リゼロの「魔獣使い」とは誰のことか
結論から言うと、メィリィ・ポートルートという少女です。アーラム村でスバルと普通に遊んでいた、あの子供が正体でした。
そして——いまは敵ではありません。エミリア陣営の一員になっています。
この記事でわかること
- アーラム村での正体と、スバルを二度殺した呪い
- 「魔操の加護」の仕組みと、操作できない魔獣
- 森に捨てられ、魔物に育てられた過去
- 「ママ」の正体と、支配のされ方
- エルザの死後、どうやって味方になったのか
メィリィのプロフィール
『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season
新キャラクター公開
メィリィ・ポートルート CV:鈴木絵理エルザと共に雇われた『魔獣使い』の異名を持つ暗殺者。#rezero #リゼロ pic.twitter.com/DMwjE88s9c
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 16, 2020
- 本名……メィリィ・ポートルート
- 異名……「魔獣使い」として恐れられる凄腕の暗殺者
- 加護……魔操の加護
- 初登場……アーラム村でスバルと遊んだ場面
- アニメ声優……富田美憂
誕生日・出身地・身長・体重などの詳細は、一切不明です。
初登場時は臆病な女の子を演じていました。スバルはもちろん、視聴者もアニメ二期が来るまで、魔獣使いの殺戮者だとはまったく分かりません。
アーラム村に潜入する前は、魔獣使いとして他の場所で仕事をしていたようです。
そして冷徹な殺人者エルザと親交があり、二人で行動していることが多くありました。普通に二人で事件を起こすこともあるので、信頼関係はそれなりに深いと考えられます。
アーラム村で、何をしていたのか
メィリィはアーラム村で、ごく普通の子供として過ごしていました。
ペトラたちが「最近引っ越してきた」といった発言をしていないことから、相当昔から潜入していたことが分かります。
ただし潜入の依頼主と狙いを考えると、時期は絞れます。依頼主はロズワールで、狙いはレムやスバルでした。つまり少なくとも、スバルが転生してロズワールと接触した後ということになります。
子犬の正体と、スバルが二度死んだ呪い
メィリィがアーラム村で抱えていたのは子犬でした。
ただし普通の子犬ではありません。大きな魔獣を、術式で小さくしていたことが後に発覚します。
メィリィは魔獣使いですから、村に魔獣を引き連れて蹂躙してもよかったはずです。それをしなかったのは、なるべく正体を隠したかったからでしょう。だから密かに作戦を進めました。
何も知らないスバルは二度ほど子犬に噛まれ、呪いを受けて二度死亡します。
この呪いのせいで、スバルはロズワールの屋敷に来てから何度も死ぬことになりました。
最終的にはベアトリスが術式を解除し、レムがウルガルムを全員倒したことで危機を脱します。
エルザと組んで、エミリア陣営を襲い続けた
メィリィはエルザと組み、何度もエミリア陣営に襲いかかっています。
- 最初はエルザ単独で、エミリアの紀章を奪おうとした
- 次が魔獣の呪い
- アニメ二期ではメィリィ自身が姿を現し、スバルを絶望させる
- 最後まで多数の魔獣を使役して襲いかかった
この二人を雇って嫌がらせを続けさせていたのは誰なのか——犯人は領土の主であるロズワールでした。
理由は「エミリアを追い詰めれば、スバルが奮闘して強くなる」というもの。それにしても、与えた試練が過酷すぎます。
魔操の加護でできること、できないこと
メィリィが持つのは魔操の加護です。
仕組みは、こうなっています。
- 自身の存在が、魔物の「角」の代わりとして機能する
- 視線が届く範囲なら、即座に思念を伝えられる
- どのような魔獣も手足のように動かせる
- 同時に操作できる数はほぼ無尽蔵
- 魔物を「家族」として扱う
スバルがベアトリスとロズワールの屋敷を脱出したとき、待ち構えていたメィリィが繰り出した魔獣の数は、とんでもないものでした。
メィリィ自身の戦闘能力は極めて低いのですが、使役する魔獣が驚異的なのです。
ただし、操作できない魔獣がいます
三大魔獣——白鯨・黒蛇・大兎は操作できません。
理由は出自にあります。この3体は魔女エキドナが創造した存在で、加護よりも上の層で動いているためです。
僕はこう読む
この加護の仕組みが、メィリィという人物の全部を説明していると思っています。
魔操の加護は、自分自身が魔物の「角」の代わりになるというものです。
——つまり彼女は魔物の一部になることで、魔物を動かしている。命令しているのではありません。繋がっているのです。
だから魔物を「家族」と呼ぶ。これは比喩ではなく、実際にそういう仕組みなのだと思います。
そして森に捨てられた彼女を育てたのも、その魔物たちでした。
人間に捨てられ、魔物に拾われ、魔物の一部として生きた子供。——正体が「魔獣使い」だと分かったときの気味の悪さは、ここから来ているのだと思います。
森に捨てられ、魔物に育てられた過去
メィリィは幼少期に両親から捨てられています。
捨てられた場所は森でした。そこで彼女は魔操の加護を本能的に使い、魔物たちに囲まれて育ちます。
そこへ現れたのがエルザです。
エルザは「ママ」の命令で派遣され——メィリィを育てていた魔物の群れを皆殺しにして、彼女を連れ去りました。
なお捨てた父親については、ダイナスという人物ではないかと推察されています。
この男は傭兵団「白竜の鱗」に所属し、暴食担当の魔女教に記憶を食われています。そしてその暴食担当が言うには、「メィリィという記憶と名前があった」というのです。ここから父親説が出ています。
「ママ」の正体
メィリィとエルザの上には、「ママ」と呼ばれる存在がいました。
本作に直接は出てきませんが、メィリィを育て、エルザと組ませた張本人です。
関係は、上下というより家族のような形だとされています。ただしその中身は苛烈でした。
メィリィは幼い頃、このママから躾を受けています。体中をバラバラにされ、カエルに変えられたというのです。
小さな子供にとって、これ以上ない恐怖だったはずです。その経験で倫理観が完全に欠け、ママの言うことを忠実に聞くようになりました。
そしてその正体は——色欲の大罪司教カペラ・エメラダ・ルグニカだとほぼ確定しています。特殊な術式が判明していることが根拠です。
恐怖による支配を受けたメィリィは、カペラをママと認めて絶対服従を誓い、エルザとともに仕事をこなすようになりました。
エルザの死後、味方になるまで
ここが、旧来の解説では抜けやすいところです。メィリィの話は、敵のままでは終わりません。
- Arc4……エルザがガーフィールに敗れ、塵と化す
- その後、メィリィはフレデリカとペトラに保護される
- Arc6終盤……スバルとエミリアから陣営加入を提案され、受諾
- 以降、エミリア陣営の一員として描かれる
メィリィは生存しています。
僕はこう読む
メィリィが味方になったことより、「誰が保護したか」のほうが重いと思っています。
保護したのはフレデリカとペトラです。
——ペトラは、アーラム村でメィリィと一緒に遊んでいた子供でした。あの村を魔獣で襲わせた本人を、その村の子が引き受けている。
そしてスバルは、この子の呪いで二度死んでいます。それでも陣営に誘った。
メィリィがされてきたのは恐怖による支配でした。バラバラにされて、カエルに変えられて、逆らえなくなった。
その反対のやり方で迎え入れられたのが、この結末なのだと思います。
アニメではどこまで描かれたか(2026年最新)
- アニメ第4期は分割2クール・全19話
- 前半「喪失編」全11話……2026年4月8日から
- 後半「奪還編」全8話……2026年8月12日から
- 描いているのは原作第6章「記憶の回廊」(文庫21〜25巻)
- メィリィが仲間として迎え入れられるのは第13話(通算79話)「立ちなさい」
陣営に加わる場面は、いま放送中の後半で描かれています。
まとめ
リゼロの「魔獣使い」はメィリィ・ポートルートです。アーラム村でスバルと遊んでいた、あの子供が正体でした。
能力の仕組みが、この子の立ち位置をそのまま説明しています。
- 魔操の加護は、自身が魔物の「角」の代わりになるもの
- 視線が届く範囲で思念を伝え、ほぼ無尽蔵に操れる
- ただし三大魔獣(白鯨・黒蛇・大兎)は操作できない
- 潜入の依頼主はロズワール
- 幼少期に森へ捨てられ、魔物に育てられた
僕はこう読む
自分が魔物の一部になることで、魔物を動かしている——ここがこの加護の要点だと思っています。
命令しているのではなく、混ざっているわけです。
森に捨てられ魔物に育てられた子が、そういう能力を持っていること自体が答えに見えます。
そして味方になったあと、彼女を保護したのはフレデリカとペトラでした。ペトラは、アーラム村でメィリィと一緒に遊んでいた子です。あの村を魔獣に襲わせた本人を受け入れたことを、赦しと読むか、誰も外に置かないという線と読むかで、この物語の色が変わってきます。
——あなたはペトラたちがメィリィを受け入れたことを、赦しだと思いますか。それとも、誰も外に置かないというこの物語の線だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
メィリィは魔獣使いとしての過去と、いまのエミリア陣営での立場が離れています。アーラム村の一件から順に押さえておきます。
Q. リゼロの魔獣使いは誰ですか
A. メィリィ・ポートルートです。アーラム村でスバルと遊んでいた子供が正体でした。
Q. 魔操の加護とは何ですか
A. 自身の存在が魔物の「角」の代わりになる加護です。視線が届く範囲で思念を伝え、魔獣を手足のように動かせます。
Q. 操作できない魔獣はいますか
A. 三大魔獣(白鯨・黒蛇・大兎)は操作できません。魔女エキドナが創造した存在だからです。
Q. 「ママ」の正体は誰ですか
A. 色欲の大罪司教カペラ・エメラダ・ルグニカだとほぼ確定しています。
Q. メィリィは味方になりますか
A. なります。Arc4でエルザが敗れた後にフレデリカとペトラに保護され、Arc6終盤でエミリア陣営に加入しました。
Q. メィリィの声優は誰ですか
A. 富田美憂さんです。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月5日
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