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【ブラッククローバー】ナハトファウストは裏切り者なのか?正体は黒の暴牛(くろのぼうぎゅう)の副団長!

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ナハト・ファウストは裏切り者なのか

結論から言うと、ナハトは裏切り者ではありません。スペード王国に何年も潜入していた黒の暴牛(くろのぼうぎゅう)の副団長で、4体の悪魔を従える悪魔憑きです。

アジトに顔を出したのは最初の一度きりで、団員も他団の団長も存在を知らない。これだけ並べば疑われて当然です。この記事では、姿を消していた理由から、286話で明かされた弟モルゲンとの過去、最終章での決着までを話数つきで追います。

この記事でわかること

  • ナハトの正体と、裏切りを疑われた理由
  • 4体の悪魔の名前と、悪魔同化のモード
  • 弟モルゲンの死とヤミが副団長に誘った場面
  • 聖騎士モルゲンとの決着と、アニメ2期で描かれるところ
項目 中身
名前 ナハト・ファウスト
正体 黒の暴牛の副団長。スペード王国に潜入していた
魔法属性 影
契約した悪魔 中位悪魔4体(ギモデロ・スロトス・プルメデ・ワルグナ)
家族 双子の弟モルゲン(灰色の幻鹿の魔法騎士・故人)
初登場 原作261話(26巻)/アニメ168話(2021年)
声優 下野紘
誕生日 4月30日

僕はこう読む

副団長という肩書きがありながら、読者がナハトの顔を知ったのは261話です。
黒の暴牛の面々とは100話以上つき合ってきたのに、その上から2番目の席だけがずっと空いていた。空いていたこと自体が、あとで効いてくる仕掛けだったと思っています。
ヤミ団長が連れ去られた直後に出てくるのも、偶然ではないでしょう。団長のいない穴を、見たこともない副団長が埋めにくる。
読者が疑うところまで、最初から織り込まれた登場だったと読んでいます。

なぜ裏切り者だと思われたのか

ナハトが名乗り出たのは、ヤミがスペード王国に連れ去られた直後の261話です。倒れ込んだアスタの前に現れ、ヤミはまだ生きていると告げたうえで、悪魔の力の使い方を教えると約束します。

262話でアスタに事情を聞かれたナハトは、アジトには「一回しか入ったことがなく」と答えます。黒の暴牛の紋章についても「ヤミが勝手に決めただけだけど」と素っ気ない。団長会議に姿を見せると、団長たちは一斉に殺気立ちました。

額には角が2本あり、肩には悪魔が乗っている。副団長なのに誰も顔を知らず、団長の話をすれば嫌いだと言う。疑いを招く材料はそろっていました。

実際には、ナハトはその間スペード王国に潜入していました。漆黒の三極性の計画を探り、冥府の門が開く前にヤミたちを取り返す手はずを整えていたのです。スペード王国へ乗り込む精鋭部隊も、ナハトの提言で選ばれ、ナハト自身がその中核に立ちます。姿を消していたのではなく、いちばん危険な場所に一人でいたことになります。

性格と「ちゃんとしてないヤツらが嫌い」

ナハトはいつも穏やかな笑みを浮かべていますが、性格は厳格です。他人にも自分にも厳しく、「始めからずっと良い人間が一番偉い」を持論にしています。仲間か敵かに関係なく、無法者への評価には容赦がありません。

「ちゃんとしてないヤツらが嫌い」と公言する人物が、ならず者と問題児の集まりである黒の暴牛で副団長を務めている。それ自体が奇妙な取り合わせで、古参なのに誰も顔を知らないことと合わせて、読者の疑いをいっそう強めていました。

4体の悪魔と悪魔同化

ナハトはアスタと同じ悪魔憑きですが、在り方は正反対です。アスタがリーベ1体と対等に組むのに対し、ナハトは禁忌の儀式で屈服させた中位悪魔4体を従えています。最初に姿を見せたのは、262話で肩の上から「ナハトの旦那」と口をはさんだギモデロです。

悪魔 姿 特性 悪魔同化のモード
ギモデロ 狼 群れ カニス
スロトス 馬 剛健 エクウス
プルメデ 猫 俊敏 フェリス
ワルグナ 雉 鳴声 ガルス

影魔法は、触れたものの影から別の影へ移れる魔法です。そこに契約した悪魔の特性を上乗せし、2体ぶんを重ねた「ガルス×フェリス」のような同化もこなします。アスタに悪魔同化を叩き込んだのもナハトで、稽古の初めには、アスタの動きから才能をまるで感じないと突き放しています。

強さがいちばんよく見えるのは285話からの最上位悪魔戦です。ノエルたちが着く前から一人で足止めを引き受け、暗闇を動き回ってモード・エクウスで打ち込みます。逃げないのを不思議がる悪魔に、ナハトは「理不尽な悪を許さないために生きているからだよ」と返しました。

287話では、瞬間的に1つの魔法を最上位悪魔の格まで引き上げる影魔法「贖罪の碑」を放ちます。それでも破られ、とどめを刺される寸前にアスタが悪魔の腕を斬り落としました。

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影は、光がなければ存在できません。誰かが表に立っていないと、影として動けない。
4体の悪魔を束ねても、ナハトが最上位悪魔に届かなかったのは、能力の設計からしてそうなっているのだと思います。
だから287話でとどめを刺しに来るのは、ナハトではなくアスタです。自分が鍛えた後輩に、自分の命を拾われる。
「悪魔憑き」という同じ看板を背負いながら、アスタは光の側に、ナハトは影の側に置かれている。同じ力の2つの使い方を、この戦いで並べて見せたと読んでいます。

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弟モルゲンの死と、ルキフグスの儀式

ナハトの過去は285話から287話にかけて明かされます。ナハトは双子の兄で、弟のモルゲンは灰色の幻鹿の魔法騎士でした。ヤミとモルゲンは同じ団で組み、光と闇の2人として名を上げていきます。

いっぽうのナハトは、物心ついた頃から悪さばかりしていた側です。騎士団に入ったヤミからは「はめ外しすぎて俺たちに取っ捕まえられないように気をつけろ、ナハト」とからかわれる仲でした。やがて両親から、ファウスト家は代々悪魔学に身を捧げてきた一族で、その魔法と魂はナハトが継ぐと告げられます。

4体の悪魔と契約して天才と褒められたナハトは、両親から腕輪を渡されます。つながっていたのは、冥府を支配する3体を支える柱の1体、最上位悪魔ルキフグスでした。モルゲンの制止を振り切って降魔した結果、ルキフグスは儀式の縛りを破り、ナハト以外の家族を襲います。

モルゲンは魔法陣に飛び込み、ルキフグスと因縁のある遺物を壊して儀式を止めました。その代償で命を落とします。なぜ家族の禁術を騎士団に知らせなかったのかと問うナハトに、モルゲンはこう答えます。

「僕の夢は兄さんと並んで…影と光の魔法騎士で…国の平和を…護ることだったから…」(286話)

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この一言で、ナハトの持論「始めからずっと良い人間が一番偉い」の意味が裏返ると思っています。
あれは後輩に向けた説教ではありません。始めからずっと良い人間だったのは、モルゲンのほうです。
途中で改心した自分は、どれだけ働いても一番にはなれない。ナハトは弟を一番に置いたまま、自分を基準の外に出しています。
「ちゃんとしてないヤツらが嫌い」と言いながら、ならず者の集まりで副団長を続けているのも、昔の自分をそこに見ているからでしょう。

ヤミはなぜナハトを副団長にしたのか

モルゲンの墓の前でうなだれるナハトのもとに、ヤミが来ます。自分の団を作ると宣言し、「もしできたら副団長になって一緒に笑われろ」と誘いました(287話)。これが黒の暴牛の副団長の始まりです。

ナハトが262話で「ヤミが嫌い」と言っていたのは、この過去を知ると見え方が変わります。弟の相棒で、自分と似ていると言われた相手で、落ちたところに手を差し出してきた相手です。嫌いと口にできるくらいには近い、悪友の距離だとわかります。

最終章:聖騎士モルゲンとの決着

モルゲンは最終章で敵として戻ってきます。ルシウスの霊魂魔法で聖騎士としてよみがえり、その体にはルキフグスが受肉していました。374話からナハトは、モルゲンとルシウスの複製体を相手に命を懸けて足止めに入ります。

375話、光の速さで追い詰めてくる弟を前に、ナハトは手が止まります。「涙なんてあのとき枯れ果てたと思ってたのに」。そこへヤミが割って入り、「てめえ一人でビビッてんだろ、だからやってやるよ一緒に」と背中を押しました。

376話では、ヤミ団長の妹・一花が加勢し、ヤミと2人で闇の合体魔法「黒天」を放ってモルゲンの光の軌道をずらします。ナハトは4体すべての力を解き放ち、「光が強ければ強いほど濃い影ができる」と言って弟の胸に剣を突き立てました。最後の言葉は「さよなら、モルゲン」です。

僕はこう読む

286話で儀式を止めたのはモルゲンで、376話で終わらせたのはナハトです。
一度目は弟が兄を救うために死に、二度目は兄が弟を眠らせるために剣を取る。同じ兄弟の話を、向きだけ反対にして描き直していると思っています。
「光が強ければ強いほど濃い影ができる」は、影魔法の説明に聞こえて、ナハトが弟を語った言葉でもあります。
モルゲンがまぶしかったから、自分はここまで暗くなれた。ようやく、それを弟に向けて言えた場面だと読んでいます。

アニメ2期ではどこまで描かれるのか

ナハトはアニメ1期の終盤、2021年放送の168話で初登場しています。声は下野紘さんです。1期は全170話で、原作270話までを描いて終わりました。

2026年10月3日23時からテレ東系列で始まる2期は、スペード王国攻略編です。285話からのナハトの過去と最上位悪魔戦は、2期で初めてアニメになる範囲にあたります。モルゲンとヤミの顔ぶれがそろう回想が、どう動くかは見どころの1つです。

まとめ|ナハトの正体

ナハトは裏切っておらず、スペード王国に潜入していた黒の暴牛の副団長です。

  • 初登場は原作261話。アジトに入ったのは最初の一度だけ
  • 従魔の儀で4体の悪魔と契約し、影魔法と悪魔同化を使う
  • 286話で、弟モルゲンがルキフグスの儀式を止めて死んだと明かされる
  • ヤミに「一緒に笑われろ」と誘われ、副団長になった
  • 376話で聖騎士になったモルゲンを眠らせる

僕はこう読む

ナハトがアスタを鍛えた理由を、僕は「自分がなれなかったものを作るため」だと読んでいます。
288話で、置いていけと言うナハトにアスタは「どうでもよくなんかない」と返します。ナハトはそこでアスタにモルゲンを重ねました。
弟に言えなかった答えを、後輩の口から聞かされる。影の側に立ち続けた副団長が、初めて救われた側に回った瞬間だと思います。

ナハトを厳しいだけの上官と読むか、自分を数に入れない人と読むかで、あの笑みの見え方が変わってきます。

——あなたはナハトの持論を、後輩に向けた厳しい教えだと思いますか。それとも、自分を一番から外すために置いた基準だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。

よくある質問

ナハトは姿を見せない期間が長く、裏切りを疑われやすい人物です。よく聞かれることをまとめます。

Q. ナハトは黒の暴牛を裏切ったのですか。
A. 裏切っていません。副団長としてスペード王国に潜入しており、そのためアジトに姿を見せていませんでした。漆黒の三極性の計画を探り、ヤミを取り返す手はずを整えていました。

Q. ナハトの初登場は何話ですか。
A. 原作は261話(26巻)で、ヤミが連れ去られた直後にアスタの前へ現れます。アニメでは1期の168話です。

Q. ナハトの声優は誰ですか。
A. 下野紘さんです。アニメ1期の終盤から演じていて、2026年10月3日からの2期でも登場します。

Q. モルゲンはなぜ死んだのですか。
A. ナハトが最上位悪魔ルキフグスを降魔させた儀式を、遺物を壊して止めた代償です。286話で明かされます。最終章では聖騎士としてよみがえり、376話でナハトの手で再び眠りにつきます。

この記事の続きに

黒の暴牛の副団長でした。同じ副団長のザクスも、悪魔の拠り所のアスタも、ヤミ団長も。

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日

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