「聖夜決戦」は柴家を巡る柴大寿(たいじゅ)との戦い。
大寿はインパクト大の強面と傍若無人の暴力で恐れさせた強敵で、「聖夜決戦」で暴かれた柴家の内情も含めてかなり印象深いキャラクターでした。
そこでこの記事では柴大寿についてご紹介!
最強説が浮上した大寿の強さや弟八戒(はっかい)との関係、そしてタケミチの協力者となった現代での大寿の姿まで詳しく解説していきます!
目次
【東京リベンジャーズ】柴大寿(しばたいじゅ)のプロフィール
柴大寿(しばたいじゅ)は『黒龍(ブラックドラゴン)』10代目総長。
タケミチの2つ年上で、『東卍(トーマン)』弐番隊副隊長である柴八戒(はっかい)の兄でもあります。
幼い頃から大きな体と強い力を持ち、人心掌握に長けていたこともあって高いカリスマ性を持っていました。
大寿の特徴は作中屈指の巨体と強烈な強面。
そこから繰り出す圧倒的暴力はまさに怪物です。
暴力で存在感を示す大寿の怖さは、“やるならトコトン”で徹底的にやり、仲間であろうと家族であろうと女であろうと全く容赦はしないこと。
八戒はもちろん、妹の柚葉に対しても顔面を全力で拳を打ち抜きます。
しかし「聖夜決戦」前の歴史では八戒(実際には柚葉)に刺され死亡しました。
【東京リベンジャーズ】大寿(たいじゅ)の経歴と『黒龍(ブラックドラゴン)』総長への道のり
太寿(たいじゅ)が『黒龍(ブラックドラゴン)』総長になるまでと、太寿が総長となってからの『黒龍』についてまとめました。
大寿が『黒龍』総長になった経緯
大寿はココ(九井一)と同じ中学に通っており、当時から「バケモノ」と呼ばれる強さを持っていました。
彼を『黒龍』の総長にしたのはココと乾青宗。
当時『黒龍』は『東卍』によって潰されていましたが、少年院から出所した乾が『黒龍』復活を目指し、それに対しココが「そいつの“力”が甦らせられるかもしれない」と紹介したのが大寿でした。
乾はその言葉が気に入らず、自分の力で『黒龍』復活ができることを示すために大寿と戦うことにします。
これまでタイマンで負けたことはなかった乾には自信がありました。
しかし乾は大寿に惨敗。
圧倒的な力の差を感じた乾は、大寿を『黒龍』10代目総長とし忠誠を誓うようになりました。
大寿のつくった10代目『黒龍』
『黒龍』は元々“殺人部隊”を売り文句にしているバリバリの武闘派で、『東卍』に潰されるまで関東の不良達の頂点に君臨してきたチーム。
大寿の率いる10代目『黒龍』はその中でも「歴代最狂最悪」と言われるようになりました。
大寿がつくりあげたのは軍隊のようなチーム。
大寿は特攻服を一新し、メンバーを軍隊のように育て、『黒龍』を見た目から憧れる洗練された存在に変えたのです。
それを行うことが出来たのは、大寿が暴力を使うのがうまいからです。
大寿は中途半端にはしない徹底的な暴力でチームをまとめ、さらには暴力を使いチームの特攻服を丸々一新するほどの金を生み出しました。
金持ちに兵力を雇わせる・・・つまり暴力を売って金を稼いでいたのです。
類稀なる強さと暴力をビジネスに変えた手腕が、大寿の総長としての凄さということですね。
【東京リベンジャーズ】大寿(たいじゅ)と実弟八戒(はっかい)の関係性!
大寿(たいじゅ)は『東卍』弐番隊副隊長の柴八戒(はっかい)の兄※です。
八戒は三ツ谷を慕って『東卍』に所属していましたが、大寿はそんな八戒を日頃から『黒龍(ブラックドラゴン)』に誘っていました。
そして大寿がタケミチを半殺しにした際、タケミチを救ける交換条件として八戒が『黒龍』に移籍することになりました。
※柴家について
柴家は長男大寿、長女柚葉、次男八戒の三兄弟。
八戒が小学校に入る前に母が亡くなり柴家は父子家庭でしたが、その父も不在のことが多く、代わりに一番年上の大寿が家庭を仕切っていました。
しかしその仕切り方が“暴力”。
メシが不味ければ殴り、挨拶が無ければ一日正座させ、自分より早く起きていなければ血を吐くまで蹴っ飛ばし、機嫌の悪い日は目が合うだけでぶっ飛ばす・・・大寿は躾と称して毎日毎日柚葉と八戒に暴力を振るうようになったのです。
大寿は彼らに暴力をふるっていた際に「愛してるぞ」なんて言っており、それが八戒の“家族愛”というものに対する認識を歪めてしまっていました。
柚葉が八戒を守るため八戒の分まで殴られるようになりましたが、しかし大寿は変わらず八戒も殴り続けました。
そんな暴君・大寿を殺害して家庭を守ろうと、八戒が動き出して起こったのが「聖夜決戦」です。
【東京リベンジャーズ】大寿(たいじゅ)がクリスチャン?その意外な一面とは?
八戒が大寿殺害に選んだ日=「聖夜決戦」が起こったのは12月25日でした。
大寿(たいじゅ)がクリスマスの深夜に毎年必ず1人で礼拝に行っているからです。
暴力的で恐ろしい大寿ですが、実は意外にも熱心なクリスチャン。
なのでこの日も『黒龍』をココたちに任せ教会に祈りに来ており、喧嘩の最中も「主よ。なぜ神は私にばかり試練を?」と信仰心を見せていました。
【東京リベンジャーズ】大寿(たいじゅ)最強説浮上!その強さとは?
人心掌握やビジネスセンスと切れ者としての一面が見える大寿(たいじゅ)ではありますが、彼の本質はやはり何といっても恵まれた体格とパワーによる異次元の暴力。
初登場第79話で「ドーはド突くのドぉぉ!!」と言いながらタケミチに強烈なラリアットを喰らわせた姿はあまりのインパクトでした。
「聖夜決戦」ではタケミチや三ツ谷を相手に圧巻の立ち回りを見せ、過去にはその強さで乾を屈服させています。
大寿の戦いぶりはタケミチが「別格すぎる!!」と恐れおののくほど、相手に全く勝ち目を感じさせないくらいとにかく迫力があるんですよね。
そして誰もが驚いたのが第104話。
なんと大寿はマイキーを拳一撃で沈めてしまったのです。
ただしそれはマイキーが“自分への戒め”のためにわざと喰らったのであり、その後すぐに大寿はマイキーのハイキックに瞬殺されてしまうのですが、マイキーに喰らわせたシーンはあまりに衝撃的で大寿最強説が浮上するほどでした。
そしてこの時の地に叩きつけるようなパンチは、八戒が得意とするパンチと同じもの。
つまり八戒の喧嘩スタイルには大寿の姿が大きく影響しているということですね。
【東京リベンジャーズ】恐怖で支配する大寿(たいじゅ)の未来とは?
「聖夜決戦」後、大寿(たいじゅ)はそのまま『黒龍(ブラックドラゴン)』を引退し柴家も出ました。
その後の現代で教会にてタケミチと再会。
大寿は飲食店を経営しているようで、自身の店で黒川イザナや「関東事変」などについてタケミチとナオトに語りました。
そして途中で『東卍』の幹部となったココと乾が部下を引き連れ乱入してきたところ、ひとりで彼らに立ちはだかりタケミチたちを逃がします。
大寿がタケミチらに協力した理由には「八戒の死の真相を暴いてほしい」という思いがありました。
この時(「関東事変」前)の現代では八戒を含む『東卍』メンバーが全員マイキーによって殺されていたのですが、大寿はその裏にイザナがいると考えていたのです。
大寿は「八戒の無念を晴らしてくれ」と八戒への思いをタケミチに託しました。
大寿は八戒が殺されて以降毎日教会に通うようになっていたので、暴力で家族を支配していたとはいえ、きっとそこにあった家族に対する愛は本物だったのでしょう。
そしてタケミチたちを逃がす際に「昔の“借り”はこれでチャラな」と言っていたことからも、敗北した「聖夜決戦」は大寿にとっても決して悪いものではなかったようです。
まとめ
柴大寿は暴力とカリスマ性で『黒龍(ブラックドラゴン)』を復活させた10代目総長で、暴力をビジネスにすることで金を得ていた切れ者。
現代では飲食店を経営していますが、その辺の商才が活かされているのでしょうね。
そして圧倒的暴力によって柴家を支配していましたが、「聖夜決戦」を経て八戒・柚葉と決別。
その後の現代の大寿を知ると、彼らにふるっていた暴力の中には家庭を守ろうとする大寿なりの愛があったのかなということが分かります。
とても怖く暴力的で非道な印象が強い大寿ですが、現代の姿を併せるとより魅力が見えてくると思いますのでぜひ「聖夜決戦」以降の活躍も見てくださいね!
今後の展開でもタケミチを助けてくれるかもしれません!

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