【ゴールデンカムイ】フィーナの悲劇と鶴見中尉の驚愕の過去!愛した男の正体とは? | 漫画コミック考察ブログ

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【ゴールデンカムイ】フィーナの悲劇と鶴見中尉の驚愕の過去!愛した男の正体とは?

ゴールデンカムイ鶴見過去
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この記事を読むとわかること
  • フィーナが銃弾に倒れる瞬間
  • 鶴見中尉の正体が明かされる
  • 家族を焼き払う衝撃の選択

今回はウイルクたちの過去編で登場したフィーナというキャラクターについてご紹介していきます。

ウイルクたちがロシアの長谷川写真館で出会った女性フィーナ。

彼女の幸せに満ちた生活は突如悲劇に襲われました。

登場シーンは少ないフィーナですが、その存在が物語に深い因縁を生んでいきます

フィーナを知れば、あの鶴見中尉の真意が見えてくるかもしれません…!

 

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【ゴールデンカムイ】18巻で登場したフィーナとオリガ

18巻177話に登場した長谷川幸一

丸メガネをかけた真面目そうな青年は、ロシアで長谷川写真館を営む写真家でした。

10代の時に父の仕事の関係でロシアに渡り、知人に写真館を譲り受けたのを機にウラジオストクに移り住んだとのこと。

彼には地元出身のフィーナという妻とオリガという娘がいました

フィーナは聡明で慎ましやかな女性で、オリガは生まれたばかりの赤ん坊。

温かく幸せそうな普通の家庭がそこにはありました。

 

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【ゴールデンカムイ】ウイルク達が行き着いた長谷川写真館

ある日長谷川写真館に見知らぬ男女3名が訪れてきました。

革命運動の中でロシア皇帝を殺害し、指名手配犯となっていたウイルク・キロランケ・ソフィアです。

彼らは皇帝暗殺から10年以上の逃亡生活をしている中で、日本人がいるという情報を掴んだ上で長谷川写真館へとやってきたのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】長谷川幸一から日本語を学ぶ

ウイルクたちが長谷川写真館を訪れた目的は写真を撮ってもらうためではなく、日本語を学ぶためでした。

北海道に渡ろうと考えていたからです。

日本に興味があるのだという3人の突然の依頼を長谷川が快く受け入れたことで、ウイルクたちは長谷川写真館に通うことになりました。

作中で普通に日本語を話していたウイルクやキロランケですが、樺太出身の彼らに日本語を教えたのは長谷川幸一だったということですね。

 

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【ゴールデンカムイ】長谷川はウイルク達の正体を知っていた?

ウイルク・キロランケ・ソフィアの3人はグリゴリー・フィリップ・ゾーヤと名乗り、当然自分たちの素姓を語ることはありませんでした。

しかし長谷川は彼らが常に周囲を警戒している様子などを鋭く感じ取っており、ゾーヤ(ソフィア)がロシアの上流階級であろうことも察していたようでした。

そして3人を大久保利通・木戸孝允・西郷隆盛という、“革命”を成し遂げる中心的な役目を果たした「維新の三傑」に喩えます。

恐らく彼らが活動家だと薄々気づいていたのでしょう。

それでも長谷川は3人との関係を続けていましたが、彼らの手配書を目にしたことでその危険な正体を知り、フィーナを実家に帰らせ、3人にも「もうここへ来てはいけない」と告げたのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】現れたロシアの秘密警察

3人を帰らせようとした矢先、事態が急転しました。

長谷川写真館にオフラーナ(革命家など反政府分子を取り締まる秘密警察)がやって来たのです。

外はすでに包囲されている状況。

自分たちを捕まえるために来たのだと思ったウイルクたちは、先攻を取って迷いなく敵を殲滅し始めました。

しかし捕らえたオフラーナのひとりが、「我々は日本人を捕まえに来た」と語ったのです。

なんと長谷川が日本軍のスパイだったのでした。

早とちりだったとは言え一度始めてしまった戦闘…ひとりでも逃がせば仲間を連れて追ってくることは明白ですので、ウイルクたちはオフラーナの殲滅戦を続けました

 

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【ゴールデンカムイ】戻って来てしまったフィーナ

私が行くまで絶対にここに帰って来てはいけない

突然そう言われたフィーナは、長谷川に言われた通りオリガを連れて実家に帰ろうとしていました。

その道中にすれ違う大勢の人影…そしてウイルクの手配書。

不穏な空気を感じ取ったフィーナは、夫を心配して写真館に戻って来てしまうのです。

絶対に帰って来てはいけないと言われていた場所…そこはすでに戦場と化していました。

そしてソフィアが気づいた時、すでにフィーナは銃弾を受け血を流して倒れていたのです。

 

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【ゴールデンカムイ】フィーナの最期に長谷川の反応は?

銃弾は一発でしたが、なんとフィーナとオリガ2人が同時に撃ち抜かれていました

当然赤ん坊のオリガは即死。

そしてフィーナの命も尽きかけていました。

瞳の光を失った長谷川はそのまま3人を立ち去らせ、ひとりでフィーナの最期に寄り添います。

長谷川はフィーナの震える手を握り、「コウイチ…」と呼ぶ彼女に静かにこう伝えました。

私の名前は長谷川幸一ではないんだ…

妻への最後の言葉、それは本当の自分の名前でした。

鶴見篤四郎

そう、スパイ長谷川幸一の正体はあの鶴見中尉だったのです。

鶴見は大事そうにオリガを抱き上げた後、妻と子を丁寧にベッドに横たわらせ写真館に火をつけました。

家族ごと長谷川幸一としての痕跡を焼き払った鶴見でしたが、唯一、フィーナとオリガの小指を持ち去っていました

 

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【ゴールデンカムイ】フィーナは長谷川の正体を知らなかった?

非業の最期を迎えたフィーナ。

子どもも生まれこれから更に幸せが広がろうという矢先に突如銃弾を受け、さらに死に際に最愛の夫が偽名だったと知った彼女にはどうしても「可哀想」という印象しか残りませんよね。

しかし聡明だった彼女ですから、長谷川がただの写真家の男ではないことに気づいていたのではないでしょうか。

だからこそ何かを感じ取り写真館に戻ってしまったのではないかと思うのです。

何も明かされないまま亡くなった方が幸せだったのかはフィーナにしか分かりませんが、少なくとも最期に本当の名を明かされたフィーナは決して“利用されていたのだ”と感じるのではなく、“夫の誠実さ”を受け取ったのではないかと想像してしまいます。

そう思うほど、鶴見が妻子を看取る姿に本当の愛が感じられるからです。

夫の正体は知らなかったものの、フィーナが過ごした夫と娘との生活は紛れもなく幸せだったのではないでしょうか。

 

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まとめ

フィーナは鶴見の妻の女性でした。

いわゆるスパイ中の家庭、つまりカモフラージュのための結婚だったのかもしれません。

しかし鶴見の接し方を見ると、その中にフィーナやオリガに対する本当の愛があったように感じられます。

最後に正体を明かしたのも鶴見なりの誠意・愛だったように思いますし、最後の最後に最愛の人に本当の名を呼んでもらいたかったのではとも考えてしまいます。

彼は写真館を燃やしたことで軍人・鶴見に戻ったわけですが、フィーナとオリガを失った過去は心に深く根を下ろしているようです。

その証拠に232話にて、鶴見が今でも2人の小指の骨を大事に持っている姿が描かれました

そして骨を見つめる鶴見はいつもの様子とは違い、どこか哀愁めいた後ろ姿でした。

鶴見が金塊を追う目的に、亡き家族への想いが隠れているのかが真の注目ポイントなのかもしれません。

そして211話でフィーナとオリガを撃ったのはソフィアではなくウイルクだったのではないかと思わせる描写も出てきましたので、アシリパに対してどんな気持ちを抱いているのかも気になるところ。

さらにソフィアも北海道入りしていますので、あの日以来の鶴見との再会があるのかも期待されます。

鶴見は底知れぬ男ですが、未だ見えない底にあるのはフィーナとオリガという家族の存在と彼女たちを失った過去なのではないかというところに、鶴見の本当の姿が見えてきそうですね。

この記事のまとめ
  • フィーナは鶴見中尉の妻だった
  • 鶴見の正体はスパイだった
  • フィーナの最期は悲劇的だった
  • 長谷川の愛情は本物だった
  • ウイルクがフィーナを撃った可能性
  • 鶴見は家族の思いを抱えている
あいり
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