ムーチョこと武藤泰宏は『東卍(トーマン)』の伍番隊隊長であり、「8・3抗争」にも駆けつけた『東卍』の頼れるメンバーです。
しかしムーチョは『東卍』が内輪揉め御法度のチームであるにも関わらず、突如タケミチを拉致・暴行してきました。
今回はその真相を含め、ムーチョや伍番隊について詳しくご紹介していきます!
目次
【東京リベンジャーズ】ムーチョ(武藤泰宏)のプロフィール
ムーチョ(武藤泰宏)はトップ以外を剃り上げた髪型、太眉とぽってりしたまぶたが特徴の長身の男。
『東卍』の伍番隊隊長で、「血のハロウィン」後の現代では『東卍』の最高幹部に名を連ねています。
『東卍』はマイキーら中学生世代(H2~3)が中心のチームですが、ムーチョはその3つ上(S62)の世代で、『東卍』の中では少し年上のお兄さん。
持ち前の巨体で柔道技を使う派手な喧嘩スタイルの持ち主です。
【東京リベンジャーズ】ムーチョの初登場シーンとは?
ムーチョ(武藤泰宏)の初登場は第22話。
「8・3抗争」で『東卍』が集合した際に、場地圭介や河田ナホヤら他の隊長たちと一緒に登場しました。
この頃は現在よりもっとシュッとしてましたね。
この「8・3抗争」や「血のハロウィン」にも参戦していますが、特に目立った活躍はありませんでした。
【東京リベンジャーズ】ムーチョ所属の伍番隊の役割とは?
『東卍』は内輪揉め御法度ですが、しかしムーチョ(武藤泰宏)率いる伍番隊だけはその限りではありません。
それは伍番隊が“特務隊“だからです。
特務隊とはいわゆる『東卍』の“風紀委員”であり、その役割は『東卍』内の裏切り者を罰すること。
ムーチョに一任されており、総長の合意なしで粛正を実行することが出来ます。
この特別な任を受けているムーチョは、「疑わしきは罰する」をモットーとして『東卍』を厳しく監視しているのです。
【東京リベンジャーズ】ムーチョがタケミチらを拉致した理由とは?
『天竺(テンジク)』との抗争が始まった頃、突如タケミチがムーチョ(武藤泰宏)ら伍番隊に拉致されます。
同時に、壱番隊の傘下となったばかりの乾青宗(イヌピー)と九井一(ココ)も拉致されていました。
3人が拉致・暴行された理由を、イヌピーは「天竺の黒川イザナとオレが昔繋がっていたからだ」と推測。
イヌピーはかつて8代目黒龍総長だったイザナの側近を務めていたことがあり、そのイヌピーが壱番隊に入ったことから、
壱番隊は『東卍』の裏切り者=『天竺』の犬で、
その首謀者がタケミチであると勘違いして粛正に及んだのではと考えたのです。
しかしムーチョが3人を拉致したのは、“『東卍』の特務隊”としてではありませんでした。
【東京リベンジャーズ】ムーチョの狙いはココ(九井)!?
ムーチョ(武藤泰宏)が3人を拉致したのは、九井一(ココ)を手に入れるため。
それはココが「金をつくる天才」だからです。
しかしココはイヌピーのいうことしか聞かず、そのイヌピーがタケミチの下についたため、ムーチョはイヌピーとタケミチを処分して強引にココを手に入れようと考えたのです。
そしてムーチョがココを手に入れようとしていたのは“『東卍』の特務隊として”ではなく“『天竺』として”でした。
黒川イザナがココの財力を利用したいと考えていたため、ムーチョはココを手土産に『東卍』から『天竺』に寝返ろうとしていたのです。
【東京リベンジャーズ】ムーチョと天竺イザナとの関係とは?
“『天竺』に寝返ろうとしていた”とは書きましたが、そもそもムーチョ(武藤泰宏)は『天竺』幹部メンバーでした。
「オレは天竺の創設メンバーだ」
ムーチョは『東卍』に入る前からイザナと知り合いで、強盗・傷害・麻薬、悪いことは何でも一緒にやっていた間柄。
その後イザナが真一郎の死をきっかけに一線を退いた時にムーチョはマイキーに拾われ『東卍』入りしたのですが、イザナが『天竺』を立ち上げたことで彼の元へ帰ったというわけです。
ムーチョとイザナの出会いは5年前の少年院でした。
そこで出会ったメンバーが出所後に“極悪の世代”として名を馳せていき、「関東事変」で『天竺』幹部として『東卍』の前に立ちはだかります。
【東京リベンジャーズ】ムーチョ含むS62世代とは?
“S62世代”とは界隈で名を馳せ恐れられていた“極悪の世代”のことで、
ムーチョ(武藤泰宏)とイザナに加え望月莞爾(かんじ、通称モッチー)、灰谷兄弟、班目獅音(まだらめしおん)を含めた6人のことを指します。
5年前それぞれが重罪で少年院に入り、出所後に各々チームを創るなどして名を上げ“極悪の世代”といわれるようになりました。
ひとりひとりが凶悪ゆえに「絶対にまとまるはずがない」といわれていましたが、少年院時代イザナに
「いつかみんなで集まろう。その時までもっと極悪(きわめ)ろ」
と言われており、『天竺』創設を機に集結したのでした。
この“S62世代”を中心に創られた『天竺』の目的は、ココの財力、稀咲(きさき)のブレーン、マイキーのカリスマ性を駆使して最強の犯罪組織を創ること。
すでにココと稀咲を配下にした『天竺』は、マイキーを手に入れるため「関東事変」を起こしました。
【東京リベンジャーズ】ムーチョ、強さはどのくらい?
ムーチョ(武藤泰宏)の強さは、さすが“極悪の世代”の一角を担うだけはあります。
ムーチョは大きな身体を駆使した派手な喧嘩スタイルの持ち主で、少年院に入っていたのも柔道技で相手をコンクリートに投げつけ下半身不随にさせたから。
「関東事変」でも乾を背負い投げして一撃で倒してしまいました。(第160話)
その強さはマイキーのお墨付きで、特務隊を任されていたのも「隊長の中で一番喧嘩が強い」という理由からでした。
ムーチョの強さは三ツ谷やスマイリー、パーちんや場地よりも上だとマイキーは評価しているのです。
マイキー、イザナ、鶴蝶より弱いことは窺えますが、『東卍』や『天竺』の中でもトップクラスの実力であることは間違いありません。
【東京リベンジャーズ】ムーチョ対アングリー
『東卍』隊長の中で最強と評されるムーチョ(武藤泰宏)ですが、「関東事変」で思わぬ強敵と対峙します。
それは肆(よん)番隊副隊長の河田ソウヤ。
ソウヤは肆番隊隊長・河田ナホヤの双子の弟で、
“アングリー”と呼ばれるブチ切れ顔を持ちながら本気で人を殴れないという優しい不良なのですが、
実は泣くとリミッターが外れ“鬼”になり、ナホヤの100倍強くなるのです。
“泣いた青鬼”となったソウヤは灰谷兄弟の2人とモッチーを瞬殺し、そしてムーチョも得意の柔道技を返され一撃で沈められてしまったのでした。
とはいえソウヤの強さは限定的でありムーチョにとっても想定外のダークホースでしたので、基本的な強さでいったらやはりムーチョの方が強いと思います。
【東京リベンジャーズ】ムーチョは東卍に戻れるのか?
「関東事変」の責任をとりムーチョ(武藤泰宏)ら“S62世代”は逮捕されます。
その後『東卍』が解散するため、ムーチョが『東卍』に戻ることはありませんでした。
そしてその後の未来では無くなった『東卍』の代わりに、マイキーを首領する新たな犯罪組織『梵天』が存在していました。
『梵天』には鶴蝶、モッチー、灰谷兄弟、ココら『天竺』の幹部メンバーが顔を揃えていましたが、そこにムーチョの姿は見えません。
代わりにムーチョの部下・伍番隊の副隊長であった三途春千代がNo.2にのし上がっていたのですが、果たしてムーチョは一体どうなったのでしょうか?
まとめ
ムーチョ(武藤泰宏)は『東卍』の伍番隊隊長でありながら、“S62世代”であり『天竺』の創設メンバーでした。
日本を牛耳る極悪組織を作ろうとするイザナのために『東卍』と敵対しましたが、
タケミチを拉致した際には「マイキーと先に出会っていれば違ったのかもしれないな・・・」と呟き、
「関東事変」の最後には友情で立ち上がる『東卍』に『天竺』との違いを感じて「天竺は何を目指してるんだろうな・・・」と涙していましたので、
本来の性格は極悪ではないことが感じられます。
他にも『東卍』メンバーと笑顔で初詣をしている姿もありましたし、先にイザナとの出会いがなければ『東卍』メンバーと共に明るい未来を迎えることも出来たのではと少し寂しく思う人物です。
その辺が『梵天』に姿が見えない理由にあるのかもしれませんね。
なのでムーチョの活躍はこれからといえます!
アニメでは人気声優の小野大輔さんがキャストとして決まっていますので、そちらも併せてムーチョの活躍に注目してください!

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