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イム様とリリィはどういう関係なのか
結論から言うと、2人は800年前に世界政府をつくった「最初の20人」の仲間どうしです。イム様はリリィを、ポーネグリフを散らした張本人として憎んでいます。
ネフェルタリ・D・リリィは、800年前のアラバスタ王国の女王です。1084話で初めて名前が出て、世界会議編でコブラ王がその足取りを五老星に問いただしたことから、物語の大きな謎の中心に入りました。イム様と同じ時代を生きた人物で、姿がビビに似ていることから、「イム様の正体はリリィでは」「ビビはリリィの生まれ変わりでは」といった説も生まれています。この記事では、作中で描かれた事実と、読者の説にとどまる話を分けて、2人の関係を整理します。
この記事でわかること
- イム様とリリィ女王はどういう関係なのか
- イム様とリリィは同一人物なのか
- リリィの「大きなミス」とDの名に、イム様がなぜ怒ったのか
- イム様がリリィの肖像画を持ち、ビビを狙う理由
イム様とリリィの関係を表で見る
「イム様 リリィ 関係」と調べる人がまず知りたいことを、作中の話数とあわせて並べます。
| 項目 | 作中で分かっていること |
|---|---|
| 2人の関係 | ともに世界政府をつくった「最初の20人」 |
| リリィの選択 | ただ一人、聖地マリージョアへ移り住まず、国へ帰ろうとした |
| イム様の見方 | ポーネグリフが世界に散らばったのはリリィの「大きなミス」。ただし本当にミスだったのかを疑っている |
| Dの名 | リリィの名に「D」があると知り、イム様は激怒した(1085話) |
| 肖像画 | イム様はリリィの肖像画をマリージョアに置き、見つめている |
| 同一人物か | 違う。イム様の本名はネロナ・イム聖で、リリィを別の人物として語っている |
2人は800年前、「最初の20人」として同じ連合に加わり、ある巨大な王国と戦って勝ちました。勝った王たちは世界政府をつくり、マリージョアに移り住んで天竜人になります。ところがリリィだけは移り住まず、アラバスタへ帰ろうとしました。同じ側で戦った仲間が、最後の最後で道を分けたのが、2人の関係の始まりです。
僕はこう読む
イム様にとってリリィは、外の敵ではなく、内側から抜けた仲間です。
敵に負けるより、味方に背を向けられるほうが、恨みは長く残ります。
800年たっても肖像画を手放さないのは、憎しみと執着が同じところから来ているからだと思っています。
イム様とリリィは同一人物なのか
「イム様=リリィ 同一人物」と調べる人がいるのは、イム様が長いあいだシルエットだけで描かれ、ハイヒールのような足音から女性ではないかと言われてきたからです。リリィもまた、帰国の途中で行方が分からなくなった人物で、「消えた女王がイム様になったのでは」という説が広まりました。
けれど、作中の描写はこの説を支えていません。イム様は、コブラ王との会話の中でリリィを自分とは別の人物として語り、その行いを責めています(1085話)。イム様の本名はネロナ・イム聖で、ネフェルタリ家とは別の家の王です。1179話でエルバフに降り立った姿も、褐色の肌に2本の角を持つ、リリィの肖像とはまったく違うものでした。
同一人物説は、イム様の姿が見えなかった時期に生まれた読者の説です。いまの描写から見る限り、2人は別の人物と考えるのが自然です。
リリィの「大きなミス」とは何か
世界政府は、空白の100年に起きた戦いの記録をすべて消そうとしました。ところが、その歴史を刻んだポーネグリフ(歴史の本文)は、世界中に散らばってしまいます。イム様は、その原因をつくったのがリリィだと語りました(1085話)。
イム様の言い方は、ただ責めるだけではありません。それが本当に「ミス」だったのか、それとも初めからねらっていたのかを、疑っている口ぶりでした。ポーネグリフが散らばったことは、世界政府にとって最悪の結果だったとイム様は見ています。
旧い考察では、リリィの行いを「裏切りが確定した」と書くものもありました。けれど作中で描かれているのは、イム様が裏切りを疑っているところまでです。リリィが何を考えて動いたのかは、まだ明かされていません。
Dの名が明かされた1085話|コブラ王の最期
世界会議の4日目、コブラ王は五老星に、800年前の女王リリィがなぜアラバスタの記録に残っていないのか、そして「D」とは何なのかを問いただしました。そこへイム様が現れ、玉座に座ります。
コブラ王の家には、リリィが書いた手紙が代々伝わっていました。ポーネグリフを守るよう、そして夜明けの旗を掲げるよう書かれた手紙です。イム様は、その手紙の署名を言うようコブラ王に迫りました。生きて帰れないと悟ったコブラ王は、署名が「ネフェルタリ・D・リリィ」だったと明かします。
世界政府は800年のあいだ、リリィの名にDが入っていることを知らなかったことになります。Dは、イム様が「古い敵」の名と呼ぶものです。それを聞いたイム様は激しく怒り、コブラ王を刺しました。この場面を、革命軍のサボが物陰から見ていました。
僕はこう読む
リリィは、最初の20人の中にいながら、敵の名である「D」を隠し持っていました。
イム様が800年気づかなかったということは、リリィはそれだけうまく隠したということです。
「ミス」ではなく「計画」だったと疑う理由は、この名前の中にもうあったのだと思っています。
イム様がリリィの肖像画を持つ理由
マリージョアには、リリィを描いた肖像画が残されています。ベガパンクの世界放送が流れたとき、イム様はその肖像画の前で放送を聞いていました。憎んでいるはずの相手の絵を、自分のそばに置いているわけです。
なぜ肖像画を持っているのかは、作中で語られていません。旧い考察には、イム様がリリィを妻にしたかったのでは、という説もありました。ただ、これは作中に根拠のない読者の想像です。分かっているのは、イム様がリリィを忘れていない、ということだけです。
ビビとリリィの関係|イム様はなぜビビを狙うのか
リリィのシルエットと肖像画は、ビビや、ビビの母ティティによく似ています。ビビはリリィの子孫です。そして、イム様は世界会議のころから、ビビの写真を手もとに置いていました。ルフィや黒ひげの手配書を切り裂く一方で、ビビの写真だけは破りませんでした。
世界会議のあと、イム様は五老星に、ビビを捕らえて自分のもとへ連れてくるよう命じています。理由はまだ明かされていません。ビビはリリィの生まれ変わりではないか、という説もありますが、作中に根拠はありません。似た姿と、Dの名を持つ家の生まれであることが、イム様の関心を引いていると読むのが自然です。
ビビはその後、コブラ王の死を経て、モルガンズやワポルと一緒に行方をくらませています。イム様と直接向き合う場面は、まだ描かれていません。
まとめ|イム様とリリィは、袂を分かった最初の20人
イム様とリリィは、ともに世界政府をつくりながら、最後に道を分けた「最初の20人」どうしです。
- リリィはただ一人マリージョアへ移らず、国へ帰ろうとして行方が分からなくなった
- イム様は、ポーネグリフが散らばったのはリリィの「大きなミス」だと見ている
- リリィの名にDがあると知り、イム様は激怒してコブラ王を刺した(1085話)
- イム様はリリィの肖像画を持ち、ビビを捕らえるよう命じている
- イム様とリリィは別の人物。同一人物説は読者の説
僕はこう読む
リリィが散らしたポーネグリフは、800年後、ロビンやルフィを通って最後の島へ向かっています。
イム様の言う「大きなミス」は、麦わらの一味の冒険そのものを生んだことになります。
リリィは、イム様に勝つための地図を800年前に配った人だと読んでいます。
リリィの行いを、イム様の言うとおりのミスと見るか、最初から仕組まれた計画と見るかで、アラバスタという国の見え方も変わってきます。
——あなたはリリィの行いを、本当にミスだったと思いますか。それとも、最初から仕組まれた計画だったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
イム様と800年前の女王リリィについて、出てきやすい問いを並べます。
Q. イム様とリリィは同一人物ですか
A. 違います。イム様はリリィを別の人物として語っていて、本名もネロナ・イム聖です。同一人物説は読者の説です。
Q. リリィ女王は何をした人物ですか
A. 800年前のアラバスタの女王で、世界政府をつくった「最初の20人」の一人です。ただ一人マリージョアへ移らず、国へ帰ろうとしました。
Q. リリィの「ミス」とは何ですか
A. ポーネグリフが世界中に散らばった原因をつくったことです。イム様は、それが本当にミスだったのかを疑っています。
Q. リリィの本名にDは入っていますか
A. 入っています。代々伝わる手紙の署名が「ネフェルタリ・D・リリィ」だったと、コブラ王が1085話で明かしました。
Q. イム様はなぜビビを狙うのですか
A. 理由はまだ明かされていません。ビビはリリィの子孫で、姿もよく似ています。イム様は五老星にビビを捕らえるよう命じています。
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最終更新:2026年10月1日


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