クロロは、どうなったのでしょうか
結論から言うと、除念で念能力を取り戻し、天空闘技場でヒソカに勝ちました。いまは幻影旅団とブラックホエール1号に乗り、逆にヒソカを追う側にいます。
クロロ=ルシルフル。正体は、盗賊集団幻影旅団の団長です。強さとカリスマで仲間の信頼が厚く、その分だけ厄介な相手からも狙われ続けてきました。
ヨークシンシティでクラピカに鎖を刺されて以降、クロロは長く本編から姿を消していました。そのあいだに何が起きたのかを、鎖を刺された時点から現在の船内まで、順につないでいきます。
この記事でわかること
- クラピカの鎖でクロロが縛られた2つの条件
- 除念師アベンガネにたどり着くまでの道のり
- ヒソカが協力の対価に出した条件
- 天空闘技場の決着と、その後のヒソカ
- いまクロロがどこにいて、どちら側に立っているか
クラピカの鎖で、2つのことを禁じられていました
ヨークシンシティで、クロロはクラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を心臓に刺されます。
課された条件は2つでした。
- 念能力を使わないこと
- 旅団員である仲間と接触しないこと
破れば即座に命を落とします。旅団員のあいだでは「術者のクラピカを殺せば鎖は消えるのでは」という声も出ましたが、クラピカが旅団を深く恨んでいるため、死後に念が強まってクロロを殺しかねないという懸念があり、報復は見送られました。
クロロは、鎖を刺される前にネオンに占ってもらった結果に従い、除念師を探して東へ向かいます。
除念師アベンガネは、グリードアイランドにいました
東へ進んだクロロがたどり着いたのが、グリードアイランドでした。
ここにいたのが除念師アベンガネです。ゴンやキルアと同じ島でプレイしていた人物で、条件に当てはまります。グリードアイランドはゲームでありながら実在する島で、クロロが目指した東の方角にありました。
ただし問題があります。この島は念能力者がゲームソフトから入る以外に手段が無く、現実世界から侵入しようとすれば排除されます。クロロも例外ではありませんでした。
そこでクロロは、自分の代わりに島へ入って除念師を探せる人物を立てます。旅団員との接触は禁じられているので、旅団の外から選ぶしかありません。選ばれたのがヒソカでした。
ヒソカが出した条件は「タイマンでの対決」でした
そもそもヒソカが旅団に偽って加入していたのは、クロロと戦いたかったからです。
クロロは、ヒソカが偽の団員だったことを本人から明かされるまで知りませんでした。ただし、戦いたがっていることはずっと知っていました。
ヒソカが望んでいたのは、念能力を使える万全のクロロです。念が封じられたままでは永久に戦えません。だから除念には協力的でした。それでもタダでは受けず、「念能力の復活後、タイマンで戦うこと」を条件に依頼を引き受けます。
島に潜入したヒソカは、プレイ中の旅団員と鉢合わせます。関係は良くなく一触即発でしたが、クロロの除念は旅団員も望んでいたことだったため、一時休戦になりました。ヒソカはアベンガネに接触し、膨大な報酬と引き換えに除念を依頼します。
除念は成功し、念獣はアベンガネに残りました
アベンガネは具現化系の能力者で、念を喰う念獣を儀式で呼び出します。
この念獣は、対象の念が強いほど大きくなります。クラピカの旅団への恨みは深いので、クロロを除念したときの念獣は相当に大きかったと考えられます。
そしてアベンガネの除念には、もう1つ決まりがあります。かけた念の解除条件が満たされるか、術者が死ぬまで、念獣は消えずに付きまとうというものです。
付きまとう先はクロロではありません。具現化系の能力は使用者の手元を離れると具現化できなくなるため、念獣は具現化したアベンガネのほうに残ったと読むのが自然です。
僕はこう読む
クロロの復活は、自分の力では1つも進んでいません。
占いに従って東へ行き、島には入れず、代わりに動いたのはヒソカ、除念したのはアベンガネ、代償を背負ったのもアベンガネです。
盗賊の団長が、他人の能力を借りて自分の能力を取り戻している。
スキルハンターという「人の能力を盗む」能力の持ち主が、能力そのものまで人から借りて戻ってくる。ここまで一貫している人物も珍しいと思っています。
天空闘技場で、ヒソカに勝ちました
念能力が戻ったクロロは、約束どおりヒソカと天空闘技場で戦います。
結果はクロロの勝ちでした。盗んだ能力を組み合わせた作戦勝ちで、ヒソカは倒れます。
ただしヒソカはそこで終わりませんでした。あらかじめ自分にかけていた念で蘇生し、その場にいたマチをバンジーガムで拘束します。そして旅団を狩ると宣言しました。
いまはブラックホエール1号にいます
そして現在です。
物語の舞台は、暗黒大陸を目指す超大型船ブラックホエール1号(B・W1号)に移っています。船内では三つ巴のマフィア抗争が激化し、ヒソカを追う幻影旅団もその抗争に加わっています。
つまり立場が入れ替わりました。鎖で縛られて逃げていた側が、いまは追う側です。同じ船にはクラピカも乗っています。ノストラード・ファミリーの若頭となり、十二支んにも加わって、第4王子ツェリードニヒが持つとみられる緋の目を取り返すために乗り込んでいます。
連載は再開しており、単行本は39巻が2026年7月3日に出ました。約1年10か月ぶりの新刊です。
僕はこう読む
いまの船が面白いのは、クロロを縛った人物と、クロロが利用した人物と、クロロ自身が、同じ船に乗っていることです。
鎖を刺したクラピカがいて、狩ると宣言したヒソカがいて、追う側になったクロロがいる。
ヨークシンで散らばった三者が、逃げ場のない一隻に集められました。あの一件は終わっていない、という配置そのものが答えだと思っています。
まとめ|クロロはどうなったのか
クロロは念能力を取り戻し、ヒソカに勝ち、いまは追う側にいます。
決め手だけ並べます。
- クラピカの鎖で念の使用と旅団員との接触を禁じられた
- ネオンの占いに従って東へ向かい、グリードアイランドの除念師アベンガネに行き着いた
- 島に入れないためヒソカを代理に立て、対価はタイマンでの対決だった
- 除念は成功。念獣は具現化したアベンガネ側に残った
- 天空闘技場でクロロが勝利。ヒソカは自らの念で蘇生し、旅団を狩ると宣言した
- 現在はブラックホエール1号で、旅団とともにヒソカを追っている
僕はこう読む
この人物は、ずっと「借りて」動いています。
能力はスキルハンターで人から盗み、封じられた念は他人に取り戻してもらい、いまは旅団という集団を使って動く。
それでいて、団長の座から降りることはありません。自分の手で何かを成した場面が、実はほとんど無い。それが不気味さの正体だと思っています。
そのうえで、まだ開いている点があります。クラピカの鎖の条件は、除念で消えたのか、条件が満たされて消えたのかが作中で明言されていません。術者であるクラピカは生きていて、同じ船に乗っています。もし鎖が完全には消えていないなら、船の上で最初に動けなくなるのはクロロのほうです。
——あなたはいまのクロロを、追う側に回った勝者だと思いますか。それとも、鎖の件が片づかないまま同じ船に乗ってしまった側だと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。
よくある質問
ブラックホエール1号に移ってからのクロロは描かれる回数が少なく、除念の経緯と天空闘技場の決着が別々に語られがちです。ヒソカとの関係を軸に、時系列でつないで拾っておきます。
Q. クロロの正体は誰ですか
A. クロロ=ルシルフル。盗賊集団・幻影旅団の団長です。他人の念能力を盗む「盗賊の極意(スキルハンター)」を使います。
Q. クロロはいまどうなっていますか
A. 念能力を取り戻し、幻影旅団とともに暗黒大陸行きのブラックホエール1号に乗っています。船内の抗争に加わりながら、ヒソカを追う側にいます。
Q. クロロの念能力は復活したのですか
A. 復活しています。除念師アベンガネに除念してもらい、その後の天空闘技場でヒソカと戦っています。
Q. クロロとヒソカの決着はどうなりましたか
A. クロロの勝ちです。盗んだ能力を組み合わせた作戦勝ちでした。ただしヒソカはあらかじめ自分にかけていた念で蘇生し、旅団を狩ると宣言しています。
Q. なぜヒソカが除念に協力したのですか
A. 念能力を使える万全のクロロと戦いたかったからです。協力の対価として「念能力の復活後、タイマンで戦うこと」を条件に出しています。
Q. 除念に使われた念獣はどうなりましたか
A. かけた念の解除条件が満たされるか、術者が死ぬまで消えません。具現化系の能力は使用者の手元を離れられないため、念獣は具現化したアベンガネのほうに残ったと読むのが自然です。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月7日
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