の誇りを失ってまで得る価値のある勝利かっ!?」
クロコダインは魔王軍でダイたちの敵ではあるが男らしく卑怯なことを嫌う武人の心を持っている存在でした。
しかい一度ダイに敗れているクロコダインは魔王軍での自分の地位が危ぶまれるのを恐れ妖魔司教ザボエラと手を組みブラスをおとりにしてダイを倒そうとします。
自分の信念に反する戦い方に葛藤しながらも、これで負けるわけにはいかないとブラスを盾にされ思うように戦えないダイを殺そうとします。
しかしポップがダイたちを守るためにボロボロになっても必死にクロコダインと戦います。
ダイを守るために命を懸けて戦うポップの姿にクロコダインは「男の誇りを失ってまで得る価値のある勝利か?」と戸惑います。
クロコダインは初登場時から武人の心を持ち正々堂々戦う性格でかっこいいキャラでした。
己の身の可愛さに卑怯な手を使って勝とうとしたものの卑怯者になりきれず、悩み葛藤する姿には「がんばれ!」と思ってしまうほどでした。
クロコダインの魅力が詰まっているセリフだったと思います。
【ダイの大冒険】フレイザード「オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ・・・勝つのが好きなんだよォォッ!!」
ダイたちが助けに来るのをバルジ島で待っていたレオナたちはフレイザードの襲撃に合います。
何とか間に合ったダイたちはフレイザードと戦います。
炎のような暴力性と氷のような冷徹さが同居したような性格のフレイザードは炎魔塔と氷魔塔をつくり一帯に強力な結果陣をはりダイたちと戦います。
結果陣の中ではフレイザード以外の人物は力も呪文も全て封じられていてダイたちはフレイザードに手も足も出ません。
卑怯な戦い方をするフレイザードにダイは「正々堂々と戦えないのか」と怒ります。
そんなダイにフレイザードが言ったセリフです。
ハドラーに禁呪法で作られたフレイザードには人格に歴史がなく戦い以外に自分の存在を証明することが出来ません。
そのため勝利することに執着しているフレイザードの性格を現わしているセリフだったと思います。
【ダイの大冒険】ザボエラ「前回の課題をすべてクリアしてはじめて“改良”という!」
大破邪呪文防衛線でミストバーンに見捨てられたザボエラは超魔ゾンビと化しロンベルクやノヴァと戦います。
チウは以前ロモス武術大会でザボエラの息子である妖魔学士ザムザが超魔生物となり戦ったことがあります。
その時に超魔生物はマァムの閃華裂光拳で攻撃を受けた傷は再生されなかったためチウはマァムの師匠である老師扮するビースト君に閃華裂光拳をくらわしてやれと言います。
そんなチウにザボエラが言ったセリフです。
超魔生物の弱点と言える閃華裂光拳を無効化するために超魔ゾンビとなっており生命活動が停止しているゾンビには閃華裂光拳は効きません。
ザボエラは初登場時から最後まで卑怯で強者に媚を売るなど救いようのない人物でした。
自分の息子を研究のために使い、ザムザが亡くなっても前回の課題と言い悲しむそぶりも見せませんでした。
敵味方関係なく魅力の多いキャラクターの多いなかでザボエラは唯一変わることの無かった存在です。
しかし超魔生物は強化されることで生命力を一気に消費しますがゾンビとして自分の肉体を一切傷つかせず強化したり、弱点であった閃華裂光拳を無効にするなど科学者としては優秀だったんだろうと思わせるセリフでした。
【ダイの大冒険】ハドラー「強さというのは空しいものだ、いくら上げても上には上がいる」
ついにっ…、ついに放送再開!
大勇者帰還!そしてハドラーよ、ありがとう…!!
勇者アバンとハドラーの長い長い物語の、最高の最終回でした!#ダイの大冒険 #勇者アバン https://t.co/oVg7CVQUlL pic.twitter.com/iXEoKZbOHv— 芝田優作 (@tokiwablue21) April 16, 2022
最も変化し変わっていった敵側の主人公ハドラー。
もとは自分の野望や保身しか考えていないような性格でしたが何度もダイたちに敗れたことで変わっていきました。
超魔生物となって寿命を締めてもダイに勝つという野望のためだけに戦ってきました。
しかしハドラーがどれほど身を削って強さを手に入れても竜の騎士やバーンのように上には上がいます。
ハドラーは全てを捨てて最大限に振り絞った時の自分の強さがどれほどなのか知りたかったのです。
初期のハドラーはプライドが高く自分の立場が危ぶまれることや死ぬことを何よりも恐れていました。
そのため戦場でも危機になれば余力があるうちに撤退するなど慎重でした。
そんなハドラーが全てを捨ててダイと戦うようになってからはとても強くなり、かっこよくなりました。
「強さとは空しいものだ」昔のハドラーでは考えることはなかったでしょう。
ハドラーの変化を一番感じるセリフでした。
まとめ
今回はいくつか名場面や名台詞を振り返ってみましたが他にもたくさんの名言や名場面があります。
ダイの大冒険は大人になっても感動したり学べる事の多い漫画です。
主人公のダイだけじゃなくそれぞれのキャラクターに魅力や見せ場があり主人公がたくさんいるように思います。
それぞれの葛藤や思いには敵味方関係なく応援してしまいます。
何度読み返しても飽きることなく感動できる名作だと思います。
- ダイは強さに悩む存在だった
- マァムが仲間を守る決意
- ポップの成長と友情の絆
- レオナの国への思いを語る
- ヒュンケルの誇り高い闘い
- ハドラーの強さへの新たな見解
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