ユウキ・カグラザカ(神楽坂優樹)は、カザリ―ムという魔王に召喚されて異世界にやってきた召喚者です。
一見無害そうで、リムルに対しても友好的な態度をとっていますが、その正体は本作の全ての黒幕。
ユウキは何故、世界の征服を望むようになったのか?
彼の生い立ちや特殊なスキルなどと一緒に紐解いていきましょう!
目次
【転生したらスライムだった件(転スラ)】ユウキのプロフィール!
召喚者であるユウキは、指導者時代のシズの教え子でもあり、現在はイングラシア王国で冒険者たちの互助会のトップであるグランドマスターとして活動しています。
見た目は無害で優しそうな、黒髪黒目の典型的な日本人。
幼さの残る顔立ちですが、異世界に召喚を受けた際に衰えることのない肉体を手に入れているため、実年齢は20代後半~30代頭くらいでしょう。
【転生したらスライムだった件(転スラ)】ユウキの生い立ちとトラック事故とは??
幼少期より、天才すぎる頭脳を持て余していた彼は、つまらない日常の破壊を夢見る危険思想の持ち主でした。
しかし、もとの世界にいた頃は、退屈こそすれ世界そのものの破壊には興味を持っていませんでした。
そんなユウキが世界征服を望むようになったきっかけは、幼いころに巻込まれたトラック事故です。
居眠り運転のトラックに正面衝突され、両親は即死。
後部座席で眠っていたユウキだけが助かりました。
この時ユウキは、この世界は理不尽であること、そしてそれに対して自分はあまりに無力であることを思い知ります。
そしてその考えはいつしか、世界に対する復讐心へと変わっていきました。
【転生したらスライムだった件(転スラ)】ユウキとリムルの初対面!!
シズに託された「5人の子供たちを助けてほしい」という願いをかなえるため、子供たちのいるイングラシア王国に出向いたリムル。
そこで初めてユウキと出会います。
シズの仮面を持っていたことで最初は警戒されますが、リムルがシズの最後の願いのためにやってきたこと、ユウキと同じ日本人であることわかるとその態度を軟化させます。
そしてユウキはリムルの申し出を受け入れ、シズの心残りだった五人の子供たちを託すのでした。
【転生したらスライムだった件(転スラ)】リムルと敵対していた存在はユウキが裏で手を引いていた!!
仲間たちを巧みに操り、大鬼族の村にオークを襲わせたり、リザードマンの巣に攻撃をしかけたりしていた魔王の1人・クレイマン。
しかし彼も、ユウキが裏で糸を引く傀儡に過ぎなかったのです。
クレイマンはユウキを異世界から召喚した元魔王・カザリ―ムの忠実な下僕でした。
魔王レオンに敗れ、肉体を失っていたカザリ―ムを復活させることを条件に持ち掛けられた取引に、まんまと乗せられてしまっていたのでした。
また、途中で剣を交えることになったヒナタや、(敵対こそしていませんでしたが)シズもユウキによる思考制限を受け、彼の思うままに操られていたようです。
【転生したらスライムだった件(転スラ)】ユウキのスキルはスキルを作り出すスキル??
リムルやシズのように、ユウキもまた異世界に渡る過程で能力を手にしていました。
それはユニークスキル「創造者(ツクルモノ)」。
これは新たにユニークスキルを生み出すことのできるスキルです。
そしてこのスキルを用いてスキルや魔法を無効化する「能力封殺(アンチスキル)」という特異体質も手に入れました。
魔法を全く使うことのできないユウキが、魔王へと進化してさらに強くなったリムルと互角に渡り合えたのも、このスキルのおかげです。
【転生したらスライムだった件(転スラ)】ユウキと魔王レオンの戦争の行方は如何に??
魔王レオンは、本来召喚するつもりだった少女・クロエがユウキの元にいることを知り、ユウキに戦闘をしかけます。
自分と魔王たるレオンの圧倒的な力の差を悟っていたユウキは、クロエを人質として応戦。
スキルを使って古代竜を呼び出すなど、狡猾な策略を巡らせて戦いますが、最後はレオンの攻撃で片腕を奪われ、敗走します。
【転生したらスライムだった件(転スラ)】ユウキの目的は世界征服という復讐!!!
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そして、ユウキはもう一つの世界へと降り立った。
その世界には、強敵が存在し、退屈と無縁の世界だった。
ユウキは歓喜し、この世界での自身の存在意義を知る。
この世界に、破滅を齎そう。止められるものなら、止めてみせろ!
それが、ユウキの行動原理。
理不尽な世界への歪な報復。
だから、ユウキは焦る事は無い。失敗しても構わない。
もし成功したならば、それは世界が滅ぶ事になり、最高の快楽と愉悦の中で死ねるだろう。
もしかすると、新たな世界を創造し、神になる事も可能かも知れないけれど……そこまではユウキは望んでいない。
彼の望みは、世界への挑戦。歪んだ望みを叶える事なのだ。
(伏瀬『転生したらスライムだった件』132話)
ユウキは、この世界の征服、破壊を目的として掲げていますが、その根底には、退屈な日常から抜け出したいという、幼いころから抱え続けた欲求が眠っています。
天才ゆえに満たされることのない餓えを抱えたユウキは、異世界において強者や困難に挑み続けることに自らの意義を見出しました。
ユウキにとって征服や破壊はただの結果でしかないのかもしれません。
まとめ
本作の黒幕・ユウキについてまとめてみました。
まだ小説やアニメでは明かされていないこともあり、ここで紹介したことも今後変化していくかもしれません。
しかし、ユウキが強敵としてリムルの前に立ちはだかるであろうことは間違いないと思います。
アニメも新シーズンに差し掛かり、益々目が離せない「転スラ」。
ユウキの今後の動向も含めて見守っていきたいところですね!

⇒食えぬじいさんのハクロウ!その落ち着きと剣技はリムルの配下・・
⇒神の右手の名は伊達じゃない!ヒナタは争いのない世界を作りた・・
⇒かつては勇者だったレオン!魔王を返り討ちにしたことで魔王と・・
⇒面倒みの良い英雄!シズの操る炎は類まれな強さを誇る!!・・