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ヒムはなぜハドラーの死後も生きていたのか
結論から言うと、ヒムは死んだ仲間とハドラーの思いを受けて、禁呪法の限界を越えて蘇りました。蘇ったヒムはハドラーそっくりの姿になり、光の闘気のヒュンケルを超える力を見せました。
ヒムはハドラー親衛騎団の兵士(ポーン)です。チェスでいちばん弱い駒から生まれながら、ザボエラの部下を一瞬で倒し、ノヴァの闘気の剣にも耐えました。この記事では、親衛騎団の仕組み、ヒムの強さ、ヒュンケルとの因縁と決着、禁呪法を越えた覚醒、そして最終決戦と戦いのあとまでを、結果と読みで整理します。
この記事でわかること
- ハドラー親衛騎団の仕組みとメンバー
- いちばん弱い駒ポーンなのに強い理由
- ヒュンケルとの2度の戦いの結果
- ハドラーの死後もヒムが動けた理由
- 最終決戦での役割と、戦いのあとのヒム
ハドラー親衛騎団の仕組み
親衛騎団が生まれたのは、ハドラーが追い詰められたからでした。クロコダインとヒュンケルがダイの仲間になり、六大団長最強のバランもダイとの戦いのあと魔王軍を去ります。後のなくなったハドラーは、ザボエラの研究を使って超魔生物になる道を選びました。
ハドラー親衛騎団は、オリハルコンのチェスの駒から禁呪法で生み出された軍団です。超魔生物になったハドラーに下級モンスターでは務まらないと、大魔王バーンが与えました。
| 駒 | 名前 |
|---|---|
| 女王(クイーン) | アルビナス |
| 兵士(ポーン) | ヒム |
| 騎士(ナイト) | シグマ |
| 僧正(ビショップ) | フェンブレン |
| 城兵(ルーク) | ブロック |
禁呪法で生まれた者には、生みの親の性格や心が写ります。フレイザードと同じ生まれ方ですが、武人として一皮むけたハドラーから生まれた親衛騎団は、卑怯な戦いを好まず、正々堂々と戦います。
体はすべてオリハルコンで、普通の武器や呪文は通じません。傷を負っても、ハドラーの魔力で直せます。ただし人間の心臓の位置にある核(コア)を壊されると直せず、生みの親のハドラーが死ねば魔力が止まり、ただの駒に戻る仕組みでした。
僕はこう読む
親衛騎団の仕組みには、最初からハドラーと運命を共にすることが書き込まれています。
だからこそ、ハドラーの死後もヒムだけが動いていたことが、この作品のいちばんの驚きとして効いてきます。
決まりが厳しく書かれているほど、それを越えた瞬間が大きく見える。うまい組み立てだと思っています。
いちばん弱い駒なのに強い
結論から言うと、ヒムの強さはオリハルコンの体と、狙われる場所に力を集める戦い方にありました。初登場では、独断でダイたちを襲ったザボエラを連れ戻しに現れ、ザボエラの部下を一瞬で倒し、呪文も通じない体を見せています。ポーンがチェスでいちばん弱い駒だと聞いたポップは、あの強さでいちばん弱いのかと驚きました。
サババでは北の勇者ノヴァの闘気の剣に傷をつけられながら、とどめの一撃は頭に力を集めて無傷で受け止めています。そこへ現れたヒュンケルに頭を槍で突かれたことが、2人の因縁の始まりでした。
僕はこう読む
ヒムは、いちばん弱い駒という肩書きを背負ったまま、いちばん長く戦い続けた騎団員です。
最弱の駒ほど、盤の端まで進めば別の駒に成れる。
チェスのポーンの決まりが、そのままヒムの物語になっていると思って読むと、後半の覚醒がいっそう効いてきます。
ヒュンケルとの1度目の決着
大魔王バーンとの最初の戦いで、ハドラーがザボエラに動きを止められたとき、城兵ブロックが光魔の杖を体で受け止めて仲間を逃がし、散りました。ハドラーがこの場に現れたのは、バランの始末に自分が利用されたことへの怒りもあったからです。ヒムは仲間の死を泣いて悼み、親衛騎団の誇りを見せてから死にたいと願います。ハドラーは、お前がいちばん今の自分に似ていると答えました。
その願いで臨んだバーンパレスでの再戦は、光の闘気に目覚めたヒュンケルが一瞬で決着をつけます。結果、ヒムはブラッディスクライドで核を突き抜かれ、バーンパレスの外へ落ちていきました。
ハドラーの死後もヒムが動けた理由
その後、雑魚モンスターに足止めされていたヒュンケルの前に、核を貫かれたはずのヒムが現れます。この時点でハドラーは死んでいて、本来なら禁呪法の魔力は止まり、ヒムは動けないはずでした。
ヒム自身も理由は分からないと言います。ただ、落ちていくときに死を肌で感じ、死んでいった親衛騎団の仲間やハドラーの最後の雄叫びが心に響いたと語りました。このまま死にたくない、仲間とハドラーの意地を見せたい、という思いが、ヒムに新しい命を与えたのだと考えられます。蘇ったヒムの姿は、ハドラーそのものでした。
僕はこう読む
ヒムが蘇った理由に、作品は理屈をつけていません。
禁呪法の決まりより、受け継いだ思いのほうが強かったとだけ描いています。
ハドラーがダイとの戦いで武人になっていった過程が、最後に一番弱い駒の中で実を結んだ。そう読むと、ヒムがハドラーの姿で蘇ったことにも納得がいきます。
ヒュンケルとの2度目の決着と絆
蘇ったヒムは、光の闘気のヒュンケルを圧倒しました。それでも最後に拳を先に届かせたのは、残りの命を闘気に変えて拳に込めたヒュンケルです。
とどめを刺せと言うヒムに、ヒュンケルは手を差し伸べ、仲間とハドラーの分まで生きる義務があると命じました。ここで2人のあいだに友情が生まれます。
僕はこう読む
ヒュンケルがヒムを生かしたのは、かつて自分が生かされた側だったからだと思っています。
魔王軍の団長だったヒュンケルも、ダイたちに倒され、生きて償う道を与えられました。
救われた者が、次に誰かを救う。この連鎖こそが、ダイの大冒険で敵が仲間になっていく仕組みなのだと読んでいます。
最終決戦と、戦いのあとのヒム
最終決戦では、真の姿になったバーンの第三の目の光で、戦う資格の無い者は玉に変えられ、残ったのはダイ、ポップ、アバン、ヒム、ラーハルトの5人でした。
天地魔闘の構えは、相手の攻撃を受けて返す技なので、構えている間はバーンから攻撃できません。ヒムとラーハルトは命を懸けてバーンのふところへ飛び込み、その隙にポップのメドローアが飛んでくるという、バーンがいちばん驚いた戦法につなげました。
戦いのあと、ヒムは死なずに、ダイの故郷デルムリン島で、ブラス、チウ、クロコダインたち獣王遊撃隊と暮らしています。
まとめ|ヒムがハドラーを超えた理由
ヒムは、ハドラー親衛騎団のいちばん弱い駒ポーンでした。それでも仲間とハドラーの思いを受けて禁呪法の限界を越えて蘇り、ハドラーそっくりの姿で光の闘気のヒュンケルを圧倒しました。最後はヒュンケルに敗れて生きる義務を命じられ、最終決戦ではバーンの天地魔闘の構えを崩すきっかけを作っています。
まだ開いているのは、ダイが帰ってくるまで、デルムリン島でヒムがどう生きていくのかです。
僕はこう読む
ヒムはハドラーを超えたのか、と聞かれたら、力では超え、生き方ではハドラーを受け継いだと答えたいと思っています。
ハドラーが最後まで求めたのはダイとの決着でした。ヒムはヒュンケルとの決着の先に、生きる理由を手に入れた。
そこが、親が果たせなかったものを子が果たした形に見えます。
ヒムの覚醒は、禁呪法を越えた奇跡とも、ハドラーが残した思いの結果とも読めます。
——あなたはヒムの覚醒を、禁呪法を越えた奇跡だと思いますか。それとも、ハドラーが残した思いの結果だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
ヒムはヒュンケルに2度敗れ、ハドラーの死後に蘇っているので、強さと蘇った理由が混ざって語られやすい戦士です。よく聞かれる点に答えます。
Q. ヒムはなぜハドラーの死後も動けたのですか。
A. 作中で理屈ははっきり語られていませんが、ヒムは落ちていくときに、死んだ仲間やハドラーの最後の雄叫びが心に響いたと話しています。その思いが禁呪法の限界を越えさせたと考えられます。
Q. ヒムはヒュンケルに勝ったのですか。
A. 2度戦い、2度とも敗れています。2度目は光の闘気のヒュンケルを圧倒しましたが、最後は拳を先に届かされました。
Q. ハドラー親衛騎団のメンバーは誰ですか。
A. 女王アルビナス、兵士ヒム、騎士シグマ、僧正フェンブレン、城兵ブロックの5人です。
Q. 戦いのあと、ヒムはどうなりましたか。
A. 死なずに、ダイの故郷デルムリン島で、ブラス、チウ、クロコダインたち獣王遊撃隊と暮らしています。
Q. ハドラー親衛騎団はなぜ生まれたのですか。
A. クロコダインとヒュンケルがダイの仲間になり、バランも魔王軍を去って、後のなくなったハドラーが超魔生物になったからです。超魔生物のハドラーに下級モンスターでは務まらないと、大魔王バーンが親衛騎団を与えました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月23日


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