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アニメを追いかけている方へ
この記事には、まだ放送されていない場面が書かれています。原作を先に読んだうえでまとめているためです。先を知りたくない方は、ここで読むのをやめてください。放送が終わってから、あらためて読みに来ていただけたらうれしいです。
プレアデス監視塔とは、何なのでしょうか
結論から言うと、もとは何でも知ることができる「大図書館プレイアデス」です。400年前に賢者フリューゲルが去ったあと、嫉妬の魔女サテラの封印を監視する塔へ役割を変えました。
そして中に入るには5つのルールを守り、3人の試験官の試練を越えなければなりません。
この記事でわかること
- 塔の正体と、役割が変わった経緯
- 5つのルールの中身
- 階層の名前と、3人の試験官
- 番人シャウラが何をしていたか
- スバルにしか行けないゼロ層
- 記憶喪失の犯人
- メィリィを殺した犯人
- レムが目を覚ます場面
もとは「大図書館プレイアデス」でした
塔の正体から押さえます。
ここは本来、何でも知ることができる大図書館です。名前は「大図書館プレイアデス」といいます。
役割が変わったのは400年前です。賢者フリューゲルが去ったあと、嫉妬の魔女サテラの封印を監視する塔になりました。
つまり図書館が、見張り小屋を兼ねるようになったということです。だから「監視塔」と呼ばれています。
5つのルールがあります
塔に挑む者に課される決まりです。
プレアデス監視塔の5つのルール
- 「試験」を終えず塔を去ることを禁ず
- 「試験」の決まりに反することを禁ず
- 書庫への不敬を禁ず
- 塔そのものへの破壊行為を禁ず
- 「試験」の破壊は禁じない
目を引くのは5つ目です。試験そのものを壊すことは禁じられていません。4つ目で塔を壊すなと言っておきながら、試験は壊してよいと明記されています。
そしてこのルールが破られると、番人が動きます。
階層の名前と、3人の試験官
塔は階層ごとに名前がついていて、それぞれに試験官がいます。
階層と試験官
- 三階層 タイゲタ……試験官は賢者フリューゲル。星の知識を問う問答
- 二階層 エレクトラ……試験官は初代剣聖レイド・アストレア
- 一階層 マイア……試験官は神龍ボルカニカ
ここで気づきたいのは、試験官の顔ぶれです。
フリューゲル、レイド、ボルカニカ。この3人は、400年前に嫉妬の魔女サテラを封印した「ルグニカ三英傑」そのものです。
そして一階層の最上部には手形が刻まれたモノリスがあります。エミリアがそこに手を重ねたとき、ボルカニカは願いを聞き入れ、エミリアは新しい監視塔の管理者になりました。
僕はこう読む
この塔の設計で感心するのは、封印を守る仕組みが「試験」の形をしているところです。
普通なら、扉に鍵をかけて番兵を立てます。ところがこの塔は、知識を問い、剣で試し、龍が最後に判定するという三段構えになっている。
つまり「力ずくで入れない」のではなく「ふさわしくない者は入れない」という設計です。魔女を封じた3人が、そのまま門番になっている。
だからエミリアがモノリスに手を重ねる場面が効きます。あれは戦いに勝った瞬間ではなく、400年続いた審査に通った瞬間でした。そう読むと、あの静かな場面の重さが変わってきます。
番人シャウラと、光の針
塔に近づく段階で、まず立ちはだかるのがこの人物です。
番人シャウラは「誰も近づかせるな」と命じられていました。
やり方は容赦がありません。四階層のバルコニーから、監視塔に近づこうとする者を見つけると、ヘルズスナイプと呼ばれる光の針で狙撃して撃ち落とします。
命令を出したのはお師様と呼ぶ人物、つまり賢者フリューゲルです。400年、その一言だけを守り続けていたことになります。
ゼロ層メローペ ― スバルにしか行けない場所
塔にはもう1つ、階層があります。
ゼロ層メローペです。スバルたちが最初に落下してしまった地下の階層で、塔の最深部にあたります。
ここに何があるのか。
サテラの祠が、封印の扉で厳重に管理されています。監視塔が監視しているのは、まさにこの場所です。
そして条件があります。嫉妬以外の魔女因子を取り込んだスバルにしか、たどり着けません。
記憶喪失の犯人は、ルイ・アルネブです
4期を見ていていちばん引っかかるのが、この点だと思います。
スバルの記憶が消えたのは、暴食の大罪司教ルイ・アルネブの権能によるものです。
経緯はこうです。
スバルが三階層タイゲタの書庫で、初代剣聖レイド・アストレアの「死者の書」を読みました。それをきっかけに「記憶の回廊」へ引き込まれます。
そこにルイ・アルネブが潜んでいました。そして異世界召喚後の記憶を、段階的に喰われていきます。
つまり塔の書庫が入口になっているということです。ルール3の「書庫への不敬を禁ず」が、ただの礼儀の話ではないと分かる仕掛けになっています。
メィリィを殺したのも、ルイです
塔の中で起きる殺人事件についてです。
メィリィ・ポートルートは、このプレアデス監視塔で殺されます。
そして手を下したのはスバル本人ではありません。スバルの体を乗っ取ったルイ・アルネブです。
スバルは記憶を失い、気を失っていました。目を覚ましたときに見た光景がこれです。
目の前にメィリィの死体。自分の腕には「ナツキスバル参上」の文字。壁にも同じ文字が残されていました。
わざと痕跡が残されています。スバル自身が自分を疑うように、そして読者も同じ疑いを抱くように仕組まれた場面です。
アニメでは4期の第10話(通算76話)「殺人は癖になる」にあたります。
レムが目を覚ますのも、この塔です
塔で起きるいちばん大きな出来事です。
原作6章90話「英雄」で、レムが目を覚まします。
ただし名前も記憶も戻っていません。目覚めた直後の第一声はこれでした。
「あなたは、だれ、ですか?」
そもそもレムが眠り続けていたのは、白鯨討伐戦のあと、王都へ戻る道で暴食のライ・バテンカイトスに名前と記憶を食べられたからです。記憶を食われたのでレム自身が眠り、名前を食われたので周囲の全員がレムを忘れました。
6章の旅そのものが、レムを取り戻すための旅でした。だから目覚めの場面が塔に置かれています。
アニメ4期は、この塔を全19話で描いています
映像で追いかける方向けの整理です。
アニメ第4期は、原作6章プレアデス監視塔編を全19話で描いています。
後半は「奪還編」と呼ばれ、2026年8月12日から放送されています。前半で失った記憶と名前を、取り戻す側の話です。
塔の主要な場面と話数は、次のとおりです。
押さえておきたい場面
- メィリィ殺害……アニメ4期 第10話(通算76話)「殺人は癖になる」
- レムの目覚め……原作6章90話「英雄」
- シャウラの変化……アニメ4期 第15話
まとめ|プレアデス監視塔をどう読むか
もとは大図書館で、いまは嫉妬の魔女サテラの封印を監視する塔です。5つのルールと3人の試験官が守っています。
塔の正体
- 本来は何でも知ることができる「大図書館プレイアデス」
- 400年前に賢者フリューゲルが去ったあと、サテラの封印を監視する塔になった
- 最深部のゼロ層メローペに、封印の扉で守られたサテラの祠がある
ルールと試験官
- ルールは5つ。うち1つは「試験の破壊は禁じない」
- 三層タイゲタ=フリューゲル/二層エレクトラ=レイド/一層マイア=ボルカニカ
- 3人とも、400年前にサテラを封印したルグニカ三英傑
- 番人シャウラが、四層のバルコニーから光の針で近づく者を撃ち落としていた
塔で起きたこと
- スバルの記憶を喰ったのは、暴食の大罪司教ルイ・アルネブ
- 入口は三層タイゲタの書庫で読んだレイドの「死者の書」
- メィリィを殺したのも、スバルの体を乗っ取ったルイ(4期10話)
- レムが目を覚ますのは原作6章90話「英雄」。名前も記憶も戻っていない
- エミリアがモノリスに手を重ね、新しい管理者になった
僕はこう読む
この塔がうまいのは、「知る」ことが全部わなになっているところだと思っています。
ここは大図書館です。何でも知ることができる場所として作られました。ところがスバルは書庫で本を読んだせいで記憶を喰われます。知ろうとした結果、自分を失う。
レムも同じ形です。名前を食われて、誰からも知られない存在になった。そのレムを取り戻すために、スバルは知識の塔へ来た。そして自分が知られなくなった。
塔の名前はプレイアデス、星の集まりです。三層タイゲタも、二層エレクトラも、ゼロ層メローペも、全部その星の名前でした。見上げるものであって、届くものではありません。
だから最後にエミリアが手を重ねただけで通ったのが効きます。読んで知ろうとした者は失い、触れて願った者が通った。そう読むと、この塔はずいぶん意地の悪い試験場だと思います。
そのうえで、まだ残る問いがあります。賢者フリューゲルがなぜ塔を去ったのかは、はっきり描かれていません。シャウラに「誰も近づかせるな」と命じたまま、400年戻らなかった。大図書館を監視塔に変えたのは何のためだったのか。ここは分からないままです。
——あなたはフリューゲルが塔を去ったのは、サテラを閉じ込める仕組みを完成させたからだと思いますか、それとも誰かが来るのを待つ側に回ったからだと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。
よくある質問
プレアデス監視塔はルール・階層・登場人物が一度に出てくるため、整理しにくいところです。切り分けて拾っておきます。
Q. プレアデス監視塔とは何ですか
A. 本来は何でも知ることができる大図書館プレイアデスです。400年前に賢者フリューゲルが去ったあと、嫉妬の魔女サテラの封印を監視する塔へ役割を変えました。
Q. 監視塔のルールは何ですか
A. 5つあります。試験を終えず塔を去ることの禁止、試験の決まりに反することの禁止、書庫への不敬の禁止、塔そのものへの破壊行為の禁止。そして5つ目は、試験の破壊は禁じないというものです。
Q. 試験官は誰ですか
A. 三階層タイゲタが賢者フリューゲル、二階層エレクトラが初代剣聖レイド・アストレア、一階層マイアが神龍ボルカニカです。3人とも400年前にサテラを封印したルグニカ三英傑にあたります。
Q. 番人シャウラは何をしていたのですか
A. 塔に誰も近づかせないよう命じられていました。四階層のバルコニーから、近づこうとする者をヘルズスナイプという光の針で狙撃して撃ち落としていました。
Q. スバルはなぜ記憶を失ったのですか
A. 暴食の大罪司教ルイ・アルネブの権能によるものです。三階層タイゲタの書庫でレイドの死者の書を読んだことをきっかけに記憶の回廊へ引き込まれ、そこに潜んでいたルイに異世界召喚後の記憶を段階的に喰われました。
Q. メィリィを殺したのは誰ですか
A. スバルの体を乗っ取ったルイ・アルネブです。スバル本人ではありません。腕と壁に残された「ナツキスバル参上」の文字は、疑いを向けさせるために残されたものです。アニメでは4期の第10話にあたります。
Q. レムはこの塔で目を覚ますのですか
A. 目を覚まします。原作6章90話「英雄」です。ただし名前も記憶も戻っておらず、第一声は「あなたは、だれ、ですか?」でした。
Q. アニメでは何期にあたりますか
A. 第4期です。原作6章プレアデス監視塔編を全19話で描いており、後半は奪還編と呼ばれ2026年8月12日から放送されています。
5つのルールがある塔です。メィリィの死、シャウラの正体、ボルカニカへ。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月9日


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