ゲルミュッドはラプラスの仲間なのか?
結論から言うと、仲間ではありません。ラプラスと会話する場面はありますが、中庸道化連の正式な構成員としてゲルミュッドの名前は挙がっていません。
クレイマンの下で動いていたため、同じ組織の一員だと思われがちです。実際は、使われていた側です。
そしてもう一つ、この人物について押さえておくべきことがあります。ゲルミュッドの死は、ただの退場ではありませんでした。
この記事でわかること
- ラプラスや中庸道化連との、本当の距離
- 魔王誕生計画とは何だったのか
- ゲルドに与えた「飢餓者」の中身
- 死に方が物語を動かした理由(アニメ14話)
- 強さの位置づけと、素顔・声優
先に結論だけ
| ラプラスとの関係 | 会話はするが、仲間ではない |
| 正体は? | 上位魔人。クレイマンに使われていた |
| 目的は? | 自分が魔王になること |
| 強さは? | 上位魔人としては弱い部類 |
| 素顔は? | 仮面で最後まで不明 |
| 死亡は? | オークロードに食われた(アニメ14話「全てを喰らう者」) |
| 声優 | 河西健吾 |
中庸道化連との距離|使われていた側でした
中庸道化連の正式な構成員として名前が挙がるのは、カザリーム(会長)・クレイマン・ラプラス・ティア・フットマンです。
ここにゲルミュッドはいません。
作中でラプラスと会話する場面はあります。ただし親しい様子はありません。組織の内側にいる者どうしの会話ではなく、外から使われている者に対する応対に見えます。
ではなぜクレイマンの指示に従っていたのか。理由ははっきりしています。
魔王になるには、現魔王3名からの推薦が必要だからです。
ゲルミュッド一人では、その3名にたどり着けません。だからクレイマンの力とコネクションを借りようとした。
そしてクレイマンの側も、ゲルミュッドの野望に気づいていました。ジュラの森を支配するために、その野望ごと利用しようと声をかけたのです。
僕はこう読む
ゲルミュッドが道化連に入れなかった理由は、実力ではなく「隠せなかったこと」だと思います。ラプラスもクレイマンも、何を考えているか分からない相手です。ゲルミュッドは、魔王になりたいと顔に書いてある。その分かりやすさが、そのまま利用しやすさになりました。組織に入れずに駒として使うのが、いちばん効率が良かったのでしょう。
魔王誕生計画とは何だったのか
ゲルミュッドがリーダーとなって進めていたのが魔王誕生計画です。
理屈はこうでした。
- 見込みのある魔物に名付けを行い、力を与える
- 強くなった魔物どうしで種族間戦争を起こす
- 争いを勝ち抜いた者が魔王になる
名付けは、それだけで魔物を進化させる行為です。ゲルミュッドはそれを実行できるだけの魔素量を持っていました。
そして名付けには、もう一つの意味があります。
名付けた相手は、自分に忠実な部下になるのです。
つまりゲルミュッドがジュラの森の各地で名付けを連発していたのは、単に強い魔物を作るためではありません。戦力を増やすと同時に、その戦力を自分に従わせていた。一手で二つ取れる行為でした。
ここに、この人物の計算高さが出ています。魔王を作る計画でありながら、作った魔王が自分の下につく形になっている。それなら推薦を得るのも早い、という算段だったのでしょう。
名付けを受けた一人がガビルです。ただしガビルは、後に計画の中身を知って動揺します。そして役に立たないと見るや、ゲルミュッドはガビルを処分しようとしました。これはリムルによって阻まれています。
与えた相手を、使えないと分かれば消す。この人物の扱い方が、ここにはっきり出ています。
ゲルドに与えた「飢餓者」の中身
もう一人、名付けを受けたのがオークの一族のゲルドです。
当時のオークは食べるものがなく、飢饉で苦しんでいました。このままでは一族が滅ぶ。そこにゲルミュッドが「力を与える」と持ちかけ、名付けを行います。
発現したのがユニークスキル「飢餓者(ウエルモノ)」でした。
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 食の解決 | 周囲のものを食べ尽くす性質を味方にも授けられる |
| 戦闘 | 捕食した相手の能力を吸収し、支配下の者へ還元する |
| 出力 | 飢えるほど戦闘能力が上がる |
| 代償 | 消えない飢餓感。食べ続けなければ苦しみ続ける |
飢えを救うと言って与えたのが、永遠に飢える力でした。
僕はこう読む
飢餓者は、ゲルミュッドという人物そのものだと思っています。いくら手に入れても足りない。魔王になりたい、そのために名付ける、駒が増える、それでも足りない。自分の中身をそのままオークに配ってしまった。だからこの計画は、成功しても止まらなかったはずです。
オークロードに食われた。それが物語を動かしました
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
戦争の大詰めで、ゲルミュッドの率いるオーク軍がリムルたちに壊滅させられそうになります。
焦ったゲルミュッドは、事態を好転させようとオークロードの前へ出ました。
ところが、そこで起きたのはこうです。
ゲルミュッドの真意を感じ取ったオークロードは、その野望を叶えるためにゲルミュッドを食い、豚頭魔王(オーク・ディザスター)へと進化した。
倒されたのではありません。食われたのです。そしてその一口が、オーク・ディザスターを生みました。
アニメでは第14話「全てを喰らう者」にあたります。タイトルがそのまま答えになっています。
ゲルミュッドの目的は「魔王を作ること」でした。そして最後に、たしかに魔王が生まれています。
ただし、その材料が自分でした。
僕はこう読む
この最期は、かませ犬の退場ではありません。物語で最も大きな転換点です。ゲルミュッドがいなければオーク・ディザスターは生まれず、ジュラの森の大戦も、その後のリムルの進路も変わっていました。本人は計画の達成を見届けることなく、計画の一部として消費された。与えた飢餓者に、最後は自分が食われている。ここまで筋の通った退場は、そう多くありません。
ゲルミュッドの強さと能力
位としては上位魔人です。通常の魔物の上のランクで、名付けで進化した鬼人も同じ位にあたります。
- 魔素量が多い(名付けを行えるほど)
- 攻撃を受けても回復する
- 水晶で未来視や千里眼のようなことができる
- 飛翔できる
- 戦い方は魔力弾が中心
得意技は「死者之行進演舞(デスマーチダンス)」。自身の魔力を最大まで高め、そのすべてを一点に集中砲火する技です。
ただし上位魔人の中では弱い部類とされます。鬼人や中庸道化連のメンバーには勝てません。
通常の魔物には勝てるが、格上には届かない。この中途半端さが、クレイマンに使われ、オークロードに食われた理由でもあります。
性格と素顔、そして声優
性格は傲慢で、自分より弱い者には横暴な態度をとります。
ただ、頭は働きます。自分の実力をきちんと認識したうえで、裏で画策して上の地位を狙っていました。心理学にもある程度の知識があるようで、魔物を煽ったり、行動を促したりする言動が目立ちます。
そして、もう一つ大きな弱点があります。完璧主義者で、計画外のハプニングに激しく動揺することです。
オーク軍が壊滅しかけたとき、焦ってオークロードの前へ出てしまったのも同じ性質です。予定どおりに進んでいるうちは冷静なのに、崩れると手が止まらない。裏で画策する役回りとしては、致命的な欠点でした。
見た目はサングラスにドレッドヘア、白いスーツ、そして仮面という組み合わせです。正直、うさん臭さしかありません。ピエロめいた出で立ちで、素顔は最後まで分かりません。
仮面を外さないまま食べられて退場する。この作品で素顔が明かされないまま消えた数少ないキャラクターです。
声を当てているのは河西健吾です。
まとめ
ゲルミュッドはラプラスの仲間ではありません。中庸道化連の正式な構成員に名前が挙がっていません。
むしろ、使われていた側でした。
- クレイマンに従ったのは、魔王になるのに現魔王3名の推薦が要るから
- 魔王誕生計画は名付け → 種族間戦争 → 勝者が魔王という筋書き
- ゲルドに与えたのは飢餓者(ウエルモノ)
- ガビルにも名付けたが、使えないと見て処分しようとした
- 最期はオークロードに食われ、オーク・ディザスター誕生の引き金になった(アニメ14話)
僕はこう読む
道化連に入れなかった理由は、実力ではなく隠せなかったことだと思います。
ラプラスもクレイマンも、何を考えているか分からない相手です。
ゲルミュッドは、魔王になりたいと顔に書いてありました。
そして飢餓者は、ゲルミュッドという人物そのものだと思います。いくら手に入れても足りない。自分の中身をそのままオークに配ってしまった。彼の最期を因果応報と読むか、自分の飢えに食われたと読むかで、あの14話の意味が変わってきます。
——あなたはゲルミュッドがオークロードに食われた最期を、因果応報だと思いますか。それとも、自分の飢えにそのまま食われたのだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
ゲルミュッドは中庸道化連との距離が分かりにくく、仲間だと誤解されがちです。魔王誕生計画から確認しておきます。
Q. ゲルミュッドはラプラスの仲間ですか?
A. 仲間ではありません。会話する場面はありますが親しい様子はなく、中庸道化連の正式な構成員としても名前が挙がっていません。
Q. ゲルミュッドの正体は何ですか?
A. 上位魔人です。クレイマンに利用され、魔王誕生計画を進めていました。
Q. ゲルミュッドはどうやって死亡しましたか?
A. オークロードに食われました。その結果オークロードは豚頭魔王(オーク・ディザスター)へと進化しています。アニメ第14話「全てを喰らう者」です。
Q. ゲルミュッドの強さはどのくらいですか?
A. 上位魔人の中では弱い部類です。通常の魔物には勝てますが、鬼人や中庸道化連のメンバーには勝てません。
Q. ゲルミュッドの素顔は分かりますか?
A. 分かりません。ピエロのような衣服と仮面を着けており、素顔は明かされていません。
Q. ゲルミュッドの声優は誰ですか?
A. 河西健吾です。
Q. なぜクレイマンに従っていたのですか?
A. 魔王になるには現魔王3名からの推薦が必要で、そのコネクションをクレイマンに頼ろうとしたためです。
傲慢なゲルミュッドの暗躍は、保身から来る小心さの裏返しでした。
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最終更新:2026年9月6日


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