中央第一憲兵に所属し、王政を脅かす存在を容赦なく抹殺してきたサネス。
壁の平和を守るために罪を重ねた彼の抱える秘密、ハンジに向けて放った発言の真意とは何なのでしょうか…。
わずかな登場にもかかわらず、読者に強烈なインパクトを残したサネスについてまとめてみました。
目次
【進撃の巨人】サネスのプロフィール
サネスは憲兵団の中でも、最も王政に近く強大な権力を持つ中央第一憲兵団に所属しています。
中央第一憲兵団は“憲兵団の裏の顔”とも呼ばれるほど、表には出せないような情報操作や治安維持などをおこなっています。
故に憲兵団団長のナイル・ドークですら、何をしているのか把握できていませんでした。
現在の王政を脅かすような人物がいれば容赦なく拷問や抹殺をおこない、逆に拷問を受けたとしても死んでも口を割らないという忠誠心を持つ集団です。
そしてサネスも数え切れないほどの人々を拷問、抹殺してきました。
中央第一憲兵団は対人戦闘用の立体機動装置も所有しており、調査兵団と対立した際には容赦なく攻撃をしてきました。
サネスを含む中央第一憲兵団のメンバーは、現在の王政の維持=壁の中の平和を保つことと考えており、誰かがこうした汚れ役をやらなければいけないという使命感を持っていました。
調査兵団に捕まりリヴァイやハンジに拷問を受けた際にはしぶとく口を割りませんでしたが、仲間の裏切りを知り心が折れ、全てを告白しました。
【進撃の巨人】罪喰い人とは一体何!?
サネスは中央第一憲兵団に所属し、多くの人々を拷問、抹殺してきました。
その目的は現在の王政の維持であり、それが壁の中の平和につながると信じていました。
誰かがこうした汚れ役をやらないと、平和を保つことはできないという彼らなりの正義があったようです。
治安維持のために対人用の立体機動装置まで作り、不穏な動きを見せる者には容赦なく攻撃をしていたのも、平和を守るためと信じていたからでしょう。
【進撃の巨人】エルヴィンの父親を拷問したのはサネス?
調査兵団団長のエルヴィン・スミスがまだ幼い頃、父親が考えていたとある仮説を憲兵に話したところ、その日から父親は帰ってこなかった…というエピソードがあります。
この幼き日のエルヴィンの背後に立つのが若い日のサネスそっくりであり、サネスがハンジたちに拷問を受けた際にでてくる回想でもエルヴィンの父親そっくりの人物が拷問されているところが描かれています。
このことから、エルヴィンの父親を拷問したのはサネスと考えて間違いないと思います。
若い頃のサネスは拷問を見て怯える姿を見せていますが、時が経つにつれ感覚も麻痺し、全ては王のためという強い忠誠心が彼を誤った方向に導いてしまったのでしょう。
【進撃の巨人】サネスはなぜ拷問され続けたのか?
調査兵団に捕らえられ、ハンジやリヴァイから拷問を受けるサネス。
そもそも彼自身が数々の拷問をしてきた側であり、ニック司祭を拷問して殺したのも彼です。
その順番がついに彼に回ってきたということでしょう。
リヴァイとハンジの目的は現王政の真実について聞き出すことでしたが、サネスは強い忠誠心からか、なかなか口を割りませんでした。
しばらくハンジやリヴァイからの拷問に耐えていましたが、同僚のラルフが口を割ったと勘違いしたことで心が折れ、あっさりと真実を話しました。
【進撃の巨人】サネスが知っている重要な秘密とは?
サネスは中央第一憲兵団に所属しており、最も王政に近いメンバーの1人でした。
だからこそ現王政は偽りであり、真の王家はレイス家であるという重大な秘密を知っていました。
この真実が明らかになれば壁の中の治安が乱れ、統制がとれなくなる…ということを危惧したサネスたち中央第一憲兵団は、必死で真実に近づく者たちを抹殺していたのです。
初めは拷問する所を見て怯えるような人間だったサネスですら、強い忠誠心ゆえに拷問を正義と考え、いつしか残虐な拷問にも何も感じないようになってしまいました。
【進撃の巨人】サネスは最後まで口を割らなかった?
サネスはリヴァイやハンジから自らが課してきた拷問を逆に受けることになります。
爪を剥がす、歯を抜くなど見るに耐えない拷問ばかりでしたが、強い忠誠心から口を固く閉ざしていました。
しかし同僚であるラルフが口を割ったかのような演技をリヴァイとハンジがしたことで心があっさりと折れ、全ての真実を話しました。
ここまで強い心で耐え抜いてきたサネスだっただけに、同僚の裏切りは相当ショックだったのでしょう。
【進撃の巨人】サネスの発言が大きなフラグとなった!?
サネスは拷問をするハンジに向かい「こうした役には順番がある」「頑張れよ…ハンジ…」と言っています。
拷問をしていた自分が今度は拷問される側になり、ハンジは拷問する立場になった…。
ということは、次はハンジが拷問を受ける立場になるというフラグなのでしょうか。
ハンジは現在の調査兵団団長という重い責任を背負っている人物なので、少なくとも今後苦しい決断を強いられることになるのは間違いないでしょう。
【進撃の巨人】サネスは拷問で死亡??
クーデター終了後のシーンで、刑務所のような施設の庭で座ってぼんやりとしているサネスのシーンが描かれています。
このことからサネスは拷問を受けたものの殺されることはなかったことがわかります。
庭に佇むサネスを見ると、自らが背負ってきた使命から解放されたようなどこか穏やかな表情をしているように感じます。
数々の拷問や殺人は決して許されるものではないですが、サネス本人もきっと苦しかったのではないでしょうか…。
まとめ
中央第一憲兵団に所属し、真実を隠すために数多くの人々を拷問・抹殺してきたサネス。
その強すぎる忠誠心ゆえの歪んだ行為は、調査兵団によって終止符がうたれました。
自らがおこなってきた拷問を逆に受ける立場となり、このような役割には順番がありこの世からなくなることはないということを悟ります。
そして次はハンジにその順番が回ってきたと忠告をするのでした。
今後ハンジが背負ったこの役はまた誰かに引き継がれるのか、ハンジが拷問を受けることになってしまうのか、サネスの残したフラグが回収されるのか注目していきたいと思います。

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